【2020年vol.28】Optics Express掲載論文の傾向を分析!

こんにちは、unogram管理人のうのちゅ〜です。

今回は、2020年にOSAの論文誌であるOptics Expressに掲載された論文の傾向を分析していきたいと思います。2018年、2019年の傾向との比較も行っていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

それでは見ていきましょう!



はじめに:Optics Expressとは

出典:Optics Express ホーム

Optics Expressとは、アメリカ光学会 (OSA) が刊行する光学論文誌です。光学とフォトニクスに関するあらゆる分野の最新研究が掲載される論文誌で、隔週で刊行されています。2019年のインパクトファクターは3.669となっています。(参考:Optics Express ホーム

そんな光学論文誌Optics Expressには、2020年どんな論文が掲載される傾向にあったのでしょうか?また、昨年、一昨年とはどのような傾向の違いがあったのでしょうか?



2020年Optics Express掲載論文の傾向分析

分析の概要

今回の分析は、2020年に刊行されたOptics Express (vol.28) のすべての論文タイトルに出現する単語から分析しています。論文の内容を一言で表している論文タイトルを分析することで、今年の光学界の動向を振り返ってみましょう。

なお、以降のワードクラウド化等の解析では不要な単語(前置詞等)は除外しています。

ワードクラウド:文章中で出現頻度が高い単語を複数選び出し、その頻度に応じた大きさで図示する手法。(出典:コトバンク/ワードクラウド

2020年(vol.28)の傾向(ワードクラウド化)

2020年Optics Expressの動向をひと目で把握するため、論文タイトルに出現する単語から作成したワードクラウドを見てみましょう。

Optics Express vol.28掲載論文タイトルより、前置詞等を除外して作成

いかがでしょうか?「optical」という単語はもとより、「imaging」や「laser」という単語の存在が目立っていますね。

2020年(vol.28)の傾向(単語の出現頻度グラフ)

同一の論文タイトルデータを使って、登場回数上位30単語を棒グラフでプロットしたものが以下の図です。

Optics Express vol.28掲載論文タイトルより、前置詞等を除外して作成

「optical」という単語が圧倒的に登場している点はOpticaやOptics Lettersと同様の傾向ですが、Optics Expressに限っては「photonic」の順位が低めな点は興味深いです。「laser」や「fiber」、「imaging」といった単語も多く登場している点、「quantum」という単語の順位は低めな点などはOptics Lettersと共通しています。(参考:【2020年vol.7】Optica掲載論文の傾向を分析! 【2020年vol.45】Optics Letters掲載論文の傾向を分析!



過去2年間の掲載論文との比較

今年掲載された論文の傾向と比較するため、過去2年間(2019年vol.27、2018年vol.26)についても同様に単語の出現頻度を見てみましょう。

2019年(vol.27)の傾向(単語の出現頻度グラフ)

Optics Express vol.27掲載論文タイトルより、前置詞等を除外して作成

 2020年に比べると、「laser」や「fiber」の登場回数が多く、「imaging」の登場回数が少ない点を除けば、登場回数上位の顔ぶれには目立った変化はないようです。

2018年(vol.26)の傾向(単語の出現頻度グラフ)

Optics Express vol.26掲載論文タイトルより、前置詞等を除外して作成

2020年、2019年とかなり似たようなグラフになっていることがわかります。

直近3年間の変化

最後に、直近3年間の主要なワードの出現回数の推移を見てみましょう。

Optics Express vol.26-28掲載論文タイトルより、主要ワードを抜き出して作成

登場回数上位の単語間での順位変動はあまり見られませんでした。ここ3年間の分析によれば、Optics Expressに登場する単語の傾向はかなり変化が小さかったと言えるでしょう。

このような傾向が、2021年度どのように変化していくのでしょうか?



まとめ:論文誌掲載論文の傾向を把握して研究内容・論文投稿先を検討しよう

今回は、2020年にOSAの論文誌であるOptics Expressに掲載された論文の傾向を分析し、さらに2018年、2019年の傾向との比較を行いました。

「laser」や「fiber」、「imaging」というワードが継続的に頻出していること、ここ3年では登場するワードは似た傾向が続いていることがわかりました。

このような傾向は光学界における研究の動向を示すものであると同時に、Optics Expressという論文誌に掲載される論文の特徴でもあると言えるでしょう。ぜひご自身の研究内容や、論文投稿先の検討に生かしてみてください。

他の光学関連論文誌の傾向分析については以下の記事をご覧ください。