【2020年vol.45】Optics Letters掲載論文の傾向を分析!

こんにちは、unogram管理人のうのちゅ〜です。

今回は、2020年にOSAの論文誌であるOptics Lettersに掲載された論文の傾向を分析していきたいと思います。2018年、2019年の傾向との比較も行っていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

それでは見ていきましょう!



はじめに:Optics Lettersとは

出典:Optics Letters ホーム

Optics Lettersとは、アメリカ光学会 (OSA) が刊行する光学論文誌です。光学とフォトニクスに関するあらゆる分野の最新研究が掲載される論文誌で、月2回刊行されています。2019年のインパクトファクターは3.714となっています。(参考:Optics Letters ホーム

そんな光学論文誌Optics Lettersには、2020年どんな論文が掲載される傾向にあったのでしょうか?また、昨年、一昨年とはどのような傾向の違いがあったのでしょうか?



2020年Optics Letters掲載論文の傾向分析

分析の概要

今回の分析は、2020年に刊行されたOptics Letters (vol.45) のすべての論文タイトルに出現する単語から分析しています。論文の内容を一言で表している論文タイトルを分析することで、今年の光学界の動向を振り返ってみましょう。

なお、以降のワードクラウド化等の解析では不要な単語(前置詞等)は除外しています。

ワードクラウド:文章中で出現頻度が高い単語を複数選び出し、その頻度に応じた大きさで図示する手法。(出典:コトバンク/ワードクラウド

2020年(vol.45)の傾向(ワードクラウド化)

2020年Optics Lettersの動向をひと目で把握するため、論文タイトルに出現する単語から作成したワードクラウドを見てみましょう。

Optics Letters vol.45掲載論文タイトルより、前置詞等を除外して作成

いかがでしょうか?「optical」、「photonic」等の単語は当然頻出するわけですが、「laser」や「fiber」、「imaging」といった単語も多く登場していることがわかりますね。

2020年(vol.45)の傾向(単語の出現頻度グラフ)

同一の論文タイトルデータを使って、登場回数上位30単語を棒グラフでプロットしたものが以下の図です。

Optics Letters vol.45掲載論文タイトルより、前置詞等を除外して作成

Optics Lettersは年24号刊行され、掲載される論文数はおよそ70 papers/issueです。これを踏まえると、およそ9本に1本の論文で「fiber」が扱われ、同様に、12本に1本は「imaging」を扱った論文であることがわかります。

また、Opticaの2020年傾向分析では上位の出現頻度だった「quantum」は、Optics Lettersにおいてはそこまで高い順位ではない点や、「laser」という単語はOptics Lettersの方でより存在感を感じる点も、論文誌による傾向が見られ興味深いです。(参考:【2020年vol.7】Optica掲載論文の傾向を分析!



過去2年間の掲載論文との比較

今年掲載された論文の傾向と比較するため、過去2年間(2019年vol.44、2018年vol.43)についても同様に単語の出現頻度を見てみましょう。

2019年(vol.44)の傾向(単語の出現頻度グラフ)

Optics Letters vol.44掲載論文タイトルより、前置詞等を除外して作成

 登場回数上位の顔ぶれには目立った変化はないようです。「laser」や「fiber」、「imaging」という単語は2020年に比べて30回ほど登場回数が少なかったようですが、2019年度は2020年度に比べて掲載された総論文数が230本ほど少ない点も影響しているでしょう。

2018年(vol.43)の傾向(単語の出現頻度グラフ)

Optics Letters vol.43掲載論文タイトルより、前置詞等を除外して作成

登場回数上位単語の傾向は2019年と比べるとあまり変化はなかったようです。2018年の総掲載論文数もほぼ2019年程度でした。

直近3年間の変化

最後に、直近3年間の主要なワードの出現回数の推移を見てみましょう。

Optics Letters vol.45掲載論文タイトルより、主要ワードを抜き出して作成

登場回数上位の単語間での順位変動はあまり見られませんでした。このあたりはより長い期間で傾向を追うことが必要かもしれません。

このような傾向が、2021年度どのように変化していくのでしょうか?



まとめ:論文誌掲載論文の傾向を把握して研究内容・論文投稿先を検討しよう

今回は、2020年にOSAの論文誌であるOptics Lettersに掲載された論文の傾向を分析し、さらに2018年、2019年の傾向との比較を行いました。

「laser」や「fiber」、「imaging」というワードが継続的に頻出していること、一方で、Opticaでの登場回数が多い「quantum」という単語の登場回数はあまり多くないことなどが読み取れました。

このような傾向は光学界における研究の動向を示すものであると同時に、Optics Lettersという論文誌に掲載される論文の特徴でもあると言えるでしょう。ぜひご自身の研究内容や、論文投稿先の検討に生かしてみてください。

他の光学関連論文誌の傾向分析については以下の記事をご覧ください。