【2020年vol.7】Optica掲載論文の傾向を分析!

こんにちは、unogram管理人のうのちゅ〜です。

今回は、2020年にOSAの論文誌であるOpticaに掲載された論文の傾向を分析していきたいと思います。2018年、2019年の傾向との比較も行っていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

それでは見ていきましょう!



はじめに:Opticaとは

出典:Optica ホーム

Opticaとは、アメリカ光学会 (OSA) が刊行するオープンアクセスジャーナルです。基礎・応用を問わず、光学・フォトニクスのあらゆる分野においてインパクトのある研究成果を掲載する月刊誌で、そのインパクトファクターは9.778 (2019年) となっています。(参考:Optica ホーム

そんな光学論文誌Opticaには、2020年どんな論文が掲載される傾向にあったのでしょうか?また、昨年、一昨年とはどのような傾向の違いがあったのでしょうか?



2020年Optica掲載論文の傾向分析

分析の概要

今回の分析は、2020年に刊行されたOptica誌(vol.7)のすべての論文タイトルに出現する単語から分析しています。論文の内容を一言で表している論文タイトルを分析することで、今年の光学界の動向を振り返ってみましょう。

なお、以降のワードクラウド化等の解析では不要な単語(前置詞等)は除外しています。

ワードクラウド:文章中で出現頻度が高い単語を複数選び出し、その頻度に応じた大きさで図示する手法。(出典:コトバンク/ワードクラウド

2020年(vol.7)の傾向(ワードクラウド化)

2020年Opticaの動向を一発で把握するため、論文タイトルに出現する単語から作成したワードクラウドを見てみましょう。

Optica誌vol.7掲載論文タイトルより、前置詞等を除外して作成

いかがでしょうか?「optical」、「photonic」等の単語は当然頻出するわけですが、「quantum」や「imaging」、「microscopy」といった単語も多く登場していることがわかりますね。「silicon」や「x-ray」といったワードもこれらに続いているようです。

2020年(vol.7)の傾向(単語の出現頻度グラフ)

同一の論文タイトルデータを使って、登場回数上位30単語を棒グラフでプロットしたものが以下の図です。

Optica誌vol.7掲載論文タイトルより、前置詞等を除外して作成

30回登場した「quantum」や、23回登場した「imaging」は、毎号2本前後の論文で扱われた、光学の分野において非常に注目される分野であると言えるのではないでしょうか?



過去2年間の掲載論文との比較

今年掲載された論文の傾向と比較するため、過去2年間(2019年vol.6、2018年vol.5)についても同様に単語の出現頻度を見てみましょう。

2019年(vol.6)の傾向(単語の出現頻度グラフ)

Optica誌vol.6掲載論文タイトルより、前置詞等を除外して作成

 2020年同様、2019年にも「quantum」、「imaging」は25回前後登場しており、この傾向は2020年に始まったものではないことがわかります。

2018年(vol.5)の傾向(単語の出現頻度グラフ)

Optica誌vol.5掲載論文タイトルより、前置詞等を除外して作成

2018においても、「quantum」、「imaging」の出現頻度は頭一つ抜けています。ただ、「imaging」については、2018年〜2020年の間に限って言えば単調に減少していることもわかりました。

直近3年間の変化

最後に、直近3年間の主要なワードの出現回数の推移を見てみましょう。

Optica誌vol.5~7掲載論文タイトルより、前置詞等を除外して作成

これまで見てきたように、「quantum」の継続的な登場、「imaging」の減少傾向が可視化されています。また、「microscopy」や「silicon」といった単語が増加傾向にあることもわかります。

このような傾向が、2021年度どのように変化していくのか注目ですね!



まとめ:論文誌掲載論文の傾向を把握して研究内容・論文投稿先を検討しよう

今回は、2020年にOSAの論文誌であるOpticaに掲載された論文の傾向を分析し、さらに2018年、2019年の傾向との比較を行いました。

「quantum」や「imaging」というワードがこの3年間頻出していること、一方で「imaging」という単語は減少傾向にあること、その他に「microscopy」や「silicon」といったワードが出現頻度の上位にあり、増加傾向にあることなどがわかりました。

このような傾向は光学界における研究の動向を示すものであると同時に、Opticaという論文誌に掲載される論文の特徴でもあると言えるでしょう。ぜひご自身の研究内容や、論文投稿先の検討に生かしてみてください。

他の光学関連論文誌の傾向分析については以下の記事をご覧ください。