いつ始めるべき?大学院生の就活【開始時期ごとのメリット・デメリット】

こんにちは、unogram管理人のうのちゅ〜です。

今回は、大学院生の就活について開始時期ごとのメリット・デメリットを比較していきたいと思います。

大学院生にとって、就活をいつ始めれば良いかというのは迷いどころですよね。周りの院生からインターンや合同説明会の話を聞くと焦るし、一方で授業や研究も進めなければなりません。

そんな現役大学院生の参考になるように、私の経験談や知り合いの実体験に基づいて、メリット・デメリットを開始時期ごとに比較していきたいと思います。

また、後半では実際に理系院生就活を経験した私からどの時期に何をしておくのがオススメなのか紹介させていただきます。

*特に読んでほしい方:理系大学院修士課程学生



就活開始時期ごとのメリット・デメリット

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修士1年 4月〜6月

この時期から就活を始める学生は、相当就活に対する意識の高い学生と言えるでしょう。同時期に就活を始める学生には、コンサルや外資など、採用に直結するインターンや面談が早期に始まる企業も視野に入れている方が多いです。

メリット

  • 余裕をもって就活と向き合える

この時期から就活を始める方は、対策が必要な自己分析やWebテスト、面接対策に十分に時間をかけることができます。この時期から対策が必要な夏季インターンの選考を通して早くから実戦を積むことは、後の就活においてアドバンテージとなること間違いなしです。

  • 戦略コンサル等も候補に入れられる

戦略コンサルや外資系企業のように、人気が高く、かつ採用に直結するイベントを早期に開始する企業も就職先候補としたい方は、この時期から就活に注力すべきでしょう。最終的にコンサルに就職した私の知り合いは5月から就活を開始していたのですが、4月の初めから開始した就活仲間に差をつけられ、もっと早く始めれば良かったと非常に後悔していました。修士1年の5月から就活を開始したと聞くと、かなり早い方に感じますが、業界によっては早すぎることは全くないということもあるようです。このような業界に興味がある方は、修士課程の研究生活開始と同時に就活にも本腰を入れることをオススメします。

デメリット

  • 研究がおろそかになりかねない

この時期は修士課程が始まり、新たな研究をスタートさせるという方も多いでしょう。また、大学院生とはいえ講義が多い時期かもしれません。そのような中で就活も並行して進めるというのはなかなか大変です。研究の序盤で躓いてしまって、そのまま研究に身が入らないまま修士課程を修了し、「なぜ学部卒で就職せずに修士課程に進んだのだろう?」と進学したことを後悔することにもなりかねません。就職先で自分の専攻に関わる業種は検討しないという方以外は、研究もおろそかにならないよう十分気をつけましょう。

  • 長期戦も覚悟する必要がある

この時期に就活を始めると、早期に内定を獲得して就職先を確定させない限り、1年以上就活をする場合もありえます。「じっくり時間をかけて、満足のいく就活をしたいんだ!」という方は良いですが、1年間は想像以上に長く、疲弊させられるものです。早期から開始する方は、ESを磨き上げる時期やインターン選考時に集中して取り組み、それ以外の時期は少し就活を休んで研究に集中するなど、メリハリのある就活を心がけると良いでしょう。

修士1年 7月〜9月

メリット

  • 夏のインターンに参加できる

この時期に就活を開始した場合でも、企業の募集時期によっては夏季インターンに参加することが可能です。秋季・冬季にインターンを行う企業も多数存在しますが、夏季インターンは就活に熱心な学生の人気が高く、それだけ優秀な学生も多く参加します。企業としては、この時点で優秀な学生を囲い込むことができてしまえば、後のインターンでの実質的な内定枠を減らすことも考えられるでしょう。その点で、人気の高い企業から内定を受ける確率を高めるためには、十分参加を検討すべきだと言えるでしょう。

また、夏季インターンは2週間以上といった期間の長い就業体験型のコースも多く、実際に企業で働く自分を体感することができる貴重な機会です。どの程度本格的な業務体験ができるかは企業によって異なるので、身近なOB・OGや、インターン経験者の先輩から実態調査することをオススメします。

  • 院生の中では早期開始グループ

夏季インターンの受付時期にだけ、とりあえず申し込む程度の院生は多いですが、この時期から自己分析や面接対策、OB・OG訪問のような本格的な対策を開始する人はまだ多くないでしょう。そのため、この時期からの開始でも、十分余裕を持ってその後の就活に向けたマイルストーンの設定や対策を進めることが可能です。

デメリット

  • 就活の終わりがイメージしにくい(まだ先が長い)

夏季インターンのような要チェックイベントがある一方で、一般的な「採用活動」の開始まではまだ半年以上の期間があります。就活の終わりまでは先が長いことを意識した上で、計画的に研究を進めるようにしましょう。

  • 周りに流されかねない

夏季インターンの影響もあり、周囲には就活のムードが漂う時期です。自身は就活を本格化させるにはまだ早いと思っていても、周りの様子が気になってしまうということは大いにありえるでしょう。自分がどれくらい就活に力を入れるのかという研究とのバランスを見失わないようにしつつ、周りの動向も頭の片隅に入れておくのが良いでしょう。



修士1年 10月〜12月

メリット

  • 秋〜冬のインターンに参加できる

この時期には秋〜冬のインターンの選考もあり、研究が第一だけど、就活もそろそろ力を入れていきたいと考える人が増えてきます。夏季インターンの時期は就活に時間をかけられなかった人も、採用活動が本格化する前に興味のある企業で働く感覚を掴む良い機会ですので、ぜひ参加を検討しましょう。

  • 「就活の年」に突入する前に開始する安心感

年が明けると、それまで就活にそこまで力を入れていなかった人たちの間にも、にわかに就活せねばならないという空気が漂います。そのため、意外と時間がかかる自己分析や業界研究だけでも手を付けておくと、興味のある企業の選考に対してどのような対策が必要かを把握しておくことができます。

また、就活を始めることで、業界や企業に関して自身の視野を広げることができます。私自身、就活を始めるまでは世の中にどのような業界があり、その業界においてどの企業がどのような立ち位置にいるのか、よくわかっていませんでした。しかし、業界研究や合同説明会に参加することで業界や企業に関する情報を広く仕入れることができ、自身の専門分野以外にも志望する企業が見つかるなど、後の選考に生かすことができました。

デメリット

  • 論文投稿や学会に向けた研究と重なりやすい

春から秋にかけて研究に力を入れてきた人の中には、そろそろ研究でまとまった結果が出てくる人も多いことでしょう。その結果を論文誌や学会に投稿する段階になると、執筆や追加実験に追われ、ますます忙しくなることも考えられます。重ねて就活も始めたいとなると、やらねばならないことが山のようで目の前が真っ暗に。。。となりかねません。ブラックな研究室だと、そろそろ就活したいということもなかなか言い出せない場合もあるかもしれません。

  • 間に合わない企業・職種もある

早期のインターン等の選考で内定者が決まってしまう企業では、そろそろ志望しても手遅れの企業も出てくる頃です。戦略コンサルや外資企業を志望する方は、一般的な企業と同じ日程感覚だと失敗してしまう場合もあるということを頭に入れておきましょう。

修士1年 1月〜2月

メリット

  • 就活開始時期に焦らずに済む

年が明けたとはいえ、まだ採用活動は本格化していない企業が多い時期です。遅くともこの時期に就活に力を入れ始めれば、多くの選択肢があることを知ることができ、後悔のない就活を送ることができるのではないでしょうか。

  • これまでの研究実績を就活で大いに語ることができる

この時期まで周囲の就活圧力に屈せずに研究に力を入れてきた方は、それなりにまとまった研究成果が出ていることでしょう。間近に迫った選考においても、自身の研究成果を自身をもって語ることができるはずです。自身の専門分野のみならず、ひとつのことに打ち込んで成果を出した経験というのは、どの業界でも評価されるものです。この時期に最低限の就活対策をしておき、万全の態勢で選考に臨みましょう。

デメリット

  • 余裕を持って自己分析や企業分析ができない

自身の志望業界・企業が定まっていれば問題はありませんが、この時期になって、「自分はどんな仕事がしたいのだろう?」とモヤモヤしている方は、黄色信号です。早急に自己分析や業界研究をして、ある程度自身の就活の軸を定めておかないと、就活が終わったときに「満足のいく結果にならなかった。。。」と後悔することになるかもしれません。

  • 一時的に研究を中断しなければならないこともある

早期に少しずつ時間をとって就活対策を進めていた方は、選考の時期が近づいても、就活の合間に研究に時間を割くことができるでしょう。一方で、これまで全く準備を始めていない人は、一時的に研究を中断して就活に全精力を注ぐ必要があるかも知れません。

修士1年3月〜修士2年6月

メリット

  • 迷わず専門分野の職種・企業の選考を受けることができる

この時期に就活を開始する人は、自身の専門分野の企業の選考を受けると割り切っているのではないでしょうか。他の業界に目移りする時間もなく、これも1つの選択肢なのではないかと思います。

  • 就活にかける時間を最小にできる

「就活になんて時間をかけたくない!」という方や、「対策などしなくても自分の志望する企業に入れる」という自身のある方は、攻めの姿勢で最小限の労力で就活を終えるというのもアリかもしれません。また、博士課程を見据えつつ、就活も経験しておきたいとう方も、就活にかける時間は最小限で良いでしょう。

デメリット

  • 何からはじめて良いかわからず慌てる

この時期に開始すると、即ESを書いて面接に申し込む必要がある会社も少なくありません。そのような期限について把握する前に過ぎてしまっていたということもありえます。

  • 選択肢が限られる

もはや「世の中にはどんな企業があるのだろう?」といっている時間はなく、自身の知る企業や、研究室の先輩が就職した企業が有力候補とならざるをえないのではないでしょうか。



【忙しくてもこれだけは!】時期ごとにやっておくべきこと

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ここからは、理系院生として就活をした経験のある私が考える、時期ごとにやっておくべきことについて書きたいと思います。研究で忙しいのはよくわかりますが、就職を希望する方でしたら、これだけはやっておきましょう!

修士1年 4月〜6月

  • 自己分析・業界研究

「修士になってすぐ就活?」と思うかもしれませんが、ぜひやっておきましょう。この先自身がどのような就活をしていきたいかを考えるためには、自己分析と業界研究が欠かせません。そして、見出した志望業界によっては早期の対策が必要な場合もあり、これが遅れてしまうと間に合いません。その後自身がどの時期にどの程度就活に時間を掛ける必要があるのかは早期に把握しておきましょう。
また、夏季インターンの申し込み・選考も近いので、どの企業のインターンを受けたいか目星をつけておきましょう。

修士1年 7月〜9月

  • 夏季インターンに参加する

夏季インターンはオススメです。実際に企業で就業体験をすることは貴重であり、その後の就活に大きな影響を与えることでしょう。選考を受けたすべての企業でインターンの選考に通過するとは限らないので、少し多いかな?と思うくらいの数を申し込んでおくのがポイントです。

修士1年 10月〜12月

  • これまでの就活を振り返り、今後の就活の計画を再検討する

ここまで、自己分析・業界研究を進め、夏季インターンに参加すると、就活開始時と比べ、多かれ少なかれ就活に対する考え方や志望企業に対する見方が変わってくることと思います。これを踏まえて、就活にかける時間や、重点的にチェックすべき企業・業界について再検討しておきましょう。その結果、秋季・冬季インターンへの参加を検討するのも良いでしょう。

修士1年 1月〜2月

  • 面接対策

この時期にやっておくべきなのが、面接対策です。よほど得意な方以外は、最初の面接が第一志望企業というのは避けるべきでしょう。面接は慣れが重要です。早めに選考を開始している企業を受けて、経験を積むことをオススメします。知人に面接官役を頼み、模擬的に対策するのもアリでしょう。

unogramのひとこと

今回は、修士学生視点で、就活開始時期ごとのメリット・デメリット、そしてそれぞれの時期でこれだけはやっておくべきことについて見てきました。

就活に対する意識や、研究との兼ね合いから費やすことのできる時間は人それぞれです。ただ、後悔しないためにも修士課程が始まった時点で、「自分はどんな就活をしたいのか」ということについては考えておくべきでしょう。自己分析を通して、自分にとって就活とはどの程度の時間をかかるべきものなのか、どの程度の時間をかければ満足な就活ができるのか、ということが見えてくるはずです。早く開始して後悔することはありません。週末の少しの時間だけでも良いので、自身の将来を見つめる時間を作ってみてください。

民間企業で研究を続けたい!という方は【民間企業編】研究職キャリアの選択肢、研究以外のキャリアの選択肢は?という方は【異業種編】研究職キャリアの選択肢もぜひ参考にしてみてくださいね。

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