こんにちは、unogram管理人のうのちゅ〜です。
今回はおすすめのRSSリーダー「inoreader」の使い方を豊富なスクリーンショットと共にわかりやすく紹介していきます。
ところで皆さん、「RSSリーダー」をご存知でしょうか?「RSS」とは、ニュースサイトやブログ等の更新情報を配信するためのフォーマットであり、そのような情報をまとめて収集・閲覧するときに使用するのが「RSSリーダー」です。
そんなRSSリーダーの中でもおすすめな「inoreader」の基本的な使用方法をPC版・スマホアプリ版(Android)の両方で説明していきます。inoreaderを使って、自身のビジネス・研究に関連するニュース・キーワードの最新情報をスマートにチェックしていきましょう!
おすすめする理由
私がinoreaderをおすすめする理由は、Googleアラートとの連携が無料版でも可能&簡単だからです。RSSリーダーの中でも特に有名なのはFeedlyでしょう。しかし、こちらは無料版では通常連携できません。OPMLファイルの作成を経由するようなやり方もあるようですが、非常に手間がかかります。一方で、無料版inoreaderでは非常に簡単に設定することができます。
また、FeedlyのUIは英語ですが、inoreaderは基本的に日本語化されているので、設定しやすい点も使いやすいかと思います。
Googleアラート:予め指定したキーワードの新着情報をメールやRSSフィード形式で通知してくれるGoogleのサービス。他のRSSフィードと併せてRSSリーダー上で閲覧すると便利。
こんな人におすすめ
- 上記の理由を踏まえ、以下のような方におすすめです。
- Googleアラートと連携させたい人
- 設定等を英語で行うことに抵抗がある人
使用方法
さて、ここからはinoreaderの導入方法と基本的な使い方について説明していきます。
導入
inoreaderはPCブラウザ・スマホアプリの両方で使用することが可能です。
webサイト

レスポンスが遅い場合はミラーサイトを使用すると良いでしょう。
スマホアプリ
サインイン(PC版)
まずはPCブラウザを用いて、基本的な設定をしていきます。上記のリンク先でサインインします。メールアドレスでアカウントを作成するか、Facebook・Googleアカウントでサインインします。

ログインすると、以下のような初期画面になります。これから自身が閲覧したいRSSフィードの設定をしていきます。

RSSフィードの設定(ニュースサイトの例:Yahoo!ニュース)
一般的な例を用いて、inoreaderにおけるRSSフィードの設定例を説明します。ここでは、Yahoo!ニュースのRSSフィードから新着情報を閲覧する場合を想定しています。
Yahoo!ニュースのトップページ最下部に以下のような「RSS」という表記があります。このように、RSSフィードへのリンクはトップページの端の目立ちにくいところに配置されている場合が多いです。

上記のリンクをクリックすると、以下のようなRSSフィード一覧が表示されます。ここでは、トピックスの「主要」を選択していきます。

すると、以下のような一見わけのわからないXMLが表示されます。ここで必要なのは赤枠で囲んだURL部分のみです。これをコピーしましょう。

再びinoreaderに戻って設定していきます。画面左上の検索窓に先ほどのURLをペーストしてください。すると、以下のように「Adds feeds from 〜」という表示が表れるので、これをクリックします。

以下のような画面になるので、「購読」ボタンをクリックします。

表示が表れるので、購読フィードの名称やフォルダ分けの設定をしましょう。

ここでは、「News」というフォルダを作成し、フィードの名称は変更しませんでした。以下のように「購読アイテム」として設定が完了していることがわかります。これで定期的に新着情報が自動で更新されていきます。

RSSフィードの設定(論文誌の例:Science誌)
RSSフィードを設定すると、論文誌の刊行情報を取得することも可能です。ここでは、「Science」誌のRSSフィードを設定していきます。トップページ右下の「Stay Connected」欄のマークをクリックします。このマークは、Science誌に限らず、RSSフィードを配信しているサイトの目印になるので覚えておきましょう。

Yahoo!ニュースの例と同様にしてXMLのURLをコピーして、inoreaderの検索窓にペーストします。ここでは、新たに「Journals」というフォルダを作成し、そのフォルダ内にScience誌のフィードを配置しました。

Yahoo!ニュースとScience誌のフィードを設定した状態でダッシュボードを見てみると、以下のようになっています。inoreaderが自動で取得した最新トピックがそれぞれ24、20件並んでいます。より多くのサイトを登録することでこのような最新情報を一括チェックすることが可能です。
また、「Recommended sources」欄では、inoreader側が自動でおすすめフィードをレコメンドしてくれます。気になるフィードがあれば「+」ボタンをクリックして追加しましょう。

RSSフィードの設定(Googleアラートの例)
続いてGoogleアラートを使って、新着情報をチェックしたいキーワードを設定し、XMLのURLを取得するまでの設定を見ていきたいと思います。「Googleアラート」のトップ画面で検索窓に希望のキーワードを設定します。今回は「機械学習」と設定しました。「オプションを表示」すると以下のような画面になります。

上画面のオプションで、「配信先」を「RSSフィード」に設定すると、以下のようにマイアラートが作成されます。赤枠のRSSフィードマークをクリックすると、XMLのURLが取得できます。あとは上記同様inoreader上で設定しましょう。

スマホアプリ版について(Android)
最後に、PC版での設定を終えた状態で、Andoroidアプリでの閲覧について簡単に説明します。アプリをインストールしたら、PC版と同じアカウントでサインインします。



「デイ」と「ナイト」のテーマを選択できます。また、上部からアカウントを切り替えて使用することも可能です。
新着一覧は以下のように表示されます(左)。ここでは「GIGAZINE」のフィードを表示しています。記事詳細については、一覧のタイルをタップして遷移した画面(右)から、「続きを読む…」あるいはタイトルをタップすることで元記事に飛ぶことができます。


inoreaderを活用して最新情報をまとめてチェックしよう
今回は、inoreaderを使った情報収集の基本について、導入方法から画像を使って紹介してきました。日々情報が続々と流れてくる中で、必要な情報を労力をかけずにチェックすることは非常に重要です。今回紹介したinoreaderでは、最初に5〜10分程度の時間で設定しておけば、それ以降常に最新情報に簡単にアクセスすることが可能です。ぜひ活用してみてください。