内部進学前に検討!東大大学院に外部進学して東大生に!【メリット3選】

こんにちは、管理人のウノケンです。

今回は内部進学前に検討!東大大学院に外部進学して東大生に!というテーマで、東大大学院に外部進学するメリット3選について解説していきます。この記事は以下のような方に特におすすめです。

  1. 大学学部生で大学院進学を考えている人
  2. 内部進学ではなく外部進学を検討したことがある人
  3. 「東大生」「東大卒」の経歴がほしい人

理学部や工学部の方は、大学院進学を考えている方が多いかと思います。自身の所属する大学の大学院にそのまま進学して研究を続ける、いわゆる「内部進学」を選択する人が大半かと思いますが、一部の優秀な方の中には、よりレベルの高い大学院に進学する「外部進学」に挑戦する方もいるかと思います。

私は内部進学をした身ですが、所属していた研究室・研究科にも外部進学で大学院から入ってきた方が多く、数々の外部進学の体験談を聞いてきました。今回紹介する東京大学大学院に外部進学するメリット3選は、こうした体験談と内部進学者である私の立場をもとにしたものとなっています。外部進学という選択肢がちらついているものの、「自分に東大はハードルが高いのでは?」と思っている方にも参考になる内容なのではないかと思いますので、参考にしてみてください。それでは見ていきましょう!



東大大学院に外部進学するメリット3選

教員・学生・研究のレベルが高い

これに関しては言うまでもないですが、学業・研究のレベルの観点です。純粋な外部進学理由としては、この点が一番の検討理由になるのではないでしょうか。修士過程だけの在籍だとしても、質の高い研究・学びの環境に2年間所属できることは、自身のスキルアップに大きくプラスに働くこと間違いなしです。

東大の外にも優れた業績を挙げている研究室や優秀な学生がいることは確かですが、平均的な質や能力で考えると、やはり東大という環境はワンランク上なのではないかと思います。

私自身、国内の学生が多く参加するような小規模な学会で他大学の学生の研究内容を知る機会は多くありましたが、やはり学内の研究発表の方がレベルが高いと感じる場面がほとんどでした。論文投稿に関してもあまり一般的ではないようで、修士学生(早い人では学部学生)の段階で投稿・採択されることが普通である東大のような環境にいた方が、自身の研究に対する意識も高まるのではないかと思います。

このように、大学院における研究に対する、自分の中での意識のスタンダードを高くもっておくためにも、スタンダードのレベルが高い東大という環境に身を置くことには大きな価値があると考えられます。

学部よりも東大に入学しやすい

2つ目は少し不純な動機(?)ではありますが、入学難易度の観点です。大学院入試による外部進学の方が、大学受験で東大合格を目指すよりも遥かにカンタンに東大生になれるというものです。

「え、そんなわけないでしょ(笑)」と思われるかもしれませんが、本当にそうでしょうか?

ここで、東大ホームページから閲覧できる大学院学生の入学状況 [令和元(2019)年]を見てみましょう。修士課程の理学系・工学系に着目してみたいと思います。

研究科入学定員志願者数(東大)志願者数(他大学)入学者数(東大)入学者数(他大学)入学者数(合計)
理学系408201427162188350
工学系619745830574293867
東京大学ホームページ「大学院学生の入学状況(修士課程・専門職学位課程・令和元年5月1日現在)」より

この情報だけでも、示唆に富んだデータなのではないかと思います。いくつか気になる点を挙げてみましょう。

  1. 理学系の志望者数・入学者数は他大学(から進学する学生)の方が多い
  2. 理学系は他大学の志望者の44%、工学系でも35%の学生が入学している
  3. 工学系では入学定員の1.4倍の学生が入学している

1.について

理学系については、なんと志望者数・入学者数ともに他大学からの学生の方が多いというデータとなっています。それだけ、優秀な学生であれば他大学出身者でも受け入れる体制が整っているということでしょう。私見ですが、理学系で大学院に進む学生の方が、アカデミックの道を志す傾向にあり、それだけ東大で学びたいという他大学の優秀な学生が集まりやすいのではないかと思います。

2.について

理学系・工学系ともに、他大学出身学生のおよそ3人に1人は合格しているという結果になっています。これは、想像以上に多い数字なのではないでしょうか。東大の院を志す学生ですから優秀な学生が多いことは確かですが、実際に数字として見てみるとかなりの確率で合格することができています。悩める外部進学希望者を後押しするデータであると言えるでしょう。

3.について

こちらも外部進学希望者にとっては心強いデータなのではないでしょうか。実情は様々かと思いますが、一つの解釈としては、優秀な学生が多く入学を希望すれば定員を(大きく)上回ったとしても入学は可能である、というものです。東大学部生の多くが就職ではなく内部進学を希望し、定員の枠を圧迫していたとしても、自信の能力次第で外部進学希望者にも門戸が開かれているということです。自身の学部4年間の取り組みに自信がある方であれば、十分東大の教授陣にとって魅力的な人材であると判断されることでしょう。

余談ですが、東大からの志望者(内部進学希望者)については、5人に1人程度が不合格となっています。実際私の身の回りでも不合格となった人の例は少なくありません。研究室が忙しくて大学院入試の対策ができなかったとか、どうせ受かるだろうとたかをくくっていたら…など理由は様々でしょうが、要は、内部進学希望だから必ず合格するわけではないということです。私の周りにも、頭は良いのに大学入学後はバイトやらサークルやらばかりで全然授業に来ない人や、試験前だけ頑張って合否のギリギリラインを綱渡りしている人はかなり多かったです。

東大生とはいえ、誰もが真面目で優秀なわけではありません他大学で4年間真面目に学業に取り組んでいた方であれば、一定数の東大生よりは遥かに有望です。自信をもって外部進学にチャレンジしましょう。

外部進学でも合格する可能性が高い理由はシステムにあり

専攻によっては、志望する研究室(指導教官)を複数選択することができます。中には、第○○志望として、十数個もの研究室を指定することができる専攻もあります。入試で一定の成績を収めていれば、上位の研究室から漏れてしまった場合でも下位志望の研究室で合格となるケースは多々あります。特定の研究室でなければ絶対にイヤ!というこだわりがなければ、東大院合格の確率はグッと上がることでしょう。

学部ではセンター試験の高い足切りラインに涙をのんだり、二次試験の難解な問を前に入学を阻まれる人は多いです。その点、希望者の「3人に1人」が入学している東大大学院は、学部よりも遥かに入学しやすいと言えるでしょう。



「東大卒」の経歴を手に入れられる

最後に挙げるのは、自身の経歴に「東大卒」の経歴が加わるという点です。正確には「東大院修了」であり、異論はあるかもしれません。しかし、無事外部進学できれば、世間一般的に見れば、東大で学んでいる間は東大生であり、修了後は「東大卒」とほぼ同一視されることでしょう。

就活においても、「東大大学院で研究しています!」と言うことができれば、面接官に一定のインパクトを与えることができます。社会人になってからも、「東大の〇〇系研究科/〇〇研出身です!」という経歴は有利に働くことはあれど、不利になることは決してありません

上述の「難易度」を考えれば、挑戦しない理由はないのではないでしょうか?

東大入学・東大卒のメリットに関しては、東大に入るメリット3選【人間関係・アルバイト・就職】でも紹介していますので、よかったらこちらもご覧ください。

外部進学で(比較的)カンタンに東大卒の経歴を手に入れよう

今回は内部進学前に検討!東大大学院に外部進学して東大生に!というテーマで、東大大学院に外部進学するメリット3選について解説してきました。他大学であっても、4年間の取り組みに自信のある方であれば、高いレベルで2年間研究できることや決して高くない難易度、そして「東大卒」の経歴という数々のメリットを考えれば非常に挑戦する価値があるかと思います。

外部進学に東大がちらついた方には、恐らくそれなりのことをしてきたという矜持があるのではないでしょうか?それでしたら迷う必要はありません。ぜひ挑戦してみましょう!

外部進学希望者が特に注意すべき東大大学院入試のポイントについては(未公開記事)で紹介していますので、参考にしてみてください。

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