こんにちは、管理人のウノケンです。
今回は、Crealityから登場した新しいレーザー加工機「Falcon T1」について解説していきます。

Falcon T1は、「5-in-1」をうたう密閉型のレーザー加工機です。
ここでいう「5-in-1」とは、5つの加工機能のことではなく、ダイオード・ファイバー・MOPA・UVの5種類のレーザーモジュールを差し替えて使えるという意味です。
木材の切断、金属へのマーキングやカラー彫刻、クリスタルの内部彫刻と、これまでなら別々のレーザー加工機が必要だった作業を、モジュールの交換で1台にまとめられます。
レーザーを鏡で振って描くガルバノ方式を採用しており、最大加工速度は10,000mm/sです。
一方で、5種類のモジュールが最初から全部付いてくるわけではない点や、モジュールによって必要なレンズが変わる点など、買う前に整理しておきたいポイントもあります。
この記事では、以下の内容を順に見ていきます。
ぜひ最後まで読んで、レーザー加工機選びの参考にしてみてください!

Creality Falcon T1とは?5種類のレーザーを差し替える密閉型レーザー加工機

まずは、Falcon T1がどんなレーザー加工機なのかを見ていきましょう。
本体のサイズは463×312×509mmで、加工物を置く台の上をカバーで覆う、縦長の箱型をしています。
レーザーは本体の上部から下に向かって照射され、加工できる範囲は175×175mmです。
Crealityのレーザー彫刻機といえば、これまではFalcon2やFalcon A1のように、レーザーヘッドをレールで動かすダイオードレーザー機が中心でした。
Falcon T1はそこから方向を変えて、ガルバノ方式と交換式モジュールで、金属やガラスまで扱える上位機として登場しています。
「5-in-1」の中身:5種類のレーザーモジュール

Falcon T1で使えるレーザーモジュールは、以下の5種類です。
| モジュール | レーザーの種類 | 波長 | スポット径 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|
| ダイオード20W | 青色ダイオード | 445nm | 0.12×0.14mm | 木材・革・紙・濃色アクリルの彫刻と切断 |
| ダイオード40W | 青色ダイオード | 445nm | 0.14×0.18mm | 厚い木材の切断、濃色素材の深彫り |
| ファイバー20W | ファイバー(赤外線) | 1064nm | 0.05mm | 金属へのマーキング、0.5mmまでの金属切断 |
| MOPA 60W | MOPAファイバー(赤外線) | 1064nm | 0.05mm | 金属へのカラー彫刻、1mmまでの金属切断 |
| UV 5W | UV(DPSS) | 355nm | 0.014mm | ガラス・クリスタルの内部彫刻、精密加工 |
大きく分けると、木材や革などの非金属を得意とするダイオード、金属を得意とするファイバー・MOPA、透明な素材の内部まで加工できるUVの3系統です。
金属の切断厚さは、どちらも複数回の加工を重ねたときの最大値です。
同じダイオードでも、40Wは出力が高いぶんスポットが少し大きく、細かさよりも厚い板の切断に向いた位置づけになっています。
ファイバーとMOPAは波長もスポット径も同じですが、ステンレスやチタンに色を付けるカラー彫刻ができるのはMOPA 60Wだけです。
購入時は「本体+モジュール1つ」の構成から選ぶ

ここで押さえておきたいのが、Falcon T1は5種類のモジュールのうち1つを選んで、本体とセットで買う製品だということです。
公式ストアでは「Diode 20W」「Fiber 20W」のように、付属するモジュールごとに別の構成として販売されています。
ほかのモジュールを使いたくなったら、あとからモジュールを買い足して差し替える仕組みです。
本体に最初から付いているモジュールは工場で調整済みですが、別に買い足したモジュールは、初めて使う前にキャリブレーションが必要とされています。
まずは一番よく使う素材に合わせてモジュールを選び、必要になったら広げていく、という導入の仕方を想定した製品といえるでしょう。
Creality Falcon T1の同梱品

同梱品は、以下の通りです。
- 本体・タッチスクリーン・レーザーモジュール(選んだ構成のもの)
- 電源アダプター・電源コード
- 排気ダクト・ホースクランプ
- スラットパネル(加工物を載せる台)・L字型位置決めブロック×4
- USBケーブル(Type-A to Type-C)・Type-C変換アダプター
- セキュリティキー
- レーザー・カメラ・フィールドレンズの各キャリブレーションカード
- 消耗品パック
- 六角レンチ・エアブロアー・クリーニングクロス・ブラシ
- クイックスタートガイド・安全に関する説明書
UV 5Wモデルには、これに加えて内部彫刻用のF-θレンズと内部彫刻用スタンドが付属します。
排気ダクトとスラットパネルが最初から付いているので、窓の外へ煙を逃がせる場所があれば、届いてすぐに加工を始められる構成です。
Creality Falcon T1の特徴8つ

続いて、Falcon T1の特徴を見ていきましょう。
公式サイトで打ち出されているポイントを整理すると、以下の8つになります。
順に確認していきます。
①工具なしでモジュールを交換できる

1つ目は、レーザーモジュールの交換が簡単なことです。
モジュールは本体上部の側面から差し込む構造で、公式ストアでは「ツールなしで15秒」での交換がうたわれています。
交換したあとは、内蔵カメラによるオートフォーカスで焦点を合わせ直します。
複数の光源を使い分けたいとき、これまでは光源ごとに別の加工機を置くしかありませんでした。
Falcon T1なら、置き場所は1台分のまま、加工できる素材を広げていけるのが大きな魅力です。
②ガルバノ方式で最大10,000mm/s

2つ目は、加工の速さです。
Falcon T1は、レーザーヘッドを動かす代わりに、X軸とY軸の2枚のミラーでレーザーの向きを変えて描くガルバノ方式を採用しています。
重いヘッドを動かさなくてよいため、細かい線や広い塗りつぶしも素早く描けるのが特徴で、最大加工速度は10,000mm/sです。
位置決め精度は0.01mm未満とされており、ロゴや細かい文字を小さく刻むような加工に強い方式です。
③MOPA 60Wで金属にカラー彫刻

3つ目は、MOPA 60Wモジュールによる金属へのカラー彫刻です。
MOPAレーザーはパルスの幅を細かく調整できるため、ステンレスやチタンの表面に酸化膜を作り分けて、塗料を使わずに色を出せます。
公式サイトでは、グラデーションを含む多色の絵柄をステンレス板に描いた作例が紹介されています。
ネームプレートやアクセサリーに「彫る」だけでなく「色を付ける」表現ができるのは、ファイバー20Wやダイオードにはない魅力です。
④UV 5Wでクリスタルの内部に3D彫刻

4つ目は、UV 5Wモジュールによるクリスタルの内部彫刻です。
UVレーザーの焦点を透明な素材の内側に合わせ、点を少しずつ積み重ねて、表面を傷つけずに立体的な絵柄を作ります。
専用ソフトでは、2D画像だけでなくSTLや3MF、OBJなどの3Dモデルも読み込めるので、3Dプリント用に作ったモデルをそのままクリスタルの中に閉じ込めることもできます。
内部彫刻の加工範囲は70×70mmで、公式のFAQでは、K9ガラスがもっとも相性がよい素材として挙げられています。
UVは光の波長が短く、ガラスの表面への彫刻やプラスチックへの細かいマーキングにも使えます。
⑤2,000万画素カメラと3秒オートフォーカス

5つ目は、カメラを使った位置合わせとオートフォーカスです。
本体には2,000万画素のカメラが付いていて、作業エリアに置いた素材の位置をソフトの画面上で確認しながら、デザインを配置できます。
焦点合わせはカメラと位置合わせ用の赤色レーザーで素材の厚みを測る仕組みで、公式によると約3秒で完了します。
本体の側面には操作用のタッチスクリーンも付いており、オートフォーカスなどの基本操作は手元で行えます。
素材の高さが変わるたびに焦点を合わせ直す必要があるレーザー加工では、この手間がボタン1つで済むのはありがたいところです。
⑥3Dモデルを読み込めるソフトとAI機能

6つ目は、専用ソフト「Falcon Design Space」です。
WindowsとmacOSに加えてスマホアプリも用意されており、USBケーブルかWi-Fiで本体と接続します。
ソフトには、画像の生成、背景の除去、レイアウト、3Dレリーフの生成、カラーの輪郭抽出といったAI機能が組み込まれています。
写真から深さのあるレリーフ彫刻のデータを作ったり、MOPAのカラー彫刻用に色を分けたりといった、手作業では面倒な下準備をソフトが手伝ってくれるわけです。
LightBurnやLaserGRBLにも対応していますが、カラー彫刻・内部彫刻・曲面彫刻・連続加工を使えるのはFalcon Design Spaceだけとされています。
⑦コンベアやロータリーで量産・曲面にも対応

7つ目は、アクセサリーによる拡張性です。
Falcon T1向けには、以下のアクセサリーが用意されています。
- 自動コンベア「Falcon Conveyor TC1」:素材を送りながら連続で加工する
- ロータリーキット:タンブラーやマグ、リングなどの曲面に彫刻する
- フレキシブルフィクスチャー:形の不規則なものを固定する
- 3D彫刻用ライザー:背の高いガラスやクリスタルの内部彫刻に使う
- ナイフブレードベッド:切断時の裏焼けを抑える
- 空気清浄機「AP1 Mini」:排気をろ過する
なかでも自動コンベアは、ソフトのバッチ加工モードと組み合わせて、同じデザインのドッグタグやコースターを次々に加工する使い方を想定したものです。
ハンドメイド作品の販売や、名入れグッズの小ロット生産を考えている方には気になる拡張でしょう。
⑧Class 1の密閉構造と多重の安全機能

最後の8つ目は、安全への配慮です。
Falcon T1はカバーで作業エリアを囲った密閉構造で、レーザー製品の安全クラスでもっとも安全なClass 1の認証を取得しています。
のぞき窓は、Falcon T1で使う355nm・445nm・1064nmの3つの波長に対応した設計です。
そのほか、以下の安全機能を備えています。
- カバーを開けるとレーザーが止まる機能
- カメラで炎を検知する機能
- 非常停止ボタン
- 抜くとレーザーが使えなくなるUSBのセキュリティキー
- 排気の流れを監視する機能
金属用のファイバーやUVのレーザーは目に見えにくく、むき出しで使うと危険なので、密閉型であることは家庭で使ううえで大きな安心材料です。
導入前に知っておきたいCreality Falcon T1の注意点

続いて、公式の仕様やFAQを読み込んで見えてきた、導入前に知っておきたい注意点を整理しておきましょう。
注意点①:モジュールごとに必要なレンズや部品が変わる

モジュールを差し替えられるといっても、どのモジュールでも同じ部品で使えるわけではありません。
Falcon T1では、レーザーの波長に合わせて、レーザーの出口に付けるF-θレンズ(フィールドレンズ)を使い分けます。
| 使うモジュール | 必要なレンズ・部品 |
|---|---|
| ダイオード20W/40W・ファイバー20W・MOPA 60W | ダイオード・赤外線共用のF-θレンズ(黒) |
| UV 5W(平面の彫刻) | UV平面彫刻用のF-θレンズ(緑) |
| UV 5W(内部彫刻) | UV内部彫刻用のF-θレンズ(紫)+内部彫刻用スタンド |
UV 5Wモデルには、緑と紫の2つのレンズと内部彫刻用スタンドが付属し、ダイオードやファイバーのモデルには付属しません。
逆に、UV 5Wモデルを買ってからダイオード・ファイバー・MOPAのモジュールを追加する場合は、共用のフィールドレンズを別に用意する必要があると案内されています。
「あとからUVを足してクリスタルの内部彫刻をしたい」「UVモデルから金属加工にも広げたい」という場合は、モジュール本体だけでなくレンズや部品の分も予算に入れておきましょう。
また、モジュールもレンズも電源を入れたまま交換することはできず、交換後はオートフォーカスをやり直す必要があります。
注意点②:加工できる範囲は175×175mm

ガルバノ方式は速くて細かい加工が得意な反面、一度に加工できる範囲はレールでヘッドを動かすタイプより狭くなります。
Falcon T1の加工範囲は175×175mmで、UVの内部彫刻では70×70mmです。
カードやコースター、ネームプレートのような小物にはちょうどよいサイズですが、A4サイズの板を切り抜くような大きな加工には向きません。
加工できるものの高さは、黒と緑のレンズで最大150mm前後、紫のレンズでは内部彫刻用スタンドの上に置ける80mmまでとされています。
大きな木材の切断が中心なら、作業エリアの広いガントリー式のレーザー彫刻機のほうが扱いやすいでしょう。
注意点③:Class 1になるのはカバーを閉じたときだけ

特徴で紹介したClass 1の認証は、カバーをきちんと閉じ、説明書どおりに使ったときに限った話です。
公式の注記では、コンベアモードやロータリーモードのようにカバーを開けて使う場合はClass 1の対象外と明記されています。
この場合は、保護メガネなどの保護具を着けて作業するよう案内されています。
また、カバーを開けた状態で加工範囲を示す「枠取り」のレーザーも、出力は0.1〜1.6Wで、0.5Wを超えるとClass 4にあたるとFAQで注意されています。
さらにFAQでは、カバーを閉じて使う場合でも保護メガネの着用が推奨され、加工中は機械のそばを離れないよう求められています。
「密閉型だから放っておいても大丈夫」ではない点は、覚えておきましょう。
注意点④:排煙の対策と加工できない素材

Falcon T1は高速ファンで本体内の煙を吸い出しますが、吸い出した煙は排気ダクトから外へ出す必要があります。
窓の外へダクトを出せない部屋で使う場合は、別売の空気清浄機が必要です。
公式のFAQでも、特に木材やアクリルの加工では有害なガスや強いにおいが出るため、空気清浄機の使用が強く推奨されています。
また、PVC(塩ビ)やビニール、発泡プラスチックなど塩素を含む素材や、鏡のように強く反射する素材は、加工してはいけない素材として挙げられています。
銅やアルミ、ステンレスなどの反射しやすい金属は、専用のパラメーターで加工するよう案内されています。
レーザー加工の換気や、加工できる素材・できない素材の基本を確認しておきたい方は、以下のガイドも参考にしてみてください。
Creality Falcon T1とガルバノ式の複数レーザー機を比較

続いて、Falcon T1と同じガルバノ方式で、複数のレーザーを使える機種とスペックを比べてみましょう。
比較するのは、ダイオードとファイバーを搭載したxToolのF1 UltraとLaserPeckerのLP5、ダイオードとMOPAを搭載したxToolのF2 Ultra(デュアルレーザー)の3機種です。
| モデル名 | Falcon T1 | F1 Ultra | LP5 | F2 Ultra(デュアルレーザー) |
|---|---|---|---|---|
| 本体イメージ | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
| メーカー名 | Creality | xTool | LaserPecker | xTool |
| 価格(Amazon) | - | |||
| 価格(サンステラ) | - | |||
| 価格(公式ストア) | - | |||
| 本体サイズ [mm] | 463 x 312 x 509 | 273 x 373 x 492 | 255 x 98 x 183 | 294 x 429 x 521 |
| 作業エリア [mm] | 175 x 175 | 220 x 220 | 160 x 120 | 220 x 220 |
| 構造 | ガルバノ | ガルバノ | ガルバノ | ガルバノ |
| 最大彫刻速度 [mm/s] | 10000 | 10000 | 10000 | 15000 |
| 出力 [W] | 20 | 20 20 | 20 20 | 40 60 |
| 最大切断厚さ [mm] | 0.5mm(金属・ファイバー20W・複数回加工) 1mm(金属・MOPA 60W・複数回加工) | 15mm(バスウッド材) 12mm(アクリル) 0.4mm(真鍮板) | 1mm(金属) 20mm(バスウッド材) 15mm(アクリル) | 23mm(バスウッド材) 20mm(アクリル) 2mm(真鍮板) |
| レーザーの種類 | ダイオード / ファイバー / MOPA / UV(交換式) | ダイオードレーザー ファイバーレーザー | 青色ダイオードレーザー ファイバーレーザー | ダイオードレーザー MOPAレーザー |
| 波長 [nm] | 445(ダイオード) 1064(ファイバー・MOPA) 355(UV) | - | 450 1064 | - |
| 彫刻対応素材 | 木材、革、金属(ステンレス・チタン)、クリスタル、アクリル、紙 | 紙、木材、革、MDF、ステンレス、一部の暗色不透明アクリル、竹、布、暗色ガラス、セラミック、翡翠、大理石、粘板岩、セメント、レンガ、メッキ金属、塗装金属 ステンレス、アルミニウム、真鍮、銀、プラスチック、プラチナ、チタン、金 | ラッカー塗装された金属、陽極酸化アルミニウム、304 ステンレス鋼、竹、木材、皮革、食品、紙、布地、感光性印刷、プラスチック、アクリル、着色ガラス、色付き釉薬セラミックなど 金属、プラスチック、皮革、および塗装コーティングされたあらゆる素材 | 紙、木、革、MDF、ステンレス鋼、一部の暗い不透明アクリル、竹、布、暗いガラス、陶器、翡翠、大理石、シェール、セメント、レンガ、メッキ金属、塗装金属、ステンレス鋼、アルミニウム、真鍮、銀、プラスチック、プラチナ、チタン、金 |
| 切断対応素材 | 木材、革、アクリル | 紙、木材、革、MDF、フェルト、一部の暗色不透明アクリル 真鍮、ステンレス、アルミニウム | 最大 20mm のバスウッド、15mm の暗色不透明アクリル 最大 1mm の真鍮、ステンレス鋼、アルミニウム、チタン シート | 紙、木、革、MDF、フェルト、一部の暗い不透明アクリル、真鍮、ステンレス鋼、アルミニウム |
| スポット径 [mm] | ダイオード20W: 0.12×0.14 ダイオード40W: 0.14×0.18 ファイバー・MOPA: 0.05 UV: 0.014 | 0.08×0.1 | 450nm: 0.08×0.1 1064nm: 0.06 | 0.03×0.03 0.09×0.1 |
| 解像度 | - | - | 1K/2K/4K/8K | - |
| エアアシスト | - | × | × | × |
| 保護カバー | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 空気清浄機 | オプション | オプション | オプション | オプション |
| カメラ/モニタリング | ○ | ○ | オプション | ○ |
| 焦点合わせ | オート | オート | 手動 | オート |
| ロータリー対応 | オプション | オプション | オプション | オプション |
| 3D曲面対応 | ○ | ○ | × | ○ |
| 本体重量 [kg] | - | 14.7 | 6.02 | 21.6 |
| ディスプレイ | タッチスクリーン | タッチスクリーン | × | タッチスクリーン |
| 接続方式 | USB Wi-Fi | USB Wi-Fi IP Hotspot | USB Wi-Fi | USB/Wi-Fi/IP |
| 制御ソフト | Falcon Design Space LightBurn LaserGRBL | xTool Creative Space LightBurn | LaserPecker Design Space LightBurn | xTool Creative Space/Atomm |
| その他 | 5種類の交換式レーザーモジュール(ダイオード20W/40W・ファイバー20W・MOPA 60W・UV 5W), 標準構成はダイオード20W, MOPAで金属へのカラーマーキング, UVでクリスタル内部の3D彫刻, 20MPカメラ, Class 1 安全設計 | 本体サイズはレーザーヘッドの寸法 | ||
| 出典 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
いちばんの違いは、レーザーの組み合わせ方です。
F1 Ultra・LP5・F2 Ultraは、2種類のレーザーを最初から両方載せていて、切り替えるだけで使えるデュアルレーザー機です。
対してFalcon T1は、一度に載せられるのは1つのモジュールだけですが、選べる種類は5つと多く、UVの内部彫刻まで広げられます。
「木材と金属の2つで十分」ならデュアルレーザー機、「今はダイオードだけでも、いずれカラー彫刻や内部彫刻にも挑戦したい」ならFalcon T1、という選び方になるでしょう。
加工範囲はxToolの2機種が220×220mmで、175×175mmのFalcon T1より一回り広くなっています。
LP5の加工範囲は160×120mmで、4機種の中ではもっとも小さくなっています。
xToolのF1 UltraとF2 Ultraについては、xToolのレーザー彫刻機をまとめた記事で詳しく解説しています。
ガルバノ式のレーザー彫刻機が実際にどんな仕上がりになるのかを知りたい方は、筆者がLaserPeckerのLP4を使って木材・紙・金属に加工した実機レビューも参考になります。
LP4はダイオードと赤外線の2つのレーザーを積んだガルバノ式で、Falcon T1と同じく、金属への細かいマーキングまで1台でこなせる機種です。
このほかのレーザー彫刻機とも並べて見たい方は、比較ツールで好きな機種を選んで、スペックと価格を確認できます。
Creality Falcon T1の価格と販売店

最後に、気になる価格と販売店です。
Falcon T1は、Creality日本公式ストアで、付属するモジュールごとに別の構成として販売されています。
価格は選ぶモジュールによって大きく変わり、以下の表はDiode 20Wの構成のものです。
ほかの構成の価格は、公式ストアの販売ページでモジュールを選んで確認してみてください。
Falcon A1 ProやFalcon2 Proなど、Crealityのほかのレーザー彫刻機とも比べてみたい方は、Falconシリーズをまとめた記事も参考にしてみてください。
まとめ:Creality Falcon T1は「あとから光源を増やせる」レーザー加工機

今回は、Crealityの新しいレーザー加工機「Falcon T1」について、公式の仕様をもとに解説しました。
Falcon T1は、1台で何でもできる機械というより、作りたいものに合わせて光源を増やしていけるレーザー加工機です。
木材の加工から始めて、いずれ金属の名入れやクリスタルの内部彫刻にも広げたい方には、置き場所を増やさずに済む魅力的な選択肢になるでしょう。
一方で、使いたいレーザーが最初から2種類に決まっている方は、両方を最初から載せたデュアルレーザー機のほうが手間も費用も抑えられます。
また、大きな板を切り抜くのが目的なら、作業エリアの広いガントリー式を選んだほうが満足度は高いはずです。
Falcon T1が気になった方は、公式ストアの販売ページもチェックしてみてください!










