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Bambu Lab X2D vs P2S 徹底比較!価格差2万円のFDM3Dプリンターどっちを選ぶべき?プリント事例とともに検証!

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こんにちは、管理人のウノケンです。

今回は、Bambu Labのスタンダードサイズ、1辺256mmの3Dプリンターとして近いタイミングで登場した、

を、それぞれ実機を使い込んだ立場から徹底比較していきます。

というのも、3Dプリンターの購入を検討している方の中には、

P2Sで十分なのか、それともプラス2万円を出してX2Dを選ぶべきか?

と悩んでいる方は多いはず。

なぜなら両機種は同じサイズ・同じプラットフォームの兄弟関係にあり、共通点も非常に多い。

価格差もおよそ2万円と、悩むのも頷ける機種です。

ただ、大きな違いとしては「X2D」はデュアルノズルとアクティブヒートチャンバーという2つの強力な武器が追加されている点です。

共通点・異なる点を加味して、自身にとって1番使い勝手の良い3Dプリンターを選べるよう、この記事でしっかり比較していきましょう。

次項より、

  • スペック上の共通点と4つの違い
  • 実機を使った6つのプリント比較(単色/2色/ABS/TPU+PLA/PVA/カラーミキシング)
  • 両機種に共通する注意点
  • 機種ごとのおすすめユーザー

について、詳しく解説していきますので、ぜひ最後まで読んで機種選びの参考にしてみてください。

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X2D」と「P2S」のそれぞれをじっくり使い込んだレビューをYouTubeで公開しています。

実際の装置の動きを含めた、動画ならではの内容が盛りだくさんの解説をお楽しみください!

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【X2D Combo】デュアルノズル搭載のBambu Lab最新機を徹底実機レビュー!P2S&H2Dとの違いや注意点を200時間使い込んで解説!異種材料&ヒートチャンバーの威力が凄すぎた…!

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管理人:ウノケン
この記事を書いているのはどんな人?
  • 3Dプリンター関連メーカー勤務経験
  • 3Dプリンター特許出願経験
  • 3Dプリンター56機種・3Dスキャナー10機種の使用経験
  • 3Dプリント品販売点数1,000個以上
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結論:X2DとP2S、どっちを買うべき?

左:Bambu Lab「X2D」/右:Bambu Lab「P2S

似たスペックを持つ「X2D」と「P2S」。

両機種はサイズも同じ・共通点も多いだけに、判断が難しいと感じる方も多いでしょう。

そこで、

結局、どっちを買えばいいの!?

という方に向けて、まずは結論からお伝えします。

ズバリ、

  • X2Dがおすすめな人サポート専用材料を活用したい方、ABS・ASAといった反りやすい材料を頻繁に使う方、2色プリントを積極的にやりたい方
  • P2Sがおすすめな人単色プリントが中心でコスパを最重視したい方、マルチカラーや反りやすい材料は時々しか使わない方

それぞれの突出した特徴にフォーカスして、自身の用途に1番合致するほうを選ぶのがベストです!

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次のセクションから、さらに詳しく「X2D」と「P2S」の共通点や違いについて整理していきます。

納得の1台を選べるようになるため、しっかり知識を身につけましょう。

X2DとP2Sの6つの共通点

Bambu Lab 「X2D

まずは、「X2D」「P2S」両機種に共通する主な特徴を確認していきましょう。

  • 造形サイズは1辺256mmの立方体
  • AMS 2 Proが標準で同梱
  • 5インチの大型タッチスクリーン
  • ホットエンドはクイックスワップ式
  • アダプティブエアフローシステム搭載
  • ノズル最高温度は300℃

順に解説していきます。

造形サイズは1辺256mmの立方体

どちらもBambu Labのスタンダードサイズ、1辺256mmです。

X1-Carbonや「P1S」の流れを汲む、個人向けとして最もポピュラーなサイズ感。

プリント不可エリアもなく、フルサイズのプレートを使える点も共通です。

AMS 2 Proが標準で同梱

X2D Combo」「P2S Combo」の両機種とも、加熱乾燥機能を搭載したマルチカラーシステム「AMS 2 Pro」が標準で同梱されています。

別途乾燥機を用意したり、フィラメントを移し替えたりすることなく、頻繁に使うPLAやPETG、TPUあたりの湿気を飛ばすことが可能です。

5インチの大型タッチスクリーン

UIの点も、両機種とも共通。

画面は5インチの大型タッチスクリーンで、操作しやすい点が特徴です。

ホットエンドはクイックスワップ式

X2D」と「P2S」はどちらも、工具不要でホットエンドが交換できるクイックスワップ式を採用しています。

工具を使って手間をかけることなく、短時間かつ指先だけで簡単に交換することができます。

アダプティブエアフローシステム搭載

X2D」と「P2S」には、アダプティブエアフローシステムが搭載されています。

アダプティブエアフローシステムがあることで、扉を閉めたままでもPLAといったフィラメントでの3Dプリントが安定して、できるようになります。

ノズル最高温度は300℃

両機種とも、ノズル最高温度は300℃。

ポリアミドやPPAあたりのフィラメントまで対応可能です。

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X2DとP2Sの4つの違い

左:Bambu Lab「X2D」/右:Bambu Lab「P2S

それでは、ここからは「X2D」「P2S」の4つの違いについて、じっくり見ていきましょう。

  • ノズルの数(シングル vs デュアル)
  • ヒートチャンバー(パッシブ vs アクティブ)
  • 外部排気ファンと補助エクストルーダー
  • 価格(およそ2万円差)

どちらの機種を選ぶか検討するにあたって大事なポイントになるため、順に確認していきましょう。

ノズルの数(シングル vs デュアル)

「X2D」のデュアルノズル

両機種を分ける最大のポイントがノズルの数です。

  • X2D:デュアルノズル(ホットエンドが2つ)
  • P2S:シングルノズル(ホットエンドが1つ)

X2D」のデュアルノズルは、ヒートベッドの後ろにある突起にツールヘッドのバーを引っ掛けるような動きで切り替わる、いわゆるパッシブ方式を採用しています。

2色・2種類のフィラメントを器用に使い分けることが可能です。

ノズル1個と2個、ちょっとした違いに見えるかもしれませんが、マルチカラープリントやマルチマテリアルプリントにおいては、使えるフィラメントの種類やPoopの量に大きな差が出てきます。

ヒートチャンバー(パッシブ vs アクティブ)

上:「X2D」/下:「P2S

両機種とも密閉型ですが、内部温度の維持方法に違いがあります。

  • X2D:独立したヒーターを搭載したアクティブヒートチャンバー(最大65℃程度キープ可能)
  • P2S:ヒートベッドの加熱だけに頼るパッシブ保温(最大50℃程度)

たかが15℃の差と思うかもしれませんが、これがABSやASAのような反りやすいフィラメントをプリントするときに大きな差として現れます。

ABSやASAの使用を検討している方は、注視すべきポイントでしょう。

外部排気ファンと補助エクストルーダー

上:「X2D」/下:「P2S

X2D」の背面には、外部排気ファンが搭載されています。

外部排気ファンの存在によって、内部の熱気を外に排出したり、フィラメントから出る揮発成分をフィルタリングしたりすることが可能です。

さらに、「X2D」の後ろ側・外側には補助ノズル用のエクストルーダー(ボーデン式)もセットされます。

P2S」にはいずれの搭載もないため、この点は大きな違いといえるでしょう。

ただし、補助エクストルーダーや外部排気ファンがある分、それらのパーツがケーブルやチューブで本体とつながっているので、背面の見た目は「P2S」より少しゴチャゴチャした印象になります。

X2D」の背面

メンテナンスやトラブル対応時には、背面にアクセスする機会も増えるかもしれません。

とにかくシンプルで扱いやすい1台が欲しい!

という方は、「P2S」の方が好印象でしょう。

価格(およそ2万円差)

Bambu Lab 「X2D

似ている「X2D」と「P2S」ですが、価格には差があります。

X2D」は「P2S」に対して、およそ2万円の上乗せ。

公式 単体価格(※2026年6月現在)
  • X2D:126,000円
  • P2S:109,000円

これが安いと感じるか高いと感じるかは、人それぞれですが、デュアルノズルとアクティブヒートチャンバーという2つの強力な武器が手に入ることを考えると、コスパは抜群と言えるでしょう。

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【実例】3Dプリント比較:X2DとP2Sはここまで違う!

Bambu Lab「P2S

ここからは、「X2D」と「P2S」の両機種で実際にいろいろな3Dプリントをやってみて見えてきた、使用感の違いについて確認していきましょう。

今回は、以下6つのパターンでの3Dプリント事例を比較していきます。

  • 単色PLAプリント
  • PLAによる2色プリント
  • ABSの反り具合
  • TPUとPLAサポートの組み合わせ
  • PVA水溶性サポートを使用したプリント
  • カラーミキシング

順に見ていきましょう!

単色PLAプリント:結果はどちらも同等

X2D」で3Dベンチーをプリントする様子

まずは、単色のPLAプリントから見ていきましょう。

両機種で同じモデル、同じPLAフィラメントを使ってプリント実行してみました。

仕上がりは、ほぼ同等のクオリティ

X2D」でプリントした3Dベンチー
P2S」でプリントした3Dベンチー

プリント時間にも大きな差は出ません。

つまり、

ひたすら単色プリントしかしない!

という方であれば、P2S」で十分。

単色プリントのみであれば「X2D」の強みは活かしきれないので、2万円を別の用途に使う方が賢明でしょう。

PLAによる2色プリント:X2Dの圧勝!

パンダのモデル(出典:MakerWorld

次に、2色プリントの比較をしてみましょう。

今回は、白と黒のPLAを使った定番のパンダモデルをプリントしてみます。

パンダのモデル

結果は、以下の通り。

やはりデュアルノズルが活躍しますね。

X2D(デュアルノズル)P2S(シングルノズル)
プリント時間約3時間半約7時間53分
Poop量0g135g

時間にして2倍以上、Poopの量に至っては135gの差。

左:「X2D」の結果/右:「P2S」の結果

2色プリントを頻繁にやる方にとって、この差は決定的でしょう。

ABSの反り具合:アクティブヒートチャンバーの威力

大型モデルのプリント

続いては、反りやすいフィラメントの代表選手、ABS。

ポリライトABSで、ベッドのほぼ全面を使う大型モデルをプリントしました。

結果は、この通り。

上:「X2D」/下:「P2S

チャンバー温度60℃をキープした「X2D」では、周辺部分に反りはほとんど見られず、無事プリント完了。

チャンバー温度 約40℃をキープした「P2S」では、左のほうが特に反ってしまい、モデルの歪みが大きい結果となりました。

これがアクティブヒートチャンバーの有無による違いでしょう。

アクティブヒートチャンバーを搭載した「X2D」であれば、ASAやポリアミドのような他の反りやすい材料でも、同様に反りをおさえながらプリントできるでしょう。

TPUとPLAサポートの組み合わせ:X2Dのみ実現可能

靴のモデル(出典:MakerWorld

マルチマテリアルプリントの代表例、TPUとPLAサポートの組み合わせでは、どうでしょうか。

3Dプリント経験者であればお分かりの通り、TPUとPLAサポートの組み合わせができるのはデュアルノズルの「X2Dです。

シングルノズルの「P2S」では、実現することができません。

X2D」ではメインノズルにTPU、補助ノズルにPLAを割り当てることで、たとえばTPUの靴のような柔らかいモデルでも、PLAサポートで簡単に外せる3Dプリントが叶います。

靴のモデル

一方、「P2S」はシングルノズルなので、TPU本体にTPUサポートを設定するしかありません。

TPUサポートはなかなか外れにくく、後処理に苦戦することになってしまうでしょう。

サポートの外しやすさはプリント品の品質に大きく関わるため、サポート除去後の表面状態には大きな差が生まれることも、しばしば。

靴のサポート
剥がしやすい&キレイ

TPUのような柔らかい材料を頻繁に扱う方には「X2D」が圧倒的に魅力的でしょう。

PVA水溶性サポート:X2Dの独擅場!

複雑な形状のモデル

さらに、水に溶けるPVAフィラメントのサポート活用もデュアルノズルならではの強みです。

複雑な絡まり構造のモデルを「X2D」の補助ノズルにPVAを割り当ててプリントしてみました。

丸1日水に漬けるだけで、サポート材だけがキレイに溶けてなくなります。

水につけてサポートを溶かしている様子
サポートが溶けた完成品

PVAは1kgあたりの単価がPLAの数倍と高いため、「P2S」のシングルノズルでPoopとして大量に捨てるのはあまりに勿体ないでしょう。

カラーミキシング:Poopの量に差アリ

カラーミキシングを活用した3色のアライグマ(出典:MakerWorld

最後に、Bambu Studioで実践可能なカラーミキシングも見てみましょう。

白と黒のPLAを混ぜて擬似的なグレーを表現する設定でアライグマのモデルをプリント。

カラーミキシングによって1層の厚さが薄く設定されているので、プリント時間はおよそ8時間半と少々長めでした。

とはいえ、Poopゼロで擬似的に3色以上が表現できる点はデュアルノズルの「X2D」ならでは。

カラーミキシングであれば「X2D」の優位性が活かせる場面が多いでしょう。

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X2DとP2Sの共通する注意点:3色以上のマルチカラーは苦手

X2D」で7色の猫モデル(出典:MakerWorld

X2D」と「P2S」の共通点や違いが見えてきたところで、両機種に共通する注意点も確認しておきましょう。

注意すべきは、

  • 3色以上のマルチカラーは苦手

という点。

シングルノズルの「P2S」は言わずもがな、デュアルノズルの「X2D」であっても最適なのは、あくまでも2色・2種類のフィラメントを使った3Dプリント。

3色を超えるフィラメントを使うプリントにおいては両機種とも、フィラメント切り替えのたびに大量のPoopが発生してしまいます。

例えば、4色のカラフルなプリントをするケースでは、本体の何倍もの重量のゴミが出ることも珍しくありません。

そのため、

3色以上のマルチカラーをバリバリやりたい!

と考えている方には、あまりおすすめできません。

今や、同じサイズ感・価格帯でも、Poopを出さずに素早くマルチカラーを実現できるツールチェンジャー機が続々登場しているため、そちらを検討する方が良いかもしれません。

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まとめ:X2DとP2Sがおすすな人は?

左:Bambu Lab「X2D」/右:Bambu Lab「P2S

最後に「X2D」と「P2S」がおすすな人について、改めて確認していきましょう。

まず、「X2D」がおすすめな人は、

  • サポート専用材料を活用したい方
  • ABS・ASAといった反りやすい材料を頻繁に使う方
  • 2色・2種類のマルチカラー、マルチマテリアルプリントを積極的にやりたい方

です。

P2S」にたった2万円上乗せするだけで、デュアルノズルとアクティブヒートチャンバーという2つの強力な武器が手に入る点は、コストパフォーマンス抜群でしょう。

次に「P2S」がおすすな人は、

  • 単色プリントが中心の方
  • コスパを最重視したい方
  • マルチカラーや反りやすい材料は頻繁に使用しない方

P1S」の時代から続く、信頼性の高いスタンダードサイズマシンを最も手の届きやすい価格帯で手にできる1台が「P2S」です。

自身の用途に合うのであれば、間違いない機種でしょう。

X2D」と「P2S」は、サイズ感もプラットフォームも兄弟関係にある選びがいのある2機種です。

価格差わずか2万円で、デュアルノズルとアクティブヒートチャンバーが手に入る点は、「X2D」の大きな魅力。

とはいえ、オーバースペックとなっては機能を持て余してしまうため、自身の用途に合う1台を選ぶことが大切です。

ぜひ、この記事を参考に、ご自身にピッタリの1台を選んでみてくださいね。

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