こんにちは、管理人のウノケンです。
今回は、
Bambu Labのデュアルノズル搭載3Dプリンター「X2D Combo」を実機レビュー
していきます。
Bambu Labから新たに登場した最新3Dプリンター「X2D Combo」。
や、
の流れを汲むスタンダードなサイズ感でありながら、
している、まさに“いいとこ取り”の1台です。
この記事では、Bambu Labの国内代理店サンステラ様よりご提供いただいた実機を、200時間以上にわたって使い込んで分かった性能や実力、導入前に知っておきたい注意点まで余すことなくお伝えします。
共通点の多い「P2S」や「H2D」との違いにフォーカスしながら、「X2D」が一体どんな3Dプリンターなのか、豊富なテストプリント事例とともに深掘りしていきましょう!
\高額な3Dプリンターはサポートも重要!/

動画でレビューをチェックしたい方はこちら!
この記事の内容はYouTubeでも動画で解説しています。
実際の装置の動きを含めた、動画ならではの内容が盛りだくさんの解説をお楽しみください!
X2D Combo開封!同梱品〜セッティング・セットアップまで

ダンボールは「P2S」サイズで、梱包の様子もほとんど違いはなさそうです。
本体内部のAMS2Proを取り出して、緩衝材や固定治具、結束バンドを取り外しましょう。

最初のポイントは、「AMS 2 Pro」の中に同梱されている外部排気ファン。

「P2S」にはなかったパーツで、チャンバー内の空気を排気したり、フィルタリングしたりする役割があります。
アクセサリーボックスには、
などが入っていました。
そして、今回の注目ポイントの1つである補助エクストルーダー。

これは、「X2D」の後ろ側にセットして使います。
という手順で、補助エクストルーダーを取り付けていきましょう。
ここまできたら、セッティングもあと少しで完了です。

これでセッティングは完了です。
X2Dの電源を入れてセットアップ!

電源コードを繋いで、背面のスイッチをON。
タッチスクリーンが起動し、初期設定が開始。
などを済ませると、初回のセルフテスト、キャリブレーションプロセスに入ります。
が、自動で順次実行されます。
35分ほどの長いプロセスですが完全オート。
ユーザーのサポートは一切必要ないので、放置しておいてOKです。
その後は、ファームウェアアップデートも実行しておきましょう。
\高額な3Dプリンターはサポートも重要!/
X2D Comboの基本スペックと注目機能

「X2D」は、これまでの定番機種と同じサイズ感でありながら、上位機種の機能を惜しみなく搭載した3Dプリンターです。
まずは「X2D」の特徴を整理すべく、その基本性能やデュアルノズル・アクティブヒートチャンバーといった注目機能に関して確認していきましょう。
スタンダードなサイズ感とデュアルノズル搭載の強み

「X2D」は、造形サイズが1辺およそ256mmという、個人向けとして最もスタンダードな大きさの3Dプリンターです。
これは従来の人気機種である「X1」や「P1シリーズ」と同じサイズ感であり、自宅の限られたスペースにも置きやすい大きさでしょう。
なかでも本機の最大の特徴は、スタンダードなサイズでありながら、大型ハイエンド機で採用されたデュアルノズルを搭載している点です。
2つのノズルを素早く切り替えることで、フィラメントの引き戻しを必要とせず、2種類の材料を器用に使い分けることが可能になります。
補助ノズルの押出機は本体の後ろ側に外付けされており、ボーデン式と呼ばれるエクストルーダーを採用しているのも大きな特徴です。
これにより、プリントヘッドの軽量化を徹底的に実現し、デュアルノズルでありながら高品質かつ高速な造形を可能にしています。
排気ファンの冷却効果とアクティブヒートチャンバー

「X2D」には、チャンバー内部の温度上昇を防ぐ冷却と、積極的に温める加熱をコントロールするための強力な機能が備わっています。
「P2S」にはなかった外部排気ファンが新たに搭載され、チャンバー内の熱気を効率的に外へ排出できるようになりました。
PLAのプリント時にも内部が温まりすぎるのを自動で防いでくれるため、扉を閉めたままでも比較的静音で安定したプリントが可能です。
実際にテストしてみたところ、室温25℃前後の環境でも、終始40℃以下のチャンバー温度を保つ優れた冷却性能を確認できました。
さらに、内部を積極的に加熱して最大65℃をキープできるアクティブヒートチャンバーも搭載。
アクティブヒートチャンバーにより、ABSやASAといった反りやすい素材におけるプリント成功率が飛躍的に向上し、より高品質なプリントが期待できます。
\高額な3Dプリンターはサポートも重要!/
違いはある?メインノズルと補助ノズルの3Dプリント比較

デュアルノズル機を導入する際、
メインノズルと補助ノズルで造形品質に差があったら嫌だな…
と、不安に感じる方も多いでしょう。
そこで、ここからはそれぞれのノズルで実際に3Dプリントを行った検証結果を詳しく解説していきます。
ノズルごとの特性や造形エリアの違いを知ることで、3Dプリントの失敗を防ぐことも可能になります。
早速、それぞれの検証結果を見ていきましょう。
3DベンチーとFDMテストによるプリント品質の検証

まずは赤いPLAフィラメントを使い、メインノズルで定番の3Dベンチーをプリント。
最大1,000mm/sという驚異的な動作速度により、積層痕がほとんど目立たず完璧な仕上がりとなりました。

続いて、FDMテストをプリントしていきます。

すると、メインノズルではリンギングもしっかり抑えられ、およそ1時間40分で完成しました。

一方、最大速度が200mm/sと保守的な設定が推奨される補助ノズルでは、およそ2時間50分のプリント時間を要しました。

とはいえ、時間はかかりましたが、積層痕やオーバーハングの上面でわずかに粗が目立つ部分がありながらも、メインノズルと遜色のないハイレベルなクオリティです。

フィラメントの種類やスライス設定さえ間違えなければ、補助ノズルでも壊滅的な仕上がりになることはなく、実用上も安心して運用できるといえるでしょう。

デュアルノズルの切り替えスピードの検証(ボーデン式)

「X2D」のデュアルノズルは、ヘッドのバーをヒートベッド奥の突起に引っ掛けて受動的にノズルを切り替えるボーデン方式を採用しています。
ツールヘッド内部のモーターで能動的に切り替える「H2D」と比べても動作が圧倒的に速く、およそ15秒で素早く切り替えが完了します。
モーターを省いたパッシブな仕組みは、プリントヘッドを徹底的に軽量化して高速プリントを実現するための重要な工夫といえます。
プリント可能エリアの検証

実はメインノズルと補助ノズルでは、造形できるエリアの広さに明確な違いがあります。
プリント可能エリアに関しては、プリント前に必ず注意しなければなりません。
メインノズルは256mm四方の全面をカバーできますが、補助ノズルは左端の20mmほどのエリアに届かず、プリント不可領域となります。

そのため、補助ノズルでサポート材や別の色を設定する場合などはモデルの配置に気をつけましょう。
デュアルノズルを活用したマルチカラー・マルチマテリアル3Dプリント事例

デュアルノズルの最大の強みは、異なる色・異なる素材のフィラメントを組み合わせたプリントが手軽にできることです。
ここからは、マルチカラープリントやサポート専用材を駆使した具体的な3Dプリント事例を通して、「X2D」のデュアルノズルの実力を見ていきましょう。
「X2D」の特性を知ることはもちろん、複雑な形状の3Dプリントや、面倒な後処理を劇的に楽にするための実践的なテクニックも含めて紹介していきます。
PLA2色の3Dプリント事例:補助ノズルの高クオリティ

まずは、白と黒のPLAフィラメントを左右のノズルにそれぞれ割り当て、高さ5cmのパンダのモデルをプリントしてみました。
デュアルノズルによるフィラメントの切り替えが素早いため、不要なゴミであるPoopを一切出さずに、およそ3時間半という短時間で完成しました。

シングルノズルとAMSで同じ3Dプリントをしてみた結果、およそ8時間のプリント時間と135gのPoopが発生。
一方で、気になるのがボーデン式エクストルーダーを採用した補助ノズルのクオリティ。
白と黒、どちらが補助ノズルかわかりますでしょうか。
正解は、黒い方が補助ノズルです。
完成品だけを見て、白と黒のどちらが補助ノズルなのかを推測するのは不可能なレベルでしょう。
カラーミキシング活用事例:X2Dはマルチカラープリントでも威力を発揮

続いては、白と黒のPLAフィラメントを使用するとともに、「Bambu Studio」の機能であるカラーミキシングを活用していきます。
白と黒を1:1で混ぜたグレーを擬似的な3色目として設定し、レッサーパンダのモデルをプリントしてみました。

しっかりとしたグレーが綺麗に表現されています。
グレーのフィラメントを使っているわけではないので、もちろんPoopの発生はありません。
カラーミキシングによって1層の厚さが薄く設定されているので、プリント時間はおよそ8時間半と少々長め。
それでも、Poopゼロで擬似的に3色以上が表現できる点はデュアルノズルの「X2D」ならではの利点でしょう。
ちなみに、Poopの発生を許容すれば、黒とシアンとイエローとマゼンタの4色だけを使って、よりカラフルな3Dプリントも可能です。

このように4色のフィラメントから、7色の猫のモデルをプリント。

よく見ると紫・緑・オレンジの3色が、実はシアンとイエロー、マゼンタから2つずつ組み合わせただけのものであることがよくわかるでしょう。

3色以上のフィラメントではPoopが発生してしまいますが、それでもなおデュアルノズルの方がシングルノズルよりも大幅にカラーミキシングがやりやすくなるのは事実。
カラーミキシング機能に注目している方にとっても、「X2D」のデュアルノズルは魅力的に映るでしょう。
PETG・TPUでのプリント事例:サポートインターフェース活用

デュアルノズルは、同じ種類の材料だけでなく、互いにくっつきにくい異なる素材を組み合わせたプリントにおいても大活躍してくれます。
ポリメーカーのPETGフィラメントでアームのモデルをプリントする際、サポート材のインターフェース部分にのみPLAを使用してみました。
すると、ノズルを切り替えるだけで混ざることなく安全にプリントでき、サポート材が接していたとは思えないほど、表面がツルツルに仕上がりました。
ポリメーカーPETGだけでプリントしたモデルで比べて見ましょう。

表面の仕上がりが、圧倒的に違うことがよくわかりますね。


サポート材の剥がしやすさも、場所によってはプレートを取り外すだけで簡単に取れてしまうレベルでした。
少し取りにくい場所にあっても工具不要、手でちょっと力を加えるだけで簡単に取れてしまう点も嬉しいポイントでしょう。
どうしてもサポート材を設定しないといけないけど、表面の仕上がりも妥協したくない!
「X2D」はそんな、本気のプリントでも活躍してくれるでしょう。
さらに、もう1つ事例を見ていきます。

今度はTPUフィード補助モジュールを使って、やわらかいTPU素材のシューズを3Dプリントしてみました。
サポート材には、PLAを活用します。
1日と11時間ほどの長い時間をかけて完成したのがこちら。

簡単に、サポートがスパッと取り外せました。


少しでもTPUのプリント経験があれば共感してもらえるかと思いますが、TPUの本体にそのままTPUのサポートを設定していたら、この外しやすさは、まずあり得ません。
密集していると工具の力を借りたほうが早い場合もありますが、それでもTPUとPLAの分離しやすさは最高です。
けっこうな力を入れてもTPUの一部が持っていかれるようなことはなく、綺麗に分かれてくれるため、サポート材を完全に取り去った後の表面状態は非常に良好。

シューズやバスケットボールといった、硬いフィラメントではプリントできないモデルには、TPUをはじめとする弾力とやわらかさのあるフィラメントが最適。
そのPLAサポートプリントを、「X2D」はより手軽な価格帯とサイズで実現してくれます。
本体サイズは小さいながらも、モデルと配置次第では両足分のシューズを1度にプリントすることもできるでしょう。
PLAプリント事例:外部排気ファン×ヒートチャンバー

続いては、ノズルのサイズを変えてみましょう。
通常の2倍の太さの0.8mmノズルを使って、
を設定。
デュアルノズルでプリントするときの最大となる、高さ256mmになるようにスケールし、長時間プリント時の内部温度にも注目しながらプリントしていきます。
PLAのように内部の温度が上がると詰まってしまうこともあるフィラメントでは、装置が積極的に自動で冷却。
その性能は「P2S」のインターフェースと比べるとわかりやすく、外部からの吸気は左右両側への搭載に進化しています。

さらには、外部への排気ファンも新搭載。
25℃前後の室温でも、終始40℃以下のチャンバー温度に保たれています。

0.8mmノズル、積層ピッチ0.4mmという通常の2倍設定でプリントした2色の馬は、「X2D」の最大サイズでも12時間弱でプリント完了。

左の後ろ足に相当する部分ではサポート設定をちょっと失敗していますが、それを除けば上々の仕上がり。
0.8mmノズルによる豪快な積層でも、補助ノズルが担当した白いPLA部分に大きな問題はなさそうです。
水溶性PVAサポートを活用したプリント事例:複雑形状もなんなくプリント

奥まった箇所があるなど、複雑に絡まった形状のモデルをプリントする際には、水に溶けるPVAフィラメントを補助ノズルに設定するのが非常に効果的です。
ここでは、AIコーディングエージェントに自動生成してもらった複雑なモデルをプリントしてみます。

このようにボーデン式の補助ノズルでも、問題なくプリントできました。

プリント後、丸1日ほど水につけ置きして溶かすと、上下どちらがサポート側だったかわからないほど表面が綺麗に仕上がりました。

次に、生成AI「Tripo」で作ったロケットのモデルのプリントに挑戦してみます。
メインノズルで4色を担当し、補助ノズルでPVAサポートを活用するよう設定してプリントしました。


およそ36時間かけてプリントが完了。
水につけるだけで、ブレイクアウェイ式では難しい複雑な構造のサポート材を綺麗に除去できました。

一般的に高価なPVAフィラメントを、大量のPoopとして無駄に捨てることなくしっかり活用できるのは、デュアルノズルの大きなメリットといえます。
\高額な3Dプリンターはサポートも重要!/
アクティブヒートチャンバーによる耐熱素材プリント事例

「X2D」に搭載されたアクティブヒートチャンバーは、反りやすい耐熱フィラメントの3Dプリントにおいて絶大な威力を発揮します。
ここでは、ABSやASAといった高温必須の素材を使ったプリント結果を従来機と比較しながら見ていきましょう。
ABSを使った3Dプリント事例

反りやすいフィラメントの代表選手でもあるABSを使って、新しく搭載されたアクティブヒートチャンバーの性能を検証していきます。
室温24℃の環境で加熱を開始すると、およそ10分で基本設定である60℃に達し、プリント中もその温度をしっかりとキープしてくれました。
結果、モデルの端がプレートから浮き上がることなく、周辺部分も反らずに無事にプリントが完了しました。

チャンバー温度最大50℃程度までの「P2S」でプリントした結果と比較してみましょう。

「P2S」ではモデルの左側が大きく反ってしまい、その結果として全体の歪みが目立つ残念な仕上がりとなってしまいました。
独立したヒーターで積極的に加熱できる「X2D」の確かな性能差が、明確に現れましたね。
ASAを使った3Dプリント事例

ABSと同じく反りやすい特性をもつASAフィラメントでも、「P2S」との比較検証を行っていきます。
ポリメーカーASAを使用し、ベッドサイズいっぱいかつ、いかにも反ってしまいそうな難易度の高い大型モデルをプリントしていきます。
まずは、「X2D」のプリント結果。

モデル全体が大きく浮くことはなかったものの、プレートの角部分がわずかに持ち上がってしまいました。

モデルの複雑な形状やスライス設定次第では、ヒートチャンバーを使用しても若干の反りが発生してしまうケースがあるようです。
しかし、「P2S」でプリントした結果と比べれば、反りの抑制効果は一目瞭然であり、十分な実用性を備えていることがわかります。

十分に冷えた後のモデルの反り具合を改めて確認すると、ヒーターの有無による品質の違いをはっきりと実感できる結果となりました。
ポリカーボネートなど高温素材の3Dプリント事例

「X2D」に搭載されたアクティブヒートチャンバーは、反りやすいポリカーボネート系のフィラメントを扱う際にも非常に役立ってくれます。
実際にポリマックスPCを使って3Dプリントを実施。
チャンバー加熱があるおかげで反りを恐れることなく、プリントを進められました。

チャンバー加熱がないと手を出しにくいプリント難易度が高い素材でも、「X2D」であれば成功率を大きく向上させることが可能です。
家庭用では特殊なフィラメントを扱うケースは少ないかもしれませんが、「X2D」のポテンシャルの高さを如実に示していますね。
デュアルノズルとヒートチャンバーを組み合わせることで、これまで難しかった高度な素材でのプリントが射程圏内に入るはずです。
\高額な3Dプリンターはサポートも重要!/
X2D Comboを導入する前に知っておきたい3つの注意点

非常に高性能な「X2D」ですが、どのような用途にも完璧に対応できる完全無欠のマシンというわけではありません。
そこで、ここからは実機を200時間以上使い込んでみてわかった、導入前に必ず知っておくべき注意点について解説します。
3色以上のマルチカラープリントにおけるPoop問題

「X2D」の強みは、あくまで2色や2種類のフィラメントを使ったプリントにおいて、Poopを一切出さずにプリントできる点にあります。
そのため、3色以上のフィラメントを使用する場合は、従来のシングルノズル機種と同様にフィラメントの切り替えによるPoopが発生します。
実際にカラーミキシングを活用してフィラメント数を4色に絞った猫のモデルをプリントしたところ、驚くほど大量のゴミが出ました。

なんと、猫本体の重量71gに対して、およそ6倍にもなる422gものPoopが発生してしまったのです。
さらに、プライムタワーも含めると本体のおよそ7.5倍となる536gものゴミが出たことになり、恐ろしいほどの材料の無駄が生じてしまいます。
そのため、3色以上のマルチカラープリントを頻繁に行いたいと考えている方にとっては注意しましょう。
ノズルの最高温度は300℃まで

同じくデュアルノズルを搭載した上位機種の「H2D」との違いとして、ノズルの最高到達温度に制限がある点にも注意が必要です。
「H2D」のノズルは最高350℃まで対応しており、PPS-CFなどの極めて高温を要するスーパーエンプラのプリントにも対応しています。
一方で、「X2D」のノズルは最高300℃まで。
そのため、扱えるフィラメントの種類に明確な上限が存在します。
問題なくプリントできるのはポリアミドやポリカーボネート系、そしてPPAあたりが上限のラインとなります。

家庭用としてなら「X2D」で十分ではありますが、より特殊な産業用素材を多用したいと考えている方は注意が必要でしょう。
導入前に自身が使用したいフィラメントの推奨温度を事前に確認し、他機種との仕様の違いを頭に入れておくことが大切です。
背面のデザインとフィラメントチューブの取り回し

「X2D」の外観は、本体背面上部に補助エクストルーダー、下部に外部排気ファンなどの出っ張りがある独特なデザインをしています。
そのため、メンテナンスやトラブル対応時に背面へアクセスする機会が増えることを想定し、十分なスペースを確保する必要があります。
さらに、実際に使っていて最も不便さを感じたのが、ツールヘッドより上にあるフィラメントチューブが動く空間の狭さです。
「H2シリーズ」ではおよそ8cmの空間が確保されていましたが、「X2D」ではおよそ4cmと半分程度のスペースしかありません。

スペースが狭いためチューブが急角度で折れ曲がり、カーボンファイバー系などの硬いフィラメントをロードする際に供給エラーが頻発しました。
これを解消するためには、ガラスのフタを少し上に持ち上げるための、かさ上げパーツなどを活用する対策が必要になります。
\高額な3Dプリンターはサポートも重要!/
まとめ:X2D Comboはどんな人におすすめの3Dプリンターか

200時間以上にわたって実機を使用してみて、「X2D」がとくにおすすめなのは、
です。
標準的なサイズでありながら、デュアルノズルとアクティブヒートチャンバーという強力な武器を備えた「X2D」。
従来機の価格に2万円程度上乗せするだけで手に入る、非常にコストパフォーマンスに優れたマシンといえるでしょう。
一方で、3色以上のマルチカラープリントを頻繁に行いたい人には、残念ながらおすすめできません。
無駄なPoopを大量に出してしまうため、マルチカラーをメインに考えている方は他の機種を検討すべきかもしれません。
マルチカラーはあくまでもトッピングで、メインはサポート材の活用や、ヒーター必須のフィラメントをプリントすることにあるという方が、この「X2D」を最も使い倒せるベストマッチのユーザーでしょう。
自分のニーズが異素材の組み合わせや耐熱素材のプリントにあると感じた方にとって、「X2D」は最高の相棒になります。
自身のニーズにピッタリマッチしている方は、ぜひ導入してみてください。
\高額な3Dプリンターはサポートも重要!/


動画でレビューをチェックしたい方はこちら!
この記事の内容はYouTubeでも動画で解説しています。
実際の装置の動きを含めた、動画ならではの内容が盛りだくさんの解説をお楽しみください!
