こんにちは、管理人のウノケンです。
今回は、カラー印刷もできる家庭用レーザー彫刻機「xTool M2」を紹介します。
木のキーホルダーにイラストを印刷して輪郭を切り抜いたり、革小物に名前を彫刻したりと、プレゼントやハンドメイド作品を作りたい方に向く機種です。
購入時には、レーザーの出力だけでなく、カラー印刷用のキットや排気設備を含む構成まで決めておくことが大切です。
ぜひ最後まで読んで、M2の構成選びの参考にしてみてください!
| モデル名 | xTool M2 10W 本体 | xTool M2 20W 本体 |
|---|---|---|
| 本体イメージ | ![]() | ![]() |
| メーカー | xTool | xTool |
| 価格(Amazon) | ||
| 価格(サンステラ) | - | - |
| 価格(海外ストア) | - | - |
最新価格は上の表と商品カードから確認できます。
同じ「M2」でも本体のみ・プリントセット・回転セットで内容が異なるため、表示価格と一緒に付属品も確認してください。

xTool M2とは?レーザー加工にカラー印刷を組み合わせる機種

xTool M2は、2026年5月に日本で発表された、保護カバー付きの卓上レーザー彫刻機・切断機です。
基本の10W・20Wモデルは青色ダイオードレーザーを使い、木材などへの彫刻と切断に対応します。
CMYKインクジェットモジュールを追加すると、カラー印刷とレーザー加工を同じ本体で行えます。
| やりたいこと | 必要な構成 | 用途の例 |
|---|---|---|
| 木材・紙などに彫刻、切断 | 10Wまたは20Wの基本モデル | 名前入りプレート、木のパーツ、ペーパークラフト |
| 色のあるイラストを印刷して切り抜く | 本体+CMYKプリントキット | カラーキーホルダー、写真入りのギフト |
| 金属へのマーキング | 本体+別売3W赤外線モジュール | 金属タグやアクセサリーへの名入れ |
| 円筒形の素材に加工 | 本体+別売RA3 Lite | タンブラー等(素材・寸法の適合確認が必要) |
フルカラーの作例は、プリント用のモジュールを使ったものです。
本体のみのセットを買っても、カラー印刷はできません。
平面の部材を切り出して組み立てる作品には向きますが、立体を積み上げる3Dプリンターのような加工はできません。
10Wと20Wはどちらがおすすめ?彫刻中心か、切断中心かで選ぶ

10Wと20W、結局どっちを買えばいいの?
名入れや薄い素材のクラフトから始めるなら10W、木材の切断を主な用途にするなら20Wが候補です。
どちらもレーザー作業エリアは426×320mmで、20Wを選んでも加工できる平面サイズが広がるわけではありません。
| 比較する点 | M2 10W | M2 20W |
|---|---|---|
| レーザー出力 | 10W | 20W |
| レーザー作業エリア | 426×320mm | 426×320mm |
| スポット径 | 0.06×0.04mm | 0.08×0.06mm |
| バスウッド合板の1回切断の目安 | 最大8mm | 最大10mm |
| 選ぶ用途 | 名入れ・彫刻、薄い材料の小物作り | 切り抜くパーツの制作、木材カットを重視 |
切断厚さはメーカーの試験条件における値で、樹種や接着剤、材料の反り、設定によって結果が変わります。
「厚さ8mmまでの木なら何でも1回で切れる」といった見方は避け、使用する素材で試し加工して条件を決めましょう。
10Wはスポット径が小さく、細かな図柄や文字を作る用途で検討しやすい構成です。
20Wは切断能力を重視する選び方ですが、出力が2倍だから完成までの時間が必ず半分になるわけではありません。
将来10Wから20Wへ変更する場合には、レーザーモジュールだけでなく対応する電源アダプターも必要になります。
まず名入れ・薄板のクラフトを始めたい方:M2 10W
木材の切断を中心に使いたい方:M2 20W
CMYKプリントキットで何が変わる?色を付けてから切り抜ける

レーザーだけでも、色の付いた作品は作れないの?
レーザーだけで付ける模様は、木材を焦がした色や素材表面の変化が中心です。
CMYKプリントキットを使うと、写真やイラストを素材に印刷し、その輪郭をレーザーで切り抜く制作ができます。
カラフルな作品を最初から作りたいなら、プリントキット込みの構成を選ぶと買い足しを減らせます。
一方、モノクロの名入れや切断が中心なら、本体のみから始めて、必要になってから追加する選び方もあります。
プリントできる範囲はレーザーの426×320mmと同じではなく、印刷と切断を組み合わせるモードの作業エリアは422×283mmです。
インクジェット単独の範囲も底面キャップなどの条件で変わるため、作りたい作品の大きさをモードごとに確認してください。
インクはCMYKの4色で、白インクは含まれません。
色の濃い素材では白い下地を前提としたデザイン通りの発色にはならず、表面の吸収性やコーティングによっても仕上がりが変わります。
印刷できる素材とレーザーで切断できる素材は別なので、素材名だけで両方に対応すると判断しないことも大切です。
以下は20W本体+CMYK印刷+RA3 Liteのセットです。
本体のみの20Wモデルとは付属品が異なるので、カラー印刷を使う予定に合わせて比較してください。
デュアルカメラと自動調整で、素材上の位置を確認しやすい

M2は遠景用と近景用の2つのカメラを備え、ソフト上で素材を見ながらデザインを配置できます。
名入れでは、出力の大きさに加えて「文字をどこに置くか」が重要なので、実際の素材を画面で見て位置を決められる機能は選ぶポイントになります。
ACS自動創作システムは、撮影・画像の位置調整・焦点合わせ・素材の厚さ測定を自動で進める仕組みです。
素材の自動認識と加工条件の自動マッチングは、xTool公式のQRコード付き素材に対応する機能です。
ホームセンターなどで購入した任意の木材を入れるだけで、材質と最適な条件がすべて自動で分かるわけではありません。
一般の素材では対応素材と設定を確認し、小さな範囲で試し加工してから本番の作品に進みましょう。
制御ソフトはWindows・macOS向けのxTool Studioで、USBまたはWi-Fiで接続します。
LightBurnと旧ソフトのXCSには対応しません。
すでに別の加工機をLightBurnで使っている方は、M2で同じ操作環境を使えることを前提に選ばないようにしてください。
追加アクセサリーは必要?印刷・金属・円筒への加工を分けて考える

| アクセサリー | 必要になる用途 | 購入前に見る点 |
|---|---|---|
| CMYKプリントキット | カラー印刷 | モジュール・カートリッジの同梱内容 |
| 3W赤外線モジュール | 金属などへのマーキング | 10W・20Wの青色レーザーとは用途が異なる |
| RA3 Lite | 円筒形の素材への加工 | 素材の直径・形状・対応モジュール |
| 排気・集塵脱臭設備 | 煙や臭いが発生するレーザー加工 | 屋外へ排気できるか、対応する集塵脱臭機を使うか |
エアアシストや排気の装置も、別に買わないといけないの?
エアアシスト用のポンプは本体に内蔵されているため、基本的な使用に外付けエアアシストを追加する必要はありません。
ただし、エアアシストと煙を排出・ろ過する設備は役割が違います。
本体・追加モジュール・排気設備・材料・インクを合わせた総額で予算を考えましょう。
3W赤外線モジュールは金属の名入れなどの選択肢で、金属板を自由に切断できることを意味しません。
RA3 LiteはM2向けの専用回転アクセサリーなので、手持ちの別機種用ロータリーが使えると決めつけず、対応を確認してください。
M2はライザーベースやコンベアフィーダー、ハニカムパネルに対応しないため、大きな素材を後から増設して加工する用途にも条件があります。
M2を選ぶ前に確認したい素材と設置条件

M2が向くのは、木材や紙、レーザー加工に適したレザーなどを使った名入れ・小物・ギフト制作です。
透明アクリルの切断を中心に考えている方は、青色ダイオードレーザーのM2より、対応するCO₂レーザー機を比較する方が目的に合います。
透明アクリルへの印刷ができるかどうかと、レーザーで透明アクリルを切断できるかどうかは別の話です。
また、M2にはブレードカットやペン描画の機能がありません。
刃でシートを切りたい、ペンで描きたいという用途まで1台に求める場合は、M1 Ultraなども比較しましょう。
PVCや塩化ビニールを含む材料はレーザー加工の対象にせず、成分不明のシートや合皮も素材の適合を確認してから使ってください。
本体サイズは610×569×180mm、基本キットの重量は12.3kgです。
設置場所には本体寸法だけでなく、カバーを開くスペースと排気ホースの経路も必要になります。
通常の使用条件ではClass 1で、カバーを開いたり底板を外したりするとレーザーが停止するインターロックを備えます。
カバー付きでも煙や臭いへの対策と加工中の監視は必要で、室内へ直接排気したまま使ったり、運転中に離席したりしないようにしましょう。
透明アクリル向けのCO₂機や、M1 Ultraを含むxToolの機種選びはこちらで確認できます。
xTool M2 10W・20Wの仕様を比較

| モデル名 | xTool M2 10W 本体 | xTool M2 20W 本体 |
|---|---|---|
| 本体イメージ | ![]() | ![]() |
| メーカー名 | xTool | xTool |
| 価格(Amazon) | ||
| 価格(サンステラ) | - | - |
| 価格(公式ストア) | - | - |
| 本体サイズ [mm] | 610 x 569 x 180 | 610 x 569 x 180 |
| 作業エリア [mm] | 426 x 320 | 426 x 320 |
| 構造 | XY移動式 | XY移動式 |
| 最大彫刻速度 [mm/s] | 600(XY軸の最大移動速度) | 600(XY軸の最大移動速度) |
| 出力 [W] | 10 | 20 |
| 最大切断厚さ [mm] | 8(バスウッド合板・メーカー試験条件) | 10(バスウッド合板・メーカー試験条件) |
| レーザーの種類 | 青色ダイオード | 青色ダイオード |
| 波長 [nm] | 445 ±15 | 445 ±15 |
| 彫刻対応素材 | 木材、紙、レーザー対応レザー等 | 木材、紙、レーザー対応レザー等 |
| 切断対応素材 | 木材、紙、レーザー対応レザー等(素材条件による) | 木材、紙、レーザー対応レザー等(素材条件による) |
| スポット径 [mm] | 0.06 × 0.04 | 0.08 × 0.06 |
| 解像度 | - | - |
| エアアシスト | 内蔵ポンプ | 内蔵ポンプ |
| 保護カバー | あり(通常使用時Class 1) | あり(通常使用時Class 1) |
| 空気清浄機 | 別売・排気経路が必要 | 別売・排気経路が必要 |
| カメラ/モニタリング | 遠景・近景のデュアルカメラ | 遠景・近景のデュアルカメラ |
| 焦点合わせ | 自動 | 自動 |
| ロータリー対応 | 別売RA3 Lite | 別売RA3 Lite |
| 3D曲面対応 | - | - |
| 本体重量 [kg] | 12.3(基本キット) | 12.3(基本キット) |
| ディスプレイ | - | - |
| 接続方式 | USB / Wi-Fi | USB / Wi-Fi |
| 制御ソフト | xTool Studio(Windows / macOS) | xTool Studio(Windows / macOS) |
| その他 | CMYK印刷・3W IRは別売。LightBurn / XCS非対応。 | CMYK印刷・3W IRは別売。LightBurn / XCS非対応。 |
| 出典 | 公式サイト | 公式サイト |
表の最大速度はXY軸の最大移動速度で、どの加工もその速度で仕上がるという意味ではありません。
切断厚さはバスウッド合板を用いたメーカー試験条件での目安です。
青色レーザー以外のモジュールでは作業エリアが変わり、3W赤外線は412.5×310mm、CMYK印刷は底面キャップ付きで300×294mm・外した場合は396×294mmです。
印刷とレーザーを組み合わせるモードは422×283mmなので、作品の大きさに合う加工範囲を確認してください。
まとめ:名入れなら10W、切断重視なら20W、カラー作品ならプリント付き

xTool M2は、カメラを使って位置を決めながら、彫刻・切断・カラー印刷を組み合わせたい方に向く家庭用レーザー加工機です。
「何Wか」だけで選ばず、作りたい作品と必要な追加キットを先に決めると、購入する構成を絞りやすくなります。
名入れ・薄い素材のクラフトから始めるなら:M2 10W
木材の切断を主な用途にするなら:M2 20W
カラー印刷と円筒への加工も始めたいなら:20W+CMYK+RA3 Liteセット
レーザーの種類と対応素材から選び直したい方は、完全ガイドをご覧ください。
カラー印刷より彫刻・切断を中心に考える場合は、Creality Falcon A1Cも比較候補になります。










