Bambu Lab エンジニアリングプレートとは?素材別の温度・対応機種・SuperTack Proとの違いを解説

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こんにちは、管理人のウノケンです。

今回は、Bambu Labの「エンジニアリングプレート」を紹介していきます。

ビルドプレートを選ぶとき、1層目のくっつきやすさに加えて、「作品の底面を滑らかにしたい」「PLA以外の材料にも使いたい」と考えることがありますね。

そんなときに候補になるのが、のりを塗って使う、スムーズな表面のエンジニアリングプレートです。

ただし、同じBambu Labのプレートでも、PLA・PETG向けのSuperTack Proとは、得意な用途や使うときの準備に違いがあります。

  • 表面の特徴と、SuperTack Proとの使い分け
  • 材料ごとのベッド温度と、のりを使う理由
  • 対応機種・価格と、お手入れの注意点

ぜひ最後まで読んで、材料と作品に合うプレート選びの参考にしてみてください!

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管理人:ウノケン
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エンジニアリングプレートとは?幅広い材料に対応するスムーズなプレート

高温で使う材料も想定したエンジニアリングプレートの公式紹介画像
高温で使う材料も想定したエンジニアリングプレートの公式紹介画像(出典:Bambu Lab公式)

エンジニアリングプレートは、鋼板の上に滑らかなコーティングを施したビルドプレートです。

現行品の公式仕様では、材質は「ポリエステル粉末+マンガン鋼」、厚さは0.5mm、表面の耐熱温度は最大120℃とされています。

Bambu Labは、のりを塗ることで、同社の幅広いフィラメントに対応すると説明しています。

PLAやPETGだけでなく、ABS・ASA、PCやPA系の材料も想定したプレートです。

ここで押さえたいのは、プレートが対応していても、プリンター本体の材料対応が広がるわけではないということ。

例えば、高温のノズルやベッド、密閉された造形空間が必要な材料では、マシン側の条件も確認する必要があります。

カーボンやガラス繊維を含む素材なら、ノズルの材質も別に選ぶことになります。

「いろいろな材料を使いたいから、プレートも使い分けを考えたい」という方にとって、検討しやすい選択肢といえるでしょう。

底面を滑らかにしたいときの選択肢。SuperTack Proとは何が違う?

プリントした底面の質感を示す公式作例。モデル:Fidget Cube Toy: Angled(Austin Vojta)
プリントした底面の質感を示す公式作例。モデル:Fidget Cube Toy: Angled(Austin Vojta)(出典:Bambu Lab公式)

プレートの表面は、プリントした作品の底面にも影響します。

テクスチャードPEIプレートの凹凸を生かした底面に対し、エンジニアリングプレートは、滑らかで平らな底面を狙うタイプです。

ケースのふたや、底面も見える小物などで、仕上げの好みに合わせて選べます。

一方、SuperTack Proも、滑らかでマットな底面を特徴としています。

どちらも「スムーズだから」という理由だけで選ぶと、材料や使い方の違いを見落としやすいですね。

SuperTack ProはPLA・PETGの定着を重視し、のりなしで使うことを想定したプレートです。

TPUは使用しないよう案内されています。

対してエンジニアリングプレートは、TPUや高温で使う材料も含め、のりと材料別の温度設定を組み合わせて使う製品です。

PLA・PETGを中心にのりを塗る手間を減らしたいのか、別の材料にも使いたいのか。

普段の作品づくりを思い浮かべると、選ぶ方向が決めやすくなります。

PLA・PETG向けのプレートを探している方は、SuperTack Proの特徴と注意点もあわせてチェックしてみてください!



材料別のベッド温度とのりの使い分け。TPUも対応するが準備は必要

PLA・PETG・PC・PA6-CFの公式作例。材料ごとにプリンターと設定の対応確認が必要
PLA・PETG・PC・PA6-CFの公式作例。材料ごとにプリンターと設定の対応確認が必要(出典:Bambu Lab公式)

エンジニアリングプレートは、どの材料でも同じベッド温度で使うわけではありません。

公式ストアの推奨設定は、以下のとおりです。

材料ベッド温度の目安のり
PLA・PLA-CF・PLA-GF45〜60℃スティック/液体
PETG・PETG-CF60〜80℃スティック/液体
ABS・ASA90〜100℃スティック/液体
TPU35〜45℃スティック/液体
PVA45〜60℃スティック/液体
PC・PC-CF90〜110℃スティック/液体
PA・PA-CF・PAHT-CF90〜110℃スティック/液体
PET-CF80〜100℃スティック/液体

上の数値は、このプレートで使う場合のメーカー推奨です。

フィラメントに合うプロファイルを選び、使う機種の温度上限や材料の推奨条件も合わせて確認しましょう。

また、のりは定着のためだけでなく、作品を取り外しやすくする役割もあります。

メーカーの説明では、スティックのりは取り外しやすさに利点がある一方、厚みを均一に塗りにくく、1層目の品質や定着の安定性では液体のりに劣る場合があります。

液体のりは均一に塗りやすい反面、作品が外れにくくなる可能性があります。

しっかり定着させることと、無理なく外せることの両方を見ながら、材料・形状・プリント環境に合わせて使い分けたいですね。

材料そのものを選ぶ段階なら、Bambu Labのフィラメント一覧も参考にしてみてください!

対応機種と価格:H2D・H2S用とH2C・A2L用を取り違えない

H2C・A2L用のエンジニアリングプレート(商品番号FAP039)
H2C・A2L用のエンジニアリングプレート(商品番号FAP039)(出典:Bambu Lab公式)

購入するときは、プレートの名前に加えて、公式ストアの「互換性」を選びます。

日本向けの選択肢と税込価格は以下のとおりです。

公式ストアの対応機種表示商品番号税込価格
X1C・P1S・A1・P2S・X2DFAP0424,453円
H2D・H2SFAP03810,558円
H2C・A2LFAP0399,678円

特に、H2D・H2S用とH2C・A2L用は別の選択肢になっています。

「H2シリーズだから同じだろう」と判断せず、使う機種名を合わせて選びましょう。

また、この現行商品の選択肢にA1 miniは含まれていません。

A1用をA1 miniにも使えると考えないようにしたいところです。

日本公式ストアでは国内倉庫からの出荷が案内されています。

プレートのサイズによって金額が変わるので、のりも必要なら、それを含めて予算を考えておきましょう。

ご自身の機種に合うプレートを、以下の購入カードから選べます。



使うときの注意点:冷まして取り外す、温水と食器用洗剤で洗う

プレートを洗浄する公式写真。温水と食器用洗剤で油脂や汚れを落とす
プレートを洗浄する公式写真。温水と食器用洗剤で油脂や汚れを落とす(出典:Bambu Lab公式)

プリントが終わったら、すぐに力任せに剥がさず、プレートが冷えるまで待ちましょう。

メーカーも、取り外す前に数分待つよう案内しています。

強く定着したモデルを無理に外そうとすると、作品だけでなく、表面のコーティングを傷める原因にもなります。

定着が不安定になったときは、ベッド温度を上げる前に、表面の油脂や汚れも確認します。

お手入れには温水と食器用洗剤が推奨されており、アセトンでの洗浄は避ける必要があります。

Bambu Labは公式ののりの使用を推奨しています。

第三者製ののりによるプレートの損傷は責任の対象外とされているため、別ののりへ替える場合には、この条件も押さえておきましょう。

また、ノズルを拭う領域のコーティングが、使用に伴って摩耗することがあります。

公式は、X1シリーズ・P1シリーズ・A1のノズル清掃動作で生じる摩耗を正常なものと説明しています。

プレートは消耗品なので、「耐久性を重視した製品」と「傷や劣化まで保証されること」は分けて考えたいですね。

公式の商品説明では、傷・へこみ・ひび割れなどの外観上の損傷は保証に含まれず、到着時の製造上の欠陥が対象とされています。

まとめ:材料の幅と、滑らかな底面で選ぶエンジニアリングプレート

H2D・H2S用のエンジニアリングプレート。購入時は機種に合う種類を選ぶ
H2D・H2S用のエンジニアリングプレート。購入時は機種に合う種類を選ぶ(出典:Bambu Lab公式)

今回は、Bambu Labのエンジニアリングプレートの特徴と、選ぶとき・使うときの注意点を紹介しました。

滑らかな底面を狙いたい方や、PLA・PETGに加えてTPUや高温で使う材料も検討する方にとって、候補になるプレートです。

一方、PLA・PETGを中心に、のりなしで使えるプレートを探しているなら、SuperTack Proとの使い分けを考えるとよいでしょう。

使う機種に合う種類を選び、材料ごとの温度とのりを組み合わせること。

ぜひ、普段プリントしている材料と、作品の底面をどう仕上げたいかに合わせて選んでみてください!

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