Bambu Lab X2D vs Creator 5 Pro徹底比較!2ノズルと4ヘッドのFDM3Dプリンターはどっち?

Bambu Lab X2D vs Creator 5 Pro徹底比較!2ノズルと4ヘッドのFDM3Dプリンターはどっち? 比較記事の専用アイキャッチ
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こんにちは、管理人のウノケンです。

今回は、複数の材料を切り替えられる256mm級の密閉型FDM3Dプリンターから、

  • Bambu Lab「X2D」
  • FLASHFORGE「Creator 5 Pro」

を、それぞれの実機レビューの結果をもとに徹底比較していきます。

どちらも65℃のヒートチャンバーを備え、多色や異なる材料の組み合わせを楽しめる2機種。

ですが、材料を切り替える仕組みは、2つのノズルを切り替える「X2D」と、4つのヘッドごと交換する「Creator 5 Pro」で大きく異なります。

2ノズルと4ヘッド、自分の使い方にはどっちが合うの?

と迷っている方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、

  • スペック上の3つの共通点と5つの違い
  • 実機を使ってわかった使用感の違い
  • 両機種に共通する弱点(デメリット)
  • 結局どちらを選ぶべきか?おすすめできるユーザーは?

について、詳しく解説していきます。

ぜひ最後まで読んで、機種選びの参考にしてみてください!

モデル名X2DX2D ComboCreator 5 Pro
本体イメージproduct image
メーカーBambu LabBambu LabFLASHFORGE
価格(サンステラ)
¥126,000
(2026-10-05 02:25 時点)
¥231,000
(2026-10-05 03:37 時点)
価格(SK本舗)
¥126,000
(2026-10-05 01:30 時点)
¥165,000
(2026-10-05 02:05 時点)
価格(Amazon)
¥145,310
(2026/10/05 02:25 時点)
価格(海外ストア)
¥126,000
(2026-10-05 01:10 時点)
¥165,000
(2026-10-05 01:10 時点)
画像、スペックは各社公式ページより引用。記載のない項目は”-“で示している。
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管理人:ウノケン
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  • 3Dプリンター60機種・3Dスキャナー10機種の使用経験
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各機種のレビューを動画でチェックしたい方はこちら!

「X2D」と「Creator 5 Pro」のそれぞれを使い込んだレビューをYouTubeで公開しています。

実際の装置の動きを含めた、動画ならではの内容が盛りだくさんの解説をお楽しみください!

「X2D」レビューはこちら!

【X2D Combo】デュアルノズル搭載のBambu Lab最新機を徹底実機レビュー!P2S&H2Dとの違いや注意点を200時間使い込んで解説!異種材料&ヒートチャンバーの威力が凄すぎた…!

「Creator 5 Pro」レビューはこちら!

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結論:X2DとCreator 5 Pro、どっちを買うべき?

FLASHFORGE「Creator 5 Pro」と、プリントした多色・多素材の作例
FLASHFORGE「Creator 5 Pro」と、プリントした多色・多素材の作例

まずは、

X2DとCreator 5 Pro、どっちを買うべき?

という疑問に対する結論からお伝えします。

ズバリ、

  • X2Dがおすすめな人:モデル材+サポート材など2種類の材料を中心に使い、Bambu Labの操作環境やメンテナンス性を重視したい方
  • Creator 5 Proがおすすめな人:3〜4色を細かく切り替えるモデルや、同じ多色フィギュアの量産をPoopなしで楽しみたい方

です。

「X2D」を単に「2色までの機種」、「Creator 5 Pro」を「常に速い機種」と考えると、選び方を誤りやすくなります。

色数だけでなく、1つのモデルで何種類の材料を、どれくらい頻繁に切り替えるかで選ぶことが大切です。

では、次項からは両機種の共通点・違い・使用感について、詳しく見ていきましょう。

X2DとCreator 5 Proの3つの共通点

Bambu Lab「X2D」
Bambu Lab「X2D」

まずは、「X2D」と「Creator 5 Pro」に共通する主な特徴をサッと確認しておきます。

  • 密閉構造と最大65℃のヒートチャンバー
  • 256mm級の造形サイズ
  • 材料ごとに別のノズルを割り当てられる

順に詳しく見ていきましょう。

密閉構造と最大65℃のヒートチャンバー

FLASHFORGE「Creator 5 Pro」の65℃ヒートチャンバーで、反りやすい細長いブロックをプリントしている様子
FLASHFORGE「Creator 5 Pro」の65℃ヒートチャンバーで、反りやすい細長いブロックをプリントしている様子

両機種とも密閉構造で、チャンバー内部を最大65℃まで加熱できます。

ABSやASAのような反りやすい材料を使うときに、心強い機能です。

実機レビューでは、「X2D」でプリントしたABS・ASAのモデルが、ヒーターのない「P2S」より明らかに反りを抑えて仕上がりました。

「Creator 5 Pro」でも、反りやすい細長いABS・ASAのブロックを、良好な仕上がりでプリントできています。

256mm級の造形サイズ

Bambu Lab「X2D」で第1層のシートをプリントする様子
Bambu Lab「X2D」で第1層のシートをプリントする様子

造形サイズは、どちらも1辺256mm前後の標準的なサイズです。

  • X2D:256×256×260mm(メインノズル)
  • Creator 5 Pro:256×256×256mm

ただし「X2D」は、補助ノズルが左端の20mmほどに届かないため、2つのノズルを両方使うモデルは配置に注意が必要です。

両ノズルが共通して届く範囲は235.5×256×256mmとなります。

材料ごとに別のノズルを割り当てられる

FLASHFORGE「Creator 5 Pro」でプリントしたドローンフレーム:外周にTPU、骨格にPETGを使用
FLASHFORGE「Creator 5 Pro」でプリントしたドローンフレーム:外周にTPU、骨格にPETGを使用

どちらも、材料ごとに別々のノズルを割り当ててプリントできます。

1つのノズルの中で材料を入れ替えるシングルノズル機と違い、切り替えのたびにフィラメントを押し出すPoopが出ません。

モデル材とサポート材を分けたり、硬い材料と柔らかい材料を組み合わせたりと、マルチマテリアルの自由度が高いのも共通点です。



X2DとCreator 5 Proの5つの違い

FLASHFORGE「Creator 5 Pro」の4つのツールヘッドと待機用ドック
FLASHFORGE「Creator 5 Pro」の4つのツールヘッドと待機用ドック

ここからは本題である、両機種の違いについてじっくり見ていきましょう。

  • 材料を切り替える仕組み
  • ノズルの最高温度
  • 材料のロードと乾燥
  • 本体サイズと置き場所
  • 価格とセット構成

どちらの機種を選ぶか検討するにあたって大事なポイントになるため、順に確認していきます。

材料を切り替える仕組み:2ノズルか、4ヘッドか

Bambu Lab「X2D」のデュアルノズル
Bambu Lab「X2D」のデュアルノズル

最大の違いが、材料を切り替える仕組みです。

  • X2D:メインノズルと補助ノズルの2つを切り替える
  • Creator 5 Pro:材料をセットした4つのツールヘッドごと交換する

「X2D」のノズル切り替えは、およそ15秒で完了します。

「AMS 2 Pro」を使えば3色以上にも対応しますが、ノズルの数より多い材料を使うと、同じノズルの中で材料を入れ替えることになります。

一方の「Creator 5 Pro」は、4種類までなら、すべての材料に専用のヘッドを割り当てられます。

ヘッドの切り替えには1回あたり20数秒かかりますが、フィラメントの長い引き戻しや色替えのパージはありません。

ノズルの最高温度:Creator 5 Proは320℃

Bambu Lab「X2D」でPPA-GFを使ってプリントする様子(出典:MakerWorld)
Bambu Lab「X2D」でPPA-GFを使ってプリントする様子(出典:MakerWorld)

ノズルの最高温度は、「X2D」が300℃、「Creator 5 Pro」が320℃です。

「X2D」で問題なくプリントできるのは、ポリアミドやポリカーボネート系、PPAあたりが上限のラインになります。

300℃を超える温度を推奨する材料を使うなら、この差がプリントできるかどうかに関わってきます。

材料のロードと乾燥:AMS 2 Proか、手動ロードか

FLASHFORGE「Creator 5 Pro」のロード・アンロード時は、ツールヘッド側のレバーを手で操作する
FLASHFORGE「Creator 5 Pro」のロード・アンロード時は、ツールヘッド側のレバーを手で操作する

日々の使い勝手で大きく違うのが、フィラメントのロードと乾燥です。

「X2D Combo」には「AMS 2 Pro」が付属し、フィラメントの自動ロード・加熱乾燥・密閉保管に対応しています。

一方の「Creator 5 Pro」は、ロード時にフィラメントを手でヘッド付近まで送り、レバーを押し込んでエクストルーダーへ入れる方式です。

4ヘッド分の作業が必要で、RFIDによるフィラメントの自動読み取りもなく、材料の乾燥設備も別に用意することになります。

本体サイズと置き場所:Creator 5 Proは上方向の空間も必要

FLASHFORGE「Creator 5 Pro」は上側のカバーを外してヘッドにアクセスするため、上方向の空間も必要
FLASHFORGE「Creator 5 Pro」は上側のカバーを外してヘッドにアクセスするため、上方向の空間も必要

「X2D」は392×406×478mmと、標準的なサイズ感の本体です。

対して「Creator 5 Pro」は高さが722mmあり、カバーを外して上から作業するための空間も必要になります。

実際の運用では、材料交換のたびにカバーを外すことになりやすく、本体の上方とカバーの置き場に余裕がほしいところです。

天板の低い棚に入れると、置けても日々の材料交換がしにくくなる点は覚えておきましょう。

価格とセット構成:X2D ComboはAMS 2 Pro込み

Bambu Lab「X2D」の中に「AMS 2 Pro」が入った状態で届く
Bambu Lab「X2D」の中に「AMS 2 Pro」が入った状態で届く

「X2D」は、単体とComboで「AMS 2 Pro」の有無が異なります。

多色や材料の自動補充を使う前提なら、「X2D Combo」と「Creator 5 Pro」を比べると、構成を揃えやすくなります。

「Creator 5 Pro」の4ヘッドは本体側の機構で、AMSのような乾燥ボックスが付くわけではない点も踏まえて比較しましょう。

モデル名X2D ComboCreator 5 Pro
本体イメージproduct image
メーカーBambu LabFLASHFORGE
価格(サンステラ)
¥231,000
(2026-10-05 03:37 時点)
価格(SK本舗)
¥165,000
(2026-10-05 02:05 時点)
価格(Amazon)
¥145,310
(2026/10/05 02:25 時点)
価格(海外ストア)
¥165,000
(2026-10-05 01:10 時点)
本体サイズ(LxWxH)[mm]392 x 406 x 478520 x 443 x 722
本体重量[kg]16.25
構造CoreXY
密閉○○
ヒートチャンバー6565
組み立て組み立て済み組み立て済み
造形サイズ(LxWxH)[mm]256 x 256 x 260256 x 256 x 256
最大スピード[mm/s]1000300
推奨スピード[mm/s]--
最大加速度[mm/s²]2000030000
最大押出流量[mm³/s]4032
最大ノズル温度[℃]300320
最大ヒートベッド温度[℃]120120
対応フィラメントPLA、PETG、ABS、ASA、TPU、PLA用サポート、PLA/PETG用サポート、ABS用サポート、PA/PET用サポート、PET、PA、PC、PVA、カーボン/ガラス繊維強化PLA、PETG、ABS、ASA、PA6、PAHT、PPA、PETPLA / PLA-CF / PETG / PETG-CF / PET / PET-CF / ABS / ABS-CF / ASA / PA / PA-CF / TPU(90A-95A) / PC / PC-ABS / PAHT-CF / PPA-CF(GF) / PPS-CF
マルチカラーデュアルノズル
AMS 2 Pro
1台で4色
最大25色
ツールチェンジャー
独立4ツールヘッド
最大4色
消費電力[W]11001200
ディスプレイタッチ式タッチ式
Wi-Fi○○
内部ストレージ[GB]8
カメラ/リモートモニタリング○○
スライスソフトBambu Studio
(PrusaSlicer)
(Cura)
(Superslicer)
Orca-Flashforge
OrcaSlicer
その他デュアルノズル(ダイレクト・ボーデン)
出典Bambu Lab公式製品仕様FLASHFORGE公式製品仕様
画像、スペックは各社公式ページより引用。記載のない項目は”-“で示している。

X2DとCreator 5 Proを実際に使ってわかった使用感の違い

Bambu Lab「X2D」で複雑な形状のモデルをプリントする様子
Bambu Lab「X2D」で複雑な形状のモデルをプリントする様子

ここからはスペック表だけではわからない、実機を使ってわかった違いを見ていきましょう。

  • X2D:2材料のサポートで仕上がりがきれい
  • X2D:3色以上ではPoopが大量に出る
  • Creator 5 Pro:細かな4色でもPoopが出ない
  • Creator 5 Pro:柔らかいTPUは詰まりやすい

ここでは、使用感の違いを4点お伝えします。

X2D:2材料のサポートで仕上がりがきれい

左:「X2D」でPETG×PLAのサポート接触面を使ったモデル/右:PETGのみのモデル
左:「X2D」でPETG×PLAのサポート接触面を使ったモデル/右:PETGのみのモデル

「X2D」の本領は、モデル材とサポート材を別々のノズルに割り当てる使い方です。

PETGのモデルのサポート接触面にだけPLAを使ったところ、サポートが接していたとは思えないほど表面がツルツルに仕上がりました。

場所によってはプレートを外すだけでサポートが取れ、水溶性のPVAサポートを使った複雑な形状も問題なくプリントできています。

X2D:3色以上ではPoopが大量に出る

Bambu Lab「X2D」の多色プリントで発生したPoop
Bambu Lab「X2D」の多色プリントで発生したPoop

一方で、3色以上を使うと、ノズルを共有する材料の切り替えでPoopが発生します。

カラーミキシングで4色に絞った猫のモデルでは、本体71gに対して約422gものPoopが発生しました。

プライムタワーを含めると、ゴミは本体の約7.5倍にあたる536gです。

Creator 5 Pro:細かな4色でもPoopが出ない

FLASHFORGE「Creator 5 Pro」でプリントした4色のハチドリ
FLASHFORGE「Creator 5 Pro」でプリントした4色のハチドリ

「Creator 5 Pro」では、細かな色分けが多い4色のハチドリも、Poopを出さずにプリントできました。

ただし、本体約33gに対してプライムタワーは約51gと、廃棄する材料が完全にゼロになるわけではありません。

同じペンギンを19体まとめてプリントしたときは、1体あたりのプライムタワーを約1.1gに抑えられたので、多色フィギュアの量産では利点がよく出ます。

Creator 5 Pro:柔らかいTPUは詰まりやすい

TPUが詰まったFLASHFORGE「Creator 5 Pro」のツールヘッドを分解した状態
TPUが詰まったFLASHFORGE「Creator 5 Pro」のツールヘッドを分解した状態

TPU 95Aのような柔らかいフィラメントは、うまく押し出せずにヘッドの中で詰まってしまいました。

復旧にはカバーを開けるだけで約8本のネジを外し、レバーやホットエンドも取り外す必要があります。

柔らかい材料を使いたい方は、TPU 64Dのような硬めのタイプを選ぶなど、材料の硬さと送りやすさもあわせて考えておきましょう。



X2DとCreator 5 Pro共通の弱点:65℃でも反る材料はある

FLASHFORGE「Creator 5 Pro」でプリントしたPCのブロック:両端の反りが目立つ結果に
FLASHFORGE「Creator 5 Pro」でプリントしたPCのブロック:両端の反りが目立つ結果に

両機種に共通するデメリットとして、

  • ヒートチャンバーがあっても、材料や形状によっては反りが出る

という点は見逃せません。

「Creator 5 Pro」では、ポリカーボネートの細長いブロックの両端が反り、PA6-GFは乾燥させたうえでも開始早々に大きく反りました。

「X2D」でも、ベッドいっぱいのASAのモデルで、プレートの角がわずかに持ち上がっています。

65℃のヒートチャンバーは心強いものの、配置やプリント設定、接着剤の併用まで含めた調整が必要な場面はあると考えておきましょう。



まとめ:X2DとCreator 5 Pro、あなたに合うのはどっち?

Bambu Lab「X2D」と馬のモデル(出典:MakerWorld)
Bambu Lab「X2D」と馬のモデル(出典:MakerWorld)

最後に、「X2D」と「Creator 5 Pro」をおすすめできる人をまとめていきましょう。

「X2D」がとくにおすすめな人は、

  • モデル材+サポート材など、2種類の材料を中心に使う
  • AMS 2 Proによる自動ロードや乾燥を任せたい
  • Bambu Labの操作環境やメンテナンス性を重視したい

という方です。

次に、「Creator 5 Pro」がとくにおすすめな人は、

  • 3〜4色を細かく切り替えるモデルをPoopなしで作りたい
  • 同じ多色フィギュアをまとめて量産したい
  • 手動での材料ロードや上方向の設置スペースを許容できる

という方です。

単色中心なら、ヘッドやノズルの数が多いだけで得になるとは限りません。

自分のモデルに必要な材料の数と切り替え回数を考えて、日々の準備まで含めて扱いやすい1台を選んでみてください。

「X2D」の2色プリントや、異なる材料のサポートを使った結果は、以下の実機レビューで確認できます。

「Creator 5 Pro」を「Snapmaker U1」や「Prusa XL」とも比較したい方には、以下の記事がおすすめです。

各機種のレビューを動画でチェックしたい方はこちら!

「X2D」と「Creator 5 Pro」のそれぞれを使い込んだレビューをYouTubeで公開しています。

実際の装置の動きを含めた、動画ならではの内容が盛りだくさんの解説をお楽しみください!

「X2D」レビューはこちら!

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