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【Anycubic Kobra 3 Combo】待望のマルチカラーFDM3Dプリンターを実際に使ってみた!【実機レビュー】

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こんにちは、管理人のウノケンです。

今回は、

Anycubicの最新家庭用FDM方式3Dプリンター「Kobra 3 Combo」を徹底解説&実機レビュー

していきます。

AnycubicのFDMラインナップ「Kobraシリーズ」の最新機種であり、同社初のマルチカラー対応機種としても注目されているのが

  • Kobra 3 Combo

です。

今回は、日本代理店として「Kobra 3 Combo」を販売するSK本舗様より実機をご提供いただきましたので、

  • 旧ラインナップ「Kobra 2シリーズ」からの進化
  • 乾燥機能付きのマルチカラーエンジン「ACE Pro」の使用感
  • 実際に使ってみてわかった「Kobra 3 Combo」のスゴいところ&注意点

について、徹底解説していきます!

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管理人:ウノケン
この記事を書いているのはどんな人?
  • 3Dプリンター関連メーカー勤務経験
  • 3Dプリンター特許出願経験
  • 3Dプリンター31機種・3Dスキャナー6機種の使用経験
  • 3Dプリント品販売点数1,000個以上
  • 3Dプリンター関連動画をYouTube毎日投稿中!

それでは見ていきましょう!


動画でレビューをチェックしたい方はこちら!

この記事の内容はYouTubeでも動画で解説しています。開封の様子など、動画ならではの内容も盛りだくさんの解説をお楽しみください!




Anycubic「Kobra 3 Combo」「ACE Pro」の特徴は?

まずはじめに「Kobra 3 Combo」、そしてマルチカラーエンジン「ACE Pro」の特徴を把握しておきましょう。

最新FDM3Dプリンター「Kobra 3 Combo」の特徴
  • Anycubic初のマルチカラー対応
  • 「Kobra 2シリーズ」からパワーアップ【プリントスピード・ノズル温度・LED】
  • 造形サイズは250×250×260mm³

マルチカラー対応を含め、先代の「Kobra 2シリーズ」から大きな進化を遂げた「Kobra 3 Combo」。特筆すべき上記3つのポイントを詳しく見ていきましょう。

「特徴はいいから、はやく実機レビューが見たい!」

という方は該当箇所までジャンプしてください。

「Kobra 3 Combo」という名称は、3Dプリンター本体「Kobra 3」とマルチカラーエンジン「ACE Pro」のセットを指しています。

Anycubic初のマルチカラー対応【最大8色】

「Kobra 3 Combo」の最大の特徴は、なんといっても

初のマルチカラープリントへの対応

です。

3Dプリンター本体の「Kobra 3」と、1台あたり最大4色のフィラメントを格納できるマルチカラーエンジン「ACE Pro(Anycubic Color Engine Pro)」を連携させることで、マルチカラープリントを実現しています。

RFIDを読み取ることによる対応フィラメントの自動認識といった定番機能に加え、

  • 加熱乾燥機能付き
  • 合計8種までのフィラメント使用に対応(要「ACE Pro」2台、2024年後半対応予定)

といった、他社マルチカラーエンジンとの違いも存在します。とくに、別途フィラメントドライヤーを用意せずに済むのはうれしいポイントでしょう。

基本スペックが「Kobra 2シリーズ」からパワーアップ

先代「Kobra 2シリーズ」からのアップグレードにも注目です。

基本スペックの向上&利便性改善パーツの搭載

について確認していきましょう。

基本スペックとしては、「最大プリントスピード」と「最大ノズル温度」がアップグレード。

最大500mm/sだった「Kobra 2シリーズ」がさらに高速化され、現状の家庭用3Dプリンターとしては最速クラスの600mm/sが実現されています。

機種名最大プリントスピード
Kobra 2300mm/s
Kobra 2 Neo250mm/s
Kobra 2 Pro500mm/s
Kobra 2 Plus500mm/s
Kobra 2 Max500mm/s
旧ラインナップ「Kobra 2シリーズ」の最大プリントスピード一覧

「Kobra 2シリーズ」の「弱み」でもあった最大ノズル温度は260℃から300℃に改善。比較的高温を要するフィラメントにも問題なく対応できるように進化しています。

そして、利便性の改善に関して、「LED」と「ノズルクリーナー」が新搭載。

プリントヘッドに搭載されたLEDによって、薄暗い環境下でもプリント品の様子を確認しやすくなり、プリント前のノズルクリーニングプロセスにより、不要なフィラメントがプリント前に除去されやすくなっています

造形サイズは250×250×260mm³【ProとPlusの間】

造形サイズの変化にも注目しましょう。「Kobra 3」の造形サイズは、

スタンダードサイズよりもひと回り大きい250×250×260mm³

となっています。「Kobraシリーズ」「Kobra 2シリーズ」と受け継がれた、家庭用としても一般的な220×220×250mm³というサイズ感は踏襲していません。

「Kobra 2シリーズ」との比較で言えば、

  • スタンダードサイズの「Kobra 2 Pro」より少し大きく、
  • 中型の「Kobra 2 Plus」よりは小さい

というサイズ感です。

機種名造形サイズ
Kobra 2220×220×250mm³
Kobra 2 Neo220×220×250mm³
Kobra 2 Pro220×220×250mm³
Kobra 2 Plus320×320×400mm³
Kobra 2 Max420×420×500mm³
旧ラインナップ「Kobra 2シリーズ」の最大造形サイズ一覧