こんにちは、管理人のウノケンです。
今回は、
Anycubicの最新家庭用FDM方式3Dプリンター「Kobra 3 Combo」を徹底解説&実機レビュー
していきます。
AnycubicのFDMラインナップ「Kobraシリーズ」の最新機種であり、同社初のマルチカラー対応機種としても注目されているのが
です。
今回は、日本代理店として「Kobra 3 Combo」を販売するSK本舗様より実機をご提供いただきましたので、
について、徹底解説していきます!
それでは見ていきましょう!
動画でレビューをチェックしたい方はこちら!
この記事の内容はYouTubeでも動画で解説しています。開封の様子など、動画ならではの内容も盛りだくさんの解説をお楽しみください!
Anycubic「Kobra 3 Combo」「ACE Pro」の特徴は?
まずはじめに「Kobra 3 Combo」、そしてマルチカラーエンジン「ACE Pro」の特徴を把握しておきましょう。
マルチカラー対応を含め、先代の「Kobra 2シリーズ」から大きな進化を遂げた「Kobra 3 Combo」。特筆すべき上記3つのポイントを詳しく見ていきましょう。
「特徴はいいから、はやく実機レビューが見たい!」
という方は該当箇所までジャンプしてください。
Anycubic初のマルチカラー対応【最大8色】
「Kobra 3 Combo」の最大の特徴は、なんといっても
初のマルチカラープリントへの対応
です。
3Dプリンター本体の「Kobra 3」と、1台あたり最大4色のフィラメントを格納できるマルチカラーエンジン「ACE Pro(Anycubic Color Engine Pro)」を連携させることで、マルチカラープリントを実現しています。
RFIDを読み取ることによる対応フィラメントの自動認識といった定番機能に加え、
といった、他社マルチカラーエンジンとの違いも存在します。とくに、別途フィラメントドライヤーを用意せずに済むのはうれしいポイントでしょう。
基本スペックが「Kobra 2シリーズ」からパワーアップ
先代「Kobra 2シリーズ」からのアップグレードにも注目です。
基本スペックの向上&利便性改善パーツの搭載
について確認していきましょう。
基本スペックとしては、「最大プリントスピード」と「最大ノズル温度」がアップグレード。
最大500mm/sだった「Kobra 2シリーズ」がさらに高速化され、現状の家庭用3Dプリンターとしては最速クラスの600mm/sが実現されています。
機種名 | 最大プリントスピード |
---|---|
Kobra 2 | 300mm/s |
Kobra 2 Neo | 250mm/s |
Kobra 2 Pro | 500mm/s |
Kobra 2 Plus | 500mm/s |
Kobra 2 Max | 500mm/s |
「Kobra 2シリーズ」の「弱み」でもあった最大ノズル温度は260℃から300℃に改善。比較的高温を要するフィラメントにも問題なく対応できるように進化しています。
そして、利便性の改善に関して、「LED」と「ノズルクリーナー」が新搭載。
プリントヘッドに搭載されたLEDによって、薄暗い環境下でもプリント品の様子を確認しやすくなり、プリント前のノズルクリーニングプロセスにより、不要なフィラメントがプリント前に除去されやすくなっています。
造形サイズは250×250×260mm³【ProとPlusの間】
造形サイズの変化にも注目しましょう。「Kobra 3」の造形サイズは、
スタンダードサイズよりもひと回り大きい250×250×260mm³
となっています。「Kobraシリーズ」「Kobra 2シリーズ」と受け継がれた、家庭用としても一般的な220×220×250mm³というサイズ感は踏襲していません。
「Kobra 2シリーズ」との比較で言えば、
というサイズ感です。
機種名 | 造形サイズ |
---|---|
Kobra 2 | 220×220×250mm³ |
Kobra 2 Neo | 220×220×250mm³ |
Kobra 2 Pro | 220×220×250mm³ |
Kobra 2 Plus | 320×320×400mm³ |
Kobra 2 Max | 420×420×500mm³ |