こんにちは、管理人のウノケンです。
今回は、Bambu Labの日本公式ストアで販売されている「Comboスターターキット」について解説していきます。
A1 miniやP2S、X2DのComboを買おうとして、ストアで「スターターキット」という選択肢を見かけた方もいるのではないでしょうか?
本体のComboとどこが違うのか、付いてくるものは自分に必要なのか、気になりますよね。
Comboスターターキットは、Combo本体に、ノズル径の違うホットエンド3本・PLA CMYKリトファンセット・LEDライトキット(Maker's Supply スターターキット)をまとめたセットです。
キットはA1 mini・P2S・X2Dの3機種で用意されています。
ぜひ最後まで読んで、Bambu Labの3Dプリンターを買うときの参考にしてみてください!

Comboスターターキットとは?Combo本体に付属品をまとめたセット

Comboスターターキットは、AMS付きの本体に、使い始めてから買い足すことの多い付属品を組み合わせたセットです。
日本公式ストアの商品ページに書かれている同梱物は、3機種とも次の4点です。
機種ごとの違いは、本体と、本体に合わせたホットエンドの型番です。
| キット | 本体 | ホットエンド3本 |
|---|---|---|
| A1 mini Combo スターターキット | A1 mini(AMS lite付き) | A1/A2シリーズ用:0.2mm(FAH018)、0.6mm(FAH020)、0.8mm(FAH021) |
| P2S Combo スターターキット | P2S(AMS付き) | H2/P2/X2シリーズ用:0.2mm(FAH059)、0.6mm(FAH061)、0.8mm(FAH062) |
| X2D Combo スターターキット | X2D(AMS付き) | H2/P2/X2シリーズ用:0.2mm(FAH059)、0.6mm(FAH061)、0.8mm(FAH062) |
リトファンセットとLEDライトキットは、3機種とも同じものが付きます。
なお、商品画像のAMSに入っているフィラメントは別売りと注記されています。
キットに含まれるフィラメントは、PLA CMYKリトファンセットの4巻です。
同梱物①ホットエンド3本:0.2mm・0.6mm・0.8mmを使い分けられる

キットのホットエンドは、0.2mm・0.6mm・0.8mmの3本です。
商品ページの型番をホットエンドの単品ページと照らし合わせると、0.2mmはステンレススチール、0.6mmと0.8mmは焼入れスチールのノズルです。
本体に付いているホットエンドとは別に、作るものに合わせて線の太さを変えられる3本が手元にそろうことになります。
細いノズルほど細部を表現しやすい一方で、同じモデルでも造形時間は長くなります。
太いノズルは1本の線を太くできる代わりに、小さな文字や鋭い角は粗くなりやすいでしょう。
ホットエンドを交換したら、Bambu Studioでも同じノズル径のプリセットを選んでからスライスしてください。
A1 miniで0.2mmと0.8mmを使い分けた例は、A1 miniのアクセサリーを紹介したこちらの記事で解説しています。
A1 mini用と、P2S・X2D用のホットエンドは別の部品

A1 miniのキットに入るのは、A1/A2シリーズ用のホットエンドです。
P2SとX2Dのキットには、H2/P2/X2シリーズ用のホットエンドが入ります。
対応機種が分かれた別の部品なので、A1 miniとP2S・X2Dの間でホットエンドを使い回すことはできません。
すでにA1 miniを持っていて、ノズル径だけを増やしたい方は、ホットエンドを単品で買い足すほうが無駄がありません。
同梱物②PLA CMYKリトファンセット:写真をカラーのリトファンにする4色

PLA CMYKリトファンセットは、PLAベーシックのシアン・マゼンタ・イエロー・ホワイトを1kgずつ、スプール付きで4巻まとめたセットです。
4色を重ねた厚みの違いで色を表現し、後ろから光を当てると写真がカラーで浮かび上がる「カラーリトファン」を作れます。
4色を同時に使うため、公式の手順ではAMSを搭載したプリンターが前提です。
3機種のキットはどれもAMS liteかAMSが付いた構成なので、届いたその日から4色をセットしてカラーリトファンを試せる組み合わせになっています。
公式ストアが案内しているプリントの条件は、次のとおりです。
キットには0.2mmのホットエンドが入っているので、細かい階調を出したいときは付け替えて試せます。
ただし、積層と解像度の制約から、元の写真と色が多少ずれることもあるとされています。
手順としては、写真から専用のツールでSTLファイルを作り、Bambu Studioでスライスして、4色を対応するAMSのスロットに入れてプリントします。
光源は別に用意する必要があり、リトファンセットの商品ページでは、別売りの「Bambu CMYK LED バックライト ボード」が一緒に購入する商品として表示されています。
また、中身はPLAベーシックなので、リトファン以外の普段のプリントにも使える4色と考えられます。
同梱物③LEDライトキット:プリントしたシェードで照明を作る部品

LEDライトキットは、名前から想像しやすいプリンター本体の照明ではありません。
商品ページのリンク先は「LEDランプキット001」で、3Dプリントしたシェードと組み合わせて、卓上の照明を作るための部品です。
内容物はLEDランプ1個と、予備のネジ2本・両面テープ1枚です。
LEDランプはUSB給電(DC5V・3W)で、色は暖かい白、ケーブルの長さは1.5mとされています。
シェードなどの3Dプリント部品は含まれていないため、MakerWorldで公開されている専用のモデルをダウンロードしてプリントします。
内容物の一覧にUSB電源アダプターは無いので、指定の電圧に合う手持ちのUSB電源を使うことになると考えられます。
買ったばかりの本体で、プリントした部品と市販の部品を組み合わせる作品づくりを試すのに向いた付属品でしょう。
商品画像では「Maker's Supply スターターキット」と表示。注文前に確認を

一点、注意したいのが、4点目の付属品の表記です。
商品ページの同梱物一覧には「LEDライトキット×1」と書かれている一方で、キットの商品画像では4点目が「Maker's Supply スターターキット」と表示されています。
Maker's Supply スターターキットは、小型モーターやギア、マグネット、ばね、LEDキャンドルライトなどをまとめた、別の部品セットです。
どちらが届くかで作れるものが変わるため、付属品も目当てにしている方は、注文前に公式ストアのチャットサポートで確かめておくと安心です。
本体だけ買う場合との違い:A1 miniはキットのほうが安い価格設定

キットを選ぶかどうかは、Combo本体だけを買う場合の価格と比べて判断するのが分かりやすいでしょう。
各機種のCombo単体の価格は、以下の表で確認できます。
| モデル名 | |||
|---|---|---|---|
| 本体イメージ | ![]() | ![]() | ![]() |
| メーカー | Bambu Lab | Bambu Lab | Bambu Lab |
| 価格(サンステラ) | |||
| 価格(SK本舗) | |||
| 価格(Amazon) | |||
| 価格(海外ストア) |
日本公式ストアの表示価格で比べると、A1 mini Combo スターターキットは、A1 mini Combo単体よりも安い価格に設定されています。
A1 mini Comboを買うつもりなら、同じ本体に付属品が付いてくるキットを先に確認しておきたいところです。
P2SとX2Dのキットは、Combo単体からの追加費用で、ホットエンド3本・リトファンセット・LEDライトキットが付く構成です。
この追加費用は、同じ付属品をストアで1つずつ買った場合の合計より少なく収まります。
0.2mmのホットエンドやカラーリトファンをいずれ試したい方なら、最初からキットで買っておくほうが割安と考えられます。
一方、付属品を使う予定がなければ、P2S・X2Dはキットの追加費用を材料や乾燥・保管の用品に回すのも一つの考え方です。
価格はセールなどで変わることがあるため、購入前にキットとCombo単体のページを見比べてみてください。
どのキットを選ぶ?3機種の違いと購入前の注意点

キットの付属品は3機種で共通なので、どのキットにするかは本体選びとほぼ同じです。
3機種の仕様は、以下のフルスペック表で比べられます。
| モデル名 | |||
|---|---|---|---|
| 本体イメージ | ![]() | ![]() | ![]() |
| メーカー | Bambu Lab | Bambu Lab | Bambu Lab |
| 価格(サンステラ) | |||
| 価格(SK本舗) | |||
| 価格(Amazon) | |||
| 価格(海外ストア) | |||
| 本体サイズ(LxWxH)[mm] | 347 x 315 x 365 | 392 x 406 x 478 | 392 x 406 x 478 |
| 本体重量[kg] | 7.1 | 14.9+2.5 | 16.25 |
| 構造 | ベッドスリンガー | CoreXY | CoreXY |
| 密閉 | × | ○ | ○ |
| ヒートチャンバー | × | × | 65 |
| 組み立て | 組み立て済み | 組み立て済み | 組み立て済み |
| 造形サイズ(LxWxH)[mm] | 180 x 180 x 180 | 256 x 256 x 256 | 256 x 256 x 260 |
| 最大スピード[mm/s] | 500 | 600 | 1000 |
| 推奨スピード[mm/s] | - | - | - |
| 最大加速度[mm/s²] | 10000 | 20000 | 20000 |
| 最大押出流量[mm³/s] | 28 | 40 | 40 |
| 最大ノズル温度[℃] | 300 | 300 | 300 |
| 最大ヒートベッド温度[℃] | 80 | 110 | 120 |
| 対応フィラメント | PLA, PETG, TPU, PVA | PLA, PETG, ABS, ASA, TPU, Support for PLA, Support for PLA/PETG, Support for ABS, PET, PA, PC, PVA, PLA-CF, PETG-CF, ABS-GF, ASA-CF, PA6-CF, PA6-GF, PAHT-CF, PPA-CF, PET-CF | PLA、PETG、ABS、ASA、TPU、PLA用サポート、PLA/PETG用サポート、ABS用サポート、PA/PET用サポート、PET、PA、PC、PVA、カーボン/ガラス繊維強化PLA、PETG、ABS、ASA、PA6、PAHT、PPA、PET |
| マルチカラー | AMS lite 1台で4色 最大4色 | AMS 2 Pro 1台で4色 最大20色 | デュアルノズル AMS 2 Pro 1台で4色 最大25色 |
| 消費電力[W] | 150 | 1000 | 1100 |
| ディスプレイ | タッチ式 | タッチ式 | タッチ式 |
| Wi-Fi | ○ | ○ | ○ |
| 内部ストレージ[GB] | × | 8 | 8 |
| カメラ/リモートモニタリング | ○ | ○ | |
| スライスソフト | Bambu Studio (PrusaSlicer) (Cura) (Superslicer) | Bambu Studio (PrusaSlicer) (Cura) (Superslicer) | Bambu Studio (PrusaSlicer) (Cura) (Superslicer) |
| その他 | デュアルノズル(ダイレクト・ボーデン) | ||
| 出典 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
購入前に押さえておきたい条件も、商品ページに機種ごとに書かれています。
A1 miniのキットはAMS lite付きの構成のみで、AMSやAMS 2 Pro、AMS HTをつなぐ場合は別売りのAMS HUB(SA013)が必要です。
また、A1 miniの電源プラグは接地極付きで、接地極の無いコンセントでは使えないとされています。
P2Sでは、AMSを2台以上つなぐ場合に、P2S用のフィラメントバッファー(SA011)、6ピンのBambuバスケーブル(CAB035)、4-in-1 PTFEアダプター(FAZ013-N)が必要です。
X2DでAMSを2台以上つなぐ場合は、4-in-1 PTFEアダプター(FAZ013-N)を追加します。
機種選びから迷っている方は、用途と予算別にBambu Lab機種を比べたこちらの記事が参考になります。
P2SとX2Dのどちらにするか迷っている方には、2機種を比べたこちらの記事もおすすめです。
まとめ:付属品を使う予定があるなら、まずキットを確認しよう

今回は、Bambu LabのComboスターターキットを紹介しました。
Comboスターターキットは、Combo本体に、ノズル径の違うホットエンド3本とカラーリトファン用の4色、LEDライトキットを加えたセットです。
押さえておきたいポイントは、次の3つです。
A1 mini Comboを検討している方や、P2S・X2Dで細かいプリントやカラーリトファンも試したい方は、キットも候補に入れてみるとよいでしょう。
本体の価格だけでなく、付属品を使うかどうかもあわせて選んでみてください!












