こんにちは、管理人のウノケンです。
今回は、Snapmakerから登場した、カラーリトファン向けのフィラメント4色セットを紹介していきます。
2026年9月30日に公式フォーラムで告知された「SnapSpeed PLA CMYK Lithophane Filament Bundle」は、写真を3Dプリントし、後ろから光を当ててカラー画像として楽しむための素材セットです。
4つのツールヘッドを持つ「U1」ではRFIDと専用プロファイルを利用できるため、マルチカラーの新しい使い道として気になる方もいるのではないでしょうか。
ただし、U1でおなじみのフルスペクトラムとは、素材の使い方に違いがあります。
ぜひ、写真を使った作品づくりや、フィラメント選びの参考にしてみてください!

カラーリトファンとは?後ろから光を当てて写真を浮かび上がらせる作品

まずは、今回の素材セットが何に使うものなのか、整理しておきましょう。
リトファンは、3Dプリントした薄い板の厚みを変えることで、光の通り方に差をつけ、写真などの明暗を表現する作品です。
一般的には白いフィラメントを使う方法が知られていますが、カラーリトファンでは、複数色の層を組み合わせて色の表現も加えます。
Snapmakerの公式作例でも、照明を消した状態では淡い色の凹凸に見える板が、後ろから光を当てると、夕日の風景として浮かび上がっています。
ここで押さえたいのは、後ろから光を通したときの見え方を楽しむ作品だということ。
多色の置物と同じ感覚で配色するより、写真、専用のプリントデータ、フィラメント、バックライトをひと組で考えると、作りたいものが分かりやすくなります。
商品名はCMYKでも、セットに入るのはシアン・マゼンタ・イエロー・白

今回登場したセットは合計4kgで、公式の商品名には「CMYK」とあります。
一方、公式の構成画像に示されているのは、シアン、マゼンタ、イエロー、そして白の4色です。
印刷のCMYKという名前から、黒が入ったセットだと思わないようにしたいですね。
また、手元にある同じような色のPLAを、そのまま同じ設定で使えるとは限りません。
光を通して見る作品なので、表面の色だけでなく、材料の光の通り方や、各色をどの厚みで重ねるかが仕上がりに関係すると考えられます。
まずはメーカーが想定した素材とプロファイルの組み合わせから始め、そのうえで別の材料を試す、という順番が取り組みやすいでしょう。
U1ではRFIDと専用プロファイルに対応。他機種では設定の調整が必要

Snapmakerの説明では、U1向けにRFIDによる自動読み込みに対応し、Snapmaker Orcaには最適化されたプリントプロファイルが用意されています。
素材の識別と設定がつながる点は、U1ユーザーにとって注目したいところです。
ただし、RFIDを読み込めば、好きな写真がそのままプリントできるわけではありません。
カラーリトファン用のデータを準備したうえで、スライサー上の材料の割り当てと、実際に各ヘッドへセットした色が一致しているかを確認する必要があります。
メーカーは他のFDM方式の3Dプリンターでも使えると案内していますが、手動で設定を調整する場合があるとしています。
U1向けのRFID連携まで、他のメーカーのマシンで利用できるという意味ではありません。
また、素材が使えることと、4色のデータを意図どおりに出力できることは別なので、手持ちの機種で使う方は、材料の切り替え方法やスライサーの対応も確認しておきたいところです。
U1の4ヘッド方式や、普段のマルチカラーでの使い勝手が気になる方には、以下の実機レビューもおすすめです。
カラーリトファンに加えて、多色・多素材の作品を作るためのマシンを検討している方には、U1も候補になるでしょう。
材料の割り当てやプリント設定で迷ったときは、ラボメンバーPlusの設定解説や相談も活用してみてください。
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購入前の注意点:バックライト・ノズルの準備と、フルスペクトラムとの使い分け

このセットを購入するときには、フィラメント以外の準備も忘れないようにしましょう。
まず、バックライトは別売りです。
メーカーは156×120mmのUSB-C給電パネルを推奨しています。
写真入りの贈り物や飾りを作りたい方は、プリントする板だけでなく、照明とフレームまで含めて完成形を考えておくとよいでしょう。
細かな表現には0.2mmのホットエンドを推奨し、0.4mmでは細部が少なくなる場合があるとも案内されています。
0.4mmが使えないということではなく、小さな写真の細部まで表現したい場合には、ノズル径も選択のポイントになる、という話です。
そして、U1ユーザーが特に気にしておきたいのが、フルスペクトラムとの違いです。
Snapmakerは、このセットをFull Spectrumの混色で生成したプリントには推奨していません。
「4色でさまざまな色を表現する」という共通点があっても、フルスペクトラム用のデータと、バックライトを使うカラーリトファン用のデータを、同じ材料・同じ設定で扱う前提にしないことが大切です。
フルスペクトラムを含むマルチカラーの用途や、U1・Creator 5 Pro・Prusa XLの違いを知りたい方には、以下の比較記事もおすすめです。
日本向けには、公式グローバルストアに配送先「Japan」の選択肢が用意されています。
4kgセットの商品価格は69.99米ドル(2026年10月2日時点)で、日本円の支払額は為替や送料などによって変わります。
素材代に加えて、必要ならバックライトや0.2mmホットエンドの費用も含めて予算を考えておきましょう。
まとめ:U1で写真を使った作品づくりに挑戦したい方に注目の新素材

今回は、Snapmakerのカラーリトファン用PLA 4色セットを紹介しました。
U1で多色の置物を作ってきた方にとって、写真を光で浮かび上がらせる作品は、4ヘッドを活用する新しい楽しみ方になるでしょう。
一方、いま作っているフルスペクトラム作品の材料を探している方は、今回のセットと用途を分けて選ぶ必要があります。
素材の4色だけでなく、プリントデータ、ノズル、照明までひと組で準備すること。
この点を押さえて、写真を使った作品づくりに挑戦してみてください!
マシンからそろえる方は、U1のレビューと他のツールチェンジャーとの比較も参考に、ご自身の使い方に合う1台を選んでみてください。




