こんにちは、管理人のウノケンです。
今回は、
Bambu Labの大人気マルチカラー3Dプリンター「P1S Combo」を実機レビュー
していきます。
Bambu Labの3Dプリンターラインナップは以下の通り(2025年1月時点)。
今回紹介するのは、Bambu Labの中ではミッドレンジモデルにあたる「P1S Combo」。
家庭用3Dプリンターユーザーから多くの支持を集める大人気機種は、いったいどんな3Dプリンターなのでしょうか?
本記事では、
「P1S」の名前はよく聞くけど、いったいどんな3Dプリンターなのか実はよく知らない…
「P1S Combo」より安い「A1 Combo」や「A1 mini Combo」との違いは?
という方が、
といった内容を理解できる記事となっています。ぜひ最後までご覧ください!
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Bambu Lab「P1S Combo」の特徴【A1シリーズと比較】
Bambu Lab「P1S Combo」は、同社「A1シリーズ」と比較して、いったいどのような違いがあるのでしょうか?
ここでは、絶対に押さえておくべき3つの大きな違いに着目して、「P1S Combo」の特徴を解説していきます。
順に見ていきましょう。
造形エリアが密閉されたCoreXY構造3Dプリンター
Bambu Lab「P1S Combo」は、
を採用しています。
内部をある程度保温できる密閉構造は、ABSなどの反りやすいフィラメントでも安定した品質を得るのに有効です。上フタと正面扉をしっかり閉じることで冷たい外気の流入が抑えられ、プリント中でも内部の温度が極端に下がることがありません。
これにより、プリント品が反ったり、層と層の間で剥離が起きたりといった造形トラブルが減り、高さのあるモノでもプリント成功率を高めることができます。「A1シリーズ」のように造形エリアが開放されたタイプとの大きな違いだと言えるでしょう。
そして、CoreXY方式は、XY平面上をノズルが自在に動いてZ方向にビルドプレートが上下する構造です。そのため、比較的高速で、かつ大型オブジェクトの造形にも安定感があるのが特徴です。
「A1」「A1 mini」のように、土台を前後に動かすベッドスリンガー構造だと、造形物が大きくなるほど重心が不安定になり、振動や揺れが生じやすくなる一方、CoreXYではヘッド移動がメインとなるため、そのリスクを軽減しやすいと言えます。
フィラメントの吸湿を防ぎ、最大16色に対応するAMS
「P1S Combo」の強みの1つが、「AMS(Automatic Material System)」の搭載です。
標準で4種のフィラメントを同時にセットできるうえに、追加のAMSユニットを最大3台まで連結すれば、なんと最大16色というマルチカラープリントが可能になります。色分けされたパーツやグラデーション風の表現など、工夫次第で作品の幅を大きく広げられるのは、クリエイターにとって大きな魅力でしょう。
また、「AMS」内部に乾燥剤を入れておけば、フィラメントが湿気を吸いにくい環境を維持できます。吸湿が原因となるノズルの詰まりや、プリント時の気泡・ひげ(糸引き)などが軽減されるのは大きな利点となります。湿度の高い季節では、とくに安心してプリントが行えるでしょう。
一方で、ダンボール製スプールや3キロの大容量スプールは物理的にセットしにくい場合があります。必要に応じて、スプールアダプターを装着したり、1kgサイズのプラスチック製スプールに移し替えるといった工夫が必要になります。
ちなみに、「A1シリーズ」は「AMS」に対応しておらず、代わりに「AMS lite」という簡易的なマルチカラーシステムを使用することになります。フィラメントが剥き出しでセットされるスタイルの「AMS lite」は基本的に「AMS」の下位互換であり、「AMS lite」に