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QIDI最新3Dプリンター「Smart 5」登場か?FCC公開マニュアルから小型CoreXYの仕様を読み解く

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こんにちは、管理人のウノケンです。

今回は、QIDIの未発表3Dプリンター「Smart 5」について解説していきます。

先日の新機種まとめ動画でも触れましたが、米国の無線機器認証であるFCCに「2A5FV-SMART5」という登録があり、外観写真とクイックスタートガイドまで公開されています。

そこから見えてきたのは、180×180×180mmの造形サイズを持つ、小型のCoreXY機という姿です。

ただし、2026年9月26日時点でQIDIによる正式な製品発表や日本での販売条件は確認できていません。

この記事はFCC公開資料を読み解くもので、発売日や価格を予想で埋めるものではありません。

小型機を待つべきか、すでに販売されているQ2・Plus5・Max4を選ぶべきか、判断材料を整理します。

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管理人:ウノケン
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  • 3Dプリンター特許出願経験
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FCCに公開された「Smart 5」とは?

FCCで公開されたQIDI Smart 5クイックスタートガイドの表紙。図は製品最終仕様と異なる可能性があります
FCCで公開されたQIDI Smart 5クイックスタートガイドの表紙。図は製品最終仕様と異なる可能性があります(出典:FCC公開資料)

FCCの登録ページには、申請者としてQIDIの社名、機器の説明として「3D printer」、モデル名として「SMART5」が記載されています。

登録日は2026年9月10日。

通常は発売前の外観写真やマニュアルが非公開になっている例もありますが、この機種はユーザーマニュアルと外観写真を閲覧できます。

とはいえ、認証資料が公開されたことと、発売日が決まったことは別です。

マニュアルの表紙にも、画像は説明用で実製品は最適化によって変わり得ると注意書きがあります。

180mm角の小型CoreXY。筐体はどんな形?

Smart 5の前面・背面と主要部品を示すマニュアルの図
Smart 5の前面・背面と主要部品を示すマニュアルの図(出典:FCC公開資料)

公開マニュアルにある造形サイズは180×180×180mm。

本体は322×344×410mm、約10kgとされています。

造形サイズの数字だけ見ればBambu LabのA1 miniと同じですが、Smart 5はベッドを前後に動かす方式ではなく、CoreXY構造です。

図では前面の扉、左右の窓、上部のカバーも確認できます。

小型の造形領域を箱型の筐体にまとめた点が、この機種の特徴になりそうですね。

一方、筐体があるからといって、高温材料向けのチャンバー加熱機能があるとは限りません。

そこは次の仕様表で確認しておきたいところです。

PLA・PETG向け。ABS・ASAは「非推奨」

Smart 5の仕様表。造形サイズ、最高温度、対応フィラメントなどを確認できる
Smart 5の仕様表。造形サイズ、最高温度、対応フィラメントなどを確認できる(出典:FCC公開資料)

マニュアルの仕様表では、ノズルの最高温度は300℃、ヒートベッドの最高温度は80℃。

対応フィラメントはPLAとPETGです。

そして見逃せないのが、ABSとASAは「非推奨」と明記されていること。

箱型だからABSやASAにも向く、と判断するのは避けた方がよいでしょう。

QIDIは高温ノズルやチャンバー加熱を備えた機種を展開してきましたが、Smart 5は資料を見る限り、まず手軽なPLA・PETG造形へ振ったモデルという印象です。

ここは筆者の見立てで、正式な製品の位置づけは発表を待つ必要があります。

なお、ヘッドの最高速度は600mm/s、最大加速度は20,000mm/s²という仕様上の上限値です。

完成品を常にその速度で造形できるという意味ではありません。



QIDI BOXには対応。ただし本体とのセット販売は未確認

Smart 5マニュアルのQIDI BOX接続・フィラメント装填の説明。BOX未購入者はこの手順を省略できると記載
Smart 5マニュアルのQIDI BOX接続・フィラメント装填の説明。BOX未購入者はこの手順を省略できると記載(出典:FCC公開資料)

マニュアルには、フィラメント供給ユニットQIDI BOXを接続して装填する手順が載っています。

同じページには、QIDI BOXを購入していない人は、この手順を飛ばしてよいとも書かれています。

つまりBOXへの対応は読み取れますが、標準付属や日本向けセット販売の有無までは分かりません。

仕様表にはフィラメントカッターもあります。

ただし、これはヘッドやノズルを交換する「ツールチェンジャー」を意味しません。

現時点の資料からは、1つのヘッドでフィラメントを切り替える構成として読むのが自然です。

マルチカラー造形の品質や切り替え時の材料ロスは、まだ実機で確認できていません。



Q2・Plus5・Max4と比べて、待つ価値はある?

Smart 5仕様表の続き。右手前の11×22mmは標準設定で造形不可とする注記がある
Smart 5仕様表の続き。右手前の11×22mmは標準設定で造形不可とする注記がある(出典:FCC公開資料)

まず、Smart 5の「180mm角」は標準設定で全域を使えるという意味ではありません。

マニュアルには、造形プレート右手前の11×22mmが標準では造形不可とあります。

全面を使うには、カスタマーサービスの案内に従ってカッターのブラケットを外し、QIDI Studioの設定も変更する必要があると説明されています。

購入前には、自分の作りたい物が標準設定の範囲に収まるかも見ておきたいですね。

「今すぐ使えるQIDI機」で比較すると、Q2 Comboの実機レビューで紹介したQ2は270×270×256mm。

180mmでは小さいと感じる方の候補です。

さらに、Plus5の実機レビューで扱ったPlus5は320×320×300mm、Max4 Comboの実機レビューで扱ったMax4は390×390×340mm。

大きな造形物や高温材料を重視するなら、こちらの既存機種から選ぶ方が用途に合うでしょう。

Smart 5の魅力は、小さな設置面積でCoreXY機を使える可能性にあります。

一方、価格も発売時期も不明なので、小型であることが最優先なら続報を待つ、造形サイズや材料対応を優先するなら現行機を比較する、という考え方がよさそうです。

現行3機種の製品リンクを載せておきます。

レビューで使用感を確認したうえで、各リンク先の最新価格・セット内容・在庫を比較してください。

スタンダードな現行機:QIDI Q2 Combo

中型:QIDI Plus5

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大型:QIDI Max4 Combo

正式発表で価格や最終仕様が分かれば、Smart 5の立ち位置もはっきりします。

今のところは、FCCの公開資料で確認できる範囲を出発点に、続報を待ちたいと思います。

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