光造形3Dプリンターphrozen Sonicシリーズ徹底比較【8K・歯科用も】

こんにちは、管理人のウノケンです。

今回は、phrozen社の光造形3DプリンターSonicシリーズの3Dプリンターを徹底比較していきたいと思います。

phrozen社は光造形方式の3Dプリンター・レジンを販売する企業です。

光造形方式3DプリンターとしてはSonicシリーズを展開しており、その中には「8K高解像度」「歯科用」などの珍しい特徴をもったモデルがそろっています。

そんなphrozen Sonicシリーズですが、ELEGOOやAnycubicとはことなり、現状Amazonへの出品が少ないです。興味があっても情報が少なかったり、全然聞いたことないという方も多いのではないでしょうか?

そこで、今回は2022年現在のphrozen Sonicシリーズを、他社モデルとの違いに着目しつつ徹底比較していきます。

アップデート

最新のSonic Mighty 8Kについて追記しました

それでは見ていきましょう!



【2022年版】phrozen Sonicシリーズ一覧

まずはじめに、phrozen Sonicシリーズを一覧で見てみましょう。

2022年現在、phrozen社の公式ホームページ(英語版)で確認できるSonicシリーズ3Dプリンターは次の10点です。Sonicシリーズは、さらに「Mini」「Mighty」「Mega」「歯科用」の4シリーズに大別されます。

Sonic Mini シリーズ

高コスパ2K3Dプリンター!【Sonic Mini】

4K3Dプリンターのエントリーモデル!【Sonic Mini 4K】

圧倒的高精細・高解像度!【Sonic Mini 8K】

Sonic Mighty シリーズ

解像度・造形サイズともにハイスペック!【Sonic Mighty 4K】

さらに進化した解像度・造形サイズ!【Sonic Mighty 8K】

出典:phrozen

4/21予約受付開始!

Sonic Mega シリーズ

圧巻の大型8K3Dプリンター【Sonic Mega 8K】

出典:SK本舗販売ページ



Sonic(歯科用)シリーズ

Sonic 4K

Sonic XL 4K

Sonic 4K 2022

出典:phrozen公式ページ

Sonic XL 4K 2022

出典:phrozen公式ページ

エントリーモデルからハイスペック8K3Dプリンター、歯科用モデルまでさまざまな特徴をもつモデルが揃っていますね!

3Dプリンターを選ぶ際には、価格やサイズ、解像度といった情報をもとに、あなたにぴったりのモデルを選ぶ必要があります。

とくにSonicシリーズは本体サイズが大きいモデルや歯科用モデルがあるので、自身の用途や作業環境に応じて吟味する必要があります。また、人気モデルは入手までに時間がかかる場合があるので注意が必要です。

どの3Dプリンターを選ぶべきかを把握するため、次は各3Dプリンターのスペックについて一覧表で見てみましょう。



【2022年版】phrozen Sonicシリーズ スペック一覧

各3Dプリンターのスペックについて、一覧表で見てみましょう。

便宜上、「Mini」「Mighty」「Mega」と「歯科用」で表を分けています。

モデルMiniMini 4KMini 8KMighty 4KMighty 8KMega 8K
イメージ
造形サイズ(幅×奥行き×高さ)[mm]120×68×130134×75×130165×72×180200×125×220218×123×235330×185×400
ピクセル数1920×1080(2K)3840×2160(4K)約7500×3280
(推定)(8K)
約3840×2400
(推定)(4K)
約7780×4400
(推定)(8K)
約7680×4300
(推定)(8K)
解像度(XY) [mm]0.06250.0350.0220.0520.0280.043
レイヤー厚さ(Z) [mm]0.01-0.30.01-0.30.01-0.30.01-0.30.01-0.30.01-0.3
プリントスピード [mm/時間]Max 80Max 80Max 80Max 80Max 70Max 70
本体サイズ(幅×奥行き×高さ)[mm]250×250×330250×250×330290×290×420280×280×440337×337×516470×400×680
実勢価格(2022.3月時点)約24,000円約45,000
〜68,000円
約89,000円約85,000〜98,000円約100,000円約360,000円
スライスソフトChituboxChituboxChituboxChituboxChituboxChitubox
備考・2KモノクロLCD
・USB接続
・4KモノクロLCD
・USB接続
・8KモノクロLCD
・USB接続
・4KモノクロLCD
・USB接続
・8KモノクロLCD
・USB接続
・8KモノクロLCD
・USB・イーサネット接続
画像、スペックはphrozen公式ページより引用。
モデルSonic 4KSonic XL 4KSonic 4K 2022Sonic XL 4K 2022
イメージ
造形サイズ(幅×奥行き×高さ)[mm]133×75×200120×190×200134×75×200200×125×200
ピクセル数-(4K)-(4K)-(4K)-(4K)
解像度(XY) [mm]0.0350.050.0350.052
レイヤー厚さ(Z) [mm]0.01-0.30.01-0.30.01-0.30.01-0.3
プリントスピード [mm/時間]Max 90Max 90Max 90Max 90
本体サイズ(幅×奥行き×高さ)[mm]230×260×460290×330×470250×250×330290×330×470
実勢価格(2022.3月時点)約168,000円約294,800円
スライスソフトChituboxPhrozen 3D Power
by Forwered
Phrozen Dental
Synergy Slicer
Phrozen Dental
Synergy Slicer
備考・4KモノクロLCD
・USB/イーサネット接続
・4KモノクロLCD
・USB/イーサネット/
WiFi接続
・4KモノクロLCD
・USB/イーサネット/
WiFi接続
・4KモノクロLCD
・USB/イーサネット/
WiFi接続
画像、スペックはphrozen公式ページより引用。

ズラリと並ぶモデルと、スペックを示すたくさんの数字に「どこを見たらいいの??」という方も多いでしょう。

ここからは、phrozenのラインナップで注目すべきポイントについて解説していきます。



ここに注目!phrozen Sonicシリーズの特徴3選

数々の特徴をもつphrozen Sonicシリーズ。

ここからは、phrozen Sonicシリーズの特徴を3つにしぼって解説していきます。

XY解像度22um!Sonic mini 8Kは他にないリアルな造形が可能

ユニークな特徴をもつphrozen Sonicシリーズの中でも、とくに注目したいのがSonic mini 8K。

なんとXY解像度が22um。ELEGOOやAnycubicのような他のメーカーの3Dプリンターでも実現できない圧倒的な精度で造形することが可能です。

一例として、ELEGOO Marsシリーズ最新の4K3DプリンターMars 3のXY解像度と比較してみましょう。

  • ELEGOO Mars 3:XY解像度35um
  • phrozen Sonic Mini 8K:XY解像度22um

1ピクセルあたりの面積に換算すると、約2.5倍の精度で造形することができるのです。

「実際、phrozen Sonic Mini 8Kの精度ってどれくらいスゴイの?」と思われる方はこちらの画像を御覧ください。4Kの頬に見られる段差が8Kではすっかり消えています。8Kと比較すると、4Kの造形精度でさえ物足りなく感じてしまいますね。。。!

出典:SK本舗販売ページ

そんなphrozen Sonic Mini 8Kは、半導体不足の影響で入手までに時間がかかる場合もあるようです。気になる方は早めにチェックしておきましょう。

造形高さ40cm!Sonic Mega 8Kはサイズも解像度も超充実

Sonic Mini 8Kは、造形サイズ自体はMars 3と同等です。フィギュアを作る際には、スタンダードなサイズのものを圧倒的な精度で造形できるということになります。

一方で、「もっと大きいフィギュアをつくりたい!!」という要望もあるでしょう。

そんな方におすすめなのがSonic Mega 8Kです。

その特徴は、圧倒的な造形サイズ。Megaの名に恥じないスペックを有しています。

造形高さ13cm、22cmのMini 4K、Mighty 4Kとの差は歴然(出典:https://www.sculptors.jp/topics/2680)

こちらも造形サイズ(幅×奥行き×高さ)[mm]をELEGOO Mars 3と比較してみましょう。

  • ELEGOO Mars 3:143×89.6×175
  • phrozen Sonic Mini 8K:330×185×400

幅・奥行き・高さのすべてにおいて2倍以上!体積に換算すると、10倍以上になります。数値で見てみると、その圧倒的なスペック差がよくわかりますね。

圧倒的造形サイズを実現しつつ、XY解像度・ピクセル数も充実しています。

XY解像度43umは、大人気のELEGOO Mars 2(XY解像度50um)よりも小さい、つまり高精度の造形が可能な値です。ピクセル数も8Kで、造形サイズとクオリティを両立した無二の3Dプリンターと言ってよいでしょう。

唯一注意すべきは、その本体サイズ。47cm×47cm×68cm、重さ35kgという大きめサイズの3Dプリンターが置けるスペースを確保しておきましょう。



歯科業界に革命を!WiFi接続も可能なSonic歯科用シリーズ

phrozen Sonicシリーズのもうひとつの特徴は、歯科用(Dental)シリーズが存在することです。

一般の方からすると、「なぜ歯科??」という感じかもしれません。

実は、これまで石膏でつくられていた歯列模型を高精度かつ低コストで作成できるというメリットがあり、3Dプリンターの技術を歯科業界に導入することが進みつつあります。これまで模型技術者のスキルに頼っていた部分を、デジタルな3Dプリンターの技術で代替しようと試みられているのです。

phrozenのSonic歯科用シリーズは、歯科用3Dプリンターの中でもエントリーモデルにあたります。とはいえ、WiFiにも対応した実用性の高さや、歯科用モデルに特化したスライスソフト「Phrozen Dental
Synergy Slicer」を採用しているなど、充実した機能を備えています。

歯科用3Dプリンターに興味のある方は要チェックですね!

まとめ:魅力あふれるphrozen Sonicシリーズの導入を検討しよう

今回は、phrozen社の光造形3DプリンターSonicシリーズの3Dプリンターを徹底比較してきました。

XY解像度22umのSonic Mini 8K、造形高さ40cmのSonic Mega 8Kなど、他社の3Dプリンターに見られないユニークな特徴をもつモデルが多数取り揃えられていることがわかりましたね!

また、歯科業界に革命を起こす歯科用3Dプリンターのエントリーモデルまで輩出しているphrozenからは今後も目が離せません!

みなさんも興味をもったモデルをチェックしてみてくださいね!