こんにちは、管理人のウノケンです。
今回は、
Anycubicの光造形3Dプリンター「Photon Monoシリーズ」を全機種徹底比較・解説
していきます。
AnycubicはFDM(FFF)方式の3Dプリンターも販売する家庭用3Dプリンターの有名企業。「Photon Monoシリーズ」はAnycubicの光造形方式3Dプリンターで、手頃な価格と高い品質で人気を博しています。
Anycubicからは一時期、派生の「Photon M3シリーズ(解説ページにジャンプ)」も登場していましたが、現在も継続して新機種がリリースされているのは、この「Photon Monoシリーズ」です。
そんな「Photon Monoシリーズ」ですが、
「種類が多くて、どの3Dプリンターを選べば良いか分からない!」
「どれが最新機種なの?」
という方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は2024年現在のAnycubic「Photon Monoシリーズ」を徹底比較し、注目機種について解説していきます。
YouTubeでも最新情報を解説しています!
それでは見ていきましょう!
- 【2024年版】Anycubic Photon Monoシリーズ一覧
- レジン温度制御・自動供給回収搭載の最新14K【Photon Mono M7 Pro】
- 廉価版最新14K【Photon Mono M7】
- 14K3Dプリンター【Photon Mono M5s Pro】
- 12K超高解像度&スマートテクノロジー搭載【Photon Mono M5s】
- 廉価版のコスパ12K3Dプリンター【Photon Mono M5】
- 中型造形サイズの6K3Dプリンター【Photon Mono X 6Ks】
- 中型造形サイズの4K3Dプリンター【Photon Mono X2】※販売終了
- コンパクトで扱いやすいエントリーモデル【Photon Mono 2】
- 【Photon Mono 4K】※販売終了
- 【Photon Mono X】※販売終了
- 【Photon Mono X 6K】※販売終了
- まとめ:続々登場のPhoton Monoシリーズ。選択のポイントは?
【2024年版】Anycubic Photon Monoシリーズ一覧
まずはじめに、Anycubic「Photon Monoシリーズ」を一覧で見てみましょう。
現在、Anycubic社の公式ホームページ(英語版)で確認できる「Photon Monoシリーズ」3Dプリンターのうち、Amazon等で購入可能な機種は以下の表の7機種です(2024年9月時点)。
モデル名 | Photon Mono M7 Pro | Photon Mono M7 | Photon Mono M5s Pro | Photon Mono M5s | Photon Mono M5 | Photon Mono X 6Ks | Photon Mono 2 |
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本体イメージ | |||||||
メーカー | Anycubic | Anycubic | Anycubic | Anycubic | Anycubic | Anycubic | Anycubic |
本体サイズ(LxWxH)[mm] | 310 x 315 x 520 | - | 270 x 290 x 460 | 270 x 290 x 460 | 270 x 290 x 460 | 290 x 260 x 417 | 235 x 229 x 390 |
造形サイズ(LxWxH)[mm] | 223 x 126 x 230 | 223 x 126 x 230 | 223.78 x 126.38 x 200 | 218 x 123 x 200 | 218 x 123 x 200 | 195.84 x 122.4 x 200 | 143 x 89 x 165 |
Z軸精度[mm] | - | - | 0.01 | 0.01 | 0.01 | 0.01 | 0.01 |
積層ピッチ[mm] | 0.01(min) | - | - | - | - | - | - |
ピクセルサイズ[mm] | 0.0168 x 0.0248 | 0.0168 x 0.0248 | 0.0168 x 0.0248 | 0.019 x 0.024 | 0.019 x 0.024 | - | 0.035 |
ピクセル数(XY) | 13320 x 5120 | 13320 x 5120 | 13312 x 5120 | 11520 x 5120 | 11520 x 5120 | 5760 x 3600 | 4096 x 2560 |
プリントスピード[mm/h] | Max 170 | Max 150 | Ave. 105 | Ave. 105 | 20-50 | 15-60 | (1.5-3s) |
データ入力 | - | - | USB Wi-Fi | USB Wi-Fi | USB Wi-Fi | USB | USB |
本体重量[kg] | 12.8 | - | 9.4 | 8.9 | 8.6 | 8.5 | 4 |
スライスソフト | - | - | Photon Workshop | Photon Workshop | Photon Workshop | Photon Workshop | Photon Workshop |
その他 | レジン温度コントロール 自動レジン供給・回収機能 空気清浄機付き レベリングフリー | 空気清浄機付き レベリングフリー | レベリングフリー Auto Device Check Resin Detection Resin Residue Detection Print Status Detection Intelligent Release | レベリングフリー Auto Device Check Resin Detection Print Status Detection | |||
出典 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
ここからは、各機種の特徴と、先代機種からアップグレードされたポイントについて紹介していきます。
レジン温度制御・自動供給回収搭載の最新14K【Photon Mono M7 Pro】
2024年4月に登場した「Photon Monoシリーズ」の最新機種が「Photon Mono M7 Pro」です。
「Photon Mono M5s Pro」から継続の、家庭用光造形最高クラスとなる14K解像度はそのままに、
といった最先端機能が盛り込まれています。
家庭用光造形の最高峰を求める方におすすめの1台だと言えるでしょう。
廉価版最新14K【Photon Mono M7】
2024年8月に突如Amazonに登場した「Photon Mono M7シリーズ」の1台が「Photon Mono M7」です。
「Photon Mono M7 Pro」と同様の家庭用光造形最高クラスとなる14K解像度や、本体サイズ・造形サイズはそのままに、
という機能簡易版となっています。
できるだけ安価に最新14K機種をゲットしたい!
という方向けの1台となっています。
14K3Dプリンター【Photon Mono M5s Pro】
2023年11月、Anycubicから「Photon Mono M5s Pro」についての情報が一部解禁、そして2024年1月に公式サイトにて詳細情報が公開されました。
一番の注目ポイントは、その14K解像度。13312×5120という圧倒的なピクセル数を実現しています。
さらに、ピクセルサイズは16.8um×24.8um。X方向の16.8umというサイズは、家庭用としては現状の最小クラスとなっています。
その他にも、
といった「Photon Mono M5s」からの性能向上・追加機能搭載がなされています。