こんにちは、管理人のウノケンです。
今回は、
ELEGOOの光造形3Dプリンター「Saturnシリーズ」全機種について、比較解説
していきます。
「Saturnシリーズ」といえば、「Marsシリーズ」と並ぶELEGOOの代表的な光造形3Dプリンターシリーズです。4K高解像度モデルとして有名な初期モデルの「Saturn」に続き、「Saturnシリーズ」は新モデルが続々登場中の注目ラインナップとなっています。
本記事では、注目の「Saturnシリーズ」各種の特徴と違いについて徹底解説していきます!シリーズ各種のスペック比較も行っているので、ぜひ最後までご覧ください。
それでは見ていきましょう!
ELEGOO「Saturnシリーズ」の特徴
ここからは、各モデルに共通する特徴について注目ポイントを解説していきます。
高解像度
Saturnシリーズの特徴の1つは、高解像度です。Saturnシリーズには以下のように4K、8Kの2つの解像度が存在しています。
4K・・・「Saturn 4K」「Saturn S 4K」
8K・・・「Saturn 8K」「Saturn 2 8K」
12K・・・「Saturn 3」「Saturn 3 Ultra」「Saturn 4」「Saturn 4 Ultra」
4Kでも十分高解像度ですが、8K、12Kはさらにその上をいく圧倒的な表現力をもっています。自身が作成したい造形物の細かさ、ディテールへのこだわりに応じて選択するとよいでしょう。
造形サイズが大きい
Saturnシリーズの特徴は解像度だけではありません。その造形サイズも大きな魅力の1つです。
なかでも「Saturn 2」や「Saturn 3」、「Saturn 4」のLCDサイズは10インチ(≒対角25.4cm)に到達しています。
大きいフィギュアを3Dプリントするような用途や、一度に多くのモノを3Dプリントするような用途においては、迷うことなくSaturnシリーズを選択することをおすすめします。
高コスパ
最後に取り上げるのは、そのコスパの良さです。Marsシリーズにも共通しますが、Saturnシリーズもその優秀なスペックに(良い意味で)見合わない圧倒的なコスパの良さをもっています。
実勢価格では、最も安価な「Saturn 8K」で4万円台、最もハイスペックな「Saturn 4 Ultra」でも8万円を切っています。(2024年4月時点)
造形サイズが大きくなってくると、しだいに産業用途のラインナップに選択肢が限られてしまいます。Saturnシリーズのように、造形サイズが大きく、かつ個人で購入可能な価格帯の3Dプリンターの存在は非常にありがたいですね。
ELEGOO「Saturnシリーズ」一覧【各機種の特徴を解説】
「Saturnシリーズ」は、以下の8モデルが登場しています(2024年4月時点)。
オートレベリング等ユーザーフレンドリーな新12K【Saturn 4】
ELEGOO「Mars 2」以来となるグリーンのUVカバーが目を引く「Saturn 4」。
解像度は12K、0.019×0.024umと「Saturn 3」2機種と変わらないものの、下記の優れたアップグレードを引っさげての新登場となりました。
加えて、予約販売価格$299(≒46,000円)というコスパも魅力の1つ。
超高精細な12K機種が、利便性大幅アップ&手の出しやすい価格となって新規リリース。ユーザーとしてうれしい選択肢の登場となりました。
AIカメラ搭載&チルトリリース高速プリント!【Saturn 4 Ultra】
「Saturn 4」以上の大幅アップデートを遂げて新登場となったのが、「Saturn 4 Ultra」。
上記の「Saturn 4」が備える仕様に加えて、以下の注目すべき新機能が搭載されています。
「ビルドプレートが上下してリリース」という家庭用光造形の常識を覆す「チルトリリース機能」など、大注目の機能がてんこ盛りの「Saturn 4 Ultra」。
Age of 3DPでは一足早く「先行実機レビュー」を公開しているので、ぜひご覧ください。
12K&19umの超高解像度モデル【Saturn 3】
ついに12K&19umの超高解像度に到達した「Saturn 3」。その圧倒的なスペックは以下の通りです。
先代機種の「Saturn 2」と比べても、その差は歴然。家庭用3Dプリンターの飛躍的な進化を感じる1台です。