こんにちは、管理人のウノケンです。
今回は、Bambu Labの新しいフィラメント「PETGマット」を紹介していきます。
小物や収納用品をプリントするとき、PETGのツヤがもう少し控えめだったら、と思うことはありませんか?
見た目ならPLAマットも選択肢ですが、水まわりの道具など、用途に合わせてPETGを使いたい場面もありますよね。
そんな材料選びに加わったのが、PETGの実用性と、落ち着いたマットな仕上がりを組み合わせたPETGマットです。
ぜひ最後まで読んで、次に作るものに合うフィラメントを選ぶ参考にしてみてください!
| フィラメント名 | PETG Matte |
|---|---|
| イメージ | ![]() |
| メーカー | Bambu Lab |
| 価格(サンステラ) | |
| 価格(SK本舗) | |
| 価格(Amazon) | |
| 価格(海外ストア) |

Bambu PETGマットとは?実用品にも使いやすい低光沢のフィラメント

PETGマットは、Bambu Labが2026年9月28日に発表した、ツヤを抑えたPETGフィラメントです。
PETGらしい耐久性を生かしながら、表面を柔らかなマット調に仕上げられることが特徴になっています。
Bambu Labは、収納用品やソープディッシュ、プランター、スピーカーラックなどを用途として挙げています。
単に「飾るものをマットにしたい」だけでなく、日常で使うものの見た目も整えたい方に向いた材料といえるでしょう。
PLAマットのような落ち着いた色と質感を、PETGでも選べる

カラーは全8色。
ホワイト、ブラック、グレーに加え、ピンク、バイオレット、ベビーブルー、アボカドグリーン、ライムが用意されています。
淡い色から明るい色まで選べるため、部屋の雰囲気や、組み合わせる家具に合わせた小物づくりにも使えます。
光沢を抑えた表面は、ツヤのあるPETGとは違った印象になりますね。
メーカーは積層痕が目立ちにくくなる点も特徴に挙げています。
仕上がりを考えるときは、材料の質感と、積層ピッチやモデルの向きを合わせて選びましょう。
糸引きやダマを減らす配合。まずは専用の材料設定を使う

PETGでは、パーツ間を移動するときの糸引きや、ノズルに付いた材料のダマが気になることがあります。
Bambu Labは、PETGマットの配合を最適化し、従来のPETGで発生しやすかった糸引き・ダマ・ノズル詰まりを減らしたと説明しています。
細かな突起や、離れたパーツが多いモデルを作る方にとって、気になる改善ですね。
プリントするときは、PLAの設定を流用せず、Bambu Studioで「Bambu PETG Matte」の材料設定を選びます。
機種とノズル径、使用するプレートも合わせて設定してください。
材料が一覧に出てこない場合は、Bambu Studioを更新し、フィラメントの選択画面から追加しましょう。
PLAマット・PETGベーシックとは、何を基準に選び分ける?

PLAマットとPETGマット、どっちを選べばいいの?
マットな見た目が欲しいからといって、すべてをPETGマットに置き換える必要はありません。
どこで、何のために使うものなのかから材料を選ぶと、整理しやすくなります。
| 材料 | 選ぶ場面の目安 | 押さえたい違い |
|---|---|---|
| PLAマット | 室内の置物や装飾小物を、落ち着いた質感で作りたい | PLAの扱いやすさと見た目を重視する選択肢 |
| PETGマット | 水まわりの収納や日常の道具にも、マットな見た目を取り入れたい | PETGの用途と低光沢の仕上がりを組み合わせる |
| PETGベーシック | 従来のPETGの仕上がりを使いたい。PLAの異素材サポートにも使いたい | PETGマットとは配合が異なり、用途に応じて使い分ける |
例えば、棚に置くオブジェならPLAマット、洗面所に置く道具のホルダーならPETGマットが候補になります。
一方、荷重のかかる部品は、表面の見た目だけで決めず、形状・肉厚・積層方向も含めて考えたいところです。
PETGマットのメーカー公表値では、荷重たわみ温度は0.45MPaの試験条件で72.3℃。
これは造形物をどんな条件でも72℃まで使えるという意味ではありません。
高温になる車内などで使う部品は、温度と荷重に合う材料を選びましょう。
ほかのPLAやPETGも含めて候補を見たい方は、以下のフィラメント一覧も参考にしてみてください。
サポートは外しやすい?PLA用のサポート材とは分けて考える

PETGマットは、サポートを外しやすい?PLAのサポート材にも使える?
PETGマットのもう一つの特徴が、サポートの取り外しやすさです。
メーカーは、モデル本体もサポートもPETGマットで作った場合の剥がしやすさを改善したとしています。
AMSで別の材料に切り替えず、1種類のフィラメントでサポート付きのモデルを作りたい方に関係するポイントです。
ここで混同しやすいのが、PLAモデルのサポート接触面にPETGを使う方法との違い。
Bambu Labは、PETGマットをPLA用のサポート材には推奨していません。
PLAと組み合わせる異素材サポートには、PETGベーシックを案内しています。
つまり、「自分自身のサポートが外しやすい」からといって、「PLAのサポート材にも向いている」とは限らないわけです。
PLA用のサポート接触面に使う目的なら、PETGベーシックを選びましょう。
PETGマットで本体を作る場合は、まず同素材のサポート設定から考えます。
本体とサポートで材料を使い分ける設定は、以下で詳しく解説しています!
A1 mini・A1でも使える。AMS、乾燥とプレートの扱いを確認

PETGマットは、A1 mini・A1・A2L・P2S・X2Dを含むBambu Labのプリンターに対応しています。
H2C・H2S・H2Dでも使用できます。
AMS、AMS lite、AMS 2 Pro、AMS HTにも対応し、RFIDで材料情報を読み取れる点も、純正フィラメントの特徴です。
外部スプールから使う場合は、Bambu Studio側でPETGマットの材料設定を選択してください。
主な仕様とプリント条件は、以下の通りです。
| フィラメント名 | PETG Matte |
|---|---|
| イメージ | ![]() |
| メーカー | Bambu Lab |
| 色 | ■Black ■White ■Pink ■Violet ■Baby Blue ■Avocado Green ■Lime ■Gray |
| ヒートベッド温度[℃] | 65-75 |
| エクストルーダ温度[℃] | 230-260 |
| 推奨プリントスピード[mm/s] | <250 |
| フィラメント直径[mm] | 1.75±0.03 |
| ファンスピード[%] | ON |
| 推奨プリント面 | Textured PEI Plate Smooth PEI Plate Cool Plate SuperTack |
| 密度[g/cm3] | 1.37 |
| 曲げ強度[MPa] | 65±2.5(XY) 47±2.3(Z) |
| 引張強度[MPa] | 42.9±1(XY) 30.1±1(Z) |
| シャルピー衝撃強さ[kJ/m2] | 32.6±4.1(XY) 10.0±1.5(Z) |
| 出典 | 公式サイト |
一般購入しやすいフィラメントとして、Amazonで購入できる種類・色を中心に記載。時期によって購入できる種類・色が異なる場合もあるため注意。
ノズル温度の目安は230〜260℃、ベッド温度は65〜75℃です。
ただし、プレートによって推奨温度が違うため、実際には選んだプレートと材料のプリセットを組み合わせて使います。
また、耐湿性の向上を特徴にしていますが、乾燥や防湿が不要になるわけではありません。
湿度50%RHを超える環境に72時間以上さらされた場合は、プリント前に乾燥させることが推奨されています。
開封後のフィラメントも、使用前の乾燥をおすすめしています。
乾燥条件は、熱風乾燥機では65℃・8時間が目安。
AMS 2 Pro・AMS HTでは、フィラメントをプリンターへの供給経路に挿入した状態なら60℃・12時間、挿入していない状態なら65℃・8時間と、条件が分かれています。
AMS liteの対応と、乾燥機能の有無は別です。
材料に対応していても、その機器だけで乾燥までできるとは限らないため、手持ちの機器に合わせて準備しましょう。
乾燥後は、乾燥剤を入れた密閉容器などで保管します。
乾燥機と防湿保管の違いは、以下で解説しています。
そして、PEIプレートから取り外すときは、プレートを完全に冷ましてから外してください。
PETGマットはPEIに強く密着するため、熱いまま無理に剥がすと、プレートや造形物の底面を傷める原因になります。
定着させることだけでなく、取り外しまで含めて扱い方を押さえたいですね。
価格とタイプの選び方:スプール付きか、リフィルか

日本公式ストアでは、1kgのスプール付きとスプール無しのリフィルを選べます。
リフィルはスプールが付かないぶん、スプール付きより価格が抑えられています。
最新の価格は、以下の表で確認できます。
| フィラメント名 | PETG Matte |
|---|---|
| イメージ | ![]() |
| メーカー | Bambu Lab |
| 価格(サンステラ) | |
| 価格(SK本舗) | |
| 価格(Amazon) | |
| 価格(海外ストア) |
表の公式ストア価格は、選べるタイプ・カラーのうち最も安いものです。
まとめ買いの割引やカラー別の在庫によって、購入条件が変わる場合があります。
リフィルはそのままプリンターに掛けて使うものではなく、スプールと組み合わせて使います。
初めて購入する方はスプール付き、使い回せる空スプールがある方はリフィル、と考えると選びやすいでしょう。
購入するカラーとタイプを選び、価格・在庫・出荷予定を確認してみてください。
まとめ:マットな見た目とPETGの用途を両立したい方へ

今回は、Bambu LabのPETGマットを紹介しました。
PLAマットのように落ち着いた見た目を選びつつ、水まわりの道具や日常の実用品にもPETGを使いたい方に向いたフィラメントです。
A1 mini・A1を含めて幅広い機種で使えるので、大型機が必要な材料というわけではありません。
材料選びでは、次の3点を押さえておきましょう。
まずは、普段作っている収納小物やホルダーを、どんな質感に仕上げたいかから考えてみてはいかがでしょうか。






