こんにちは、管理人のウノケンです。
今回は、ELEGOOの家庭用FDM方式3Dプリンター「Neptune 4 Plus」について解説&実機レビューしていきたいと思います。
2019年から発売がはじまったELEGOOのFDM方式3DプリンターラインナップであるNeptuneシリーズ。今回取り上げる「Neptune 4 Plus」は、現時点で最新の「Neptune 4シリーズ」の1台です。
今回、ELEGOO様より実機をご提供いただきましたので、
を中心に、使い勝手を交えながら詳細にレビューしていきたいと思います!
320×320×385mm³という充実した造形サイズが魅力の「Neptune 4 Plus」。その実力に迫っていきましょう!

動画でレビューをチェックしたい方はこちら!
この記事の内容はYouTubeでも動画で解説しています。記事とあわせて活用してみてください。
それでは見ていきましょう!
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ELEGOO 「Neptune 4 Plus」の特徴

実機レビューに入る前に、「Neptune 4 Plus」の特徴を確認しておきましょう。
「特徴はいいから実機レビューが見たい!」
という方は該当箇所までジャンプしてください。
主な項目について、それぞれ確認していきましょう。
モデル名 | Neptune 4 Plus |
---|---|
本体イメージ | ![]() |
メーカー | ELEGOO |
価格(サンステラ) | - |
価格(SK本舗) | |
価格(Amazon) | ¥53,599 (2025-02-14 10:35 時点) |
価格(海外ストア) | ¥44,079 (2025-02-14 07:06 時点) |
本体サイズ(LxWxH)[mm] | 533 x 517 x 638 |
本体重量[kg] | 14.4 |
構造 | |
密閉 | × |
ヒートチャンバー | |
組み立て | 半組み立て済 |
造形サイズ(LxWxH)[mm] | 320 x 320 x 385 |
最大スピード[mm/s] | 500 |
推奨スピード[mm/s] | |
最大加速度[mm/s²] | |
最大押出流量[mm³/s] | |
最大ノズル温度[℃] | 300 |
最大ヒートベッド温度[℃] | 100 |
対応フィラメント | |
マルチカラー | |
消費電力[W] | |
ディスプレイ | タッチ式 |
Wi-Fi | |
内部ストレージ[GB] | |
カメラ/リモートモニタリング | |
スライスソフト | ELEGOO Cura |
その他 | ディスプレイ取り外し可能 LED搭載 |
出典 | 公式サイト |
320×320×385mm³の充実した造形サイズ

「Neptune 4 Plus」の特徴の1つは、320×320×385mm³という家庭用としては大きめの造形サイズにあります。
家庭用FDM3Dプリンターとして定番のサイズは、同シリーズの「Neptune 4」「Neptune 4 Pro」相当(225×225×265mm³)であり、「Neptune 4 Plus」は幅・奥行き・高さのそれぞれがおよそ100mmほど大きいサイズとなります。
定番のFDM3Dプリンターではプリントすることが難しい、大きめのモノのプリントに活躍します。
大きめサイズにうれしい500mm/sの最大プリントスピード
サイズの大きいモノをプリントするときにネックとなるのがプリント時間ですが、「Neptune 4 Plus」の最大プリントスピードは500mm/s。非常に高速で、大きめのモノをプリントする際に優位性を発揮します。
「最大プリントスピード」と「最大造形サイズ」を、ひと世代前の「Neptune 3 Plus」と比較してみましょう。
Neptune 4 Plus | Neptune 3 Plus | |
---|---|---|
最大プリントスピード(mm/s) | 500 | 180 |
最大造形サイズ(mm) | 320×320×385 | 320×320×400 |
最大造形サイズはほとんど変わらないにも関わらず、最大プリントスピードは約2.8倍にアップグレードされています。
「無印」「Pro」にないWi-Fi対応

同じ「Neptune 4シリーズ」の標準サイズ機種「Neptune 4」「Neptune 4 Pro」との違いは、造形サイズだけではありません。
Wi-Fi対応になり、無線でデータ送信やリモート制御が可能になりました。
「Neptune 4」「Neptune 4 Pro」も無線通信には対応しているものの、Wi-Fiには対応していません。有線LANを使用する必要があり、3Dプリンターから自宅の接続ポートまでケーブルを伸ばすことになります。
余計なケーブルを1本減らすことができるのは、「Neptune 4 Plus」の強みと言えるでしょう。
「Neptune 4 Plus」の実機レビュー!

さて、ここまでは「Neptune 4 Plus」の概要について述べてきました。ここからは、「実際に使ってみてどうなのか?」について、実機レビューしていきたいと思います!
開封!
「中型」サイズの「Neptune 4 Plus」。少々大きめのダンボールで配送されました。

ダンボールの中には、「Neptune 4」とほぼ同様にして、モジュール化されたメインパーツが入っています。上段にはフレーム(ガントリー)部分と部品類が、下段にはPEIシートを搭載したプラットフォーム部分が格納されています。


メインパーツがこちら。この手のベッドスリンガータイプによくある内容ですが、「Neptune 4」と同様に、大型の背面ファンが存在しているのは特徴的です。
一方、「Neptune 4」との違いとしては、
点に注目です。

その他、細かな部品類はこちら。


よくあるテスト用フィラメントやフィラメント切れ検知センサー、六角レンチといったパーツに加え、無線通信用のLANケーブルや、上述のWi-Fiアンテナが含まれています。
また、2枚目の画像のように、ネジが多い点も特徴的。プリントヘッドや支柱の組み立てを要することに関連しています。
組み立て!
さっそく組み立てていきます。標準的なサイズの「Neptune 4」の組み立て作業に加えて、
が必要になります。中型サイズゆえの追加作業なのでしょう。
組み立て完了した「Neptune 4 Plus」がこちら!



実際に組み立てたところ、45分程度で