【約400時間の検証】大注目機種Bambu Lab H2Dの実機レビュー記事を公開!(今すぐチェック!)

Bambu Lab H2D 実機レビュー:デュアルノズル3Dプリンターを約400時間使って検証!

〜景品表示法に基づく表記:本サイトのコンテンツにはプロモーションが含まれている場合があります〜

こんにちは、管理人のウノケンです。

今回は、

Bambu Labの大注目デュアルノズル3Dプリンター「H2D」を実機レビュー

していきます。

Age of 3DPでは、Bambu Labの国内代理店「サンステラ」様より実機をご提供いただき、さっそく約1ヶ月間、およそ400時間に及ぶ検証を実施

この記事では、待望のBambu Lab最新機種が

  • どんなマシンなのか?
  • いったいどこがスゴいのか?
  • 導入前に知っておくべき注意点はあるのか?

といった気になる内容を、装置を実際に使ってみた上で深堀り解説。

気になる「H2D」は、これまでの機種と比べてどんな違いがあるの?

人気のBambu Lab最新機種とはいえ、ビミョーな点とかないの??

そんな興味を持っている方は、ぜひ最後までご覧ください!

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管理人:ウノケン
この記事を書いているのはどんな人?
  • 3Dプリンター関連メーカー勤務経験
  • 3Dプリンター特許出願経験
  • 3Dプリンター44機種・3Dスキャナー7機種の使用経験
  • 3Dプリント品販売点数1,000個以上
  • 3Dプリンター関連動画をYouTube投稿中!

動画でレビューをチェックしたい方はこちら!

この記事の内容はYouTubeでも動画で解説しています。

開封の様子など、動画ならではの内容も盛りだくさんの解説をお楽しみください!

【 #H2D 】 #BambuLab の大注目最新 #3Dプリンター を360時間以上使い倒して徹底実機レビュー!デュアルノズルの真の実力とは?導入前に絶対に知っておくべき注意点は?



  1. はじめに:Bambu Lab H2Dとは?
    1. Bambu Lab史上最大の大型機種
    2. デュアルノズルによる個人製造の再定義
    3. ハードウェアの進化による使い勝手の大幅向上
  2. 【実機レビュー】開封から初期設定まで
    1. 重量級マシンの開封
    2. 本体とAMS 2 Proのセットアップ
    3. 初期設定とキャリブレーションプロセス
    4. 新しくなったAMS 2 Proを見てみよう
    5. ユーザーインターフェースはどんな感じ?
  3. H2Dの基本性能:テストプリントで実力を確認
    1. 3DBenchyで見る高速プリント品質
    2. FDMテスト:精度、リンギング、ブリッジ、オーバーハング
    3. 第一層のプリント品質と左右ノズルの連携
    4. CF・GF系フィラメントへの対応とプリント例
  4. H2Dの「スゴい」特徴:使ってわかったメリットとは?
    1. デュアルノズルがもたらす革新的なプリント体験
    2. 高温材料への対応:シングルノズルでも優秀
    3. 大幅に強化されたハードウェア
    4. メンテナンス性の向上
    5. 充実のセンサーとAI機能
  5. H2Dの注意点:導入前に知っておきたいこと
    1. デュアルノズル使用時の制限と挙動
    2. TPUプリントならではの手間
    3. AMS 2 Proの加熱乾燥機能に制約あり
    4. スライス後の設定変更は不可
    5. AI機能は改善余地あり
  6. Bambu Lab H2Dはどんな人におすすめ?
    1. デュアルノズルと大型サイズを最大限に活かしたいユーザー
    2. 事業用途や本格的な製造目的で使いたい人
  7. まとめ:2025年最注目機種筆頭!最強マシンH2Dをゲットしよう!

はじめに:Bambu Lab H2Dとは?

X1-Carbon(右)と並べたH2D(左)
X1-Carbon(右)と並べたH2D(左)

Bambu Lab H2Dは、2025年3月にリリースされ、日本では約1ヶ月後の4月22日に入手可能となったBambu Lab待望の最新機種。

このプリンターは、従来のBambu Lab製品とは一線を画す様々な進化を遂げています。

Bambu Lab史上最大の大型機種

まず注目すべきは、その本体サイズです。

H2Dは、Bambu Lab史上最大の大型機種であり、X1-Carbonと並べるとその大きさの違いは一目瞭然。

物理的な寸法は492×514×626 mm³で、シングルノズル使用時の造形体積は325×320×325 mm³、デュアルノズル使用時でも300×320×325 mm³と、広大な造形エリアを提供します。

特に2つのノズルを同時に活用した場合の合計造形体積は350×320×325 mm³にも達し、これまで分解してプリントしていた大型パーツや、別プレートに分けていたモデルも一度にプリントすることが可能です。

デュアルノズルによる個人製造の再定義

デュアルノズルの採用はH2D最大の特徴の1つ
デュアルノズルの採用はH2D最大の特徴の1つ

H2Dの最大の特徴は、革新的なデュアルノズル(2つのホットエンド)を採用している点です。

これにより、異なる色や種類のフィラメントを非常に素早く切り替えて使用できます。

従来のAMS(Automatic Material System)によるフィラメント切り替えでは、不要なフィラメントを排出する際に「poop」と呼ばれるゴミが発生し、時間と材料の大きな無駄となっていました。

H2Dのデュアルノズル方式では、ノズル自体が切り替わるため、このpoopの大幅な削減に貢献します。

これにより、マルチカラープリントやサポート材を使用したプリントの効率とコストパフォーマンスが飛躍的に向上し、個人製造の可能性を再定義するマシンと言えるでしょう。

ハードウェアの進化による使い勝手の大幅向上

H2Dは、デュアルノズルや大型化だけでなく、ハードウェア、ソフトウェア、センサー類など、あらゆる面で従来の機種から大きな進化を遂げています。

この記事で詳しく紹介していくように、高速プリント性能、高い造形精度、高温材料への対応強化、メンテナンス性の向上、そして充実したAI機能など、その実力は多岐にわたります。

これらの進化を総合すれば、H2Dが2025年最注目機種の筆頭であることは疑いないでしょう。

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【実機レビュー】開封から初期設定まで

個人使用機種としては大型なH2D
個人使用機種としては大型なH2Dは、2人での開梱が推奨されている

H2Dの導入は、その大きさゆえに少し特殊な手順が必要です。

重量級マシンの開封

H2Dは本体重量だけでも31kg、AMS Comboのパッケージ全体では42.3kgにもなる重量級マシンです。

梱包は非常に頑丈で、側面を持って上に引き抜くタイプの梱包が採用されています。

開梱時には、側面下部の固定パーツを外し、周囲の緩衝材を取り除きます。

本体を持ち上げる際は、「重いので二人以上で持ち上げてください」という注意書きが貼られています。

本体側面には手をかける場所があり、1人での持ち運びも不可能ではありませんが、公式には推奨されておらず、複数人での作業が望ましいでしょう。

最上部にはクイックスタートガイド(日本語対応)とアクセサリーボックスが入っています。

ツールボックスには六角レンチや潤滑剤などが含まれ、フィラメントの色見本も同梱されています。

本体とAMS 2 Proのセットアップ

ダンボールから取り出されたH2D
ダンボールから取り出されたH2D。内部にAMS 2 Proが固定格納されている

本体のセッティングでは、まずガラス製の上蓋や正面扉のビニールを取り外します。

正面扉はほぼ180°開閉可能で、従来機種のX1-CarbonやP1Sに比べて作業性が向上。

取り出したH2D本体からは、内部に固定されているAMS 2 Proやヒートベッドの固定ネジ(上側4本、下側2本など計多数)を緩めて取り外す必要があります。

また、ツールヘッドのチューブやケーブルをまとめている結束バンドも慎重に外します。

その後、AMS 2 Proを本体上部に設置し、付属のフィラメントチューブと6ピンケーブルでH2D本体と接続します。

デュアルノズルであるH2Dにはもう1つのフィラメントチューブ差込口があり、標準構成ではここに外付けのスプールホルダーをセットして、チューブを接続します。

最後に、本体後部のセーフティキーを差し込み、電源ケーブルを接続すれば物理的なセットアップは完了です。

初期設定とキャリブレーションプロセス

物理的なセットアップ後、電源を入れると初期設定に進みます。

言語選択(日本語対応)やネットワーク接続、Bambuアカウントへのログインなどを経て、初回キャリブレーションが開始。

これには約30分かかります。

キャリブレーションは以下のような複数のステップで構成されています。

  • オートレベリング:ノズルとビルドプレートの距離を調整。チャンバー加熱時の高温レベリングも追加搭載。
  • モーターノイズキャンセリング:プリント中のモーター音を抑制
  • 振動補正:高速プリント時に発生するエラーを抑制し、精度確保
  • ノズルオフセットキャリブレーション:2つのノズルの位置ズレを補正

これらの自動キャリブレーションが完了すると、高精度なプリントを行う準備が整います。

新しくなったAMS 2 Proを見てみよう

AMS 2 Pro内部のPTFEチューブがむき出し担っている様子
AMS 2 Proは内部のPTFEチューブがむき出しで、トラブル時のアクセスが容易に。

H2D AMS Comboには、新しいAMS 2 Proが同梱されています。

旧AMSからの主な変更点は以下の通りです。

  • 加熱乾燥機能: 最高65℃に内部を加熱し、定期的にフィラメントを回転させながら乾燥させる。自動開閉する給排気口も搭載
  • ロード・アンロード高速化:前世代比で約60%素早く
  • フィラメント挿入口の耐久性向上: 4つの挿入口がより頑丈に
  • チューブの露出: フィラメントチューブがむき出しになり、トラブル発生時のアクセス性が向上

後述するように、初代AMSもH2Dとの互換性があり、マルチカラープリントに使用可能(乾燥機能は利用できません)。

一方、AMS liteはフィラメント供給機構の根本的な違いによりH2Dではサポートされていません。

ちなみに、H2Dは最大4台のAMS 2 Proと8台のAMS HTを同時接続することが可能です。

この場合、合計12ユニット24スロットに対応し、片方のホットエンドで外部スプールを使用すれば、最大25色に対応可能です。

ユーザーインターフェースはどんな感じ?

ホーム画面からアクセスできるスライスデータ
コントロールタブ

H2Dは、X1シリーズと同様の5インチタッチスクリーン(720×1280)を搭載しており、非常に見やすいインターフェースです。

  • ホーム画面: プリントデータやエクストルーダー、AMSへのクイックアクセスが可能
  • コントロールタブ: 温度、ファン、XYZ軸の制御用タブ。各種温度設定や、チャンバー排気ファンのオンオフなども可能
  • フィラメントタブ: 左右それぞれのノズルに接続されたフィラメントのロード/アンロード、種類編集、AMS内の温度・湿度確認、乾燥機能の使用が可能
  • 設定タブ: 各種設定やキャリブレーション機能にアクセス
  • HMSタブ: エラーメッセージの表示

X1-Carbon等でもアップデートにより同様のインターフェースを使用できます。

また、ノズルの自動認識機能もH2Dの新機能。

プリントヘッドがカメラ位置に移動し、ノズルやプレートの模様を読み取ることで、スライス設定との一致を確認してくれます。

内蔵ストレージは8GB EMMCですが、USBポートも備えています。

USBメモリ(USB2.0以上、FAT32/exFAT形式推奨)を挿入・フォーマットすることで、PCからのスライスデータ送信やタイムラプスの保存、LAN経由でのプリントが可能。

USBメモリは製品には付属していないため、別途用意しておくと良いでしょう。

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H2Dの基本性能:テストプリントで実力を確認

前扉を閉めてプリントした3DBenchyと前扉を開けてプリントした3DBenchy
3DBenchy(左)前扉を閉めてプリント(右)前扉を開けてプリント

H2Dの基本的なプリント性能を把握するため、いくつかのテストプリントを実施してみました。

3DBenchyで見る高速プリント品質

内蔵メモリにあるスライス済みデータを使用した3DBenchyプリントは、H2Dの高速性能を示す良い例です。

H2Dは最大ツールヘッド速度が1000mm/秒に達します。

3DBenchyのプリント自体は約16分という速さで完了しました(事前キャリブレーションを含めると23分)。

仕上がりの品質も非常に良好です。

高速プリント時に気になる騒音は、扉を開けると60デシベル台前半。

ただし、H2Dは基本的に前扉を閉めてプリントすることが可能です。

扉を閉めれば高速プリント時でも50デシベル台前半と、比較的静かなプリントが実現されています。

FDMテスト:精度、リンギング、ブリッジ、オーバーハング

品質高くプリントされたベンチマークモデルFDMtest

FDMtestモデルでは、その高い精度が確認されました。

最小の隙間をチェックする5つのピンはすべてスムーズに外れ、最小の0.2mmのピンも(他の機種で時折見られるような)固着はありませんでした。

リンギング(振動痕)、ブリッジ(隙間への造形)、オーバーハング(傾斜面や突き出し)に関しても、十分なクオリティでプリントできています。

各構造の品質チェックは実機レビュー動画で紹介しています。



第一層のプリント品質と左右ノズルの連携

デュアルノズルによるフルサイズの1レイヤー第一層テスト
デュアルノズルによるフルサイズの1レイヤー第一層テスト。ところどころ欠陥が見られた。

ベッド一面に1レイヤーのみの薄いシートを左右のノズルでそれぞれ半分ずつ担当させてテストプリントを実施。

わずかに欠陥が見られた箇所もありましたが、BambuのWikiによれば第一層の5%程度の欠陥はプリント成功率に影響しないとのこと。

許容範囲と判断できるでしょう。

左右のノズルでプリントされた領域の間で高さにズレが生じることはありませんでした。

剥がす際に裂けることもなく、折り紙のようにペラペラな1枚のシートとして仕上がりました。

CF・GF系フィラメントへの対応とプリント例

H2D×PETG-CFでプリントしたTPU用ブラケット
H2D×PETG-CFでプリントしたTPU用ブラケット(データ出典:MakerWorld

H2Dは、X1-Carbonと同様に耐摩耗仕様(硬化鋼製の押出機ギアとノズル)。

カーボンファイバー(CF)やガラス繊維(GF)で強化されたフィラメントにも対応しています。

PETG-CFを使用したパーツは、特有のマットな質感が特徴的で、組み立てた際のはめ込みも問題なく、高精度でプリントできていました。

H2D×ABS-GFでプリントしたAMS2台併用スタンド(データ出典:MakerWorld

ABS-GF(ガラス繊維配合)のプリントでは、一部サポート設定不足が見られたものの、非常に美しい仕上がりに。

こちらも高精度な組み立てパーツとして問題なく機能しました。

ただし、CF系フィラメントは比較的折れやすいため、AMSでの使用には注意が必要。

インターフェースには注意を促すポップアップを表示してくれます。

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H2Dの「スゴい」特徴:使ってわかったメリットとは?

H2Dでプリントされた8色バルーンと生じたフィラメントのゴミ
適切な設定を行えば、8色のバルーンをごくわずかな切り替えコスト(材料・時間)でプリントできる(データ出典:MakerWorld

およそ400時間に及ぶ検証を通じて見えてきた、「H2D」のメリット・デメリット。

まずはBambu Lab H2Dの特に「スゴい」と感じられた特徴から、大きく分けて5つをピックアップして解説します。

デュアルノズルがもたらす革新的なプリント体験

デュアルノズルはH2Dの核となる機能。特に以下の3つの点でその革新性を感じることができました。

2色プリントの高速化とフィラメント削減

2色パンダ(左)H2D製(右)X1-Carbon製
2色パンダ(左)H2D製(右)X1-Carbon製
X1-Carbon製パンダと本体の3〜4倍相当のゴミ
X1-Carbon製ではパンダ本体の3〜4倍のゴミが発生

デュアルノズル方式の最大メリットの一つは、2色プリントの圧倒的な高速化とフィラメント消費量の削減です。

例えば、2色のパンダモデルをプリントした場合、H2Dでは約1時間17分で完了しましたが、AMSによる従来方式では約3時間37分(約3倍の時間)を要しました。

さらに、H2Dではパージタワーを除けばフィラメント切り替えによるゴミは発生しませんが、従来方式ではパンダ本体の3~4倍もの重量のゴミが発生しました。

AMSではフィラメント切り替え時にパージシュートが詰まるとプリント品の汚染につながるなどのリスクもありますが、デュアルノズルでは起きえません。

このように、デュアルノズルは時間、材料コスト、品質の全てにおいて優位性を示します。

フィラメント切り替えのゴミゼロでプリントされた磁気浮上2色バルーン(データ出典:MakerWorld

ほとんどの層で2色を使用するようなモデル(例: 2色の気球モデル)では、AMS方式ではほぼ毎回フィラメント切り替えが必要となり大変非効率。

H2Dであればノズルを切り替えるだけで済むため、圧倒的に素早く、ゴミもゼロです。

「1層に2色まで」という条件を満たせば、デュアルノズルはその威力を最大限に発揮し、複雑な模様のプリントでも、AMS方式で膨大な時間を要するプリントを大幅に短い時間で完了させてくれます。

2色までなら多少の追加時間(ノズル切り替え分)でまとめてプリントしやすいH2D(データ出典:MakerWorld

また、外出中や就寝中に、大型の2色パーツをほとんど無駄なく、一括プリントするようなケースでも活用可能。

AMS方式では時間もフィラメントも大きな無駄が発生するユースケースですが、H2Dであれば現実的。

個別プリントに必要なパーツ取り外し工程を省けるため、「3Dプリンターを放置してまとめてプリントしたい」というニーズに最適です。


デュアルノズルの豊富な活用例は動画でチェック!

【 #H2D 】デュアルノズルって何がスゴいの?AMSよりも超高速?大進化を遂げたBambu Labの最新 #3Dプリンター でX1/P1/A1シリーズからの進化を徹底検証!

サポート専用フィラメント(PVA含む)の活躍

本体とサポート材の界面のみにPLA用サポートを使用する様子
本体とサポート材の界面のみにPLA用サポート(白っぽく見える部分)を使用

デュアルノズルは、サポート専用フィラメントの使用を非常に容易にします。

サポート材と本体の界面に専用フィラメントを使用する場合、AMS方式では多くの層でフィラメント切り替えが必要になり、たいへん非効率。

サポート専用フィラメントはPLAなどに比べて高価なため、これまでのAMS方式のようにpoopとして大量に無駄にするのは現実的ではありませんでした。

一方H2Dでは、左右のノズルがそれぞれメインとサポートを分担するため、AMSによるフィラメント切り替えが不要になります。

サポート専用フィラメントを使用したプリント品をサポート材から分離する様子
界面にサポート専用フィラメントを使用すると、大幅に分離しやすくなる

サポート専用材料を活用すれば、サポート材が非常に外しやすく、かつサポートと本体の界面が美しく仕上がるというメリットを享受できます。

サポート痕を残さずにプリントしたい!でもヤスリがけは面倒!

というユーザーにとっての救世主となるでしょう。

赤いPLAから水溶性のPVAサポートがドロドロ溶けていく様子
赤いPLAから水溶性のPVAサポートがドロドロ溶けていく様子(データ出典:Printables

さらに、水に溶けるPVAのようなサポート材も活用できます。

例えば、PVAを右ノズルに、PLAを左ノズルにセットしてプリントを実行。

サポート材がついたままのプリント品をぬるま湯に漬けることで、サポート材を溶かすことが可能です。

これにより、手で剥がすのが困難な内部や、複雑な構造のサポート設定が可能になります。

水溶性サポートは以前から存在しましたが、シングルノズルでは使いにくいというのが正直なところでした。

H2Dの登場によって、PVAの存在感も増していくことが予想されます。

ただし、PVAは湿気に弱く、高温での乾燥が必要です。

AMS 2 Proの最高温度65℃では不十分な場合があるため、より強力な乾燥ができるAMS HTとの併用が推奨されるでしょう。

詰まりやすいなどの厄介な側面もありますが、水溶性サポートによるスベスベの仕上がりは大きな魅力です。

TPUと他素材の併用プリント

曲げられるTPUと硬いPLAを併用したモデルの例
ぐにゃっと曲げられるTPU(黒)と硬いPLA(黄)を併用したモデル

デュアルノズルは、TPUのような柔軟なフィラメントと、PLAのような硬いフィラメントを1つのモデル内で併用したプリントを容易にします。

H2Dのデュアルノズルによって、1つのモデル内にやわらかい部分と硬い部分が共存する、これまでにあまり多くなかったタイプのモデルをプリントすることが可能になりました。

AMSではほとんどのTPUが対応していなかったため、このようなプリントは現実的ではありませんでした。

今後、PLAとTPUを併用するモデルが増えていくと予想されます。

ビームインターロッキングを有効にしたPLAとTPUの噛み合うプリントの様子
ビームインターロッキングを有効にしたPLAとTPUの噛み合うプリントの様子

ただし、PLAとTPUは通常の方法でプリントするとうまくくっつかず、簡単に分離してしまいます。

これを防ぐためには、スライスソフト上で「ビームインターロッキング」機能を使用する必要があります。

この機能を使うと、PLAとTPUの境目が交互に噛み合うような構造でプリントされ、プリントされたパーツの境目は非常に強固になり、簡単には分離しなくなります。

TPU(黒)でプリントする靴をPLA(黄)でサポートする様子
TPU(黒)でプリントする靴をPLA(黄)でサポートする(データ出典:MakerWorld

一方、このPLAとTPUの適度な剥がれやすさを逆手に取った活用法が、TPUモデルに対するPLAサポート材の使用です。

サポート材もTPUでプリントすることは可能ですが、PLAの方が硬く、TPUモデルを支えるサポート材としてより適しています。

さらにPLAはTPUよりも安価。

これまでのAMS方式ではTPU対応の制限や大量のゴミ発生という問題がありましたが、デュアルノズルによって、PLAサポートの利点(硬さ、コスト、TPUからの剥がしやすさ)を最大限に活用できるようになりました。

TPU自体でサポートするよりも剥がれやすく、剥離面もキレイであることを示す画像
TPU自体でサポートするよりも剥がれやすく、剥離面もキレイ

これにより、本格的な靴のようなモデルでも、PLAサポート材が非常に剥がしやすく、サポート痕をかなり抑えることができます。

TPUオンリーのサポート材は剥がすのが非常に困難で、手入れも大変になることが多いのと比較すると、PLAによるサポートは大きなメリットです。


TPUによる「3Dプリントシューズ」の詳細は動画でチェック!

【 #H2D 】靴はお家で3Dプリントする時代、到来!Bambu Labの最新デュアルノズル #3Dプリンター を活用して3Dプリントシューズを製作してみた!プリントまでの手順も解説!簡単?激ムズ!?

高温材料への対応:シングルノズルでも優秀

H2DでPPS-CFフィラメントを使った3Dプリントの例
スーパーエンプラにも対応するH2D(データ出典:MakerWorld

H2Dは、高温材料への対応能力が大幅に強化されており、造形の可能性を広げています。

チャンバー加熱による反り抑制

H2Dには、X1-CarbonやP1Sにはなかった「アクティブチャンバーヒーティング機能」(最高65℃)が搭載。

この機能は、ASAやPC(ポリカーボネート)、PA(ポリアミド)など、反りやすい高温材料のプリントにおいて非常に効果的。

チャンバーを加熱することで、造形中の反りや変形を効果的に抑制し、層間の接着力を強化してくれます。

PolyLite ASAでプリントしたボトルホルダーシャベル(データ出典:MakerWorld)

ASAをチャンバー温度60℃でプリントした場合、約15分で設定温度に到達。

反りや積層割れもなくプリントが完了しました。

PolyMax PCでプリントしたラズパイケース(データ出典:Printables

ポリカーボネートのようなチャンバー保温が必須級の材料も、ほぼ反りなくプリント可能。

ポリカーボネートは耐熱性が高く(100℃に熱したベッドに30分放置しても変形しないことを検証済み)、発熱する電子基板のケースなど、高温環境で使用されるパーツに最適です。

350℃ホットエンドでスーパーエンプラにも対応

PPS-CFでプリントしているタービンモデル(出典:MakerWorld

H2Dの最大ノズル温度は350℃と、Bambu Lab史上最高温度に達します。

これにより、PPS-CFのようなスーパーエンプラ(スーパーエンジニアリングプラスチック)も難なくプリント可能。

機械的強度や耐熱性に非常に優れたエンプラやスーパーエンプラは、特定の用途で重宝される材料です。

デュアルノズルによるマルチカラー/素材プリントだけでなく、単一の高性能材料を用いた造形においても、H2Dはその能力を発揮してくれるでしょう。



大幅に強化されたハードウェア

給排気用フラップが自動開閉し、内部温度をコントロールする様子
給排気用フラップが自動開閉し、内部温度をコントロール。前扉は閉めっぱなしでOK。

H2Dは、内部のハードウェアも従来の機種から大きく強化されています。

自動開閉する給排気フラップ

H2Dには、給排気用のフラップが新搭載。

このフラップは、プリントするフィラメントの種類に応じて自動で開閉してくれます。

  • PLAのように内部温度の上昇を抑えたい場合はオープン
  • ABSのようにチャンバー保温が必要な場合はクローズ

といった具合に自動で動作します。

AMSを上部に設置すると庫内温度が上がりやすかったX1-CarbonやP1Sにはなかった機能であり、どのフィラメントでも正面扉を開けっ放しにする必要がない点が便利です。

また、正面扉がほぼ180°開くようになったことも、細かいながら嬉しい改善点でしょう。

明るくなった内部LEDとモニタリング機能の強化

左右両方の上部にLEDを搭載している様子
左右両方の上部にLEDを搭載

H2Dの内部LEDは、左右両方の上部に設置されています。

X1-CarbonやP1S(左上のみ)と比較して庫内が格段に明るくなりました

これにより、プリント中のモニタリングやタイムラプス撮影時にもプリント品がよく見えるように。

デュアルノズルの奥にノズルカメラが搭載されている様子
デュアルノズルの奥にノズルカメラが搭載されている。AI検知等をサポート

また、プリントヘッドにもAI機能付きのノズルカメラが搭載されており、押出状態をリアルタイムで監視。

材料の蓄積やフィラメントの異常、押出失敗などを検知します。

さらに、PCからのモニタリング性能も向上しており、遅延が少なくスムーズに確認できます。

Laser Editionには、0.3mmの精度でツールパス位置合わせを可能にするBirdsEyeカメラも搭載されています。

メンテナンス性の向上

H2Dは、メンテナンスのしやすさも向上。

最も象徴的なのは、A1シリーズで好評だった「クイックスワップ設計」を継承したノズル交換です。

工具不要で簡単にノズルを交換でき、P1SやX1-Carbonのように手間がかかっていたノズル交換作業が大幅に簡略化されました。

コールドプルの手順を示す画面表示の例1
コールドプルの手順を示す画面表示の例2

また、ノズル詰まり解消のために行う「コールドプル」の手順がプリンターにガイドとして組み込まれている点も印象的。

ノズルの加熱や冷却といった一連のプロセスが自動で行われるため、手動で行う面倒な作業の手間が軽減されます。

これは、クリーニングを後回しにしがちなユーザーにとってありがたい機能でしょう。

その他にも、X軸がカーボンロッドからリニアレールに変更されるなど、ハードウェアの細かな改善がメンテナンス性や性能向上に貢献しています。

充実のセンサーとAI機能

リモートモニタリングでは、一見スパゲティ状態は確認できない様子
一見スパゲティ状態は確認できないが…
モニタリングカメラから一番遠いところでスパゲティ状態発見
モニタリングカメラから一番遠いところでスパゲティ状態発見

H2Dは、膨大な数のセンサーとAI機能を搭載し、よりスマートで安全なプリント体験を提供してくれます。

AIによるプリントエラー(スパゲティ等)検知

H2DはAI検知機能により、プリントエラーを瞬時に発見。

特に、フィラメントがぐちゃぐちゃになる「スパゲティ状態」の検出に重宝します。

上の画像のように、モニタリングカメラから離れた、一見分かりにくい場所で発生したスパゲティも検出可能。

これは、プリントヘッドに搭載されたノズルカメラ(前述)が押出を監視していることによるものでしょう。

ノズル・プレートの自動認識機能

ヘッドがモニタリングカメラに近づき、ノズル表面の模様を読み取る様子
ヘッドがモニタリングカメラに近づき、ノズル表面(ヒートシンク付近)の模様を読み取っている

H2Dは、ノズルの種類とビルドプレートのプロパティを自動で認識する機能を搭載しています。

プリントヘッドが左手前のカメラ位置に移動し、ノズル表面の模様を読み取ることで、使用中のノズル径・種類を識別。

スライスデータの設定と実際のハードウェア構成が一致しているかを自動で確認できるため、設定ミスによるプリント失敗を防ぐのに役立ちます。

これは、これまでのビルドプレート認識機能に加えて、さらに一歩進んだ便利機能。

AIやカメラ、センサーといった先進技術により、ますます失敗の少ない3Dプリントが実現されています。

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H2Dの注意点:導入前に知っておきたいこと

デュアルノズルによってプリントエリアが制限されている様子
青フィラメントをモデル全体に使用するため、左端(=青側ノズルが到達できないエリア)までサイズを拡大できない(データ出典:MakerWorld

H2Dには多くの素晴らしい特徴がありますが、実際に使ってみることでいくつかの注意点も判明。

ここで紹介する注意点は、ぜひ導入前に把握しておきましょう。

デュアルノズル使用時の制限と挙動

デュアルノズルにはいくつかの制限や気になる点があります。

左右ノズルで担当できる造形範囲の制限

H2Dのデュアルノズルは、造形体積全体を完全に自由に担当できるわけではありません。

左右のノズルはそれぞれ物理的に届く範囲が異なるため、造形エリアの左右端っこは片方のノズルしか担当できないエリアとなります。

マルチカラーモデルを配置する際には、フィラメントの種類とノズルの配置を考慮することが重要になるでしょう。

フィラメントによる使用可能ノズルの限定

一部のフィラメントは、構造上の理由などから特定のノズルに限定されている場合があります。

例えば、TPUは右側ノズルのみ、PPS-CFは左側ノズルのみ、といった制限が設けられています。

品質安定のためのパージタワーの必要性

パージタワーなしでプリントした結果、フィラメントの押し出し量が安定せずにポールがスカスカになっている様子
パージタワーなしでプリントすると、フィラメントの押し出し量が安定しない。右ポールがスカスカになっている(データ出典:MakerWorld

デュアルノズルプリントでは、ノズル切り替え時にフィラメントの押し出しを安定させるための「パージタワー」がデフォルトで生成されます。

これがなければフィラメントの無駄やプリント時間をさらに削減できますが、検証したところ、品質安定のために必須の構造であるようです。

パージタワーなしでプリントを試すと、ノズル切り替え直後の部分で品質が著しく低下し、適切な押出ができていない状態が見られました。

poopほどの膨大な無駄ではないものの、パージタワーへのフィラメント消費が品質を保つ上でのトレードオフとなっています。

ノズル切り替え時の騒音

また、ノズル切り替えの際に「ガコンガコン」という音がする点もちょっと気になります。

通常プリントが静音であるだけに、ノズル切り替え時の騒音は、より顕著に感じるでしょう。

1層に3色以上だとAMS必須

1層に3色以上が設定されたモデルのプリントや、層ごとに頻繁に別の色を使用するケースでは、デュアルノズルのメリットが薄れてしまいます。

デュアルノズルが最大限に活躍するのは、「1層に2色まで」という鉄則を守るのが賢明でしょう。

TPUプリントならではの手間

PETG-CFでプリントした、TPUをH2D上部にセットできるブラケット
PETG-CFでプリントした、TPUをH2D上部にセットできるブラケット(データ出典:MakerWorld

デュアルノズルとの相性が良いTPUですが、やわらかいフィラメント特有の手間は拭えません。

フィラメント供給経路の調整とコールドプル

やわらかいTPUは、エクストルーダーで詰まりやすかったり、PTFEチューブ内で抵抗を受けやすいという扱いにくさがあります。

これはH2Dであっても変わるものではなく、スムーズな押し出しにはいくつかの準備が必要です。

エクストルーダーからチューブを外したり、フィラメントが抵抗なく引き出せるよう、できるだけ供給口と同じ高さにスプールを配置するなど、供給経路の調整が推奨されています。

ユーザーやBambu Lab公式から、プリンターの上に設置するTPU用ホルダーのデータが提供されており、適宜活用するとTPUプリントに有用でしょう。

このような準備作業は、AMSを一時的に移動させる必要なども含め、多少の手間がかかります。

また、ノズル詰まりを防ぐためにコールドプルの実行も推奨されており、PLAやPETGといった一般的な硬いフィラメントにはないケアが求められます。

TPUと相性の良いH2Dだけに、このあたりがより改善されると好ましいかなと感じました。

乾燥の重要性とAMS 2 Proの制限

TPUフィラメントは湿気を吸いやすいため、プリント前に十分な乾燥が非常に重要。

AMS 2 Proには加熱乾燥機能が搭載されていますが、途中の経路で詰まりやすいため、TPUの供給は基本的に推奨されません。

AMS HTのようにTPU用の供給経路が用意されているわけでもなく、AMS 2 ProとTPUの相性はあまり良くないようです。



AMS 2 Proの加熱乾燥機能に制約あり

フィラメント乾燥温度は決して高くないAMS 2 Pro。AMS HTとの使い分けが求められる

AMS 2 Proの加熱乾燥機能は便利ですが、いくつか制約があります。

  • 最高温度: 最大65℃で、一部のフィラメント(PVAなど)の乾燥には十分でない場合あり
  • 単体加熱不可: H2D本体を起動せずにAMS 2 Pro単体での加熱乾燥は不可
  • 冷却待ち: 乾燥後すぐにプリントを開始したい場合でも、冷めるまで供給できない待ち時間が発生
  • プリント中の乾燥: 別売りのアダプタをつけないと、プリント中のAMS 2 Proによる乾燥は制限される

これらの制限はあらかじめ把握しておきましょう。

スライス後の設定変更は不可

スライスソフト上で、左右どちらのノズルでどのフィラメントを使用するかを決定すると、プリンターのスクリーン上でその設定を変更することはできません

これは、AMSでどの位置にどのフィラメントを置いても変更ができた従来の感覚とは異なり、地味にAMSや外部スプールホルダー間でフィラメントを物理的に移動させる手間が発生する可能性があります。

「左右のノズルをまたいだフィラメント変更ができない」ことは、スライス段階で頭に入れておく必要があります。

AI機能は改善余地あり

H2DのAI機能(特にエラー検知)は非常に高度ですが、現状では改善の余地も感じられます。

例えば、スパゲティ状態の検出は必ずしも完璧ではないように感じました。

検証中、明らかにスパゲティではない状況でプリントが続行されたり、フィラメント排出箇所の詰まり検知、異物検出でも誤検知されるケースが発生。

一部、エラーを吐く感度の調整は可能ですが、適切な設定の判断基準がわかりにくいのが正直なところ。

これらの点はソフトウェア的な部分が大きいため、今後のファームウェアアップデートによる改善が期待されます。

便利なAI機能ですが、現段階では過信は禁物であると理解しておきましょう。

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Bambu Lab H2Dはどんな人におすすめ?

市販品顔負けのH2Dによる3Dプリントシューズ(データ出典:MakerWorld

360時間以上の検証を踏まえ、Bambu Lab H2Dがどのようなユーザーに最適かをまとめます。

デュアルノズルと大型サイズを最大限に活かしたいユーザー

H2Dは、その最大の特徴であるデュアルノズルと広大な造形体積を最大限に活用できるユーザーに特におすすめです。

2色または2種類の異なる材料を使ったプリントを頻繁に行う方、特にサポート専用フィラメントを活用したい、あるいはやわらかいTPUと硬い材料を組み合わせた造形を行いたい方にとっては、従来の機種とは比較にならないほどの効率と品質向上をもたらします。

単純に従来のBambu Lab機種に比べてビッグになっていることから、大型パーツのプリントや、複数のモデルを一度に効率よくプリントしたいというニーズにも応えてくれるでしょう。

事業用途や本格的な製造目的で使いたい人

H2Dの価格帯や、その高い性能、大型サイズを考慮すると、主に事業用途や本格的な個人製造を目指すユーザーにとって最適な選択肢となるでしょう。

試作品製作、少量生産、教育機関での活用など、多様なニーズに対応できるポテンシャルを持っています。


H2D導入にあたっての最大の障壁は、その価格と設置スペースの確保に尽きるでしょう。

個人が趣味で導入するにはハードルの高い予算と、本体サイズ(492×514×626 mm³)に見合う設置場所が必要となります。

場合によっては、家族の理解も必要になるでしょう。

しかし!

これらの障壁を乗り越えてでも手に入れたくなる“ロマン”と“可能性”の詰まったマシンが、このH2D。

この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ国内代理店「サンステラ」さんのショップものぞいて見てくださいね!

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まとめ:2025年最注目機種筆頭!最強マシンH2Dをゲットしよう!

H2Dとプリントした品々を並べた様子

Bambu Lab H2Dは、デュアルノズルによるマルチカラー・マルチマテリアルプリントの革新、最大級の造形サイズ、高温材料への対応、強化されたハードウェア、そして充実したセンサーとAI機能により、従来のFDM 3Dプリンターから大きく進化を遂げたフラッグシップモデルです。

特に、2色プリントの高速化、サポート材やTPUを含む複数材料の効率的な使用は、H2Dならではの強力なメリット。

一方で、デュアルノズル特有の制限、TPUプリントの手間、AMS 2 Proの乾燥機能の制約、AI機能の改善余地など、導入前に知っておくべき注意点も存在することが、よく理解できたのではないでしょうか?

価格や設置場所といった障壁はあるものの、デュアルノズルと大型サイズを最大限に活かしたい、事業用途や本格的な製造に活用したいユーザーは、ぜひ導入すべき一台でしょう。

レーザー彫刻機能も搭載するLaser Editionとあわせて、検討してみてください。


動画でレビューをチェックしたい方はこちら!

この記事の内容はYouTubeでも動画で解説しています。

開封の様子など、動画ならではの内容も盛りだくさんの解説をお楽しみください!

【 #H2D 】 #BambuLab の大注目最新 #3Dプリンター を360時間以上使い倒して徹底実機レビュー!デュアルノズルの真の実力とは?導入前に絶対に知っておくべき注意点は?

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