こんにちは、管理人のウノケンです。
今回は、
家庭用3Dプリンター界で急成長中の「Bambu Lab」を徹底解説
していきます。
話題の“Bambu Lab”って何がスゴいの?
「X1シリーズ」や「P1シリーズ」、「A1シリーズ」の特徴を知りたい!
といった「Bambu Lab初心者」の方も、
がひと通り理解できる内容となっています。
3Dプリンターに少しでも興味がある方であれば、ぜひ最後までチェックしてみてください。

それではさっそく見ていきましょう!
気鋭の3Dプリンターブランド「Bambu Lab」とは

「Bambu Lab」は、中国の深センや上海、米国テキサス州に拠点を持つ3Dプリンターメーカーです。
2022年5月にクラウドファンディングで初披露した「X1 Carbon」「X1」が同社初の3Dプリンターという、まだ歴史の浅い新星ブランドにもかかわらず、注目度はうなぎのぼり。
デビュー作である「X1シリーズ」はTIME誌の「THE BEST INVENTIONS OF 2022」の1つに選ばれ、話題を集めました。
さらに後継機種「P1P」「P1S」では、より購入しやすい価格帯を実現。
高速プリントを可能にしたこのシリーズは、家庭用3Dプリンター界のトレンドを大きく変えつつあります。
このあとは、Bambu Labの主要3Dプリンターとマルチカラーシステム
について詳しく解説していきます。
モデル名 | X1 Carbon Combo | X1E Combo | P1S Combo | A1 Combo | A1 mini Combo |
---|---|---|---|---|---|
本体イメージ | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
メーカー | Bambu Lab | Bambu Lab | Bambu Lab | Bambu Lab | Bambu Lab |
価格(サンステラ) | ¥249,000 (2025-02-14 10:17 時点) | ¥458,000 (2025-02-14 07:51 時点) | ¥140,000 (2025-02-14 04:45 時点) | ¥79,800 (2025-02-14 04:51 時点) | ¥69,800 (2025-02-14 04:51 時点) |
価格(SK本舗) | - | - | - | - | - |
価格(Amazon) | - | - | ¥143,000 (2025-02-14 05:23 時点) | ¥82,000 (2025-02-14 05:48 時点) | ¥96,800 (2025-02-14 06:24 時点) |
価格(海外ストア) | ¥209,000 (2025-02-14 05:23 時点) | ¥458,000 (2025-02-14 07:52 時点) | ¥120,000 (2025-02-14 04:45 時点) | ¥79,800 (2025-02-14 04:51 時点) | ¥59,800 (2025-02-14 04:51 時点) |
本体サイズ(LxWxH)[mm] | 389 x 389 x 457 | 389 x 389 x 457 | 389 x 389 x 458 | 385 x 410 x 430 | 347 x 315 x 365 |
本体重量[kg] | 16.63 | 16 | 15.45 | 9.9 | 7.1 |
構造 | CoreXY | CoreXY | CoreXY | ベッドスリンガー | ベッドスリンガー |
密閉 | ○ | ○ | ○ | × | × |
ヒートチャンバー | × | 60 | × | × | × |
組み立て | 組み立て済み | 組み立て済み | 組み立て済み | 半組み立て済 | 組み立て済み |
造形サイズ(LxWxH)[mm] | 256 x 256 x 256 | 256 x 256 x 256 | 256 x 256 x 256 | 256 x 256 x 256 | 180 x 180 x 180 |
最大スピード[mm/s] | 500 | 500 | 500 | 500 | 500 |
推奨スピード[mm/s] | - | - | - | - | - |
最大加速度[mm/s²] | 20000 | 20000 | 20000 | 10000 | 10000 |
最大押出流量[mm³/s] | 32 | 32 | 32 | 28 | 28 |
最大ノズル温度[℃] | 300 | 320 | 300 | 300 | 300 |
最大ヒートベッド温度[℃] | 120 | 120 | 100 | 100 | 80 |
対応フィラメント | PLA, PETG, TPU, ABS, ASA, PVA, PET, PA, PC, Carbon / Glass Fiber Reinforced Polymer | PLA, PETG, TPU, PVA, BVOH, ABS, ASA, PC, PA, PET, PPA-CF/GF, PPS, PPS-CF/GF, Carbon / Glass Fiber Reinforced Polymer | PLA, PETG, TPU, ABS, ASA, PVA, PET, PA, PC | PLA, PETG, TPU, PVA | PLA, PETG, TPU, PVA |
マルチカラー | AMS 1台で4色 最大16色 | AMS 1台で4色 最大16色 | AMS 1台で4色 最大16色 | AMS lite 1台で4色 最大4色 | AMS lite 1台で4色 最大4色 |
消費電力[W] | 350 | 750 | 350 | 350 | 150 |
ディスプレイ | タッチ式 | タッチ式 | ボタン式 | タッチ式 | タッチ式 |
Wi-Fi | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
内部ストレージ[GB] | 4 | 4 | × | × | × |
カメラ/リモートモニタリング | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
スライスソフト | Bambu Studio (PrusaSlicer) (Cura) (Superslicer) | Bambu Studio (PrusaSlicer) (Cura) (Superslicer) | Bambu Studio | Bambu Studio (PrusaSlicer) (Cura) (Superslicer) | Bambu Studio (PrusaSlicer) (Cura) (Superslicer) |
その他 | LiDAR搭載 活性炭フィルタ搭載 | LiDAR搭載 活性炭フィルタ搭載 イーサネット対応 | 活性炭フィルタ搭載 | ||
出典 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
Bambu Labの3Dプリンター一覧【X1/P1/A1シリーズ】

Bambu Labが展開する3Dプリンターには、以下の7機種が存在しています(2025年1月時点)。
それぞれの特徴を順番に見ていきましょう。
追加情報として、2025年に登場が噂されている「H2D」のリーク情報にも触れていきます。
X1 Carbon・X1:“高速化ブーム”の先駆け

Bambu Labの名を一躍有名にしたのが、「X1シリーズ」です。
スタイリッシュな外観と500mm/sの高速プリント性能、AIやLiDARを活用した精度の高さなどが高く評価され、多くの3Dプリンターファンの注目を集めました。
公式YouTube動画では、「X1シリーズ」の性能を2分ほどでイメージできる映像も公開されています。
気になる方はぜひチェックしてみてください。
X1シリーズには「X1 Carbon」と「X1」の2モデルがラインナップ。
基本性能は似通っていますが、カーボンファイバー系のフィラメントに対応できる点などから「X1 Carbon」が上位モデルとなります。
2機種の主な違いをまとめた表がこちら。
X1 Carbon | X1 | |
---|---|---|
ボディ | アルミ&ガラス | プラスチック&ガラス |
エクストルーダギア | 硬化鋼 | 鋼 |
ノズル | 硬化鋼 | ステンレス鋼 |
エアフィルター | 標準搭載 | オプション |
PA、PC系材料 | ○ | 可能 |
カーボン/ガラス繊維強化ポリマー | ○ | 非推奨 |
モニタリングカメラ | 標準搭載 | オプション |
「X1 Carbon」は約20万円(2025年2月時点)という価格もあり、家庭用プリンターとしてはややハードルが高め。
一方で高性能ゆえに根強い人気を誇り、ハイエンド志向のユーザーには今なお最適な選択肢です。
そして、このX1シリーズの技術を受け継ぎつつ、グッと価格を抑えた「P1P」の登場が、さらなる注目を集めるきっかけとなりました。
X1E:プロスペックのハイグレードモデル

2023年10月に公開された「X1シリーズ」の新モデルが「X1E」。
簡単にいえば「X1 Carbon」の機能を強化したハイエンドモデルにあたります。
造形サイズやプリントスピードは大きく変わりませんが、
などの面でアップグレードされています。
「X1 Carbon」との違いを知りたい方は、以下のページが参考になります。
P1P:家庭用3Dプリンター界のゲームチェンジャー

鮮烈デビューを果たしたBambu Labの次なる一手が「P1P」の発表。
699ドル(≒約10万円)という手の届きやすい価格帯で、家庭用3Dプリンター界に「本格参入」することとなりました。
ざっくりまとめると、
というイメージです。
導入をコストを抑えて、高速3Dプリントを手軽に楽しみたい!
というユーザーには、まさに理想的な選択肢です。
また、エンクロージャが標準ではない分、サイドパネルの自作やカスタマイズも楽しめる点がユニーク。
公式YouTube動画では、多彩なデザイン例が紹介されています。
「P1P」はX1シリーズと同様にAMSを組み合わせれば最大16色のマルチカラーにも対応。
低コスト&高速&マルチカラーの3拍子が魅力で、家庭用3Dプリンターの新定番となりました。