こんにちは、管理人のウノケンです。
今回は、
CrealityのFDM3Dプリンター「K2シリーズ」について徹底解説・徹底比較
していきたいと思います。
CrealityはFDM・光造形方式の3Dプリンターを販売する注目企業。
FDM(Fused Deposition Modeling, 熱溶解積層)方式3Dプリンターとしては「Ender-3」をはじめとする「Enderシリーズ」が有名で、世界中の多くの3Dプリンターユーザーに愛用されています。
2024年4月に開催されたCrealityの10周年イベントで発表されたのが、
です。
最大600mm/sという爆速プリントを実現した「K1シリーズ」がさらにパワーアップした「K2シリーズ」。
待望のマルチカラー3Dプリントに対応ということで、今最注目の3Dプリンターの1つです。
さらに、2025年の11周年イベントにおいては2機種が追加されるなど、Crealityが最注力するラインナップといっても過言ではない「K2シリーズ」。
この記事では、
について解説していきます。
高速×密閉×マルチカラー3Dプリントに興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください!

モデル名 | K2 Pro Combo | K2 Combo | |
---|---|---|---|
本体イメージ | ![]() | ![]() | ![]() |
メーカー | Creality | Creality | Creality |
価格(サンステラ) | ¥319,000 (2025-05-01 02:11 時点) | ||
価格(SK本舗) | |||
価格(Amazon) | ¥239,999 (2025-05-01 10:17 時点) | ||
価格(海外ストア) |
K2シリーズ3機種のラインナップ

Creality 10周年イベントで発表されたK2 Plusに続き、2025年にはK2 ProとK2が追加発表されました。3機種の位置づけをざっくりまとめると、
ここからは各モデルの特徴を順番に見ていきましょう。
K2 Plus Combo ― フラッグシップの実力
「Kシリーズ」の最新機種である「K2 Plus」の特徴を確認していきましょう。
先代の「K1」に見られたCoreXY構造や最大600mm/sというキモとなる特徴はそのままに、「K2 Plus」で新たに追加された以下の主な特徴を押さえておきましょう。
1辺350mmの造形サイズは、「K1 Max」(1辺300mm)をも超えるスケール。
さらに、「K1シリーズ」の1.5倍となる最大加速度によって、3DBenchyのプリントにかかる時間はなんとたったの10分。
加えて、3Dプリンター内部を加熱できる機能も搭載されることで、反りやすい材料を使ったプリント時の品質向上にも期待できます。
K2 Pro ― ヒートチャンバー搭載のミドルクラス

価格予想 | 16〜17万円台(2025年4月時点、正式価格未発表) |
新登場のK2 Proは300 mm³の立方体ビルドボリュームを持つ中サイズモデル。
ノズル最高温度300 ℃、ヒートチャンバー機能、Ethernetポートと32 GBストレージを備え、K2 Plus譲りの本格機能をコンパクトに凝縮しています。
K2 Plusほどの大型造形は不要だけど、ヒートチャンバーは欲しい!
そんなユーザーにフィットするバランス型モデルと言えるでしょう。
K2 ― シリーズ最小で導入しやすいエントリーモデル

価格予想 | 10〜11万円台(2025年4月時点、正式価格未発表) |
K2は260 mm³のビルドボリュームを持つ標準サイズモデル。
ノズル最高温度は300 ℃で、通信はWi‑Fiのみ、ストレージ容量は小さめになる見込みです。
ヒートチャンバーは搭載されていませんが、CFSとの組み合わせでマルチカラー印刷には対応。
競合のBambu Lab P1S ComboやAnycubic Kobra S1 Comboを意識した価格設定が予想され、コンボ版で10万円前後になりそうです。
K2シリーズの相棒! Crealityのマルチカラーシステム「CFS」とは?

「K2 Plus」と同時発表となった、Creality初のマルチカラーフィラメントシステム「CFS(Creality Filament System)」。
Crealityファン待望の「CFS」、その主な特徴は以下の通りです。

昨今のトレンドである「最大4色のカラープリント」に対応し、「温度・湿度表示」のような特徴的な機能も備える「CFS」。
K2シリーズ全機種に接続でき、複数台のCFSを並列使用すれば最大16色のカラープリントが可能です。
K2 Plus/K2 Pro/K2のスペック比較・販売情報
スペック比較
モデル名 | K2 Pro Combo | K2 Combo | |
---|---|---|---|
本体イメージ | ![]() | ![]() | ![]() |
メーカー | Creality | Creality | Creality |
価格(サンステラ) | ¥319,000 (2025-05-01 02:11 時点) | ||
価格(SK本舗) | |||
価格(Amazon) | ¥239,999 (2025-05-01 10:17 時点) | ||
価格(海外ストア) | |||
本体サイズ(LxWxH)[mm] | 495 x 515 x 916 | - | - |
本体重量[kg] | 38.5 | - | - |
構造 | CoreXY | CoreXY | CoreXY |
密閉 | ○ | ○ | ○ |
ヒートチャンバー | 60 | 60 | - |
組み立て | 組み立て済み | 組み立て済み | 組み立て済み |
造形サイズ(LxWxH)[mm] | 350 x 350 x 350 | 300 x 300 x 300 | 260 x 260 x 260 |
最大スピード[mm/s] | 600 | - | - |
推奨スピード[mm/s] | - | - | - |
最大加速度[mm/s²] | 30000 | - | - |
最大押出流量[mm³/s] | - | - | - |
最大ノズル温度[℃] | 350 | 300 | 300 |
最大ヒートベッド温度[℃] | 120 | - | - |
対応フィラメント | PLA/ABS/PETG/PA-CF/PLA-CF/PET/ASA/PPA-CF | - | - |
マルチカラー | CFS 1台で4色 最大16色 | CFS 1台で4色 最大16色 | CFS 1台で4色 最大16色 |
消費電力[W] | 1200 | - | - |
ディスプレイ | タッチ式 | タッチ式 | タッチ式 |
Wi-Fi | ○ | ○ | ○ |
内部ストレージ[GB] | 32 | 32 | - |
カメラ/リモートモニタリング | ○ | - | - |
スライスソフト | Creality Print 5.0 | Creality Print | Creality Print |
その他 | AIカメラ(×2)搭載 エアフィルター搭載 | ||
出典 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
販売情報
K2 Plus Combo/K2 Plusのみ販売中。
K2 Pro Combo/K2 ProとK2 Combo/K2は2025年Q3発売が予定されています。
まとめ:サイズ・スペックに応じてK2シリーズ3Dプリンターを選ぼう!
K2シリーズは、爆速×マルチカラーというトレンドを取り入れつつ、造形サイズと価格で3つの選択肢を用意してきました。
今後も続報が入り次第、最新情報を追記していきます。