【注目】Creality初のマルチカラー3Dプリンター「K2 Plus Combo」がついに正式発売!(詳細をチェック!)

【SV06 ACE登場】SOVOL 3Dプリンター徹底比較!【SV08/SV07 Plus/SV07】

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こんにちは、管理人のウノケンです。

今回は、

SOVOLのFDM3Dプリンターについて徹底解説

していきたいと思います。

SOVOLは、FDM方式の3Dプリンターやフィラメント、フィラメント乾燥機を展開する中国の3Dプリンターブランドです。水色と黒色の特徴的なデザインで、見覚えのある方も少なくないでしょう。

この記事では、最近話題となった最大プリントスピード700mm/s・最大加速度40000mm/s²を誇る「SV08」をはじめとするSOVOLの3Dプリンターを徹底比較・解説していきます。

「あまり聞いたこと無いけど、SOVOLの3Dプリンターってどんな感じ?」

というSOVOL初心者の方が、

  • SOVOLはこれまでどのような3Dプリンターを発表してきたのか?
  • SOVOLの各3Dプリンターにはどのような特徴があるのか?

についてしっかり理解できる記事となっています。ぜひ最後までご覧ください。

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管理人:ウノケン
この記事を書いているのはどんな人?
  • 3Dプリンター関連メーカー勤務経験
  • 3Dプリンター特許出願経験
  • 3Dプリンター31機種・3Dスキャナー6機種の使用経験
  • 3Dプリント品販売点数1,000個以上
  • 3Dプリンター関連動画をYouTube毎日投稿中!

それでは見ていきましょう!

アップデート

2024年11月、最新機種「SV06 ACE」が登場しました!(詳細にジャンプ



3Dプリンターブランド「SOVOL」とは

はじめに、

SOVOLとはどんな3Dプリンターブランドなのか

その特徴について確認しておきましょう。

FDM方式3Dプリンターを多数展開

SOVOLは

FDM方式3Dプリンターに特化した3Dプリンターブランド

です。公式ページにおいて、光造形3Dプリンターの記載はありません。

FDM3Dプリンターとしては、「SV01」、「SV02」のように「SV」の名を冠する機種を次々に発表しており、現在「SV08」までの3Dプリンターが登場しています(2024年11月時点)。

Crealityにおける「Enderシリーズ」や「CRシリーズ」のように多数のシリーズを展開することはなく、「SV」以外のシリーズは存在していません。

SOVOLの3Dプリンター一覧(2024年11月時点)
  • 「SV08」
  • 「SV07」「SV07 Plus」
  • 「SV06」「SV06 Plus」「SV06 ACE」
  • 「SV05」
  • 「SV04」
  • 「SV03」
  • 「SV02」
  • 「SV01」「SV01 Pro」

色とりどりのフィラメントも取扱中

FDM3Dプリンターを多数取り扱うことに伴い、

材料であるフィラメントも展開

しています。

材質としては「PLA」のみですが、

  • 単色だけでなく、2色や3色、レインボーといったカラフルなフィラメント

も多数取り扱っています。

フィラメント乾燥機やレーザー彫刻機といった周辺機器も

その他にも、SOVOLはFDM3Dプリンターに関連する

フィラメント乾燥機や、レーザー彫刻機といった定番の周辺機器も販売

しています。

フィラメント乾燥機は日本のAmazonでも手頃な価格で販売されており、なじみ深い方も少なくないのではないでしょうか?



【2024】SOVOLのFDM方式3Dプリンター一覧

まずは、各3Dプリンターのスペックを一覧表で見てみましょう。

モデル名SV08SV07SV07 PlusSV06SV06 ACESV06 PlusSV04
本体イメージproduct imageproduct imageproduct imageproduct imageproduct imageproduct image
メーカーSOVOLSOVOLSOVOLSOVOLSOVOLSOVOLSOVOL
本体サイズ(LxWxH)[mm]550 x 537 x 575460 x 457 x 625632 x 532 x 735496.94 x 387.9 x 610.91-538 x 488 x 707653 x 625 x 803
造形サイズ(LxWxH)[mm]350 x 350 x 345220 x 220 x 250300 x 300 x 350220 x 220 x 250220 x 220 x 250300 x 300 x 340300 x 300 x 400
エクストルーダplanetary gearダイレクトダイレクトダイレクトダイレクトダイレクトダイレクト
プリントスピード[mm/s]700500500150600150120
最大ノズル温度[℃]300300300300300300260
最大ヒートベッド温度[℃]100100100100-100100
組み立て要組み立て-半組み立て済-半組み立て済--
プラットフォームPEIシート両面PEIプレート両面PEIプレートPEI両面PEIプレートPEIFlexible
オートレベリング
フィラメントセンサ×
停電時自動回復印刷--×
密閉×(オプション)××××××
ディスプレイノブ式タッチ式タッチ式ノブ式タッチ式タッチ式タッチ式
デュアルZ軸-
データ入力Wi-Fi
USB
Ethernet
USB
Wi-Fi
USB
Wi-Fi
SDカード
USB
USB
Wi-Fi
-SDカード
本体重量[kg]17.7--9-13.9715
スライスソフトOrcaSlicer
Cura
PrusaSlicer
Simplify3d
---OrcaSlicer--
その他LED搭載
カメラ搭載
リモート制御機能
ノズルLED搭載ノズルLED搭載カメラ・LED搭載デュアルエクストルーダ
出典公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト
画像、スペックは各社公式ページより引用。記載のない項目は”-“で示している。

一覧にしてみると、各モデルの違いや共通点が見えてきますね。

各モデルにどのような特徴があるのか、ここからは詳細を確認していきましょう!

【SV08】爆速700mm/s・40000mm/s²の衝撃CoreXY

2024年にリリースされた、SOVOL初のCoreXY3Dプリンター「SV08」。

その特性を生かし、

  • 最大プリントスピード700mm/s
  • 最大加速度40000mm/s²

という、段違いの速さを実現しています。

その他、

  • 350×350×345mm³の大型造形サイズ(スタンダードサイズの約4倍)
  • 独立した4つのZ軸による高精度レベリング(QGL, Quad-Gantry-Leveling)
  • カメラ搭載(モニタリング・タイムラプス撮影可能)

という際立った特徴も備える注目の3Dプリンターでもあります。

注意点として、

  • ユーザー自身でフレームを組み立てる必要あり
  • ガラスカバーは別売(デフォルトでは密閉なし)

であることは押さえておきましょう。

【SV07】Klipper搭載!最大500mm/sの高速3Dプリンター

出典:YouTube「Best Entry Level Klipper 3D Printer Sovol SV07| Product Intro」

2023年に登場した「SV07」。

Klipperファームウェアを搭載し、最大プリントスピードは500mm/sに到達(推奨値は250mm/s)。タッチスクリーンも一新され、STLファイルのプレビューも可能になっています。

その他、興味深い多数のアップデートもなされています。上記の公式YouTube動画(約1分30秒)で「SV07」の魅力をざっと確認しておきましょう。

後述する他のSOVOL製3Dプリンターや、他ブランドの機種と比較した場合の、「SV07」の特徴的な点をまとめておきます。

「SV07」の特徴
  • Klipper搭載 → プリントスピード500mm/s、Wi-Fi接続、STLプレビュー等が可能
  • 最大ノズル温度300℃ → 幅広いフィラメントに対応可能
  • 両面PEIプレート採用 → 片面が傷ついても安心
  • エクストルーダにLED搭載 → 暗環境でもプリントの様子を確認可能
  • 本体下部に引き出し搭載 → ツールを収納可能

昨今流行りの高速3Dプリントを低価格で実現した「SV07」。日本のAmazonではクーポン込みで45,000円というお手頃価格となっています(2023年9月時点)。

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【SV07 Plus】造形サイズが300×300×350mm³になって新登場

出典:YouTube「Sovol SV07 Plus Bigger Klipper 3D Printer | Product Intro」

2023年8月に登場したSOVOLの最新3Dプリンター「SV07 Plus」。

プリントスピードや最大ノズル温度といった基本機能はそのままに、

「SV07」の造形サイズが220×220×250mm³→300×300×350mm³にアップグレード

したモデルとなっています。

造形サイズ以外で変更された機能はとくに見当たらないので、

  • エントリーサイズでOK → 「SV07」
  • ちょっと大きめサイズがほしい → 「SV07 Plus」

といった選択基準で良いでしょう。

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高速プリントに向けた準備をしておこう!

従来のフィラメントは高速3Dプリンターに対応していない場合が多いです。「CREALITY Hyperシリーズ PLA」のような対応フィラメントを用意しておきましょう!

【SV06】オートレベリング・300℃ノズル搭載のエントリーモデル

出典:YouTube「Sovol SV06 New Budget All Metal Hotend Auto Leveling PEI Plate Direct Drive 3D Printer Introduction」

2022年後半に登場した「SV06」。エントリーモデルとしては十分な機能性を備えた3Dプリンターです。主な注目ポイントは以下の通りです。

「SV06」の特徴
  • ダイレクトドライブエクストルーダ搭載
  • オートレベリング搭載
  • PEIビルドプレート採用
  • デュアルZ軸採用
  • 停電時自動回復印刷(Resume Printing)機能搭載

エントリーモデルとして必要な機能は基本的にそろっていると思って良いでしょう。ただし、ノブ式でモノクロの旧来型ディスプレイを採用している点、フィラメント切れ検知センサーが搭載されていない点には注意しましょう。

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【SV06 ACE】爆速&カメラ搭載&WiFi対応になって再登場!

2024年11月に登場した「SV06 ACE」。スタンダードサイズのベッドスリンガータイプ「SV06」が大幅に強化されて再登場となりました。

アップグレードされた主な注目ポイントは以下の通りです。

「SV06 ACE」の特徴
  • プリントスピードの高速化(600mm/s, 20000mm/s²)
  • 完全オートレベリング化(A4用紙を使った高さ調整不要)
  • タッチスクリーン化
  • Wi-Fi対応
  • カメラ搭載(リモートモニタリング可能に)

2年前に登場した「SV06」はすでに販売終了となっていましたが、現代的な高速化・Wi-Fi対応といったアップグレードを経て、完全に生まれ変わった「SV06 ACE」。

人気のBambu Lab「A1」等と比較しても、同等かそれ以上のスペックを誇る注目機種となっています。

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【SV06 Plus】造形サイズやプリントスピードがアップグレード!

出典:YouTube「Sovol SV06 PLUS New Large 3D Printer | Planetary Direct Drive Extruder| High Flow All Metal Hotend」

「SV06 Plus」は、「SV06」にいくつかのアップデートが加えられた3Dプリンターです。主な相違点を確認してみましょう。

SV06 PlusSV06
造形サイズ300×300×340mm220×220×250mm
プリントスピード(推奨値)150mm/s80mm/s
スクリーンタッチ式ノブ式
フィラメント切れ検知センサー×
参考:https://sovol3d.com/products/sovol-sv06-plus

「SV06」には搭載されていなかった「タッチ式カラーディスプレイ」や「フィラメント切れ検知センサー」が搭載されたことで、エントリーモデルとして不足のない機種にアップグレードされた印象の「SV06 Plus」。タッチ式スクリーンはダークモードに切り替えられる点も興味深いですね。

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【SV04】デュアルデクストルーダー搭載でマルチカラー対応!

出典:YouTube「Sovol SV04 IDEX 3D Printer( Independent Dual Direct Drive): Same Investment, Double Production.」

2つのエクストルーダーを持つ、家庭用としては異色の3Dプリンター「SV04」。2つのフィラメントを同時に使用することが可能で、マルチカラー・マルチマテリアルの3Dプリントに対応しています。

2つのエクストルーダーを搭載したことで、以下の4つのプリントモードを使い分けることができます。

  • Dual Mode:2つの異なるフィラメントを使って、1つのモデルを3Dプリント
  • Single Mode:1つのフィラメントのみを使って、1つのモデルを3Dプリント
  • Mirror Mode:2つのフィラメントを使って、2つの鏡面対称なモデルを3Dプリント
  • Duplicate Mode:2つのフィラメントを使って、2つの同一モデルを3Dプリント

それぞれのモードにおいて、実際にどのようにプリントが行われるのか気になる方は、ぜひ上記の公式YouTubeをご覧ください。



まとめ:スペックを比較してSOVOLの3Dプリンターを導入しよう

今回は、SOVOLのFDM3Dプリンターについて徹底比較・解説してきました。近年の家庭用3Dプリンターがもつ基本的なオプション機能(オートレベリング、停電時自動回復印刷等)をバッチリ備えた、優秀な機種の多いラインナップでしたね。

最新機種の高速3Dプリンター「SV08」「SV06 ACE」のような機種も、Amazonにおける販売が開始されています。

家庭用として最速クラスのスピードを誇る爆速機種は、ぜひチェックしておきましょう!

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