こんにちは、管理人のウノケンです。
2024年9月20日、家庭用3Dプリンター業界の有名企業QIDI TECHが最新機種「QIDI Plus4」を発表しました。
同社のフラッグシップモデルとなる「QIDI Plus4」とは、いったいどのような3Dプリンターなのでしょうか?
今回、QIDI TECH様より実機をご提供いただきましたので、
について、徹底レビューしていきたいと思います!

それでは見ていきましょう!
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この記事の内容はYouTubeでも動画で解説しています。
開封の様子など、動画ならではの内容も盛りだくさんの解説をお楽しみください!
最新フラッグシップ3Dプリンター「QIDI Plus 4」の特徴は?

3Dプリントの世界で高い評価を受けているQIDI TECHが、新たに発表したフラッグシップモデル「QIDI Plus4」。
はじめに、その特徴を詳しく見ておきましょう。
「特徴はいいから、はやく実機レビューが見たい!」
という方は該当箇所までジャンプしてください。
モデル名 | Plus4 |
---|---|
本体イメージ | ![]() |
メーカー | QIDI TECH |
価格(サンステラ) | - |
価格(SK本舗) | - |
価格(Amazon) | ¥139,999 (2025-02-14 08:40 時点) |
価格(海外ストア) | - |
本体サイズ(LxWxH)[mm] | 505 x 487 x 550 |
本体重量[kg] | 27 |
構造 | CoreXY |
密閉 | ○ |
ヒートチャンバー | 65 |
組み立て | 組み立て済み |
造形サイズ(LxWxH)[mm] | 305 x 305 x 280 |
最大スピード[mm/s] | 600 |
推奨スピード[mm/s] | - |
最大加速度[mm/s²] | 20000 |
最大押出流量[mm³/s] | - |
最大ノズル温度[℃] | 370 |
最大ヒートベッド温度[℃] | 120 |
対応フィラメント | PLA, ABS, ASA, PETG,TPU,PA, PC, Carbon/ Glass Fiber Reinforced Polymer, etc. |
マルチカラー | QIDI Box 2025 1Q対応予定 |
消費電力[W] | 450+400 (Chamber Heating) |
ディスプレイ | タッチ式 |
Wi-Fi | ○ |
内部ストレージ[GB] | 32 |
カメラ/リモートモニタリング | ○ |
スライスソフト | QIDISlicer QIDI Studio Cura Simplify3D PrusaSlicer Orca Slicer |
その他 | 活性炭エアフィルタ搭載 |
出典 | 公式サイト |
想像力を進化させる完全アップグレード
「QIDI Plus4」は、先代の「X-Plus3」を大幅に超えるアップグレードが施されています。
最大370℃という高温での印刷が可能になったことで、対応するフィラメントの種類が格段に増え、より高性能な素材の利用が実現しました。
また、305×305×280mmの大型ビルドボリュームを備えており、これまでの家庭用モデルでは難しかった大規模なプリントにも対応できます。
このアップグレードにより、精度が向上し、使い勝手も格段に改善されています。
QIDIの最新技術を詰め込んだ「QIDI Plus4」は、まさに「想像力を進化させる」プリンターだといえるでしょう。
第二世代アクティブチャンバー加熱機能


3Dプリントにおいて、高温フィラメントを使用する際の課題である「反り」や「層間の接着不良」を解消するために、「QIDI Plus4」は第二世代アクティブチャンバー加熱機能を搭載しています。
前モデルにも搭載されていたこの機能は、400Wの高効率加熱モジュールによってさらに強化され、8分以内にチャンバー内を65℃まで加熱することが可能です。
さらに、新たな空気循環システムと強力なターボファンにより、チャンバー内の温度はより均一に保たれ、高温フィラメント(PC、ABS、PAなど)でのプリント精度が飛躍的に向上します。
この結果、モデルの反りを防ぎ、層間の接着強度を高めることができます。
独立したデュアルZ軸モータードライブ

「QIDI Plus4」のもう1つの革新的な特徴は、独立したデュアルZ軸モータードライブです。
Z軸のスクリューと光軸が8mmから10mmにアップグレードされており、ヒートベッドの厚みも3mmから6mmへと強化されています。
この設計により、Z軸の安定性が飛躍的に向上し、産業レベルの精度を実現しています。
また、CoreXY構造を採用することで、モデルの表面品質も向上しており、3Dプリントの仕上がりがより滑らかで美しいものとなっています。
大規模なプロジェクトでも、安心して高精度なプリントを楽しむことができます。
強化されたホットエンド性能


3Dプリンターの心臓部ともいえるホットエンドも大幅に強化されています。
「QIDI Plus4」は、最大印刷温度が370℃に達し、80Wの加熱力を持つホットエンドにより、産業用フィラメント(PPS-CFなど)をスムーズにプリントできるようになりました。
また、バイメタルノズルを採用したことで、ABSやPLAといった通常のフィラメントだけでなく、ABS-GFやPA-CF、PET-CFといった繊維強化フィラメントにも対応。
これにより、さまざまな素材を使用するプロジェクトでもノズル交換の手間が省け、効率的な作業が可能です。
アップグレードされた操作システムとスライスソフトウェア

「QIDI Plus4」は、操作システムとスライスソフトウェアも一新されています。
最新のカスタマイズ版V0.12.0 Klipperシステムは、より多くのフィラメントやプリントパラメータに対応し、初心者にも使いやすい設計に。
また、新しく開発された「QIDI Studio」は、より高速で精度の高いスライス機能を提供し、プリント結果の最適化をサポートしています。
さらに、ノズルの自動クリーニング機能も搭載されており、フィラメントのカットや取り外しが自動化され、利便性が向上しています。
完璧なファーストレイヤー
3Dプリントにおいて、ファーストレイヤーの精度は非常に重要です。
「QIDI Plus4」は、この点においても妥協なし。
デュアルセンサーによる自動レベリングシステムを搭載しており、ノズルの右側に設置された近接プローブに加え、ヒートベッド下に配置された4つの圧電センサーがZ軸のオフセットを補正。
これにより、常に完璧なファーストレイヤーを保証します。
初心者でもプロフェッショナルでも、プリントの最初のステップをスムーズに進めることができ、安心して高品質なプリントを楽しむことができます。
将来的にマルチカラー対応に

「QIDI Plus4」は、新しくフィラメントカッターを内蔵。「Q1 Pro」以前の機種に比べて、フィラメントの装填・取り外しがしやすくなっています。
さらに、将来的にはマルチカラー対応になることも予告されています。
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