こんにちは、管理人のウノケンです。
3Dプリンターはあらゆるものを形にできる便利なマシン。
ですが、実は向き・不向きがはっきりしています。
決して安くはない買い物のため、買ってから、
想像以上に扱うのが難しくて、使わなくなっちゃった
思っていたのと全然違った
と後悔したくないという方も多いでしょう。
そこで、この記事では3Dプリンターの導入を検討している初心者の方に向けて、買ってはいけない人の特徴を10個紹介します。
自分に3Dプリンターが向いているのかどうか、チェックしながら読んでみてください。

動画で記事の内容をチェックしたい方はこちら!
【導入・準備編】3Dプリンターを買ってはいけない人の特徴3つ

3Dプリンターを使い始める前段階である、
で、見られる“3Dプリンターを買ってはいけない人の特徴”を見ていきましょう。
3Dプリントを開始するまでに求められる作業やスキルの観点から、3Dプリンターの向き・不向きがある程度見て取れます。
たとえ当てはまったとしても、どのような準備が必要なのかをあらかじめ知ることで、壁を乗り越えられるようにもなるでしょう。
まずは順に見ていきましょう。
特徴1.ボタン1つで完成品が出てくると思っている人

3Dプリンターは、紙に印刷するプリンターのように、“ボタン1つで完成品が出てくる”わけではありません。
パソコンやスマホからボタンを押すだけで綺麗な書類が出てくる感覚でいると、間違いなく後悔するといえます。
もちろんプリント開始ボタンを押した後、待つだけで完成する場合もありますが、満足のいく作品を作るためには設定の調整が必要です。
また、何度か試作を行うケースも多く、自動化が進んだ最近の機種でも“全自動の魔法の箱”では決してありません。
さらに、プリント後には、サポート材と呼ばれる余分な構造を除去する作業も発生します。
光造形方式であれば、レジンの洗浄や二次硬化といった後処理も必要になるでしょう。
こうした人の手を必要とする作業を面倒だと感じる人は、購入を踏みとどまった方が良いかもしれません。
特徴2.3Dプリントに使うデータを用意する手間を甘く見ている人

3Dプリンターでプリントするためには、当然ながら専用のデータを用意する必要があります。
もちろん、『MakerWorld』や『Printables』といった無料のデータ共有サイトを利用すれば、世界中のクリエイターが作った素晴らしいデータをダウンロードできます。
最初のうちはそれだけでも楽しめますが、次第に自分の思い描いたオリジナル作品を作りたくなるものです。
机の隙間にぴったり合う収納ケースがほしい
オリジナルキャラクターを立体化したい
と、思うようになるでしょう。
そうなると、3DCADや3DCGソフトを使って自分でモデリングを行う作業が必須になります。
最近は生成AIツールも登場していますが、自分だけのオリジナルや実用的なものを作るにはモデリングスキルが求められます。
クリエイティブな手間を楽しめない人にとっては、データ作成や学習の過程が苦痛になってしまうでしょう。
特徴3.パソコンやソフトの扱いに抵抗がある人

3Dプリンターを本格的に扱ううえでは、パソコン操作が必須。
スマホアプリからデータを送信できる仕組みもありますが、自由度が低いためパソコン作業のほうがおすすめです。
また、3次元のデータを快適に扱うためには、ある程度のスペックを持ったパソコンを用意するコストも発生します。
さらに、3DCADや3DCGソフトなど、立体データを扱う専用ソフトを使用する機会も非常に多くなるでしょう。
初心者向けのソフトやブラウザ上で簡単にデータを作成できるツールから始めて、徐々に慣れていくことは可能です。
昨今では解説動画も多くありますし、AIに質問することである程度は解決しやすくなっているでしょう。
とはいえ、新しいソフトを学ぶ姿勢はかなり重要です。
パソコンや難しいソフトの扱いに強い不安があるのなら、
自分は、本当に3Dプリンターを使えるのかな?
と、3Dプリンターの購入を検討し直す必要があるでしょう。
【環境編】3Dプリンターを買ってはいけない人の特徴4つ

3Dプリンターを実際に家に置いたとき、
などが問題になるケースがあります。
ここでは、3Dプリンターの設置環境や稼働中の影響という観点から、購入をやめておくべき人の特徴を解説していきます。
事前に解決できる課題があれば、今から対策を行うことで壁を乗り越えることも可能です。
自分の住環境に導入できるかどうか、しっかり確認していきましょう。
特徴4.設置スペースに余裕がない人

最近の3Dプリンターは、マルチカラー・マルチマテリアル対応が当たり前になり、大型化が進んでいる傾向にあります。
そのため、家の設置場所に余裕がないという方は、装置の寸法と設置スペースをよく吟味してから購入する必要があるでしょう。
設置場所に合わせてマシンを選ぶのも良いですが、装置のサイズが小さいと作れるモノも小さくなります。
そのため、用途によって必要な設置スペースが変わってくる点を念頭に置いておくべきです。
たとえば、フィギュアのような小物なら「Ai mini」のような小型マシンでも構いませんが、コスプレグッズなどを作る場合は装置もかなり大きくなります。
さらに、装置本体だけでなく、フィラメントやレジンなどの材料、工具類、乾燥機や洗浄機といった周辺機器も必要です。
運用を続けるうちに物が増え、プリント品の山ができて部屋が散らかり放題になる可能性もあります。
関連用品を置く場所の余裕がない人は、本当に導入できる環境なのかどうか、よく確認する必要があるでしょう。
特徴5.小さな子どもやペットがいる環境で、安全対策ができない人

3Dプリンターを安全に運用するための対策ができない環境での使用は、まったくおすすめできません。
まず、FDM方式の3Dプリンターでは、ノズル部分が200℃〜300℃に達する超高温になります。
また、稼働中はモーターやベルトが高速で動いているため、誤って触れてしまうと非常に危険です。
光造形方式の場合では、レジンを素手で触ってはいけません。

それに、洗浄に使用するIPAには引火性があります。
小さな子どもやペットがいる環境では、誤って触れたり口に入れたりする危険性が高いため特に注意が必要です。
子どもやペットの手が届かない場所に設置したり、安全機能付きの装置を選んだり、きめ細やかな対策が必須といえます。
特徴6.音や振動に神経質な人

3Dプリンターの稼働音や振動に神経質な人も、購入前にしっかりと検討する必要があります。
最近の3Dプリンターはプリントスピードが速い分、その分だけ音も大きくなりがちです。
モーターの駆動音や樹脂を急速に冷やす強力なファンの音は、掃除機やドライヤー並みにうるさくなることもあります。
静音機能も進化していますが、完全に無音になるわけではないため注意が必要です。
しかも、プリントには数時間から、大型モデルであれば数十時間かかることも少なくありません。
3Dプリンターを動かしながら同じ部屋で生活するのは、音に敏感な人にとってはかなりのストレスになってしまうでしょう。
特徴7.臭いに敏感な人

3Dプリンターの稼働中に発生する臭いに敏感な人も、導入には慎重になるべきです。
FDM方式の場合、樹脂を溶かして固めるという仕組み上、使用する材料によっては独特の臭いが発生します。
かなり嫌な臭いが出る材料もありますし、場合によっては有害なガスが発生することもあります。
密室で使用しないことはもちろんですが、しっかり換気をしても臭いが気になってしまう場合があるでしょう。
さらに、液体のレジンを材料とする光造形方式の場合は、さらに深刻です。
特有の化学的な臭いや、洗浄に使用するアルコールの臭いが部屋中に充満してしまうこともあります。
自身が臭いに敏感だったり、家族の理解が得られなかったりする場合は、大きなストレスになるでしょう。
【運用・コスト編】3Dプリンターを買ってはいけない人の特徴3つ

3Dプリンターを無事に導入できたとしても、その後のメンテナンスや維持費、仕上がりに対するギャップに悩む方もいます。
最後に、
といった観点から向いていない人の特徴を見ていきましょう。
特徴8.装置いじりやトラブルシューティングが嫌いな人

3Dプリンターは、テレビや冷蔵庫のような一般家電と違い、使っているうちに必ずトラブルが起きます。
朝起きたらプリント品が剥がれて、樹脂がモジャモジャの
スパゲティ状態になっていた!
なんてことは日常茶飯事です。

ほかにもノズルが詰まって材料が出てこなくなるなど、さまざまなエラーに直面することになります。
これらのエラーを少しでも減らすためには、定期的なメンテナンスが必須です。
たとえば、自分でグリスを塗ったり、調子の悪い部分を探るために分解したりといったDIYの精神が求められます。

エラーが出たらサポートに連絡して直してもらおう!
という感覚の人は挫折してしまうでしょう。
自分で原因を調べて、部品を分解して、直すといった工程を楽しめない人は、長期的な運用が苦痛になる可能性が高いです。
特徴9.大量生産品のような仕上がりを期待している人

3Dプリンターで作った作品に、お店で売っているようなプラスチック製品の仕上がりを期待していると、がっかりします。
これは3Dプリンターの仕上がりが劣っているわけではなく、製造方法による特性の違いがあるからです。
3Dプリンターは基本的に樹脂を1層1層積み重ねていく方式を採用しています。
そのため、どうしても表面に積層痕と呼ばれるシマシマの模様が残ってしまい、完全なツルツルにはなりません。
また、空中に浮いた部分を支えるサポート材を取り外した跡がガタガタになりやすい特徴があります。
さらに、用途によってはヤスリがけなどを行って、表面を整える後処理が必要になるケースも。
3Dプリントするだけで、ツルツルサラサラの完璧な仕上がりになると期待している人は注意が必要です。
特徴10.本体さえ買えば、もうお金はかからないと思っている人

3Dプリンターは、装置本体を買ってしまえば、それ以降はお金がかからない……わけではありません!
使い続けるためには、普通のプリンターがインクを必要とするのと同じように、ランニングコストがかかります。
まず、フィラメントやレジンといった材料費として、1kgあたり数千円のコストが継続的に発生します。
また、ビルドプレートやノズル、レジンタンクのフィルムなど、定期的に交換が必要な消耗品も忘れてはいけません。
可動部分が多いため、長期的に見ればさまざまなパーツを交換していく費用も見込んでおく必要があるでしょう。
さらに、長時間のプリントを頻繁に行うようになれば、それに伴う電気代も無視できなくなってきます。
こうした数万円からの維持費が継続的にかかる現実を理解していないと、
出費がもったいない!
となってしまい、3Dプリンターを使用する機会が減ってしまうでしょう。
まとめ:3Dプリンター導入前に確認すべきこと

3Dプリンターは一般大衆向けに扱いやすくなっていますが、まだあらゆる人に無条件でおすすめできるマシンではありません。
ここまで紹介した10個の壁を聞いて、心が折れてしまった方は購入を見送るのが正解かもしれません。
しかし、それでも諦めきれない方は、トラブルシューティングやメンテナンスのやり方を解説した動画などを参考にしてみましょう!
今は知識や技術がなくても、学ぶ姿勢があれば後からいくらでも身につけられます。
環境面も、今から整えられることもきっとあるはずです。
まずは、
どうすれば、自分自身で3Dプリンターを運用していけそうか?
と、イメージしてみましょう。
一方で、トラブルを解決したり、メンテナンスしたりする過程を楽しめそうだと感じた方は、間違いなく3Dプリンターに向いています!
失敗や試行錯誤すらもエンタメとして楽しめる人にとって、これほどワクワクするガジェットは他にありません。
3Dプリンターはクリエイティビティを無限に広げてくれる最高の相棒になるはずです。
ぜひ、自身にぴったりの1台を見つけてみてください。
動画で記事の内容をチェックしたい方はこちら!





