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絶版じゃない!今すぐ購入可能な【光学の基礎】参考書おすすめ3選

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今回は、絶版じゃない今すぐ購入可能な【光学の基礎】について学べる参考書を紹介していきます。

名著と呼ばれるような光学参考書はいくつかありますが、既に絶版で入手が難しい場合も多いです。そのような書籍は、中古で購入しようにも非常に高額な場合が多いでしょう。

そこで、今回は書店で(もちろんオンラインでも)今すぐ購入できる光学の基礎に関する参考書を紹介していきます。手元に一冊置いておき、基本の理解が不安になったときに参照できるようにしておくと心強いですよ!

それでは見ていきましょう!



絶版じゃない!今すぐ購入可能な光学の基礎を学べる参考書おすすめ3選

光学の原理 第7版(I〜III)Max Born/Emir Wolf 著, 草川徹 訳

著者情報Max Born/Emir Wolf 著
草川徹 訳
発売日2005/6
内容光学の原理 I
序章 歴史的展望
第1章 電磁場の基礎的性質
第2章 電磁ポテンシャルと分極
第3章 幾何光学の基礎
第4章 幾何光学による結像理論
第5章 幾何光学による収差論
第6章 結像光学機器

光学の原理 II
第7章 干渉理論と干渉計
第8章 回折理論
第9章 回折理論による収差論

光学の原理 III
第10章 部分的可干渉な光による干渉と回折
第11章 厳密な回折理論
第12章 超音波による光の回折
第13章 非均一媒質による散乱
第14章 金属光学
第15章 結晶光学
ポイント・原著の"Principles of Optics"の初版は1959年、本書の初版は1974年と、大変歴史ある書籍。黒田和男東大名誉教授も、原著に対して「物理系の光学参考書の代表選手」と述べている名著。(参考:黒田和男「教科書あれこれ」

 原著5版 光学(I〜III)Eugene Hecht 著, 尾崎義治/朝倉利光 訳

著者情報Eugene Hecht 著
尾崎義治/朝倉利光 訳
発売日2019/6
内容光学 I(基礎と幾何光学)
1 簡単な歴史
2 波動
3 電磁波,光子,光 
4 光の伝搬 
5 幾何光学 I
6 幾何光学 II

光学 II(波動光学)
7 波動の重ね合せ
8 偏光
9 干渉
10 回折

光学 III(現代光学)
11 フーリエ光学
12 コヒーレンス理論の基礎
13 レーザーとその応用
付録 電磁理論/キルヒホッフ回折理論
ポイントB5サイズの紙が使われているため、図や写真、数式の見やすさが際立っている(上記「光学の原理」、下記「基本光工学」をはじめ、一回り小さいA5判の参考書が多い)。
図や写真が多く、難解な数式が比較的少ないため、初学者に優しい
・この手の参考書の練習問題は解答が記載されていない場合が多いが、ありがたいことに解答もしっかり記載されており、演習を通した理解が可能。



基本光工学(1, 2)B. E. A. Saleh/M.C.Teich 著, 尾崎義治/朝倉利光 訳

著者情報B. E. A. Saleh/M.C.Teich 著
尾崎義治/朝倉利光 訳
発売日2006/6
内容基本光工学 1
第1章 光線光学
第2章 波動光学
第3章 ビーム光学
第4章 フーリエ光学
第5章 電磁光学
第6章 偏光と結晶光学
第7章 導波光学
第8章 ファイバ光学
第9章 共振器光学
第10章 統計光学
第11章 光子光学
第12章 光子と原子

基本光工学 2
第13章 レーザ増幅器
第14章 レーザ
第15章 半導体中の光子
第16章 半導体光源
第17章 半導体光検出器
第18章 電気光学
第19章 非線形光学
第20章 音響光学
第21章 光スイッチングと光計算
第22章 光ファイバ通信
ポイント・「内容」からもわかるように、上記2書が「物理的な光学」の基本参考書であるのに対し、「光工学」に関する基本を中心に学べる参考書
・基礎の基礎(光線光学や波動光学)〜工学応用への基礎(光ファイバやレーザ、半導体光学)まで、光学の基礎を幅広く体系的に学ぶことができる。

手元に1冊キホンを学べる参考書

今回は、絶版じゃない今すぐ購入可能な【光学の基礎】について学べる参考書を紹介してきました。

おすすめのチョイスとしては、

  • 物理的側面から光学をゴリゴリ学びたい→「光学の原理」
  • しっかり基礎から学びたいけど難解な参考書は不安…→「ヘクト 光学」
  • 基礎から学びたいけど、あくまでも工学応用に向けて学習したい→「基本光工学」

といった感じが良いのではないかと思います。

今回紹介したように、絶版になっていない書籍の中にも光学の基礎事項についてのリファレンスとなる参考書は存在します。ご自身の好みに合わせて選んでみてください。

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