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Bambu Lab X2D vs H2D 徹底比較!実機を使い込んでわかったデュアルノズルFDM3Dプリンターの選び方【決定版】

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こんにちは、管理人のウノケンです。

今回は、Bambu Labのデュアルノズル機として近いタイミングで登場した注目の2機種、

を、それぞれじっくり使い込んだ立場から徹底比較していきます。

X2D」と「H2D」、多くの方が、

結局のところ、どっちを買えばいいの?

といった悩みを抱いているのではないでしょうか?

実際、デュアルノズルという点が共通していて、見た目もそれなりに似ている両機種。

ですが、よく確認していくと、サイズ感・価格帯・できることが結構異なります。

そこでこの記事では、

  • スペック上の共通点と5つの違い
  • 実機をトータル500時間以上使ってわかった使用感の違い
  • 両機種に共通する弱点(デメリット)
  • 結局どちらを選ぶべきか?おすすめできるユーザー

について、詳しく解説していきます。

ぜひ最後まで読んで、機種選びの参考にしてみてください!

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各機種のレビューを動画でチェックしたい方はこちら!

「X2D」と「H2D」のそれぞれをじっくり使い込んだレビューをYouTubeで公開しています。

実際の装置の動きを含めた、動画ならではの内容が盛りだくさんの解説をお楽しみください!

「X2D」レビューはこちら!

【X2D Combo】デュアルノズル搭載のBambu Lab最新機を徹底実機レビュー!P2S&H2Dとの違いや注意点を200時間使い込んで解説!異種材料&ヒートチャンバーの威力が凄すぎた…!

「H2D」レビューはこちら!

【 #H2D 】 #BambuLab の大注目最新 #3Dプリンター を360時間以上使い倒して徹底実機レビュー!デュアルノズルの真の実力とは?導入前に絶対に知っておくべき注意点は?

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管理人:ウノケン
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  • 3Dプリンター関連メーカー勤務経験
  • 3Dプリンター特許出願経験
  • 3Dプリンター56機種・3Dスキャナー10機種の使用経験
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結論:X2DとH2D、どっちを買うべき?

Bambu Lab「X2D」と「H2D

まずは、

X2DとH2D、どっちを買うべき?

という疑問に対する結論からお伝えします。

ズバリ、

  • X2Dがおすすめな人標準的な造形サイズで十分かつ、サポート専用材の活用やABS・ASAといった反りやすい材料を多く使う方
  • H2Dがおすすめな人:大型モデルの造形が必要で、PPS-CFのようなスーパーエンプラを扱いたい方、レーザー彫刻のような3Dプリント以外の機能にも興味がある方

です。

また、似たデュアルノズル機ではありながら、価格差はおよそ2倍

なかなか無視できない差ですよね。

自身の用途と予算を見ながら、検討するのがおすすめです。

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一方で、「X2D」と「H2D」いずれもおすすめできない人は、マルチカラー(3色以上)をバリバリやりたい方。

マルチカラープリントを多用したい方は、「Prusa XL」といったツールチェンジャー機や、「H2C」のようなホットエンド交換機を検討した方が良いでしょう。

では、次項からは両機種の共通点・違い・使用感などについて、詳しく見ていきましょう。

X2DとH2Dの3つの共通点

Bambu Lab「X2D

まずは、「X2D」と「H2D」に共通する主な特徴をサッと確認しておきます。

  • デュアルノズル搭載のFDM3Dプリンター
  • アクティブヒートチャンバー搭載
  • 標準で「AMS 2 Pro」同梱

順に詳しく見ていきましょう。

デュアルノズル搭載のFDM3Dプリンター

Bambu Lab「X2D

まず「X2D」と「H2D」に共通しているのが、2つのホットエンドを素早く切り替えられるデュアルノズル搭載のFDM3Dプリンターであること。

AMSによるフィラメントの引き戻しや送り込みを必要とせず、2色・2種類のフィラメントを器用に使い分けることが可能です。

これによって、シングルノズルでのマルチカラー3Dプリントで悩みのタネだったPoopの山を削減してくれます

2色・2種類までの3Dプリントなら、Poopの発生はほぼゼロです。

アクティブヒートチャンバー搭載

Bambu Lab「X2D

X2D」と「H2D」両機種とも、最大65度までチャンバー内部を加熱できるアクティブヒートチャンバーを搭載しています。

ABSやASA、ポリアミドのような反りやすいフィラメントとの相性が抜群で、「X1-Carbon」や「P2S」では苦戦しがちだったプリントの成功率が、両機種ともに大幅に向上しています。

標準でAMS 2 Pro同梱

Bambu Lab「H2D」と「AMS 2 Pro」

加熱乾燥機能を備えたマルチカラーシステム「AMS 2 Pro」 が、両機種とも標準でセットになっています。

その他、外部排気ファンの搭載や活性炭フィルターによるVOC除去、ヒートベッドの保護機能など、最新のBambuマシンに共通の便利機能はすべて引き継がれています。

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X2DとH2Dの5つの違い

Bambu Lab「X2D」でプリントしているロケットモデル

ここからは本題である、両機種の違いについてじっくり見ていきましょう。

  • 造形サイズ
  • デュアルノズルの切り替え方式
  • ノズルの最高温度
  • 補助エクストルーダーの位置
  • 価格

今回は大きな違いである上記5つに絞って、深掘りしていきます。

造形サイズ

Bambu Lab「H2D

最もわかりやすい違いが、造形サイズです。

  • X2D:1辺およそ256mm(X1-CarbonやP1S・P2Sと同じスタンダードサイズ)
  • H2D:350×320×325mm(X2Dより明確に一回り大きい)

家庭用・個人向けとして最もポピュラーなサイズ感を維持したいなら「X2D」。

これまで分解してプリントしていたパーツや、別プレートに分けていたモデルを一気にプリントしたいなら「H2D」が向いています。

コンパクトさを重視するのであれば、「X2D」の方がお家に置きやすいでしょう。

デュアルノズルの切り替え方式

Bambu Lab「H2D

両機種ともデュアルノズルを搭載しているとはいえ、切替の実現方法が異なるのは見逃せないポイントです。

  • X2D:ヒートベッドの後ろにある突起にツールヘッドのバーを引っ掛けるようにして、受動的に切り替わるパッシブ方式
  • H2Dツールヘッド内部にノズルを切り替えるためのモーター搭載した能動的に切り替えるアクティブ方式

パッシブ方式の「X2D」はモーターを搭載しない分、ヘッドの重量が軽く、最大プリント速度は1,000mm/秒 に到達。

軽量ヘッドならではの俊敏さを生かしたプリントが可能になっています。

さらに、切替にかかる時間は、

  • X2D:約15秒
  • H2D約20秒

と、若干「X2D」の方が上回ります。

切り替えはプリント中に何十回・何百回と発生するため、この差は積み重ねると意外と効いてくるため、重要なポイントの1つです。

ノズルの最高温度

Bambu Lab「H2D

ノズルの最高温度は、扱える材料に直結する重要なスペック。

この最高温度にも、違いが見られます。

  • X2D:最大300℃(PLA、PETG、ABS、ASA、ポリアミド、ポリカーボネート、PPAあたりまで対応)
  • H2D:最大350℃(PPS-CFのようなスーパーエンプラにも対応)

家庭用で350℃のスーパーエンプラを使うのは少数派かもしれませんが、

いつかは超高温フィラメントにも挑戦したい

業務利用も視野に入れている

という方にとっては、「H2D」の350℃は嬉しいポイントになるでしょう。

補助エクストルーダーの位置

Bambu Lab「X2D」の補助エクストルーダー

X2D」と「H2D」では、補助エクストルーダーの位置にも違いがあります。

  • X2D補助ノズルの押出機が本体の後ろ・外側に設置したボーデン式
  • H2D両方のエクストルーダーがツールヘッドに搭載されたダイレクトドライブ式

TPUのような柔らかい材料の供給に関しては、構造上「H2D」の方が安定しやすいでしょう。

とはいえ「X2D」のボーデン式が劣っているわけではなく、本体内部にエクストルーダーを置かない分、装置自体のサイズがコンパクトに抑えられているという利点もあります。

プリント品質に関しても、ボーデン式はPLAやPETG、ABSあたりの主要な材料に関して、メインノズルとほとんど遜色ない仕上がりが確認できています。

価格

Bambu Lab「X2D」でプリントしている複雑形状のモデル

購入における、決定打となりやすいのが価格です。

X2D」と「H2D」では、その価格差およそ2倍。

単体の価格差(※2026年5月現在)
  • X2D:126,000円
  • H2D:299,800円

H2D」は、「X2D」の倍以上の価格となっています。

この価格差は、造形サイズの違いや、レーザー彫刻のような追加機能の有無を考えれば妥当な差ですが、

とりあえず上位機種にしておこうかな!

と、気軽に選べる価格差ではありません。

自分にとって必要な機能はどちらの機種にあるのか、しっかり見極めてから選ぶようにしましょう。

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X2DとH2Dを実際に使い込んでわかった特徴の違い

Bambu Lab「X2D」とプリントした馬のモデル(出典:MakerWorld

ここからはスペック表からだけではわからない、各機種の違いを見ていきましょう。

  • フィラメントチューブの可動空間
  • 設置スペース
  • マルチ機能

ここでは、使用感の違いを3点お伝えします。

X2D:フィラメントチューブ可動空間が狭い

Bambu Lab「X2D」のフィラメントチューブ可動空間

「X2D」を使っていて気になったのが、ツールヘッドより上のフィラメントチューブが動ける空間が狭い点。

  • X2D:約4cm
  • H2D:約8cm
Bambu Lab「X2D
Bambu Lab「H2D

X2D」では、スペースがないためフィラメントチューブが急角度に折れ曲がってしまい、カーボンファイバー系などの硬いフィラメントをロードしようとしたときに、供給エラーがたびたび発生しました。

やむを得ずこれを解消するには、MakerWorldにアップされているライザー(ガラスのフタを少し上に持ち上げるかさ上げパーツ)を活用してあげると良いでしょう。

Bambu Lab「X2D」に乗せたライザー(出典:MakerWorld

H2D」の方ではこの問題は発生せず、CF系のフィラメントも安定して供給できました。

H2D:設置スペースの確保が必要

Bambu Lab「H2D

一方、「H2D」を使っていて感じたのが、設置スペースの問題です。

H2D」は造形サイズが大型化している分、本体もそれなりのサイズ感。

置き場所をしっかり確保しておかないと、お家のスペースを圧迫してしまいます。

仕方がないところではありますが、購入前に必ず装置の寸法と設置スペースをよく吟味しておきましょう。

H2D:高価格の理由の1つであるマルチ機能

Bambu Lab「H2D」で3Dプリントしている様子

H2D」には、3Dプリント以外のマルチ機能性があります。

具体的には、ツールヘッドを交換することで、レーザー彫刻機としても、ペンプロッタとしても使えます。

このマルチ機能により、たとえば、

  • 木材やアクリルへのロゴ刻印
  • 紙やシートなどへのイラスト描画

といった、3Dプリンターの枠を超えた用途で活用することは可能です。

このマルチ機能性に魅力を感じる方は、H2D」一択になるでしょう。

レーザー彫刻機を別途買うことを考えれば、トータルでのコスパは決して悪くないはずです。

逆に、3Dプリントだけで十分という方にとっては、この機能性はオーバースペック。

その分の価格差を「X2D」で節約して、フィラメントや3Dスキャナーといった他の機材に投資するのも賢い選択でしょう。

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X2DとH2D共通の弱点:3色以上のマルチカラーは苦手

Bambu Lab「X2D

両機種に共通するデメリットとして、

  • 3色以上のマルチカラープリントには不向き

という点は見逃せません。

デュアルノズルに最適なのは、2色・2種類のフィラメントを使った3Dプリント。

これならフィラメントを切り替えるときのPoopは一切発生せず、無駄になるのはプライムタワーだけです。

一方、3色を超えるフィラメントを使うプリントにおいては、どうしても従来のシングルノズルAMS的なフィラメント切り替えが必要になってしまい、大量のPoopが発生してしまいます。

そのため、

3色以上のマルチカラープリントをバリバリやりたい!

という方は、両機種ともベストマッチとは言えません。

今や、同じサイズ感・価格帯でも、Poopを出さずに素早くマルチカラーを実現できるツールチェンジャー機やホットエンド交換機が続々登場しているため、そちらを検討する方が良いかもしれません。

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まとめ:X2DとH2D、あなたに合うのはどっち?

Bambu Lab「X2D」と「H2D

最後に、「X2D」と「H2D」を使うべきおすすめな人について、まとめていきましょう。

X2D」がとくにおすすめな人は、

  • サポート専用材料の活用やABS・ASAといった高温必須の材料使用頻度が高い
  • 標準的なサイズのコスパに優れたデュアルノズル機を導入したい

という方です。

P2S」の価格に2万円程度の上乗せとは思えないほどのコスパ抜群のマシンで、デュアルノズルとアクティブヒートチャンバーという2つの武器を最も手の届きやすい価格帯で手にできる1台です。

次に、「H2D」がとくにおすすめな人は、

  • 大型モデルの3Dプリントがしたい
  • PPS-CFのようなスーパーエンプラを扱いたい
  • レーザー彫刻のような3Dプリント以外の機能にも興味がある

という方です。

価格は確かに高いですが、それに見合うだけの圧倒的なポテンシャルを秘めた、まさにフラッグシップと呼ぶにふさわしい1台です。

X2D」と「H2D」は、どちらもBambu Labのデュアルノズル戦略を象徴する優れたマシンですが、その狙いと活躍シーンは明確に異なります。

この記事を参考に、ご自身のニーズに合った1台を選んでみてくださいね。

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