こんにちは、管理人のウノケンです。
今回は、
AnycubicのFDM3Dプリンター用フィラメントについて解説
していきます。
Anycubicのフィラメント全種類を列挙し、それらの特徴について簡単に記載していきます。
最新情報も随時アップデートしていきます!
それでは見ていきましょう!
Anycubicフィラメント一覧
まずはAnycubicのフィラメントを一覧で確認しておきましょう。
フィラメント名 | PLA | シルクPLA | マットPLA | High Speed PLA |
---|---|---|---|---|
イメージ | ||||
メーカー | Anycubic | Anycubic | Anycubic | Anycubic |
色 | ■White ■Black ■Grey ■Silver ■Blue ■Red ■Green ■Purple □Clear | Rainbow ■Silver ■Light Gold ■Metal Blue | ■White ■Black ■Yellow | ■White ■Black ■Grey ■Blue ■Red |
ヒートベッド温度[℃] | No heated/50-80 | - | - | 30-60 |
エクストルーダ温度[℃] | 190-230 | - | - | 190-230 |
推奨プリントスピード[mm/s] | - | - | - | 30-300 |
フィラメント直径[mm] | 1.75±0.02 | 1.75±0.03 | 1.75±0.03 | 1.75±0.02 |
ファンスピード[%] | - | - | - | - |
推奨プリント面 | - | - | - | - |
密度[g/cm3] | 1.25±0.05 | 1.24-1.25 | 1.32 | 1.25 |
曲げ強度[MPa] | - | 72.3-84.7 | 38.5-40.7 | - |
引張強度[MPa] | >55 | 45-64.6 | 18.95-22.85 | - |
シャルピー衝撃強さ[kJ/m2] | - | - | - | - |
出典 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
一般購入しやすいフィラメントとして、Amazonで購入できる種類・色を中心に記載。時期によって購入できる種類・色が異なる場合もあるため注意。
各フィラメントについて簡単に解説していきます。
PLA(ポリ乳酸、Polylactic acid)
「PLA(ポリ乳酸、Polylactic acid)」は、もっとも広く使用されているフィラメントの1つです。生分解性プラスチックの1種で、トウモロコシなどの植物を原料として生産されることから、環境にやさしいフィラメントとされています。
PLAのメリットは以下の通りです。
- 低価格
- ABSよりも変形しにくく、プリント品質が高い
- 生分解性プラスチックのため、環境にやさしい
扱いやすく、コスパも高いことから、初心者にも人気のスタンダードなフィラメントです。
一方、熱や衝撃への耐性はいまひとつです。機械的特性に際立った特徴を求めるのであれば、PLA以外のフィラメントも検討しましょう。
シルクPLA
「シルクPLA」は、その名の通りシルクのようななめらかな手触りと、光沢のある表面が特徴のフィラメントです。ゴールドやレインボーなど、キラキラと輝く色が豊富なラインナップになっています。
マットPLA
「マットPLA」は、光沢のないフィラメントです。光沢が特徴の「シルクPLA」とは対をなす存在に当たります。
「シルクPLA」ではない通常の「PLA」であっても、若干の光沢を感じるフィラメントが多いです。光の反射を抑えた質感を重視する用途では、「マットPLA」を選択すると良いでしょう。
High Speed PLA
「High Speed PLA」は、最大500mm/sの高速プリントに対応した特殊なPLAフィラメントです。
続々登場している500mm/s超えの最大プリントスピードをもつFDM3Dプリンターに対応するフィラメントで、超高速モデル「Kobra 2シリーズ」の登場に伴い、Anycubic公式にて予約販売が開始しています(2023年10月時点)。
フィラメントの種類・選び方についてもっと知りたい方は…
他のブランドも含めて、
という方は、フィラメントの種類と選び方について徹底解説した以下の記事をご覧ください。
他のブランドが展開するフィラメントについてより詳しく知りたい方は、個別に解説した以下のページもあわせてご参照ください。