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Fusion360の統合ソリューションとは?通常機能と拡張機能が一体化したお得なパッケージを活用しよう!

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こんにちは、管理人のウノケンです。

今回は、Fusion360の統合ソリューションについて解説していきます。

高品質・高機能で世界中のユーザに愛用されている3DCADソフトである、Autodesk社の「Fusion360」。企業で導入されている例も多く、3DCADを使い慣れた玄人から、これから3DCADを始めたい個人の方まで幅広くおすすめできるソフトです。。

Fusion360には、通常機能に特別な機能を追加できる拡張機能があります。そして、今回解説する「統合ソリューション」は、通常機能といくつかの拡張機能がセットになったパッケージです。

ユーザーによっては、

通常のFusion360と単体の拡張機能を別々で使用するよりも、統合ソリューションを導入した方が大幅に安く済む場合がある

という見逃せないプランです。

この記事では、現時点で提供されている

  • 統合ソリューションの種類とパッケージ内容、価格・プランについて解説

していきます。「統合ソリューションを導入したほうが安かったのに!」と後悔することがないよう、しっかり確認していきましょう。

それでは見ていきましょう!



Fusion360の「統合ソリューション」とは

Fusion360の統合ソリューションには、以下のような特徴があります。

  • 通常のFusion360(有償版)に加え、複数の拡張機能がひとつに統合されている
  • 通常のFusion360と、統合ソリューションに含まれる拡張機能を個別に導入した場合よりも大幅にコストカットできる
  • 無償体験版はなし
  • 契約期間は1年単位
  • 「Fusion 360 for Manufacturing」と「Fusion 360 for Product Design」の2種類が存在(2023年2月時点)

拡張機能は便利ですが、いくつも導入するとかなりのコストになってしまいます。その点、適切な統合ソリューションを導入することで、大幅なコストカットを実現できる場合があります。

詳細は次の項目で見ていきましょう。

Fusion360統合ソリューションのパッケージ内容とプランを解説!

Fusion360の統合ソリューションについて、その種類と具体的なパッケージ内容を確認していきましょう。

  • 通常のFusion360に加えて含まれる拡張機能を個別に導入した場合
  • 統合ソリューションを導入した場合

にどれほどの価格差があるのかについてもあわせて解説していきます。

Fusion 360 for Manufacturing

「Fusion 360 for Manufacturing」は、

  • Fusion360を使用した3Dモデリング・製造・データ管理機能に特化したパッケージ

です。通常のFusion360に加え、含まれる拡張機能は以下の通りです。

個別の拡張機能の詳細については、リンク先のページで解説しています。

通常のFusion360に加えて、5つもの拡張機能がセットになった「Fusion 360 for Manufacturing」。個別に導入した場合と比べて、どれほどコストが削減できるか確認してみます。

個別に導入した場合統合ソリューション
Fusion360本体¥71,500/年¥372,900/年
Machining Extension¥209,000/年
Nesting & Fabrication Extension¥209,000/年
Additive Build Extension¥209,000/年
Product Design Extension¥78,100/年
Manage Extension¥61,600/年
合計¥838,200/年¥372,900/年

その金額差は、1年でなんと46万円以上統合ソリューションとしてパッケージで契約することで、年間のコストが半額以下になってしまいます

仮にいくつかの拡張機能を使用しないとしても、統合ソリューションを選択した方が安く済むという場合も多いでしょう。

「Machining Extension」や「Nesting & Fabrication Extension」、「Additive Build Extension」あたりの導入を考えている人は、一度統合ソリューションである「Fusion 360 for Manufacturing」の導入も検討してみると良いでしょう。

Fusion 360 for Product Design

「Fusion 360 for Product Design」は、

  • Fusion360を使用した製品開発に特化したパッケージ

です。通常のFusion360に加え、含まれる拡張機能は以下の通りです。

「Fusion 360 for Product Design」に含まれる3つの拡張機能

個別の拡張機能の詳細については、リンク先のページで解説しています。

通常のFusion360に加えて、3つの拡張機能がセットになった「Fusion 360 for Product Design」。個別に導入した場合と比べて、どれほどコストが削減できるか確認してみます。

個別に導入した場合統合ソリューション
Fusion360本体¥71,500/年¥287,100/年
Product Design Extension¥78,100/年
Simulation Extension¥209,000/年
Manage Extension¥61,600/年
合計¥420,200/年¥287,100/年

その金額差は、1年で約13万円統合ソリューションとしてパッケージで契約することで、年間のコストを約30%カットすることが可能です。

「Fusion 360 for Product Design」の年間コストは、「Fusion360本体」と「Simulation Extension」の合計額とほとんど変わりません。

便利な「Product Design Extension」と「Manage Extension」が追加で使えるようになることを考えると、拡張機能として「Simulation Extension」を使用するケースでは、統合ソリューションである「Fusion 360 for Product Design」の使用を一度検討してみると良いでしょう。

まとめ 〜統合ソリューションを賢く利用してコストを削減しよう〜

今回は、Fusion360の統合ソリューションについて解説してきました。

統合ソリューションの存在を知らないと、場合によっては年間で46万円もの無駄なコストが発生してしまうことがわかりましたね。

パッケージに含まれるすべての拡張機能を使わない場合でも、統合ソリューションの方が安く済む場合もあります。使用する拡張機能と統合ソリューションの価格を比較して最適なパッケージを選択しましょう。

Fusion360の全拡張機能については、以下の記事で詳しく解説しています。興味のある方は参考にしてみてください。