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【2024】Siraya Techの光造形レジン一覧【3Dプリンター】

〜景品表示法に基づく表記:本サイトのコンテンツにはプロモーションが含まれている場合があります〜

こんにちは、管理人のウノケンです。

今回は、Siraya Techの光造形3Dプリンター用レジンについて解説していきます。

Siraya Techの光造形レジン全種類を列挙し、それらの特徴について簡単に記載していきます。

最新情報も随時アップデートしていきます!

それでは見ていきましょう!



Siraya Tech光造形レジン一覧

まずはSiraya Techの光造形レジンを一覧で確認しておきましょう。

レジン名準水洗いレジンABSライクレジンフレキシブルレジン高靱性レジン高靱性レジン高温耐性レジン植物ベースレジンウルトラクリアレジン高精度レジンキャスタブルレジン
イメージproduct imageproduct imageproduct imageproduct imageproduct imageproduct imageproduct imageproduct imageproduct imageproduct image
メーカーSirayaSirayaSirayaSirayaSirayaSirayaSirayaSirayaSirayaSiraya
Grey
□Clear
White
Smoky Black
Navy Grey
Grey
Mecha White
Creamy
Green
Obsidian Black
□Clear
Obsidian Black
Emerald Blue
Nylon BlackGreyObsidian Black□High ClearSmokey Black
Sonic Grey
Purple
True Blue
容量[g]100010001000100010001000100010001000500
1000
保存可能期間[年]----------
ショア硬さ[D]86726585808275758570
体積収縮率[%]-6-116666-
粘度[mPa・s]52100-700750400-700225250140-
液体密度[g/cm3]-1.1-1.11.11.131.11.11.1-
固体密度[g/cm3]-1.1--------
曲げ弾性率[MPa]4508008001800200010007007001050-
曲げ強度[MPa]----------
引張強度[MPa]323330506063284350-
破断伸び[MPa]46-324063385
衝撃強さ[J/m]----------
熱変形温度[℃]-6860757016052757450
出典公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト
画像、スペックは各社公式ページより引用。記載のない項目は”-“で示している。

各レジンについて簡単に解説していきます。



準水洗いレジン

「準水洗いレジン」は、プリント後の洗浄にアルコールを使用する必要がないという特徴のあるレジンです。アルコールを使用する必要がないという点で非常に人気が高く、初心者にもおすすめのレジンです。アルコールの刺激臭が苦手という方や、家庭で引火性のあるアルコールを保有することに不安のある方にとっては非常にうれしい存在ですね。

「準水洗いレジン」という名前だけあって、Siraya Teck公式は純粋な水ではなく15%のアルコールで洗浄することを推奨しています。

ABSライクレジン

スタンダードレジンの脆さや曲げ耐性に不満のある方におすすめしたいのが、「ABSライクレジン」です。

ABSとは、アクリロニトリル(Acrylonitrile)、ブタジエン(Butadiene)、スチレン(Styrene)からなる合成樹脂で、硬度や耐衝撃性といった機械的特性のバランスに優れた樹脂です。

フィギュア用途というよりも、曲げや衝撃の加わる用途の造形時に採用したいレジンです。

フレキシブルレジン

強度よりも柔らかさを求める方におすすめしたいのが、「フレキシブルレジン」です。

硬化させた後の材質は、その名の通り弾性が高く、ゴムのような感触です。タイヤやバネのようなモノを3Dプリントしたい場合に適するレジンと言えるでしょう。

高靱性レジン

機械的特性に優れたレジンには、「高靱性レジン」と呼ばれるものもあります。

靭性という言葉は聞き慣れないという方も多いでしょう。Wikipediaには次のように記載されています。

靱性(じんせい、英語: toughness)とは、物質の脆性破壊に対する抵抗の程度、あるいはき裂による強度低下に対する抵抗の程度のことで、端的には破壊に対する感受性や抵抗を意味する。

Wikipedia「靭性」より

簡単に言うと、「ポキっと折れにくい」というイメージです。単に壊れにくいというよりも、過度な力が加わったときにじわっと変形し粘り強く抵抗する性質を意味しています。



高温耐性レジン

「高温耐性レジン」は、熱変形温度(荷重たわみ温度、heat distortion temperature、HDT)の高いレジンです。

高温耐性レジンと他のレジンの熱変形温度を比較してみましょう。

植物ベースレジンABSライクレジン高温耐性レジン
熱変形温度(HDT)[℃]5268160
出典:Siraya Tech

植物ベースレジンやABSライクレジンと比べて、100℃前後も高い温度まで熱変形に耐えることが可能です。

歯科用の熱成形やモックアップの作製、3Dプリントジュエリーのような高温用途に適したレジンを探している方は検討してみましょう。

植物ベースレジン

「植物ベースレジン」は、主に大豆油を使用したエコフレンドリーなレジンです。

通常のレジンに比べて嫌な刺激臭が少なく、環境負荷も小さいという特徴があります。

化学物質の使用に抵抗のある方や、子どものいる環境で使用する場合などにおすすめです。

ウルトラクリアレジン

「ウルトラクリアレジン」は、透明度を追求したレジンです。

スタンダードレジンや水洗いレジンにも「Clear」や「Transparent」といった「透明色」は存在していますが、「若干黄色味がかった透明」なのが一般的です。「透き通ったフィギュアを作りたい!」と思って「スタンダードレジンの透明色」レジンを購入したものの出来上がりにガッカリしたという経験のある方は少なくないでしょう。

一方、「ウルトラクリアレジン」は違います。各社が自信をもって「高透明度」を謳うだけあって、しっかり透明な造形物を手に入れることが可能です。「スタンダードレジンの透明色」にガッカリした経験のある方や、アクセサリーのような透明度を重視するような造形用途には特におすすめしたいレジンです。

高精度レジン

「高精度レジン」は、精密造形に適したレジンです。

脆さや収縮、反りが小さく、スタンダードレジン等に物足りなさを感じる方は検討してみると良いでしょう。

通常のレジンでは割れてしまうことも多いネジ穴のタップ加工なども可能とされており、電子機器の筐体のような用途にも適するようです(出典:Siraya Tech)。

キャスタブルレジン

「キャスタブルレジン」は、ロストワックス鋳造に用いられる特殊なレジンです。ロストワックス鋳造に使用される蝋(ワックス)を含んだ特殊なレジンで短時間で灰を残さずに燃え尽きる特徴があります。(出典:i-maker「キャスタブル・ワックスレジン」

宝飾品の原型として使用されるなど、ジュエリー3Dプリンティングの領域で注目される上級者向けのレジンと言えるでしょう。

実際にどのように使われるかを説明するには少々工程が複雑です。興味のある方はSK本舗のコラム「3Dプリンターを使用したジュエリー製作」を読んでみてください。



光造形レジンの種類・選び方についてもっと知りたい方は…

他のブランドも含めて、

  • いつもなんとなく同じレジンを選んでしまっている
  • 光造形3Dプリンター用のレジンにはどのような種類があるのか?
  • いつも使っているレジン以外のブランド・種類にも興味がある

という方は、レジンの種類と選び方について徹底解説した以下の記事をご覧ください。

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