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【Ender-5 Max】Crealityの大型&爆速コスパ最強FDM3Dプリンターを徹底実機レビュー!【2025最新】

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こんにちは、管理人のウノケンです。

ここ数年で個人向け3Dプリンターの選択肢が一気に増え、著名各社によるスペック競争は激しさを増すばかり。

そんな中、

大きな造形物を、できるだけ短時間で作りたい!

というニーズは依然として高いですよね。

そこで今回取り上げるのが、2025年の2月にリリースされたCrealityの最新機種「Ender-5 Max」。

  • 「K2 Plus」超えの大型造形サイズ
  • 家庭用最速クラスのプリントスピード

といった注目スペックを引っ提げて登場した「Ender-5 Max」の実力はいかに?

今回、Creality様より実機をご提供いただきましたので、

  • 「Ender-5 Max」の特徴
  • 実際に使ってみてわかった「Ender-5 Max」のスゴいところ
  • 使用する中で発見した「Ender-5 Max」の注意点

について、徹底実機レビューしていきたいと思います。

製品ページの記載だけではわからない、実際に使ってみてわかったメリットや注意点は意外と多いもの。

大型&高速3Dプリンターに興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

Age of 3DPアイコン画像
管理人:ウノケン
この記事を書いているのはどんな人?
  • 3Dプリンター関連メーカー勤務経験
  • 3Dプリンター特許出願経験
  • 3Dプリンター39機種・3Dスキャナー6機種の使用経験
  • 3Dプリント品販売点数1,000個以上
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動画でレビューをチェックしたい方はこちら!

この記事の内容はYouTubeでも動画で解説しています。記事とあわせて活用してみてください。

【Ender-5 Max】Crealityの超大型CoreXYFDM3Dプリンターを徹底実機レビュー!造形サイズ1辺400mm&700mm/s爆速マシンのスゴいところ&注意点を深堀り解説!

それでは見ていきましょう!



Creality Ender-5 Maxの特徴

Ender-5 Max本体。フレーム構造がむき出しの大型3Dプリンターの様子がわかる写真
プリントエリアが密閉されていないオープンタイプのEnder-5 Max

個人ユーザー向けの3Dプリンターが進化するにつれ、より高速で大型の造形が可能なモデルが続々と登場しています。

そんな中、Ender-5シリーズの系譜を引き継ぎつつ、新たに

1辺400mmの造形領域×最大700mm/sのプリントスピード

という圧倒的なスペックを実現したのが「Ender-5 Max」です。

密閉型の筐体が増えている最近の流れとは異なり、あえて“オープンフレーム”を採用していることも大きな特徴と言えるでしょう。

ここからは、Ender-5 Maxの代表的なポイントを3つに分けて詳しく解説していきます。

モデル名Ender-5 Max
本体イメージ
メーカーCreality
価格(サンステラ)
-
価格(SK本舗)
-
価格(Amazon)
-
価格(海外ストア)
本体サイズ(LxWxH)[mm]649 x 721 x 850
本体重量[kg]25.9
構造CoreXY
密閉×
ヒートチャンバー×
組み立て要組み立て
造形サイズ(LxWxH)[mm]400 x 400 x 400
最大スピード[mm/s]700
推奨スピード[mm/s]500
最大加速度[mm/s²]20000
最大押出流量[mm³/s]-
最大ノズル温度[℃]300
最大ヒートベッド温度[℃]100
対応フィラメントHyper PLA/PLA/PETG/TPU95A/ABS/ASA/PLA-CF/PA/PLA-Silk
マルチカラー-
消費電力[W]1250
ディスプレイタッチ式
Wi-Fi
内部ストレージ[GB]
カメラ/リモートモニタリング×
スライスソフトCreality Print
その他インジケーター搭載
出典公式サイト
画像、スペックは各社公式ページより引用。記載のない項目は”-“で示している。

密閉“なし”のCoreXY

組み立て中のEnder-5 Max
組み立て中のEnder-5 Max

Ender-5 Maxの最大の特徴のひとつは、最近主流の密閉型ではなくオープンフレームを採用している点です。

一般的に、造形領域を囲うことで温度管理がしやすくなったり、プリント時に発生する騒音が抑えられたりといったメリットがあります。

密閉構造はABSやASAのようなエンクロージャー必須の素材に対応しやすくなるといったメリットもありながら、Ender-5 Maxはあえて“密閉なし”の構造を採用しています。

これは過去のEnder-5シリーズの流れをくむ設計でもあり、オープンフレームならではの

  • 本体重量が軽めになる
  • 通気性が高く熱がこもりにくい
  • 組み立てやメンテナンスがしやすい

といった利点を活かすことができます。

密閉環境を必要とする素材向けに、「エンクロージャー」がオプションとして用意されています。

さらに、Ender-5 MaxはCoreXY方式を採用している点も見逃せません。

いわゆるカーテシアン構造(X軸・Y軸が独立駆動)ではなく、X軸とY軸をリンクさせてノズルを動かす構造は高速かつ精度の高い造形を実現しやすいとされています。

最大プリントスピード700mm/s

Creality Printにおけるプリセットの標準速度が500mm/sであることを示す画像
プリセットの標準速度が500mm/s(一般的には300mm/s前後が多い)

Ender-5 Maxの「速さ」は、個人向けの3Dプリンターとしてはトップクラス。

公称値で最大700mm/s、標準運用でも500mm/sのスピードが想定されており、これは先代のEnder-5 S1はもちろん、2024年登場のK2 Plusと比較しても数字の上では大きく進化しています。

多くの場合、高速プリントを売りにする3Dプリンターでも標準速度は300~400mm/sが上限になることが多いです。

一方のEnder-5 Maxは、スライスソフト「Creality Print」のプリセットに“Ultrafast”設定が存在しており、

  • 外壁350mm/s
  • 内壁500mm/s
  • インフィル500mm/s

といった大胆な速度指定が可能となっています。

CoreXY構造ならではの安定感により、ノズルの急激な方向転換による振動や精度低下が起こりにくいのも特徴的でしょう。

3Dプリントできるサイズは1辺400mm

Ender-5 Maxの幅いっぱいにプリントした収納ケース
Ender-5 Maxの幅いっぱいにプリントした収納ケース
収納ケースをキッチン収納として使用する様子
大量生産品にないカスタム実用品を作れるのが大型プリンターの魅力

Ender-5 Maxは個人向けとしては“規格外”とも言える1辺400mm400×400×400mm³の大型ビルドボリュームを備えています。

これまでシリーズ最大だったEnder-5 Plus(350mm×350mm×400mm)を上回り、さらにはフラッグシップモデルとして登場したK2 Plus(350mm×350mm×350mm)をも上回る、広大な造形エリアを実現しています。

この余裕あるサイズによって、一体成形で大型オブジェクトをプリントしたり、複数パーツを一度にまとめて造形したりといったことが容易になります。

たとえば大きなフィギュアを作成する場合や、複数回のプレートに分けることなく大量のパーツを作りたいときなどに大活躍することでしょう。



使ってみてわかった!Creality Ender-5 Maxのスゴいところ

Ender-5 Maxのベッドサイズいっぱいに第一層のプリントテストをする様子

3Dプリンターを選ぶ上で重要なのは、

  • 実際に使ってみてどれだけの性能なのか?
  • 実際に触ってみてどれだけ快適に運用できるか?

という点です

スペック上の数字だけではわからない実用的なメリットが、このEnder-5 Maxにはいくつも存在しました。

ここでは、とくに「大型プリントに本気で取り組みたい人」にとって魅力的な3つのポイントを詳しく解説します。

大きいモノを短時間でプリントできる

Ender-5 Maxで標準サイズの約2倍に拡大してプリントしたマーブルラン
Ender-5 Maxで標準サイズの約2倍に拡大してプリントしたマーブルラン(データ出典:MakerWorld

Ender-5 Maxの高速かつ大型の造形性能は、実際に運用してみると非常に頼もしいものでした。

例えば、幅いっぱい(400mm)の収納ボックスをUltrafast設定(外壁350mm/s・インフィル500mm/s)でプリントしたところ、わずか6時間程度で完成

標準的な3Dプリンターであれば10時間以上かかりがちなサイズにもかかわらず、このスピードは圧巻です。

注意点として、Ultrafasts設定のように外壁速度まで高速な場合、積層痕が目立つ傾向にありました。

必要に応じて外壁速度を少し下げるような調整をすると良いでしょう。

Ender-5 Maxの幅いっぱいにプリントした収納ケースでは、角に反りを確認
Ender-5 Maxの幅いっぱいにプリントした収納ケースでは、角に反りを確認

また、大きな造形物では角の部分に反りが発生する場合も。

実際に筆者のテストでも、Brimを付けずにプリントした際には角が少し反ってしまうことがありました。

適宜Brim設定をしたり、スティックのりを併用するような工夫は必要になるでしょう。

ヒートベッド&ビルドプレートが優秀

5倍にスケールしてプリントしたDummy 13の全アーマーパーツ
5倍にスケールしたDummy 13の全アーマーパーツ(Hyper PLA使用)
5倍にスケールしてプリントしたDummy 13の全アーマーパーツ
5倍にスケールしたDummy 13の全フレームパーツ(CR PETG使用)

大型3Dプリンターを使ううえで気になるのが、加熱時間の長さや定着の不安定さです。

しかしEnder-5 Maxでは、ヒートベッドに1000Wの強力ヒーターを搭載しているため、ベッド全体を素早く温めることができます。

大きな造形エリアを活かすにあたって「加熱待ちにやきもきさせられる」ということが起きにくいのはストレス軽減につながります。

さらに、新しいエポキシ樹脂のビルドプレートを採用している点も注目です。

昨今の定番であるPEIプレートに比べて、比較的低い温度でもしっかりとフィラメントが定着。

製品ページで示されている一例としては、最適な加熱温度に以下の差が見られるとのこと。

PEI(一般機種)エポキシ(Ender-5 Max)
60℃45℃

実際にEnder-5 Maxのビルドプレート加熱温度は45℃が標準設定。

本レビューのPLA使用時は、すべてこの設定で安定したプリントを確認できました。

大型モデルのプリントには長い時間がかかるため、低い加熱温度は大幅な省エネにつながるでしょう。

標準サイズに比べて圧倒的に大きい人型モデルでも、アーマー・フレームをそれぞれ1プレートでプリント可能

Ender-5 Maxの大きなビルドプレートは、たくさんのパーツを並べてプリントする際に威力を発揮します。

定着が良いため、多くのパーツを並べたときに一部のパーツだけが外れてしまうということもなく、PLAやPETGといった定番素材の両方で高い定着性を確認できました。

本機では、PETGを使用しても高速(300mm/s)かつ安定した造形が実行できたのには驚きました。

Ender-5 Maxであれば、PLAだけでなくPETGでも、大面積に多数のパーツを並べた高速一括プリントが可能。

一晩かけて一気にパーツを量産するといった運用にも十分対応してくれるでしょう。

大型でも搬入・設置しやすい

Ender-5 Maxのフレームやパーツが複数段に分かれて梱包されている写真
Ender-5 Maxを開封すると、フレーム・ビルドプレート等のパーツが5段に分かれて梱包されている

Ender-5 Maxは組み立て式のオープンフレームタイプ。

大型機でありながら搬入や設置のハードルが比較的低いという特徴があります。

配送時にはパーツごとに分割され、5段に分けて梱包されています。

組み立て後の本体サイズに比べると、梱包サイズがはるかに小さくなっています

自宅や作業部屋への搬入時に

大きすぎて(重すぎて)持ち上げられない…

などのトラブルは少ないでしょう。

K2 Plus Combo」のような組み立て済み密閉大型機では、搬入に苦戦する人も少なくありません。

Ender-5 Maxのフレームパーツを組み立てる様子
個々のパーツにそこまでの重量はなく、比較的組み立てやすい

また、デフォルトではエンクロージャーを持たないため、本体重量が比較的軽量。

組み立て後の総重量は約26kgで、同程度のサイズをもつ密閉型3Dプリンターに比べて大幅に軽いです。

たとえば、K2 Plusは重量が35kg超。机の上に持ち上げるには、かなりの腕力を要します。

Ender-5 Maxは10kg近く軽いため、扱いやすさが段違い

大型と言っても持ち上げるのに苦戦するほどではなく、設置場所を移動したいといったケースにも対応しやすくなっています。



Creality Ender-5 Maxの注意点は?

Ender-5 Maxの側面に配置されたフィラメント切れ検知センサー
フィラメント切れ検知センサーは本体側面に配置。長いチューブ相当の残りフィラメントを使い切れない。

性能面でもコスパ面でも魅力的なEnder-5 Maxですが、導入前に押さえておきたい注意点も存在します。

特に大型プリンターならではの事情や、「Enderシリーズ」らしい旧式の仕様が一部に感じられるます。

以下の項目をしっかりチェックして、あらかじめ理解しておくと後悔しにくいでしょう。

組立作業に時間がかかり、広い設置スペースが必要

作業机の上でEnder-5 Maxのフレームパーツを組み立てる様子
一般的な作業机の上ではスペースが足りない場合も。振動にも注意

メリットにも挙げた「組み立て式」であることは、デメリットに感じる場合もあるでしょう。

Ender-5 Maxは組み立て式であることから、開封後すぐに動かせるわけではありません。

大まかなフレームやZ軸、ベッド部分などはある程度組み上げられていますが、ネジ締めや配線といった作業が数多く必要です。

3Dプリンターの扱いに慣れている人でも1時間、初めての方なら1時間半程度は作業時間を見積もったほうがよいでしょう。

また、大きなフレームを組み上げて配置するスペースの確保も重要です。

本体サイズは幅と奥行きがおおむね70cm前後、高さが85cmほどあり、さらに高速プリント時は振動が大きいため、安定した床置きがおすすめです。

本体の防振パッドに問題はありませんが、高速プリント時には机と一体になってガタガタ揺れてしまいます。

騒音・振動が増すこともあるため、机置きを考えている場合には注意すべきでしょう。

騒音測定の様子
高速プリント時には60dB後半に達することも(約1mの距離で測定)

床置きの場合でも、密閉のない高速機種から発生する騒音は小さくありません。

実際に測定してみると、高速プリント時には60dB後半に達することも。

寝室やリビングといった生活空間から離れた作業用スペースを確保できる方が望ましいでしょう。

材料や形状によっては高速プリントできない場合も

オーバーハング箇所の減速設定有無の比較画像
オーバーハング箇所の減速設定「あり」と「なし」の比較。「なし」では前方に冷却不足の傾向。

Ender-5 Maxは最大700mm/s、標準で500mm/sを謳うほどのハイスピード機。

ところが、実際には材料や造形形状に応じて、そこまで高速性能を発揮できないケースも少なくありません。

たとえばPLAの中でも“Hyper PLA”のような高速対応フィラメントなら300~500mm/sでガンガン回せます。

一方で、通常のPLAやPETGなどでは少し低速に抑える必要があります。

また、オーバーハングがキツいモデルは、ある程度しっかりした冷却を行う必要があり、無理にスピードを上げると大きく品質が落ちてしまいます

冷却に関連して、K2 Plus等の密閉機種に搭載されている補助ファンは、Ender-5 Maxには存在せず

冷却性能には若干の心もとなさがある点も覚えておきましょう。

最大体積速度を調べるMax Flowrateのキャリブレーションを行う様子
最大体積速度を調べるMax Flowrateのキャリブレーションを実施する様子

どれくらいのスピードでプリントすべきなの?

という方向けに、専用スライスソフト「Creality Print」では、フィラメントの種類ごとに規定の最大体積速度がプリセットされています。

プリセットが存在しないフィラメントを使う場合には、キャリブレーション機能(Max Flowrate)を活用すると良いでしょう。

このテストを行うことで、自分が使いたいフィラメントで実際に安定して出せる速度の限界を測ることができます。


まとめると、いくら高速機とは言え「すべての材料・形状で最高速を出せるわけではない」という点だけ、しっかり理解しておきましょう。

“Ender的”な旧式仕様も多数

フィラメントカッターや排出口を持たない旧式仕様
フィラメントカッターや排出口を持たないため、フィラメントのゴミ散らばりやすい

Ender-5 Maxは「CoreXY×大型×高速」という先進的なスペックを持ちつつも、いわゆる「Enderシリーズらしい」旧式仕様が随所に残っています。

具体的には、フィラメント切れ検知センサーの位置がエクストルーダーから遠く、チューブの長さ相当のフィラメントが残った状態で検知されることや、マルチカラー機でよく見かけるフィラメントカッター機能が搭載されていないことなどが挙げられます。

Ender-5 Maxのプリントヘッド
Ender-5 Maxのプリントヘッドはカバーがネジ止めされている。ノズル交換にはレンチやスパナ等の工具が必要

また、ノズル交換はカバーをネジで外し、スパナを使って取り外すという昔ながらのスタイルです。

最近ではホットエンドごと交換できたり、工具不要でクイックリリースできるタイプがトレンド。

一方のEnder-5 Maxでは、従来的な作業が必要になります。

ノズルに関連して、リリース時点では標準ノズル以外の公式プリセットは存在せず

大型モデルでは必須と言っても過言ではない、0.6mmや0.8mmなどの太ノズル用プリセットの登場も待たれます。

これら「Ender的」な仕様は

コスパ良くシンプルに大きなモデルを高速で作りたい

という目的と相性が良い半面、最新モデルと比較すると若干不便に感じることもあるでしょう。


ここまで挙げてきたポイントは、人によっては気になるところかもしれません。

他の3Dプリンターもチェックしておきたい!という方は、比較ツール等を活用して他の機種の情報も確認しておきましょう。

ここに記した気になるポイントは問題ないよ!

という方にとっては、超大型&超高速を低コストで実現した非常におすすめできる3Dプリンターなのではないかと思います!



Creality Ender-5 Maxのスペック&価格一覧

Ender-5 Maxが拡大した複数パーツを同時プリントする様子

実機を使った感想を踏まえたうえで、改めてEnder-5 Maxの基本スペックを整理しておきましょう。

以下は主な項目と、参考価格をまとめた一覧です。

モデル名Ender-5 Max
本体イメージ
メーカーCreality
価格(サンステラ)
-
価格(SK本舗)
-
価格(Amazon)
-
価格(海外ストア)
本体サイズ(LxWxH)[mm]649 x 721 x 850
本体重量[kg]25.9
構造CoreXY
密閉×
ヒートチャンバー×
組み立て要組み立て
造形サイズ(LxWxH)[mm]400 x 400 x 400
最大スピード[mm/s]700
推奨スピード[mm/s]500
最大加速度[mm/s²]20000
最大押出流量[mm³/s]-
最大ノズル温度[℃]300
最大ヒートベッド温度[℃]100
対応フィラメントHyper PLA/PLA/PETG/TPU95A/ABS/ASA/PLA-CF/PA/PLA-Silk
マルチカラー-
消費電力[W]1250
ディスプレイタッチ式
Wi-Fi
内部ストレージ[GB]
カメラ/リモートモニタリング×
スライスソフトCreality Print
その他インジケーター搭載
出典公式サイト
画像、スペックは各社公式ページより引用。記載のない項目は”-“で示している。

K2 Plusなどの最新機種と比較すると、マルチカラー対応やフィラメント排出機能などは省かれていますが、そのぶん価格は同クラスの大型機よりも大幅に抑えられています

特に、

  • できるだけ大きな造形がしたい
  • 高速プリントに必要な最低限の要素だけあれば十分

という人にとっては、スペックと価格のバランスが絶妙なモデルと言えるでしょう。

もしカメラやエンクロージャーが必要になった場合は、オプションとして個別に追加することも可能になっています。



まとめ:Creality Ender-5 Maxはコスパ最強の大型&高速3Dプリンター!

大型造形と高速プリントを両立したEnder-5 Maxは、個人ユーザーが

さらに大きなモノを、より短時間で作りたい!

という要望に応える新たな選択肢です。

オープンフレームでCoreXYという構造上の特長が合わさり、従来のEnderシリーズよりも明らかにパフォーマンスが向上しています。

一方で、組み立てや騒音、設置スペースの確保といったハードルもあるため、「ある程度の経験値」を持つユーザーが活用しやすいモデルとも言えるでしょう。

このクラスの造形サイズを持つプリンターとしては価格帯も手頃で、K2 Plusなどの密閉大型機と比べるとおよそ3分の2ほどのコストで導入可能。

たとえば、

すでに標準サイズの機種を1台持っているので、追加で大型機が欲しい!

という場合にも候補として非常に魅力的でしょう。

総じて、密閉型やマルチカラーにこだわらなければ、速さと造形サイズの両面で非常に使い勝手のよい3Dプリンターだと感じました。

コスパの良い大型高速機を探している方は、ぜひ導入候補として検討してみてくださいね!

「密閉」や「マルチカラー」も捨てがたいという方は、同じく大型の「K2 Plus Combo」もあわせてチェックしてみてください。

販売情報

現時点では、Creality公式ストアにて販売が開始されています(2025年2月時点)。

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