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【超コスパK1 SE登場】CrealityのFDM3DプリンターK1シリーズの特徴を徹底解説!【K2 Plus Comboも】

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こんにちは、管理人のウノケンです。

今回は、

CrealityのFDM3Dプリンター「K2シリーズ」「K1シリーズ」について徹底解説・徹底比較

していきたいと思います。

CrealityはFDM・光造形方式の3Dプリンターを販売する注目企業。FDM(Fused Deposition Modeling, 熱溶解積層)方式3Dプリンターとしては「Ender-3」をはじめとする「Enderシリーズ」が有名で、世界中の多くの3Dプリンターユーザーに愛用されています。

2024年4月に開催されたCrealityの10周年イベントで発表されたのが、

  • 最新FDM3Dプリンター「K2シリーズ」

です。

最大600mm/sという爆速プリントを実現した「K1シリーズ」がさらにパワーアップした「K2シリーズ」。待望のマルチカラー3Dプリントに対応ということで、今最注目の3Dプリンターの1つです。

この記事では、

  • 現時点で判明している「K2シリーズ」の特徴
  • 「K2シリーズ」の販売情報

について解説していきます。

後半では、先代の「K1シリーズ」についても特徴を振り返ることができるので、ぜひ最後までご覧ください!

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管理人:ウノケン
この記事を書いているのはどんな人?
  • 3Dプリンター関連メーカー勤務経験
  • 3Dプリンター特許出願経験
  • 3Dプリンター29機種・3Dスキャナー6機種の使用経験
  • 3Dプリント品販売点数1,000個以上
  • 3Dプリンター関連動画をYouTube毎日投稿中!

それでは見ていきましょう!



待望のマルチカラー対応!「K2 Plus」「CFS」登場!

10周年記念イベントで公開された「K2 Plus」。上に乗っているのが「CFS」(出典:Creality

2024年4月9日に開催された、Crealityの10周年記念&新製品発表イベントで公開された目玉機種が、

  • 最新FDM3Dプリンター「K2 Plus」
  • Crealityフィラメントシステム「CFS」

現時点で判明している、大注目の「K2 Plus」「CFS」の特徴に迫っていきましょう!

Kシリーズ最新機種「K2 Plus」の特徴

出典:Creality

「Kシリーズ」の最新機種である「K2 Plus」の特徴を確認していきましょう。

先代の「K1」に見られたCoreXY構造や最大600mm/sというキモとなる特徴はそのままに、「K2 Plus」で新たに追加された以下の主な特徴を押さえておきましょう。

「K2 Plus」で新搭載となった主なスペック・機能
  • 造形サイズ:350×350×350mm³
  • 最大加速度:30000mm/s²(「K1シリーズ」は20000mm/s²)
  • アクティブチャンバー機能(内部の加熱・保温)

1辺350mmの造形サイズは、「K1 Max」(1辺300mm)をも超えるスケール

さらに、「K1シリーズ」の1.5倍となる最大加速度によって、3DBenchyのプリントにかかる時間はなんとたったの10分

加えて、3Dプリンター内部を加熱できる機能も搭載されることで、反りやすい材料を使ったプリント時の品質向上も期待できます。

その他にも、エッジAIカメラの搭載や、エクストルーダーの強化など、「K1シリーズ」に磨きがかかった「K2 Plus」。単体でも魅力的ではありますが、注目のマルチカラー対応の詳細についてもチェックしていきましょう。

Creality初のマルチカラーシステム「CFS」とは?

出典:Creality

「K2 Plus」と同時発表となった、Creality初のマルチカラーフィラメントシステム「CFS(Creality Filament System)」。

Crealityファン待望の「CFS」、その主な特徴は以下の通りです。

  • 1kgフィラメントを4本までセット可能(最大4つのCFSを並列使用し、16色プリントも可能)
  • フィラメントのRFIDタグを読み取り、自動でフィラメントの種類を認識
  • フィラメントの自動ロード・アンロードによるマルチカラープリントが可能
  • 密閉設計
  • 温度・湿度の表示画面搭載
出典:YouTube「🔥A Decade and Beyond!Creality 10th Anniversary & Spring Event Livestream🥂」

昨今のトレンドである「最大4色のカラープリント」に対応し、「温度・湿度表示」のような特徴的な機能も備える「CFS」。Crealityのスライスソフト「Creality Print」のマルチカラー対応アップグレードも発表され、ソフトウェアとハードウェアの連携といった観点でも、その使い勝手に注目が集まります。

通常価格は1,499ドル

SNS上でも販売価格予想が繰り広げられた「K2 Plus × CFS Combo」。ついに明かされたその通常価格は1,499ドル。日本では227,549円となります。

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「K2 Plus」スペック一覧【K1シリーズと比較】

モデル名K2 Plus ComboK1 SEK1CK1 MaxK1
本体イメージproduct imageproduct image
メーカーCrealityCrealityCrealityCrealityCreality
本体サイズ(LxWxH)[mm]495 x 515 x 916355 x 355 x 482355 x 355 x 482435 x 462 x 526355 x 355 x 480
造形サイズ(LxWxH)[mm]350 x 350 x 350220 x 220 x 250220 x 220 x 250300 x 300 x 300220 x 220 x 250
エクストルーダダイレクトダイレクトダイレクトダイレクトダイレクト
プリントスピード[mm/s]600600600600600
最大ノズル温度[℃]350300300300300
最大ヒートベッド温度[℃]120100100120100
組み立て-組み立て済み組み立て済み組み立て済み組み立て済み
プラットフォームフレキシブルエポキシフレキシブルPEIフレキシブルフレキシブルフレキシブル
オートレベリング
フィラメントセンサ
停電時自動回復印刷-
密閉×
ディスプレイタッチ式タッチ式タッチ式タッチ式タッチ式
デュアルZ軸---××
データ入力USB
Ethernet
Wi-Fi
USB
Wi-Fi
USB
Ethernet
Wi-Fi
USB
Ethernet
Wi-Fi
USB
Wi-Fi
本体重量[kg]38.510.2412.41812.5
スライスソフトCreality Print 5.0Creality Print
Cura
PrusaSlicer
Creality Print
Cura
Creality Print
Cura
Simplify3D
PrusaSlicer
Creality Print
Cura
Simplify3D
PrusaSlicer
その他リモート制御機能
AIカメラ(×2)搭載
エアフィルター搭載
LED搭載
チャンバー加熱<60℃
リモート制御機能
LED搭載
サイレントモード搭載
リモート制御機能
AIカメラ搭載
エアフィルター搭載
LED搭載
サイレントモード搭載
カーボンファイバー対応
リモート制御機能
AIカメラ搭載
AI LiDAR搭載
空気清浄機搭載
Lighting kit搭載
リモート制御機能
Lighting kit搭載
出典公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト
画像、スペックは各社公式ページより引用。記載のない項目は”-“で示している。

「K1シリーズ」「Ender-3 V3シリーズ」もマルチカラー対応に!

出典:YouTube「🔥A Decade and Beyond!Creality 10th Anniversary & Spring Event Livestream🥂」

新しい「K2 Plus」と「CFS」が発表される一方で、

「マルチカラーが待てなくて、『K1』買っちゃったよ...。」

という方も多いでしょう。

そんなCrealityユーザーの反応を見越してか、既存の3Dプリンターを「マルチカラー化」できるキットもリリースされるとのこと。詳細は不明ですが、

  • 「K1シリーズ」
  • 「Ender-3 V3シリーズ」

が対象になる見通しです。直近で3Dプリンターの購入を考えている人は、後の「マルチカラー化」も想定した選択をしておくと良いでしょう。



CoreXY3Dプリンターを格安で!コスパ機種「K1 SE」登場!

出典:Creality

価格が高くなりがちなCoreXY3Dプリンター。

そんな常識を打ち破る最新機種「K1 SE」が2024年に登場

ひとことで言えば、

「K1 SE」は「K1C」の廉価版

です。「K1C」から以下のパーツを削ぎ落とすことで、低価格化を実現しています。

「K1C」にあって、「K1 SE」にないものは?
  • 造形エリアを密閉する両側面の壁と正面扉
  • AIカメラ(プリントエラー検知やリモートモニタリング、タイムラプス生成機能)
  • エアフィルター
  • カーボンファイバー系フィラメント非対応(ホットエンド材質が全金属→PA+30%GFに変更)
  • フレキシブルビルドプレート(エポキシフレキシブルに変更)

詳細スペックは「Kシリーズ」比較表もご参照ください。

そして、注目の価格差は以下の通りです。

  • K1C:$559
  • K1 SE:$359

およそ$200(≒30,000円)の価格差があり、「K1 SE」の価格は5万円台前半になると想定されます。

追加情報

2024年9月:Amazonに登場。ついに「格安CoreXY時代」の到来です。