【実機レビュー公開】Craelity「K1C」を実際に使って魅力を解説!(詳細をチェック!)

【K1C登場】Creality K1・K1 Maxの違いを徹底比較!【FDM3Dプリンター】

〜景品表示法に基づく表記:本サイトのコンテンツにはプロモーションが含まれている場合があります〜

こんにちは、管理人のウノケンです。

今回は、

CrealityのFDM3Dプリンター「K1シリーズ」について徹底解説・徹底比較

していきたいと思います。

CrealityはFDM・光造形方式の3Dプリンターを販売する注目企業。FDM(Fused Deposition Modeling, 熱溶解積層)方式3Dプリンターとしては「Ender-3」をはじめとするEnderシリーズが有名で、世界中の多くの3Dプリンターユーザーに愛用されています。

そんなCrealityの9周年イベントで発表された

  • 新FDMフラッグシップシリーズが「K1シリーズ」

です。

最大600mm/sという驚愕のプリントスピードを実現する注目のFDM3Dプリンター「K1シリーズ」とはいったいどんな3Dプリンターが揃っているのでしょうか?各機種の共通点と相違点がわかるようにスペック比較しつつ、徹底解説していきます!

アップデート

2024/01:最新機種「K1C」の情報を追記しました!

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この記事を書いているのはどんな人?

3Dプリンター関連メーカー勤務経験

3Dプリンター特許出願経験

3Dプリンター17機種・3Dスキャナー4機種の使用経験

3Dプリント品販売点数800個以上

YouTubeで毎日3Dプリンター関連動画(実機レビュー多数)をアップ中!

それでは見ていきましょう!




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【アップデート】「K1C」の最新情報!「K1」との違いは?

「Age of 3DP」のYouTubeチャンネルにて、わかりやすく実機レビューしています!

2024年初頭、あの「K1」がアップグレードされて再登場。

その名も「K1C」!

「K1」からアップグレードされた主なポイントは以下の通りです。

  • エクストルーダーの強化(オールメタル化)
  • 耐摩耗クイックスワップノズル採用(カーボンファイバーフィラメントをサポート)
  • AIカメラ標準搭載
  • 衝撃吸収底部パッド搭載
  • サイレントモードへの切り替え可能

最大600mm/s・20000mm/s²の爆速3Dプリンターがアップグレードされて再登場。

「『K1』登場時も気になっていたけどタイミングを逃していた…」

という方にとっては特に、このアップグレードされた「K1C」を見逃す手はありませんね!

「K1C」の販売情報は?

公式ストアや日本代理店のSK本舗Amazonでの取り扱いが開始されています。

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「K1C」スペック一覧【K1シリーズで比較】

モデル名K1CK1 MaxK1
本体イメージproduct imageproduct image
メーカーCrealityCrealityCreality
本体サイズ(LxWxH)[mm]355 x 355 x 482435 x 462 x 526355 x 355 x 480
造形サイズ(LxWxH)[mm]220 x 220 x 250300 x 300 x 300220 x 220 x 250
エクストルーダダイレクト(オールメタル)ダイレクトダイレクト
プリントスピード[mm/s]600600600
最大ノズル温度[℃]300300300
最大ヒートベッド温度[℃]100120100
組み立て組み立て済み組み立て済み組み立て済み
プラットフォームPEIフレキシブルフレキシブルフレキシブル
オートレベリング
フィラメントセンサ
停電時自動回復印刷
密閉
ディスプレイタッチ式タッチ式タッチ式
デュアルZ軸-××
データ入力USB
Ethernet
Wi-Fi
USB
Ethernet
Wi-Fi
USB
Wi-Fi
本体重量[kg]12.41812.5
スライスソフトCreality Print
Cura
Creality Print
Cura
Simplify3D
PrusaSlicer
Creality Print
Cura
Simplify3D
PrusaSlicer
その他リモート制御機能
AIカメラ搭載
空気清浄機搭載
LED搭載
サイレントモード搭載
カーボンファイバー対応
リモート制御機能
AIカメラ搭載
AI LiDAR搭載
空気清浄機搭載
Lighting kit搭載
リモート制御機能
Lighting kit搭載
出典公式サイト公式サイト公式サイト
画像、スペックは各社公式ページより引用。記載のない項目は”-“で示している。

 



Creality K1シリーズの特徴!〜「K1 Max」と「K1」の共通点〜

出典:Creality

EnderシリーズやCRシリーズなど、多くのユーザーに愛されるFDM 3Dプリンターを手がけてきたCreality。

2023年4月に発表されたK1シリーズは、

従来のCreality製品の高い性能をさらに進化させた、新しいFDM3Dプリンターシリーズ

です。

現時点では、以下の2つの機種が発表されています(2023年8月時点)。

【新FDMフラッグシップ】Creality K1シリーズ

まずは、「K1 Max」と「K1」に共通するK1シリーズの特徴について確認していきましょう。

【速度】最大600mm/sの高速3Dプリント

出典:Creality

K1シリーズの最大の特徴は、

最大600mm/sという驚異的なプリントスピード

です。これは通常の3Dプリンターと比較してはるかに高速で、プリント時間を大幅に短縮できます。

どれくらい速いのか、一般的な家庭用3Dプリンターの代表格であるとともに、Crealityの往年のスタンダードである「Ender-3」と比較してみましょう。

「K1 Max」「K1」「Ender-3」
最大プリントスピード[mm/s]600180

最大速度を単純比較すると、

  • K1シリーズは「Ender-3」の約3.3倍速い

ということになります。

Crealityの公式YouTubeでは、リアルタイムでプリントスピードを確認できる動画が公開されています。まさに爆速ですね。。。!

動画は高速プリント箇所から再生されます!
出典:YouTube「Speed Meets Quality: Check Out K1's Incredible Section-Solid H20 Print in 7Min 30s」

【精度】Core XY構造と軽量プリントヘッドによる高精度プリンティング

出典:Creality

K1シリーズは、ただ速いだけではありません。

  • 軽快なXY方向の走査を可能にするCore XY構造
  • 190gという軽量なプリントヘッド

これらを組み合わせることで、

慣性の影響を軽減した高精度な3Dプリントを可能に

しています。

さらに、プリントヘッドにはGセンサーが搭載されています。

高速プリント時の振動を自動検知し、リンギングの発生を抑制

します。

また、Z軸もアップグレードされています。

高さ方向のバンディングが軽減

されており、なめらかな表面テクスチャを得ることができます。

「リンギング」:振動によって発生する縞模様のこと

「バンディング」:3Dプリントされたモノの表面に現れる水平方向の線のこと



【レベリング】ハンズフリーオートレベリングで自動完了!

出典:Creality

オートレベリング機能のアップグレードにも注目です。

K1シリーズのヒートベッドには、レベリング(水平出し)用のセンサーが搭載

されています。3Dプリントが開始されると、オートレベリングプロセスが自動で実行され、ユーザ側が意識する必要なくオートレベリングが完了します。

「K1 Max」にはAI LiDARが標準搭載されており、より精度の高いオートレベリングが実現されています(後述)。

【温度】すばやい温度上昇&デュアルファンによるモデル冷却

出典:Creality

K1シリーズは、ノズルの温度上昇まで高速です。新搭載のセラミックヒーターにより、

たったの40秒で200℃まで加熱することが可能

になっています。

さらに注目したいのが、デュアルファンによるモデル冷却システムです。

  • プリントヘッドに搭載された大型ファン
  • チャンバー内に設置された18Wの補助ファン

によって、効果的にモデルが冷却される仕様になっています。

冷却技術により、FDM3Dプリントにおいて問題となる

  • 糸引きやワーピングの発生が抑制され
  • サポートなしのブリッジやオーバーハング構造を精度高くプリント

することが可能になります。

「糸引き」:ノズルが移動する際に不要なフィラメントが引き出され、細い糸上の構造が形成されてしまう現象

「ワーピング」:プリントしたモデルが縮み、角や端がプリントベッドから持ち上がってしまう現象

【システム】独自オペレーティングシステム「Creality OS」を採用

K1シリーズは、

Crealityが開発した独自のオペレーティングシステム「Creality OS」を採用

しています。これにより、

  • 直感的なUIを備えたシステムが利用できる
  • PCやスマートフォン、クラウド等とのデータ・コマンドの同期が可能

というメリットがあります。

また、

  • デュアルコア1.2GHz CPUが高速印刷をサポート
  • 8GB ROMにより最大400のモデルファイルを保存可能

という特徴も備えています。



「K1 Max」と「K1」の相違点は?

同時発表されたK1シリーズの2機種「K1 Max」と「K1」にはどのような違いがあるのでしょうか?

簡単に言うと、

「K1 Max」は「K1」の上位互換

です。「K1」がもつ機能は基本的に「K1 Max」も備えていると考えて良いでしょう。一方で、

「K1 Max」にしかない機能がいくつか存在

しています。

「K1 Max」と「K1」の相違点を知り、「K1 Max」の魅力に迫っていきましょう。

最大造形サイズ

「K1 Max」と「K1」の大きな違いの1つは、最大造形サイズ

です。

  • 「K1 Max」・・・大型モデルがプリント可能
  • 「K1」・・・家庭用3Dプリンターとして標準的なコンパクトサイズ

となっています。具体的なサイズを以下の表に示しておきます。

K1 MaxK1
最大造形サイズ [mm]300×300×300220×220×250

AI LiDAR機能

出典:Creality

もうひとつの大きな違いが、

「K1 Max」におけるAI LiDARの搭載

です。

高精度なLiDARは1umの解像度をもっており、ヒートベッドに埋め込まれたセンサを強力にサポートします。数百万点を走査してヒートベッドの傾斜情報を取得し、さらに正確なレベリングを自動で実行してくれます。

ちなみにAI LiDARの役割はレベリングだけではありません。

  • 最初の一層目のプリントされているかをチェックし
  • 問題があった場合は自動で停止してユーザに知らせてくれる

という機能を搭載しています。

また、「Motion Advance」という機能もLiDARを活用しており、

  • フィラメントの最適な供給量を制御

してくれます。

「LiDAR(Light Detection and Ranging」:光を用いた検知・測距技術。自動運転などにおける主要センシング技術。

AIカメラ

AIカメラが標準搭載されているかどうか

という違いもあります。

  • 「K1 Max」・・・AIカメラが搭載
  • 「K1」・・・カメラの標準搭載なし

となっています。

「K1 Max」のみに搭載されているAIカメラには、以下のような利点があります。

  • スパゲッティ状のプリントエラー検知
  • ヒートベッド上への異物放置検出
  • スマホ等によるリモートモニタリング
  • SNSシェア等に使用できるタイムラプス作成

利便性を飛躍的に向上させるAIカメラの搭載は、「K1 Max」の大きな魅力の1つになっています。

標準搭載されていない「K1」に、AIカメラを後付けできるキットが販売されています。「K1 Max」ほどの造形サイズを求めない場合などには、「K1」+「AIカメラ」という選択も可能です。

空気清浄機能

さらに、

「K1 Max」には空気清浄機能も搭載

されています。ABSのように、プリント中に有害物質が発生する可能性のあるフィラメントを多用する場合はあると嬉しい機能と言えるでしょう。



おわりに〜価格と販売状況〜

今回は、CrealityのFDM3Dプリンター「K1シリーズ」について徹底解説・徹底比較してきました。

最大600mm/sの高速プリンティングをはじめとする「K1 Max」「K1」の特徴についてよく理解できたのではないでしょうか?

最後に、気になるお値段と販売状況について触れて締めくくりたいと思います!

販売状況

「K1」と「K1 Max」は、ともにCreality公式ストアやAmazon、SK本舗における販売が開始されています!

「K1 Max」

  • 家庭用3Dプリンター最高峰のプリントスピード(600mm/s)
  • 「K1」よりも大きな造形サイズ
  • AIカメラ・AI LiDARといった次世代機能

これらのキーワードにピンと来た方は、ぜひチェックしておきましょう!

比較的高額な機種のため、日本の代理店を通した購入もおすすめです。

【3/31まで】大決算セール実施中!セール対象になっているか確認しよう!

K1C

「K1 Max」と同じ600mm/sの爆速3Dプリンターでありながら、カーボンファイバー対応などアップグレードを果たした「K1C」

「K1 Maxほどの造形サイズはいらないかな。。」

「10万円超えの価格はちょっとキツい。。。」

「カーボンファイバー対応やサイレントモードが気になる!」

そんな方は「K1 Max」ではなく「K1C」をチェックしておきましょう!

【3/31まで】大決算セール実施中!セール対象になっているか確認しよう!

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あわせて読みたい

Crealityには、K1シリーズ以外にも、

  • Enderシリーズ
  • CRシリーズ
  • Sermoonシリーズ

といったFDM3Dプリンターが存在します。以下の解説記事もあわせてご覧ください。

【2024】Creality Enderシリーズ徹底比較!【Ender-2/Ender-3/Ender-5/Ender-6/Ender-7】
今回は、CrealityのFDM3DプリンターEnderシリーズの全分類・全機種を徹底解説・徹底比較していきます。複数の分類が存在し、機種の数も多いEnderシリーズ。どのような3Dプリンターが存在し、どのような違いがあるのか解説していきます。
【CR-10 SE登場!】Creality CRシリーズ徹底比較!【CR-M4/CR-6/CR-10/CR-30】
今回は、Creality3D社CRシリーズのFDM方式3Dプリンターを徹底比較していきたいと思います。CRシリーズは、低価格が特徴的なEnderシリーズとは一線を画し、ユニークで高い性能をもつモデルが多数存在します。Creality CRシリーズの各モデルにどのような違いがあるのか見ていきましょう。
【D3 Pro登場】Creality Sermoonシリーズ徹底比較!【V1 Pro/D1】
今回紹介するSermoonシリーズは、Crealityの密閉型FDM3Dプリンターです。産業用では一般的な密閉型のFDM3Dプリンターを家庭用として安価に提供する注目のSermoonシリーズ。その特徴やスペックについて、徹底的に比較解説していきます。


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「なんとなくAmazon」で購入する前に、安心の日本代理店「SK本舗」をチェックしてみましょう。筆者も愛用させていただいております!

代理店購入のメリット・デメリットはこちらの記事で解説しています。


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