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【実機比較】Bambu Lab P1SとA1の違い・価格を徹底解説!おすすめ3Dプリンターは?Comboは必要?

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こんにちは、管理人のウノケンです。

Bambu Labの大人気家庭用3Dプリンター「P1S」と「A1」。

どちらも最近よく名前を聞くけど、どんな違いがあるのかよくわからない。。。

と、どちらを選ぶべきか悩んでしまう方も多いはず。

本記事では、その2機種にどんな共通点・違いがあり、どちらが自分に合っているのか両方を実際に使ってみた上で徹底比較します。

造形サイズや材料の違いをはじめ、価格やメンテナンス性などのポイントを網羅しているので、導入前のモヤモヤがスッキリ解決するはず。

最後にはおすすめの選び方もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

Age of 3DPアイコン画像
管理人:ウノケン
この記事を書いているのはどんな人?
  • 3Dプリンター関連メーカー勤務経験
  • 3Dプリンター特許出願経験
  • 3Dプリンター37機種・3Dスキャナー6機種の使用経験
  • 3Dプリント品販売点数1,000個以上
  • 3Dプリンター関連動画をYouTube投稿中!

\実機レビュー記事でも詳しく解説しています/



↓両方の機種を実際に使用した上で選択のポイントを解説↓

はじめに:P1SとA1の共通点をサクッと把握しよう

P1SとA1の外観が並び、共通する機能(マルチカラー対応など)をイメージする写真

まずは両機種の共通項を押さえておくと、後の相違点がより明確になります。

両者ともBambu Labの3Dプリンターでありながら、意外と多くの機能やスペックを共有しているのです。

このセクションでは、初心者が見落としがちな「マルチカラー対応」や「造形サイズ」など、知っておくと失敗しにくいポイントを3つの観点から整理していきます。

モデル名P1SA1
本体イメージproduct imageproduct image
メーカーBambu LabBambu Lab
価格(サンステラ)
¥109,000 (2025-02-14 06:24 時点)
¥58,800 (2025-02-14 06:46 時点)
価格(SK本舗)
-
-
価格(Amazon)
¥112,000 (2025-02-14 09:35 時点)
¥60,000 (2025-02-14 09:35 時点)
価格(海外ストア)
¥90,800 (2025-02-14 06:24 時点)
¥58,800 (2025-02-14 07:55 時点)
本体サイズ(LxWxH)[mm]389 x 389 x 458385 x 410 x 430
本体重量[kg]12.958.3
構造CoreXYベッドスリンガー
密閉×
ヒートチャンバー××
組み立て組み立て済み半組み立て済
造形サイズ(LxWxH)[mm]256 x 256 x 256256 x 256 x 256
最大スピード[mm/s]500500
推奨スピード[mm/s]--
最大加速度[mm/s²]2000010000
最大押出流量[mm³/s]3228
最大ノズル温度[℃]300300
最大ヒートベッド温度[℃]100100
対応フィラメントPLA, PETG, TPU, ABS, ASA, PVA, PET, PA, PCPLA, PETG, TPU, PVA
マルチカラー××
消費電力[W]350350
ディスプレイボタン式タッチ式
Wi-Fi
内部ストレージ[GB]××
カメラ/リモートモニタリング
スライスソフトBambu StudioBambu Studio
(PrusaSlicer)
(Cura)
(Superslicer)
その他活性炭フィルタ搭載
出典公式サイト公式サイト
画像、スペックは各社公式ページより引用。記載のない項目は”-“で示している。

マルチカラー対応でクリエイティブに!

AMS liteと呼ばれるマルチカラー装置が稼働し、複数色フィラメントをセットしている様子
A1 Combo(A1+AMS lite)の例

両機種ともマルチカラー造形を楽しめる点は大きな魅力。

Bambu Labでは「AMS」や「AMS lite」と呼ばれる外付けシステムを用意しており、これをプリンターに接続することで、最大4色のフィラメントを自動切り替えしながら1台のノズルでプリントが行えます。

今やマルチカラーは単なる装飾だけでなく、サポート材を別の色や素材でプリントする活用法も広がってきています。

たとえば、サポートを別種のフィラメント(PLAに対してPETG等)に設定することで除去作業をスムーズにすることが可能です。

あるいは水溶性のサポート材を組み合わせて、複雑な内部形状のモデルを作りやすくするなど、用途はさまざま。

また、デコラティブなフィギュアやカラフルな雑貨など、多色を活かす造形アイデアも無限大です。

「いつか多色造形にも挑戦したい」

と思っていた方にとっては、どちらもその有力候補となるでしょう。

AMSとAMS Liteの違いや拡張性については後述しますが、どちらのプリンターでも導入自体はスムーズに行えるよう設計されているので安心です。

最大造形サイズは幅・奥行き・高さが256mm!

約256mmの最大サイズでプリントされたプリント品と比較用に置かれた3DBenchy
3DBenchyと比べてもかなり大きなサイズまでプリントできる「P1S」(データ出典:MakerWorld

P1SとA1の共通点として見逃せないのが、幅・奥行き・高さいずれも256mmという造形領域です。

これは家庭用3Dプリンターの中でも標準的〜中型クラスで、「A1 mini」等の小型機(180×180×180mm)や従来的な「Ender-3」サイズ(220×220×250mm程度)より余裕があります。

たとえば、コスプレ用パーツや比較的大型のフィギュアを一気にプリントできるなど、造形の自由度が高まるのが魅力でしょう。

たくさんの小物を同時に並べて出力することで、色を切り替えるパージ回数が同じであれば効率よくマルチカラーを活かせるのもポイント。同じデザインのフィギュアを複数個生産する際や、パーツを量産する際にも有利です。

両機種とも、この256mmという広々とした造形エリアを活かすため、プリントスピード面にもしっかり配慮されているのが強み。

大物を出力するときも、高速かつ安定した仕上がりを目指せる構造がベースになっているので、「大は小を兼ねる」感覚で導入すると便利です。

造形サイズが大きいほどプリンター本体そのものの設置面積や高さも大きくなるため、置き場所の確保には注意が必要です。

最大500mm/sの高速プリント

P1Sによって高速でプリントされた3DBenchyの画像
約20分でP1Sによってプリントされた3DBenchy

もう1つの共通項は、Bambu Labならではの“高速造形”性能

公式スペックで500mm/sという数値が掲げられ、従来の家庭用プリンターに比べて圧倒的なスピードが出せるようになっています。実際、3DBenchyなどの小型モデルなら20分前後で完成させる例もあり、

「スピードは正義!」

と感じるユーザーには嬉しい設計といえるでしょう。

もちろん、理論値通り500mm/sを常時維持するのは難しい面もあり、実運用では加速度・ジャーク・スライス設定などが仕上がりに大きく影響します。

とはいえ、「多色かつ大きなモデルを作るのに何十時間もかかる」状態からはかなり解放されるはずです。

また、後述するように、CoreXY構造(P1S)とベッドスリンガー構造(A1)では高加速度時の安定性に差が出るため、仕上がりが同じクオリティになるとは限らない点は注意が必要。

それでも、ベースラインとして500mm/sまで設定できるというのは、同価格帯の他社プリンターと比較してもかなり高水準。

高速造形が得意なブランドというイメージを踏襲しており、単色・多色いずれの場合でも生産性を高めやすいメリットがあるでしょう。

特にマルチカラープリントや大量出力が多いユーザーにとっては、この高速性が時間とフィラメントコストを最適化する大きな鍵になるはずです。



P1SとA1の違いはどこにあるのか?【スペック・価格】

P1SとA1を横に並べ、構造の違いを比較している画像
サイズや最大スピードが同じでも、「構造」には大きな違いがある「P1S」と「A1」

同じ256mm造形サイズでマルチカラー&高速対応とはいえ、「P1S」と「A1」には構造や素材対応の幅、価格帯などで大きな差が存在します。

ここではスペックシートにはっきりと現れる違いはもちろん、画像や実運用経験を交えて分かりやすく整理

自分の用途に合わせて“どこがキモになるのか”を押さえておきましょう。

Bambu Lab P1SとA1のスペック&価格比較

まずはスペック一覧表で、両者の違いを網羅的にチェックしてみましょう。

モデル名P1SA1
本体イメージproduct imageproduct image
メーカーBambu LabBambu Lab
価格(サンステラ)
¥109,000 (2025-02-14 06:24 時点)
¥58,800 (2025-02-14 06:46 時点)
価格(SK本舗)
-
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価格(Amazon)
¥112,000 (2025-02-14 09:35 時点)
¥60,000 (2025-02-14 09:35 時点)
価格(海外ストア)
¥90,800 (2025-02-14 06:24 時点)
¥58,800 (2025-02-14 07:55 時点)
本体サイズ(LxWxH)[mm]389 x 389 x 458385 x 410 x 430
本体重量[kg]12.958.3
構造CoreXYベッドスリンガー
密閉×
ヒートチャンバー××
組み立て組み立て済み半組み立て済
造形サイズ(LxWxH)[mm]256 x 256 x 256256 x 256 x 256
最大スピード[mm/s]500500
推奨スピード[mm/s]--
最大加速度[mm/s²]2000010000
最大押出流量[mm³/s]3228
最大ノズル温度[℃]300300
最大ヒートベッド温度[℃]100100
対応フィラメントPLA, PETG, TPU, ABS, ASA, PVA, PET, PA, PCPLA, PETG, TPU, PVA
マルチカラー××
消費電力[W]350350
ディスプレイボタン式タッチ式
Wi-Fi
内部ストレージ[GB]××
カメラ/リモートモニタリング
スライスソフトBambu StudioBambu Studio
(PrusaSlicer)
(Cura)
(Superslicer)
その他活性炭フィルタ搭載
出典公式サイト公式サイト
画像、スペックは各社公式ページより引用。記載のない項目は”-“で示している。

CoreXY vs. ベッドスリンガーの構造