こんにちは、管理人のウノケンです。
今回は、ELEGOO社の新モデルELEGOO Saturn Sについて、旧モデルと比較解説していきます。
家庭用光造形3Dプリンターにおいても、4K越えの高解像度モデルが次々と発表される昨今、ELEGOO社からSaturnの後継機種となる Saturn Sが発表されました。
旧モデルELEGOO Saturnといえば、4K解像度かつELEGOO Mars 3を上回る造形サイズが特徴の人気モデル。そんなSaturnからどのようなアップグレードがあったのでしょうか?
気になる旧モデルからの改善点や実勢価格、販売状況について徹底解説していきます!!
それでは見ていきましょう!
ELEGOO Saturn Sの特徴4選【旧モデルからの改良ポイント】
さっそく、Saturn SはSaturnからどのような改良がなされているのかを確認していきましょう。
造形サイズがさらに大きく!
もともと同じ4K3DプリンターであるMars 3の約2倍の造形体積があったSaturn。
Saturn Sへの進化によって、その造形サイズがさらに大きくなっています。
詳細な数値は後の比較表に譲りますが、Saturnに比べて約10%の造形体積アップを遂げています。
より小さいピクセルサイズで高精細化
造形サイズがSaturnよりも大きくなったSaturn S。
その一方で、ピクセルサイズはしっかり小さくなり、高精細化しています。
50umから48umへのマイナーチェンジではありますが、「少しでも高精細化を!」という方にはうれしい変化でしょう。
実はピクセル数も増えている
SaturnとSaturn Sは両方4K解像度ですが、実はSaturn Sの方がピクセル数が多いのです。
その変化は3840*2400→4098*2560で、数にして1274880ピクセル(約127万!)の増加です。
ピクセル数が増えたことで、高精細化と造形サイズアップが両立しているのです。
新たに消臭機能搭載
Saturnにはなかった機能として、消臭機能が新たに搭載されています。
Mars 2 Proなどには内部搭載されていた活性炭消臭フィルタが、Saturnシリーズにおいて初搭載となりました。ちなみに今回はELEGOO Jupiterと同様のUSB接続式となっています。
ELEGOO 4K3Dプリンタースペック比較【Saturn S vs. Saturn】
ポイントを押さえたところで、Saturn SとSaturnのスペックを数値で確認しておきましょう。
参考として、同じELEGOOの4K3DプリンターであるMars 3の値も記載しておきます。
モデル名 | Saturn S 4K | Saturn | Mars 3 |
---|---|---|---|
本体イメージ | |||
メーカー | ELEGOO | ELEGOO | ELEGOO |
本体サイズ(LxWxH)[mm] | 280 x 240 x 446 | 280 x 240 x 446 | 227 x 227 x 438.5 |
造形サイズ(LxWxH)[mm] | 196 x 122 x 210 | 192 x 120 x 200 | 143.43 x 89.6 x 175 |
Z軸精度[mm] | 0.00125 | 0.00125 | 0.00125 |
積層ピッチ[mm] | 0.01-0.15 | 0.01-0.15 | 0.01-0.2 |
ピクセルサイズ[mm] | 0.048 | 0.05 | 0.035 |
ピクセル数(XY) | 4098 x 2560 | 3840 x 2400 | 4098 x 2560 |
プリントスピード[mm/h] | 30-70 | 30-40 | (1.5-3s) |
データ入力 | USB | USB | USB |
本体重量[kg] | 11 | 10 | 5.2 |
スライスソフト | CHITUBOX | Chitu DLP Slicer | ChituBox |
その他 | 空気清浄機付き | ||
出典 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
まとめ:総合値がアップしたSaturn S。気になる販売状況は?
より大きなモデルを高精細に出力できるようになったSaturn S。消臭機能や造形速度の向上も見られ、堅実な後継機種という印象ですね!
そんなSaturn Sですが、2022年3月現在、Amazonや楽天ではまだ販売されていないようです。
Amazonや楽天、SK本舗で購入可能です。(2023年1月時点)
国内の販売は終了している模様です(2023年6月時点)。