こんにちは、管理人のウノケンです。
今回は、高コスパ家庭用3Dプリンターメーカーについて解説していきます。
3Dプリンターをはじめよう!と思ったとき、誰もがぶつかる壁があります。
「どのモデル選べばええねん!」
「どのメーカー選べばええねん!!」
「多い!多すぎる!!どれも見た目同じやんけ!!!」
実際、私が3Dプリンターの購入を考えた際にも頭を抱えました。
似たようなモデルばかりに見えるのに値段が違うことや、家電などでは聞き慣れないメーカーばかりのため、初心者が最初にこまってしまうのも無理はありません。
そんな3Dプリンターに興味をもった方のために、家庭用3Dプリンターの有名メーカーについて、一気に紹介していきます。
この記事を読むことで、各メーカーの主なラインナップや日本における販売状況についてもスッキリわかることでしょう。
群雄割拠の高コスパ3Dプリンターの中から、どのメーカーを選べばよいか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
- 3Dプリンターメーカーを選ぶ際のポイント
- 高コスパ家庭用3Dプリンター各社の概要・主要ラインナップ
- 特におすすめの家庭用3Dプリンターメーカー
それでは見ていきましょう!
ここだけは押さえたい!メーカー選びのポイント3選

2010年代から、光造形方式、FDM(熱溶解積層法)方式ともに基本特許が切れたことによるメーカーの乱立がはじまりました。
数ある3Dプリンターメーカーの中からどのメーカーを選べばよいのでしょうか?
各メーカーの紹介に入る前に、選ぶ際に注目すべきポイントについて解説します。
3Dプリンターの主な2つの方式「光造形方式」「FDM(熱溶解積層法)方式」についてはこちらの記事で解説しています。
消耗品・パーツの入手性

消耗品・パーツの入手性には要注目です。
3Dプリンターにおける消耗品の代表格は、材料となるレジン(光造形方式)やフィラメント(FDM方式)です。
3Dプリンターメーカーの中には、装置だけでなく材料も取り扱っている企業が多いです。
設定値の情報を各メーカーが公開しているなど、初心者にとっては装置と材料のメーカーが一致していると何かと安心でしょう。
レジンの価格や材質、入手性はメーカーによって異なる点は把握しておきましょう。
装置と材料が異なるメーカーであっても、適切な設定値を見出だせれば問題ありません。
SK本舗のようにオリジナルのレジンを展開しているケースでは、有名どころの3Dプリンターごとの適切な設定値を公開していたりします。
また、初心者のうちは思わぬミスで部品を壊してしまうこともあるので、代替パーツの入手性にも注目したいところです。
光造形方式の例として、液晶パネルやプラットフォームといったいくつかのパーツがあります。
これらにキズが入ったり動作不良があると、造形物がうまくプリントされません。
うっかり壊してしまったときに、すぐ入手できると安心です。
サポート体制

サポート体制についても確認しておきましょう。
普及している家庭用3Dプリンターのメーカーは、日本以外の会社がほとんどです。
そのうえ、日本語の公式サイトや取扱説明書がないブランドも少なくありません。
海外製品をうまく使いこなせるか不安を感じる方は、代理店の有無に注目するとよいでしょう。
人気のメーカーは正規の日本代理店を設けていることが多く、日本のユーザが安心して3Dプリンターを使用できる環境を整えています。
3Dプリンターの使い方・設定に関する技術的なサポートや修理対応が用意されているかどうかは、初心者の方にとっては見逃せないポイントです。
修理を日本語で相談したいなら、国内の正規販売店が選びやすいでしょう。
マーケットプレイスではショップごとに窓口が異なるため、商品欄の販売元が問い合わせ先になります。
開発の継続性・情報とソフトの入手性

説明書・スライサー・交換部品を入手できるメーカーなら、日々の使い方や修理で困ったときに対処しやすくなります。
2010年代以降に設立されたスタートアップが多いとはいえ、精力的に製品開発を行ってきたメーカーはいくつものモデルを市場に投入してきています。
製品数が多いことだけで品質やサポートは決まりません。
同じメーカーでも、発売世代や販売経路によって使い勝手・保守条件が異なります。
そのような人気メーカーはユーザもどんどん増えていきます。
SNSや各種メディアを通じた情報交換も活発に行われ、困ったときに問題を解決しやすいというメリットもあります。
旧記事の2022年時点のモデル数は現行比較から外し、各社の代表シリーズと機種を紹介します。
高コスパ家庭用3Dプリンターメーカーを一挙紹介



| ブランド | 主な方式 | 比較するシリーズ例 | 選ぶ際の確認点 |
|---|---|---|---|
| ELEGOO | 光造形・FDM | Mars 5 Ultra/Saturn/Centauri | 小物から大型まで方式・サイズを選ぶ |
| Anycubic | 光造形・FDM | Photon Mono 4/Kobra | レジン機と多色FDMを機種別に比較 |
| Creality | FDM・光造形 | Ender/K1/K2 Pro | サイズ・CFS・庫内加熱の違いを確認 |
| Phrozen | 光造形・FDM | Sonic Mini 8K S/Mighty/ARCO | 小物の細部と大型造形を分けて選ぶ |
| Bambu Lab | FDM | A1/P2S/H2 | 単体とAMS構成、材料・筐体を確認 |
| QIDI | FDM | Q2/Plus5/Max4 | 密閉・庫内ヒーターとサイズを重視 |
| FLASHFORGE | FDM等 | 5M/AD5X/Creator 5 | 単色・IFS・独立ヘッドを区別 |
| Prusa Research | FDM・光造形 | CORE One+/CORE One L/XL | 組立形態・保守・機種別の材料条件 |
| Snapmaker | FDM等 | U1/Artisan | 独立ヘッドと複合工作機を区別 |
| SOVOL | FDM | SV06 ACE/SV08/SV08 Max | 開放型・CoreXY・設置と調整条件 |
PLAで日用品を作る場合と、レジンで精細なフィギュアを作る場合では、適した方式や必要な周辺設備が異なります。
初めて導入する方には、FDMと光造形の選び方や、プリントに必要な準備をまとめた以下のガイドもおすすめです。
用途に合う具体的な機種を探したい方には、実機検証をもとにFDM・光造形の候補を紹介した以下の記事もおすすめです。
3D Systemsやストラタシスといった大手の躍進のみならず、スタートアップの新規参入により3Dプリンター市場の勢いはますます加速しています。
家庭用3Dプリンターを販売するメーカーの多くは、3Dプリンター専業の場合がほとんどです。
そのため、3Dプリンターに興味をもったばかりの方には馴染みがない名前がほとんどでしょう。
光造形・FDMの代表的な10ブランドを用途別に紹介します。
フィギュアの細部なら光造形、実用品や多色ならFDMから選ぶと候補を絞りやすくなります。
ELEGOO

基本情報
| 比較項目 | ELEGOO |
|---|---|
| 主な方式 | 光造形・FDM |
| シリーズ例 | Mars/Saturn/Jupiter、Centauri/Neptune |
| 比較する代表機種 | Mars 5 Ultra |
| 購入条件 | 国内販売店SK本舗の商品一覧 |
どんな会社?
"ELEGOO"の"ELE"は、電子機器を意味するelectronic、GOOは、10の100乗を意味するgoogolという言葉に由来しています。
3Dプリンターがもたらす膨大な量の構造モデルを意味したユニークな企業名です。
電子工作・プログラミングキットも取り扱うELEGOOは、「プログラミングと3Dプリント技術によって、ほとんど何でも作ることができる新しい世界への鍵をギークに提供する」ことをブランドミッションとしています。
日本においても絶大な人気を誇るELEGOO。
Amazonのランキングにおいても、そのラインナップが上位を占めていることは珍しくありません。
レジンやFEPフィルムはもちろんのこと、プラットフォームや液晶パネルといった3Dプリンターを構成するパーツ・消耗品の入手性が良いことも特徴です。
ELEGOO製品を日本語の相談窓口付きで購入したい場合は、国内の正規販売店が候補です。
下の商品カードから、機種ごとの販売先を選べます。
ELEGOOの比較候補:Mars 5 Ultraと従来機
Mars 5 Ultraは7インチ9K液晶とチルト式剥離を採用する光造形機です。
小物用ではMars系、大物用ではSaturn/Jupiter系、FDMならCentauri/Neptune系と用途を分けて比較します。
Mars 2 Proは2Kモノクロ液晶を搭載する従来機です。
現行Mars 5 Ultraは9K液晶とチルト式剥離を採用しています。
初めての導入では本体だけでなく、換気・保護具・洗浄・硬化の準備を含めた予算で現行機を比較しましょう。
ELEGOO Mars 2で3Dプリンターを使いはじめるときに必要なものを、自身の経験をもとに紹介しています。
Anycubic

基本情報
| 比較項目 | Anycubic |
|---|---|
| 主な方式 | 光造形・FDM |
| シリーズ例 | Photon/Kobra |
| 比較する代表機種 | Photon Mono 4 |
どんな会社?
AnycubicはPhoton系の光造形とKobra系のFDMを展開しています。
フィギュアの細部ならPhoton、多色の実用品ならKobraが候補になります。
ELEGOOと競うように、こちらもAmazonランキングで上位の常連となっています。
日本語での修理相談を重視するなら国内販売店、メーカーから直接購入したいなら公式ストアが選択肢です。
Anycubicの比較候補:Photon Mono 4とKobra
Photon Mono 4は7インチ10K液晶の光造形機です。
旧Mono 4Kとは別世代・別型番。
FDMの多色造形ならKobra系とACEの構成を確認し、レジンとフィラメントの方式を先に選びましょう。
Photon Mono 4Kは従来の4K液晶機です。
現行Photon Mono 4は10K液晶を採用する別モデルです。
光造形を初めて使う場合は、本体とレジンに加えて保護具、洗浄液、二次硬化用品が必要です。
予算には後処理用品と消耗品も含めましょう。
Creality 3D

基本情報
| 比較項目 | Creality |
|---|---|
| 主な方式 | FDM・光造形 |
| シリーズ例 | Ender/K1/K2 |
| 比較する代表機種 | K2 Pro |
どんな会社?
こちらも中国深セン発の3Dプリンターメーカー、Creality 3D。
Crealityは低価格のEnder系に加えて、密閉型のK1系、CFS対応のK2系を展開しています。
用途に応じて筐体・サイズ・自動材料切替の有無を比較できます。
とくにFDM方式3Dプリンターが人気のメーカーで、2017年から発売開始のEnderシリーズをはじめとする有力なラインナップを取り揃えています。
Crealityで多色を使うなら、CFSが付属するComboを選びます。
本体単体は単色用途から始めたい場合の選択肢です。
Crealityの比較候補:K2 Proと従来Ender
低予算の開放型ならEnder系、密閉型の多色プリントならK2系が候補です。
K2 ProとK2 Plusは最大60℃の庫内加熱を備え、CFS付きComboで多色を使えます。
K2 ProとCFSを使った多色プリントやセットアップは、以下の実機レビューで紹介しています。
Ender 3 S1 Proは従来世代のFDM機です。
高温ノズルと自動レベリングを備えた当時の特徴を紹介します。
旧S1 Proは高温ノズルと自動レベリングを備えたモデルでした。
現行のEnder-3 V3系やK2系とは機能と構成が異なります。
phrozen

基本情報
| 比較項目 | Phrozen |
|---|---|
| 主な方式 | 光造形・FDM |
| シリーズ例 | Sonic Mini/Mighty/Mega、ARCO |
| 比較する代表機種 | Sonic Mini 8K S |
| 購入条件 | 国内販売店SK本舗の商品一覧 |
どんな会社?
phrozenは2016年に台湾で設立されたメーカーです。
家庭用のみならず産業用の装置・レジンの製造も行っていることが特徴で、歯科用・ジュエリー用のレジンも手掛けています。
PhrozenはSonic系の光造形に加え、ARCOのCoreXY FDM機も案内しています。
光造形専業という旧説明は現在のラインナップには当てはまりません。
Phrozenは、精細な小物向けのSonic Miniから大きな造形向けのMighty・Megaまで、光造形機をサイズ別に展開しています。
Phrozenの比較候補:Sonic Mini 8K Sと従来機
Sonic Mini 8K Sは、フィギュアや小物の細部を重視する人に向く光造形機です。
旧Mini 8Kとは別モデルで、造形サイズとXYピクセルサイズが選択のポイントになります。
Sonic Mini 8Kは従来世代のモデルです。
小物用の現行候補はMini 8K S、大きな造形にはMighty系が選択肢です。
同じ4Kや8Kでも、液晶の面積によって1ピクセルの大きさが変わります。
小物の細部を重視するなら、画面全体の解像度に加えてXYピクセルサイズが小さい機種が候補になります。

Voxelab

基本情報
| 比較項目 | Voxelab |
|---|---|
| 主な方式 | 旧Aquila等のFDM資料 |
| シリーズ例 | Aquila |
| 比較する代表機種 | 新規購入はFLASHFORGE現行機も比較 |
どんな会社?
ここからのVoxelabは、従来の低価格FDM機を確認する資料です。
現行の主要候補は上の10ブランドと、下のFLASHFORGEなども比較してください。
Voxelabは、産業用3Dプリンターも手掛けるFLASHFORGE社のサブブランドです。
10年以上にわたって蓄積された3Dプリンターに関する知見とリソースがその強みです。
Aquilaは従来の低価格FDMシリーズです。
初めての1台には、自動調整が進んだ現行5MやSV06 ACEも候補になります。
従来機資料:Voxelab Aquila C2【FDM】
Aquila C2は従来の低価格FDM機です。
初めて購入する場合は、自動調整が進んだ現行5MやSV06 ACEも選択肢になります。
現在のFDM選びで比較したい6ブランド



Bambu Lab

Bambu Labは、セットアップからスライサーまでの使いやすさを重視する人に向くブランドです。
PLA・PETG中心ならA1系、密閉型の標準サイズならP2S、大型造形ならH2系が候補です。
多色を使いたい人には、AMSが付属するComboが分かりやすい選択です。
A1・P2S・X2D・H2シリーズの造形サイズや多色方式の違いは、以下の記事でまとめて比較しています。
P2Sのプリント事例やP1Sからの改善点は、以下の実機レビューで詳しく紹介しています。
QIDI

QIDIは、反りやすいABS・ASAなどを使いたい人に向くブランドです。
Q2は最大65℃の庫内加熱とQIDI BOXによる多色に対応します。
PLA・PETG中心なら、庫内ヒーターを省いたQ2Cで初期費用を抑えられます。
Q2C・Q2・Plus5・Max4の造形サイズや庫内加熱の違いは、以下の記事で詳しく比較しています。
Q2とQIDI BOXを組み合わせた多色・多材料プリントの事例は、以下の実機レビューで紹介しています。
FLASHFORGE

Adventurer 5M系の単色、AD5XのIFSによる単一ノズル4色、Creator 5系の独立4ツールヘッドを用途別に比較できます。
密閉型でも庫内ヒーター付きとは限らず、5M ProとCreator 5 Proの条件を区別します。
Adventurer 5M・AD5X・Creator 5シリーズの筐体と多色方式の違いは、以下の記事で比較しています。
AD5Xの4色プリントや設置のしやすさは、以下の実機レビューで詳しく紹介しています。
Prusa Research

Prusaは、保守資料や交換部品を使いながら長く運用したい人に向くブランドです。
標準サイズの密閉型ならCORE One+、大型ならCORE One L、複数ヘッドの多材料造形ならXLが候補になります。
自分で組み立てたいならキット、組み立ての時間を減らしたいなら完成品を選べます。
PrusaのCORE One・XL・MK4S・MINI+や、PrusaSlicer・Printablesについて知りたい方には、以下の紹介記事もおすすめです。
CORE One Lで大型モデルをプリントした結果や使い勝手は、以下の実機レビューで紹介しています。
Snapmaker

U1は独立4ツールヘッドによる多色・多材料FDM機です。
単一ノズルの材料切替とはパージ量・切替時間・異材料の条件が異なります。
Artisan等の複合工作機とは別製品で、U1にレーザー・CNC機能が含まれるわけではありません。
U1の4ヘッドによる多色・多材料プリントと、Prusa XLとの違いは、以下の実機レビューで紹介しています。
SOVOL

SOVOLは、価格と造形サイズを重視しながら、調整や保守にも取り組みたい人に向くブランドです。
標準サイズならSV06 ACE、大型CoreXYならSV08・SV08 Maxが候補になります。
SV08 Max・SV06 Plus ACE・Zeroの造形サイズと、予約販売中のM1Dの構成は、以下の記事で比較しています。
まとめ:高コスパメーカーが群雄割拠。おすすめはどこ?

ここまで、家庭用3Dプリンターのメーカーを選ぶ際のポイントと、各メーカーの概要・おすすめモデルについて解説してきました。
フィギュアの細部ならELEGOO・Anycubic・Phrozenの光造形機、日常の実用品ならFDMが選びやすいでしょう。
FDMでは、使いやすさのBambu Lab、庫内加熱のQIDI、大型や多色のCreality、独立ヘッドのFLASHFORGE・Prusa・Snapmaker、価格とサイズのSOVOLなど、用途からブランドを絞れます。
ここからは、光造形とFDMそれぞれで、初めての1台を選ぶときの候補を紹介します。
光造形方式のおすすめメーカー:ELEGOO

当メディアが光造形方式3Dプリンターメーカーとしておすすめするのは、ELEGOOです。
Marsシリーズをはじめとする、初心者にも扱いやすい高コスパ3Dプリンターを継続して提供しているところがポイントです。
長く使うなら、ノズルやプレートだけでなく、ベルト・ファンなど交換部品を購入できることも大切です。
FDM方式の比較候補:用途に応じて複数社を選ぶ

PLA小物や使い勝手を重視するならA1系・P2S・5M、庫内加熱が必要ならQIDIやK2 Pro、独立ヘッドの多材料造形ならU1やCreator 5系などを比較しましょう。
本体価格だけでなく、多色装置・交換部品・消耗品・送料を含めて比較します。
光造形は洗浄・硬化・換気の準備も必要です。
以下は従来世代のEnder-3です。
現行機との違いを比べる際の参考になります。
光造形3Dプリンターをはじめてみたい方は、以下の記事もご参照ください。



































