【Revopoint MIRACO Pro】パソコン・スマホ不要のオールインワン3Dスキャナーを徹底実機レビュー!

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こんにちは、管理人のウノケンです。

今回は、

Revopointの個人向け3Dスキャナー「MIRACO Pro」を実機レビュー

していきます。

Revopointは2014年に創設された深センに本拠地を置くハイテク企業。

2020年に「POP」をリリースして以降、様々なユーザーニーズに応じた機種の開発を続けています。

そんなRevopointの異色3Dスキャナーが今回紹介する「MIRACO Pro」。

パソコンやスマホ、ケーブルさえ不要というMIRACO Proは、いったいどんな3Dスキャナーなのでしょうか?

今回、Revopoint様より実機をご提供いただきましたので、

  • 「MIRACO Pro」の使い勝手はどうなのか?
  • 「MIRACO Pro」のスゴいところ・気になるところ

について、使い勝手を交えながら徹底レビューしていきたいと思います!

スキャンから後処理まで本体完結。

オールインワンタイプ3Dスキャナーの実力をチェックすべく、ぜひ最後までご覧ください!

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管理人:ウノケン
この記事を書いているのはどんな人?
  • 3Dプリンター関連メーカー勤務経験
  • 3Dプリンター特許出願経験
  • 3Dプリンター45機種・3Dスキャナー7機種の使用経験
  • 3Dプリント品販売点数1,000個以上
  • 3Dプリンター関連動画をYouTube投稿中!

動画でレビューをチェックしたい方はこちら!

この記事の内容はYouTubeでも動画で解説しています。

開封の様子など、動画ならではの内容も盛りだくさんの解説をお楽しみください!

【MIRACO Pro】Revopointの個人向けオールインワン3Dスキャナーを徹底実機レビュー!パソコン・スマホ・ケーブル不要!32GBメモリでサクサク後処理・編集もできる最強モデル!

それでは見ていきましょう!



  1. Revopoint MIRACO Proとは?オールインワン3Dスキャナーの基本情報
    1. パソコン・スマホ不要!本体完結のオールインワン設計
    2. Proモデルだけの強化されたメモリ容量(32GB)
    3. MIRACOシリーズ内の立ち位置は?
  2. 開封!本体デザイン&ユーザーインターフェースをチェック
    1. パッケージ内容と付属品
    2. 6インチ2K AMOLEDタッチスクリーンの操作感
    3. 本体内蔵のクイックスタートガイドとチュートリアル
  3. 実際の3Dスキャン方法とスキャンモードの解説
    1. 2つのスキャンモード:連続スキャンと写真測量
    2. 近景・遠景モードで小物から大型オブジェクトまで対応
    3. 手持ち・三脚固定など柔軟なスキャン方法
  4. 【実機レビュー】様々な対象物のスキャン事例を紹介
    1. サンプル彫像や小型フィギュアのカラースキャン精度
    2. 複雑な形状(シューズ)や大型オブジェクト(マネキン、ソファ)のスキャン
    3. マーカーモードを活用した安定スキャン
    4. 複数スキャンのアラインメント・マージで足全体をスキャン
  5. スキャン後のデータ処理とPC連携
    1. 本体内での点群融合、メッシュ化、編集機能
    2. 高速Wi-Fi 6またはUSB-C 3.1によるデータ転送
    3. PCソフトウェア「Revo Scan 5」での詳細編集
    4. 3Dプリント連携例:市販品に合わせたカスタムパーツ制作
  6. MIRACO Proを使って感じた「ココがすごい!」
    1. 画面付きオールインワンが生み出す圧倒的な使いやすさ
    2. 32GB大容量メモリによるサクサク動作と高速後処理
    3. ポータブル性に優れたデザインと付属バッグ
  7. 知っておきたい使用上の注意点と対策
    1. 屋外スキャンや直射日光の影響
    2. 黒い表面・反射物体にはスキャンスプレーを活用すべし
    3. 付属三脚の使い勝手
  8. まとめ:MIRACO Proはどんな人におすすめ?

Revopoint MIRACO Proとは?オールインワン3Dスキャナーの基本情報

Revopointのオールインワン3DスキャナーMIRACO Proの基本情報をチェックしておきましょう。

パソコン・スマホ不要!本体完結のオールインワン設計

Revopoint MIRACO Proの最大の特徴は、そのオールインワン設計です。

従来の多くの個人向け3Dスキャナーがパソコンやスマホへの接続を必要とするのに対し、MIRACO Proは本体に搭載されたタッチスクリーン上でスキャンの進行状況の確認から後処理まで完結できます。

煩わしいケーブル配線も不要で、どこでも手軽にスキャンを開始できるようになりました。

Proモデルだけの強化されたメモリ容量(32GB)

MIRACOシリーズには通常の「MIRACO」と上位モデルの「MIRACO Pro」が存在します。

大きな違いがメモリ(RAM)容量で、通常モデルの16GBに対し、MIRACO Proは32GBのメモリ(DDR4)を搭載しています。

この強化されたメモリにより、比較的長時間の大型スキャンや、高密度な点群の処理などもサクサクと実行できるようになっています。

PCのメモリと同様、後処理の軽快さや生産性に大きく貢献するポイントと言えます。

MIRACOシリーズ内の立ち位置は?

Revopoint MIRACOシリーズには、現時点で3台のラインナップが存在します。

  • MIRACO Plus:フォトグラメトリー計測キット搭載の最上位モデル
  • MIRACO Pro:32GBメモリの上位モデル
  • MIRACO:16GBの標準モデル

どれも画面付きのオールインワンタイプは共通していながら、わずかに異なる性能をもつ上記3機種。

中でもMIRACO Proは、スタンダードな3Dスキャン用途に適していながら、充実したメモリ容量でサクサク動作する実践的モデルだと言えるでしょう。

Revopointの3Dスキャナーには、MIRACOシリーズ以外にも「MINI 2」などの家庭使用に適したモデルが存在します。

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開封!本体デザイン&ユーザーインターフェースをチェック

実際に手にしたMIRACO Proのパッケージ内容や、本体のインターフェースについて詳しく紹介していきます。

パッケージ内容と付属品

MIRACO Proのパッケージはメインボックスと追加ボックスの2つに分かれていました。

メインボックスには、スキャナー本体、収納バッグ、回転テーブルなどの小物、キャリブレーションボード、マーカーモード用のターンテーブルカバー、Revopoint定番のサンプル像、充電器が含まれています。

追加の箱には、Pro限定の追加キャリブレーションボードが入っていました。

6インチ2K AMOLEDタッチスクリーンの操作感

MIRACO Proは6インチの2K AMOLEDタッチスクリーンを搭載しています。

電源を入れると言語設定(日本語も選択可能)から始まり、チュートリアルを経てすぐにスキャンを開始できるホーム画面に至ります。

この画面上で、スキャンモード(連続スキャン/写真測量、近景/遠景モード)の切り替えなどが直感的に行えます。

また、画面は180°回転可能で、自撮りスキャンなどの用途にも対応しています。

本体内蔵のクイックスタートガイドとチュートリアル

MIRACO Proは、操作に迷った際も安心です。

なんと、本体画面上でクイックスタートガイドチュートリアルビデオにアクセスが可能。

これはまさにオールインワン設計ならではの利便性で、初めて3Dスキャナーを使う方でもすぐに使い方を学ぶことができるでしょう。

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実際の3Dスキャン方法とスキャンモードの解説

MIRACO Proは、様々な対象物やシーンに対応するための複数のスキャンモードや設定を提供しています。

実践例とともにチェックしていきましょう。

2つのスキャンモード:連続スキャンと写真測量

MIRACO Proは「連続スキャン」と「写真測量」という2つのスキャンモードを備えています。

連続スキャンモードでは、最大15 fpsのスキャン速度でリアルタイムに形状データを取得可能。

写真測量モードでは、文字通り写真を撮るように少しずつ位置や角度をずらしながら撮影を進め、データを取得します。

本体には普通のシャッターボタンのように物理ボタンもついているので、まさにカメラのように「撮影」することも。

取得したい対象物やデータの種類に合わせて、モードを切り替えて使用することができます。

近景・遠景モードで小物から大型オブジェクトまで対応

スキャンする対象物のサイズに応じて、「近景モード」と「遠景モード」を切り替えることができます。

近景モードは、特定のエリアや小型オブジェクトの緻密なディテールをキャプチャするのに適しています。

一方、遠景モードは、最大4000 x 4000 x 4000 mmまでの大きい物体を素早くスキャンする際に活躍。

これにより、小物から大型の家具まで、幅広いサイズに対応可能です。

手持ち・三脚固定など柔軟なスキャン方法

MIRACO Proは本体に画面が付いているため、手持ちで対象物に向けながら自由にスキャンを進めることができます。

この手持ちスタイルは、特に大きな対象物をスキャンする際に大きなメリットとなります。

また、付属の三脚を使用すれば、スキャナーを固定して安定したスキャンを行うことも可能。

ターンテーブルと組み合わせてサンプル側を回転させる場合などに有効です。

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【実機レビュー】様々な対象物のスキャン事例を紹介

実際にMIRACO Proを使って様々な対象物をスキャンしてみました。

その結果と実際に使ってみてわかったポイントを紹介していきます。

サンプル彫像や小型フィギュアのカラースキャン精度

付属のサンプル彫像や3Dプリントした小型フィギュアをスキャンしてみました。

スクリーンで状況を確認しながらスキャンを進め、問題なくデータが取得できました。

特にフィギュアのカラースキャンでは、4800万画素のRGBカメラによりテクスチャ情報もしっかりと取得でき、ファジースキンのザラザラ感なども再現されていました。

ただし、黒い表面は苦手なようで、目の部分はうまく取得できませんでした。

複雑な形状(シューズ)や大型オブジェクト(マネキン、ソファ)のスキャン

網目や入り組んだ構造が多いシューズをスキャンした際は、サイズと複雑さが増すため、向きや高さを調整しながら丁寧にスキャンする必要がありました。

スキャナーの光が届きにくい奥まった部分は、その性質上、データの取得が難しい側面もあります。

大型の人形や幅1.7mほどのソファも、遠景モードを使用することでサイズ自体は問題なくスキャンできました。

ソファのような単調な平面が続く場合は、3Dスキャナーあるあるとして、トラッキングがズレやすいことも。

マーカーシールを使いにくい場合は、何か特徴的な凹凸をもつオブジェクトを添えることで、スキャン成功率が向上するケースもありました。

マーカーモードを活用した安定スキャン

形状が単調だったり、表面に特徴が少ない対象物(例:箱型のオルゴール)のスキャンには、マーカーモードが有効です。

対象物に付属のマーカーシールを適切に貼ることで、スキャナーの追従が安定し、黒い対象物でも安定したスキャンが可能に。

マーカーを使うとデータにわずかな盛り上がりが生じる点には注意が必要です。

複数スキャンのアラインメント・マージで足全体をスキャン

MIRACO Proの本体機能だけで、複数回に分けてスキャンしたデータを結合(アラインメント・マージ)することができます。

例えば、自分でスキャンしにくい足のような複雑な形状でも、いくつかのパーツに分けてスキャンした後、本体内で自動的に重ね合わせ、1つのデータとしてまとめることが可能です。

この機能を活用できれば、スキャンできる対象の幅はより一層広がるでしょう。

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スキャン後のデータ処理とPC連携

スキャンが完了した後のデータ処理についても、MIRACO Proは強力な機能を内蔵しています。

本体内での点群融合、メッシュ化、編集機能

MIRACO Proは、スキャン後のデータ処理を本体内で行えるのが大きな特徴です。

取得した点群データの「点群融合」や「メッシュ化」を、高速モードまたは詳細モードを選んで実行できます。

さらに、画面上で不要なデータの削除や、メッシュ化後の穴埋めといった編集作業も直感的に行うことが可能。

これらの後処理がパソコンを介さず本体だけで完結するのは非常に便利です。

高速Wi-Fi 6またはUSB-C 3.1によるデータ転送

本体内で後処理まで完了できますが、もちろんPCと連携してさらに詳細な編集を行うことも可能です。

データの転送は、高速Wi-Fi 6またはUSB Type-C 3.1ポートを利用して簡単に行えます。

大容量のデータも比較的スムーズにPCに転送できます。

PCソフトウェア「Revo Scan 5」での詳細編集

PCに転送したデータは、Revopointの専用PCソフトウェア「Revo Scan 5」で読み込み、さらに詳細な編集を行うことができます。

より高度なデータ処理やエクスポート形式の選択などが可能です。

なお、MIRACO Pro自体はスキャン時にPCを必要としませんが、Revo Scan 5を使用する場合は、推奨されるPC要件を満たす必要があります。

3Dプリント連携例:市販品に合わせたカスタムパーツ制作

スキャンした3Dデータは、3Dプリンターでの出力に活用できます。

例えば、市販品の破損部分や拡張したい部分をスキャンし、その形状に合わせてカスタムパーツを設計・3Dプリントすることで、市販品の修理や改造が可能です。

上の例では、短いワイパーの持ち手を長くするために、先端部分をスキャン。

Blender等で簡単な編集を行うだけで、ぴったりフィットする延長パーツを3Dプリントすることができました。

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MIRACO Proを使って感じた「ココがすごい!」

実際にMIRACO Proをしばらく使ってみて、特に「すごい!」と感じた点をいくつか紹介していきます。

画面付きオールインワンが生み出す圧倒的な使いやすさ

やはり一番のメリットは、本体に画面がついているオールインワン設計であることです。

対象物を手持ちでスキャンする際に、いちいちPC画面に視線を移す必要がなく、手元の画面で状況を確認しながら進められるのは、圧倒的に使いやすいと感じました。

ケーブルが一切不要なのも煩わしさがなく、スキャン作業のハードルを大きく下げてくれます。

32GB大容量メモリによるサクサク動作と高速後処理

Proモデルの32GBメモリは、間違いなく動作の軽快さに貢献しています。

特にデータ量の多い複雑な対象物や大型オブジェクトのスキャン後、点群融合やメッシュ化といった後処理にかかる時間が非常に高速だと感じました。

パソコンでもメモリ容量が動作速度に直結するように、スキャナー本体の処理能力においても重要な要素であり、Proモデルを選ぶ大きな理由になるでしょう。

ポータブル性に優れたデザインと付属バッグ

MIRACO Pro本体は約750gと比較的軽量で、付属の収納バッグは見た目もカジュアルで持ち運びしやすいデザインです。

別の部屋や場所へ気軽に持ち運んでスキャンできるポータブル性も特徴でしょう。

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知っておきたい使用上の注意点と対策

MIRACO Proは高性能ですが、使用上の注意点もいくつかあります。

対策と合わせて確認しておきましょう。

屋外スキャンや直射日光の影響

Revopointの公式サイトでも注意書きされていますが、屋外でスキャンする場合は直射日光を避ける必要があります。

レビューでも日光の影響が少ない曇りの日に屋外スキャンを試みましたが、点群は全く取得できませんでした。

ポータブル性はありますが、「屋外で太陽光のもとでスキャンできる」というよりは、「屋内の別の場所に手軽に持ち運べる」というメリットとして捉えるのが適切でしょう。

黒い表面・反射物体にはスキャンスプレーを活用すべし

3Dスキャナー全般に言えることですが、MIRACO Proも黒い表面や反射性の高い物体のスキャンは苦手としています。

シューズの黒い部分や人形の黒い骨格部分などがうまく取得できない事例が見られました。

このような対象物をスキャンする際の最も有効な対策は、3Dスキャン用スプレーを使用すること。

対象物の表面にまんべんなくスプレーすることで、表面が白っぽくなり、スキャンの成功率やトラッキング安定性が大幅に向上します。

ただし、スプレーは昇華するとされていますが、物によっては残留物が完全には消えず、後処理が必要になる場合があるため注意が必要です。

付属三脚の使い勝手

MIRACO Proに付属する三脚は、本体重量(750g)に対してはややバランスを崩しやすく感じました。

加えて、高さ調整ができない点には使いにくさを感じることも。

本体の設計思想として、三脚固定で使用するよりも、手持ちでスキャンすることを重視しているということなのかもしれません。

スキャナーを固定してスキャンする機会が多い場合は、市販のより自由度が高い三脚を用意することをおすすめします。



まとめ:MIRACO Proはどんな人におすすめ?

今回のレビューを通して、Revopoint MIRACO Proは、そのオールインワン性と画面付きの操作性により、非常に扱いやすい3Dスキャナーであることが分かりました。

パソコンやケーブルの煩わしさから解放され、どこでも手軽にスキャンを開始できるメリットは非常に大きいです。

また、MIRACO Proの32GBメモリによる後処理の軽快さは特筆すべき点で、16GBモデルのMIRACOと迷っている方には、迷わずProモデルをおすすめしたいと感じました。

小物から大型オブジェクトまで、幅広い対象物に対応できる汎用性の高さも大きな魅力でしょう。

ただし、屋外での直射日光下での使用は難しい点や、黒・反射物のスキャンにはスプレーなどの対策が必要な点は理解しておく必要があります。

総合して、MIRACO Proは、以下のような方におすすめと言えるでしょう。

  • 画面つきスキャナーで快適かつ手軽に3Dスキャンしたい方
  • スキャン後の基本的な処理も本体で完結させたい方
  • 複雑な形状のスキャン大容量データ処理もスムーズに行いたい方

高性能かつ圧倒的な使いやすさを誇るMIRACO Proをゲットすれば、あなたのものづくりの可能性を大きく広げてくれることでしょう。

この記事を読んで興味をもった方、関心が高まった方は、ぜひショップをのぞいてみてくださいね!

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