【2022】Anycubic Mega/Vyper/4Max Pro/Kobraシリーズ徹底比較!

こんにちは、管理人のウノケンです。

今回は、Anycubic社の人気FDM(熱溶解積層)方式3Dプリンター全モデルを徹底比較していきます。

Anycubic社は光造形方式の3Dプリンターも販売する家庭用3Dプリンターの有名企業です。FDM方式3DプリンターとしてはMegaシリーズなどを展開しており、2〜4万円台という手頃な価格で人気を博しています。

そんなAnycubicのFDM方式3Dプリンターには、Megaシリーズ以外にも、4Max Pro 2.0、Vyperなど多数のモデルが存在します。つい先日新しいKobraシリーズも登場しました。

今回は、日本で購入可能なモデルの特徴・価格について徹底比較していきます。どのような特徴があるのか確認し、購入する際の参考にしていただければ幸いです!

この記事を読んでわかること
  • 購入可能なAnycubic社FDM方式3Dプリンター全モデルのスペック・実勢価格(2022年4月現在)
  • 用途別のおすすめ3Dプリンターはどれ?

それでは見ていきましょう!



【2022年版】Anycubic FDM方式3Dプリンター一覧

まずはじめに、AnycubicのFDM方式3Dプリンターを1つ1つ確認していきましょう。

2022年現在、Anycubic社の公式ホームページ(英語版)で確認できるFDM方式3Dプリンターのうち、Amazon等で購入可能なモデルは以下の7つです。公式サイトでもSold outとなっているMega Zero/Mega Zero 2.0/i3 Megaなどは除外しています。

各モデルの特徴についても簡単に解説していきます!

Mega S

前面の”S”が目印のMega S。

特徴はその価格です。AnycubicのFDM方式3Dプリンターの中では最安の2万円台です

他社の最安クラスの3Dプリンターと比較しても同等の価格帯ですね。

Mega X

Mega Xの特徴は、その造形サイズです。

スタンダードな低価格帯のFDM方式3Dプリンターは、幅・奥行き・高さがそれぞれ20cm台です。

一方、Mega Xは造形サイズ(幅×奥行き×高さ)が30.0cm×30.0cm×30.5cmと、各辺10cm近く大きいモデルを造形することが可能です。2軸モータ採用による安定性もポイントです。

後述するKobra Maxほどではありませんが、安価に少し大きめのモデルを造形したい方にはうってつけのモデルです。



Mega Pro

【ANYCUBIC公式店】MEGA-Pro 3Dプリンター 本体 レーザー印刷機能付き (黒色)3D printer 印刷サイズ210*210*205mm FDM方式 TPU/PLA等対応 操作簡易 金属製 高精度 工業級/家庭用/初心者/学校等向け 送料無料

前面に”P”の文字が刻まれているMega Pro。

Mega Proの特徴は、レーザ彫刻機能を搭載しているところです。bmpファイルを読み込んでレーザ彫刻することが可能です。

1台で3Dプリントとレーザ彫刻の両方をこなせる一風変わった3Dプリンターです。

Vyper

AnycubicのFDM方式3Dプリンターは、Megaシリーズだけではありません。

次に紹介するのは、Anycubic Vyperです。

Vyperの特徴は、オートレベリング機能と2軸モータの安定性です。

Vyperのオートレベリング機能は、プラットフォーム(ヒートベッド)上の16点の平坦性を取得し、自動的に補正を行ってくれます。再現性の高い3Dプリントをサポートしてくれる非常に便利な機能ですね。

ちなみに、Anycubicのラインナップでオートレベリング機能を搭載しているのは、VyperとKobraシリーズのみとなっています。

4Max Pro 2.0

続いて紹介するのは、Anycubic 4Max Pro 2.0。

Anycubic社のFDM方式3Dプリンターの中では、唯一の組み立て不要・密閉モデルです。

組み立て式モデルに比べて若干価格が上がりますが、保温性や安全面、プリント開始までの手間の少なさという点では、こちらの密閉タイプのほうが優れています。

家庭で使用するときには、子どもの安全に配慮が必要な場合もあるでしょう。高温のノズルやむき出しの可動部分が存在する組み立て式3Dプリンターには危険が伴います。そのような場合には、密閉モデルの4Max Pro 2.0が活躍することでしょう。



Kobra & Kobra Max

Anycubic Kobraは最新のKobraシリーズのエントリーモデルです。

Kobraの特徴は、最新のオートレベリングシステムLeviQの搭載です。Vyperに搭載されたオートレベリングシステムが取得していたのは16点であったのに対し、LeviQは25点に点数が増加しています。より高精度な造形が期待できますね。

組み立てが容易なモジュール式の構成になっている点もポイントの1つです。

Kobra Maxも最新シリーズの1つです。

Kobraで解説したポイントに加え、特筆すべきはその最大造形サイズです。

そのサイズ、なんと40cm×40cm×45 cm(幅×奥行き×高さ)。スタンダードな造形サイズのモデルと比べると、各辺それぞれ2倍近く大きいモデルを造形することが可能です。

出典:Anycubic Facebookページ



Anycubic FDM方式3Dプリンター スペック一覧

ここまで、各モデルの特徴について一気に解説してきました。

FDM方式3Dプリンターを選ぶ際には、価格やサイズ、対応するフィラメントの種類といった情報をもとに、あなたにぴったりの3Dプリンターを選ぶ必要があります。

どの3Dプリンターを選ぶべきかを把握するため、次は各3Dプリンターのスペックについて一覧表で見てみましょう。

モデル名Mega SMega XVyperKobraKobra Max
本体イメージ
メーカーAnycubicAnycubicAnycubicAnycubicAnycubic
本体サイズ(LxWxH)[mm]405 x 410 x 453500 x 500 x 553508 x 457 x 516430 x 486 x 486715 x 665 x 720
造形サイズ(LxWxH)[mm]210 x 210 x 205300 x 300 x 305245 x 245 x 260220 x 220 x 250400 x 400 x 450
エクストルーダボーデンボーデンボーデンボーデンボーデン
プリントスピード[mm/s]Max 100Max 100Max 180Max 100Max 100
最大ノズル温度[℃]260250260260260
最大ヒートベッド温度[℃]1109011011090
組み立て半組み立て済要組み立て要組み立て半組み立て済要組み立て
プラットフォーム--ばね鋼ばね鋼カーボランダムガラス
オートレベリング××
フィラメントセンサ×××
停電時自動回復印刷×
密閉×××××
ディスプレイタッチ式タッチ式タッチ式タッチ式タッチ式
デュアルZ軸×
データ入力SDカードSDカードSDカードSDカードSDカード
本体重量[kg]1119107.516
スライスソフトCuraCuraCuraCura
Repetier-Host
simplify3D
Cura
Repetier-Host
simplify3D
その他デュアルY軸デュアル斜め支柱
出典公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト
画像、スペックは各社公式ページより引用。記載のない項目は”-“で示している。

一覧にしてみると、標準的な造形サイズやプリントスピード、価格帯がどの程度かがわかりますね。同時に、特徴的なスペックも浮かび上がってきます。

次の項目では、各3Dプリンターの特徴を踏まえて用途別のおすすめモデルを紹介していきます!



どのAnycubic FDM方式3Dプリンターを選べばいい?

ここまで、7つのAnycubic Photonシリーズ3Dプリンターのスペックや、注目すべき項目について紹介してきました。

「結局どの3Dプリンターがおすすめなの?」という方のために、用途別のおすすめ3Dプリンターとその理由について解説していきます。

低コストでFDM方式3Dプリンターを使いはじめたい→【Mega S】

とくに初心者の方など、できるだけ初期コストを抑えたい方におすすめするのはMega Sです。

約25,000円という圧倒的低コストは、他社のエントリーモデルと比較しても最安クラスです。

造形サイズや追加のサポート機能に特にこだわりがなく、最低限の機能でFDM方式3Dプリンターを使いはじめたい方にとっては、まず検討すべきモデルと言えるでしょう。

子どもが近くにいても安全に3Dプリンターを使いたい→【4Max Pro 2.0】

高温のノズルやヒートベッド、むき出しの可動部に不安を感じる方が選ぶべきは、4Max Pro 2.0です。

家庭で使用するとなると、子どもが3Dプリンターにうっかり手を触れてしまう危険性があります。3Dプリンターの導入に対して家族の理解を得るためにも、4Max Pro 2.0のような密閉式の3Dプリンターが存在することはうれしいですね。

価格に関しても優秀です。他社の密閉式(組み立て不要、デスクトップ式)3Dプリンターと比較しても最安クラスです。密閉式は価格が上がりがちなので、5万円以下で購入できる4Max Pro 2.0の存在は貴重です。

周囲の家族に配慮して安全にFDM方式3Dプリンターを使用したい方は、ぜひ検討してみてください。



大型モデルを充実機能とともにプリントしたい→【Kobra Max】

とにかく大型モデルを3Dプリントしたい方におすすめなのは、Kobra Maxです。

一覧表を見てわかるように、造形サイズは大きい順に

  1. Kobra Max
  2. Mega X
  3. その他

となっています。設置場所や造形サイズによってはMega Xという選択もアリですが、とにかく大型という点ではKobra Max1択です。

最新のオートレベリング機能や、フィラメント切れ検知機能、ばね鋼式ヒートベッドの搭載といったプリントサポート機能が搭載されている点も見逃せません。

大型モデル造形希望者待望のKobra Max。ぜひチェックしておきましょう。

【まとめ】自身の用途にあわせてベストな3Dプリンターを選択しよう

今回は、Anycubic社の人気FDM(熱溶解積層)方式3Dプリンター全モデルを徹底比較してきました。

日本で購入可能なAnycubic FDM 3Dプリンター全モデルの特徴・価格について一気に把握することができましたね。

用途別のおすすめ3Dプリンターを参考にしつつ、あなたの用途に最適なFDM方式3Dプリンターを選んでみてください!