こんにちは、管理人のウノケンです。
今回は、
Crealityの家庭用FDM方式3Dプリンター「K1C」について徹底解説&実機レビュー
していきます。
CrealityはFDM・光造形の両方式の3Dプリンターを販売する有名企業。FDM(Fused Deposition Modeling, 熱溶解積層)方式3Dプリンターとしては「Enderシリーズ」や「CRシリーズ」、「K1シリーズ」等を展開し、その3Dプリンターは世界中のユーザーから高い支持を集めています。
そんなCrealityの「K1シリーズ」から登場した最新3Dプリンターが、「K1C」。
いったいどんな3Dプリンターなのでしょうか?Crealityの旧機種「K1」からの進化はどんな点に現れているのでしょうか?
今回、Creality様より実機をご提供いただきましたので、
について、使い勝手を交えながら徹底レビューしていきたいと思います!

動画でレビューをチェックしたい方はこちら!
この記事の内容はYouTubeでも動画で解説しています。開封の様子など、動画ならではの内容も盛りだくさんの解説をお楽しみください!
それでは見ていきましょう!
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Creality 「K1C」の特徴
まずはじめに「K1C」の特徴をざっと把握しておきましょう。
最大600mm/sの爆速プリントは「K1」から継続。
「K1C」から追加された残りの3つのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
「特徴はいいから、はやく実機レビューが見たい!」
という方は該当箇所までジャンプしてください。
モデル名 | |
---|---|
本体イメージ | ![]() |
メーカー | Creality |
価格(サンステラ) | ¥109,780 (2025-02-14 06:24 時点) |
価格(SK本舗) | |
価格(Amazon) | ¥95,999 (2025-02-14 10:46 時点) |
価格(海外ストア) | |
本体サイズ(LxWxH)[mm] | 355 x 355 x 482 |
本体重量[kg] | 12.4 |
構造 | CoreXY |
密閉 | ○ |
ヒートチャンバー | × |
組み立て | 組み立て済み |
造形サイズ(LxWxH)[mm] | 220 x 220 x 250 |
最大スピード[mm/s] | 600 |
推奨スピード[mm/s] | 300 |
最大加速度[mm/s²] | 20000 |
最大押出流量[mm³/s] | - |
最大ノズル温度[℃] | 300 |
最大ヒートベッド温度[℃] | 100 |
対応フィラメント | ABS, PLA, PETG, PET, TPU, PA, ABS, ASA, PC, PLA-CF, PA-CF, PET-CF |
マルチカラー | CFSに対応予定 1台で4色 最大16色 |
消費電力[W] | 350 |
ディスプレイ | タッチ式 |
Wi-Fi | ○ |
内部ストレージ[GB] | 8 |
カメラ/リモートモニタリング | ○ |
スライスソフト | Creality Print Cura |
その他 | AI検知機能 エアフィルター搭載 |
出典 | 公式サイト |
カーボンファイバーフィラメントに対応
「K1C」は、
カーボンファイバーフィラメントに対応
しています。これにより、PLA-CFやPETG-CFなど、「K1」よりも対応できるフィラメントの幅が大きく広がりました。
中級者以上を中心に広く愛用されているカーボンファイバー系フィラメントは、通常のセットアップでは取り扱いに注意が必要。
摩耗性が高く、ノズルを中心に削られやすいため、どんなプリンターでも使えるというわけではありません。
「K1C」は、先端に硬化鋼を採用した新しいノズルを搭載したことにより、カーボンファイバー系のフィラメントにも対応しました。
他にも「K1」からの進化としては、
などの点もあります。「K1」からの大きな進化として知っておきましょう。
AIカメラが標準搭載

「K1C」には、
AIカメラが標準搭載
しています。
旧機種の「K1 Max」には搭載されていたものの、「K1」には搭載されていませんでした。
AIカメラは、比較的フレームレートが高く、タイムラプスにも対応。さらには異物検知まで行ってくれます。

プリントエラーは破損にもつながりかねないことを考えると、AIカメラの標準搭載はうれしいポイントです。
マイナーアップグレード多数

「K1C」は、ユーザーからのフィードバックを多数反映した多数のマイナーアップグレードが施されています。
個人的には、四隅の足のところについた防振パッドや、ノズルクリーナーの搭載が嬉しいポイント。
特に、ノズルクリーナーは品質改善に大きく寄与してくれるスグレモノ。個人的にはどの機種にも搭載してほしい必須のパーツだと感じています。
「K1C」の実機レビュー!

ここからは、
「K1C」の開封と、最初のセットアップ
を行っていきます。
開封&セットアップ!
「K1C」を開封していきます。


基本的に組立不要の「K1C」ですが、いくつか作業があります。
- 扉の取手を装着
- タッチスクリーンの取り付け
- フィラメントホルダーの取り付け
- 電源設定を確認して、電源コードを取り付け
- 電源スイッチを入れて、言語設定
- 装置内の固定ネジを3つ取り外す
- 上蓋に緩衝用のテープを左サイドに貼り、装着
後は、初回起動時のセルフチェック(振動パターンの最適化、オートレベリング等)を実行すれば完了です。
そして、初期作業が完了したものがこちら。



ダイキャストによるソリッドな金属フレームと、クリアな正面、側面のボディが織りなすスタイリッシュな外観。ガジェット好きに好まれる容姿も「K1C」の魅力の1つです。
実際に開封&セットアップをしてみて、