こんにちは、管理人のウノケンです。
今回は、
Crealityの家庭用FDM方式3Dプリンター「Ender-3 V3 Plus」について徹底解説&実機レビュー
していきます。
CrealityはFDM・光造形の両方式の3Dプリンターを販売する有名企業。FDM(Fused Deposition Modeling, 熱溶解積層)方式3Dプリンターとしては「Enderシリーズ」や「CRシリーズ」、「K1シリーズ」等を展開し、その3Dプリンターは世界中のユーザーから高い支持を集めています。
そんなCrealityの大人気「Enderシリーズ」から登場した最新3Dプリンターが、「Ender-3 V3 Plus」。
いったいどんな3Dプリンターなのでしょうか?「Ender-3 V3」をはじめとする「V3シリーズ」との違いはどこにあるのでしょうか?
今回、Creality様より実機をご提供いただきましたので、
を交えながら、徹底実機レビューしていきたいと思います!
それでは見ていきましょう!
動画でレビューをチェックしたい方はこちら!
この記事の内容はYouTubeでも動画で解説しています。開封の様子など、動画ならではの内容も盛りだくさんの解説をお楽しみください!
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Creality 「Ender-3 V3 Plus」の特徴
まずはじめに、「Ender-3 V3 Plus」の特徴をざっと把握しておきましょう。
「Ender-3 V3 Plus」は、サイズ違いの「Ender-3 V3」がもつ特徴を引き継いでいます。
本記事では、CoreXY構造の「K1C」に匹敵する"爆速"を実現したCoreXZ構造に加えて、
していきます。
「特徴はいいから、はやく実機レビューが見たい!」
という方は該当箇所までジャンプしてください。
爆速ベッドスリンガーを実現する“CoreXZ”構造【「V3」の復習】
「Ender-3 V3 Plus」は、
CoreXY構造をX・Z方向に応用したCoreXZ構造
を採用しています。これにより、
の動きを、ガントリー下部(両側)に固定されたモーターによってコントロールする仕組みになっています。
上の引用画像の図は、CoreXYの解説に使用されるものと同様で、Y→Zに置き換えて考えることが可能です。
これにより、プリントヘッドの軽量化が実現され、
を実現。ひいては、
というCoreXY構造と同等の爆速プリントをベッドスリンガー(Y軸方向にベッドが前後する)タイプで実現しています。
「Ender-3 V3 Plus」のような大型プリントをCoreXY構造で実現するには、筐体サイズが大きくなり、大幅なコスト増は必至でしょう。その点、ベッドスリンガータイプで高速化を実現できるCoreXZ構造は、高速と低コストを両立する合理的な解決策だと考えられます。
「V3」より58%大きい造形サイズ
「Ender-3 V3 Plus」は、
「V3」よりも58%大きい造形サイズ
が特徴です。
一般的なサイズの3Dプリンターよりもひと回り大きいモノをプリントすることが可能です。
本体サイズがコンパクトに設計されているので、置き場所にも困りません!