こんにちは、管理人のウノケンです。
今回は、
Anycubicの最新家庭用FDM方式3Dプリンター「Kobra 2シリーズ」について解説
していきたいと思います。
Anycubicは家庭用3Dプリンターの有名企業です。FDM方式の「Kobraシリーズ」や光造形方式の「Photon Monoシリーズ」をご存知の方も多いでしょう。
「Kobraシリーズ」は、2022年の登場以来、
の5機種が登場しているAnycubicの人気シリーズ。
さらに、2023年5月には「Kobra 2シリーズ」となってパワーアップした3Dプリンターがデビュー。2023年8月末に4機種が追加され、現時点では
の5機種が展開されています(2023年9月時点)
本記事では、
を行っていきます。最新シリーズの特徴を一気に把握して、ぜひ3Dプリンター選びの参考にしてみてください!
それでは見ていきましょう!
YouTubeで「Kobra 2シリーズ関連動画」をチェック!
この記事に関連する内容はYouTubeでも動画で解説しています。記事とあわせて活用してみてください。
Anycubic「Kobra 2シリーズ」の特徴は?
個別機種の解説に入る前に、
「Kobra 2シリーズ」とはどんなラインナップなのか?
を把握しておきましょう。その特徴は以下の通りです。
「高速プリント」や「アプリによるコントロール」は、先代の「Kobraシリーズ」には見られない、気になる特徴ですね。順に詳細を確認していきましょう!
最大250〜500mm/sの高速プリントスピード
「Kobra 2シリーズ」に共通する見逃せない特徴の1つが、
最大250〜500mm/sの高速プリントスピードを実現
しているところです。
すべて高速ですが、その最大プリントスピードは機種によって異なります。以下の表に整理したので確認してみてください。
機種名 | 最大プリントスピード |
---|---|
Kobra 2 | 300mm/s |
Kobra 2 Neo | 250mm/s |
Kobra 2 Pro | 500mm/s |
Kobra 2 Plus | 500mm/s |
Kobra 2 Max | 500mm/s |
スタンダードから大型まで!選べる3つの造形サイズ
先代の「Kobraシリーズ」から共通する特徴として、「Kobra 2シリーズ」は
造形サイズが異なる3段階(スタンダード・中型・大型)
となっています。
機種名 | 造形サイズ |
---|---|
Kobra 2 | 220×220×250mm³ |
Kobra 2 Neo | 220×220×250mm³ |
Kobra 2 Pro | 220×220×250mm³ |
Kobra 2 Plus | 320×320×400mm³ |
Kobra 2 Max | 420×420×500mm³ |
というラインナップから、自分の目的に応じたサイズの3Dプリンターを選ぶことができます。
内部ストレージ&アプリコントロール対応(「Pro」「Plus」「Max」)
「Kobra 2 Pro」「Kobra 2 Plus」「Kobra 2 Max」の3台に共通する特徴が、
3Dデータを保存できる内部ストレージの搭載&アプリによるコントロールに対応
です。これにより、
などが可能になります。さらに、将来的には
が提供されるとのこと(出典)。続々登場するスマートな3Dプリント体験が非常に楽しみですね。
【2024】Anycubic「Kobra 2シリーズ」全機種の詳細解説
ここまで、「Kobra 2シリーズ」全体としての注目ポイントについて解説してきました。興味深い機能・スペックが多数存在しているようですね!
部分的に類似する機能をもつ機種も多い「Kobra 2シリーズ」。ここからは、
「Kobra 2シリーズ」各機種の特徴・違い
を把握して、各機種の魅力に迫っていきましょう!
高速&高コスパのスタンダードモデル【Kobra 2】
2023年5月に先行して発表された「Kobra 2シリーズ」のさきがけ的存在が「Kobra 2」です。
その最大の特徴は、
低価格帯ながら最大300mm/sという高速プリントを実現している
ところにあります。
昨今の「高速プリント」のトレンドをコスパ高く実現し、より多くの人が手に取ることができるという点で優れた機種だと言えるでしょう。
高速&最安モデル【Kobra 2 Neo】
「Kobra 2 Neo」の特徴は、
もっとも価格が安い「コスパ最強」高速3Dプリンター
という点です。250mm/sという高速3Dプリントを実現しながら、一部コストカットされている点に特徴があります。
コストカットに伴う、他の「Kobra 2シリーズ」との主な違いは以下のとおりです。
高速3Dプリンターを低価格で提供する以上、一部機能を低グレードにすることはやむを得ないことかと思います。「Kobra 2 Neo」を選択する方は頭に入れておきましょう。