こんにちは、管理人のウノケンです。
今回は、ELEGOO NeptuneシリーズFDM方式3Dプリンターを徹底比較していきます。
光造形3DプリンターのMarsシリーズをはじめ、高コスパの家庭用3Dプリンターを続々展開するELEGOO。FDM方式3DプリンターではNeptuneシリーズを展開しています。
Neptuneシリーズからは、2022年〜2023年にかけて以下の新機種が立て続けに発表されています。
- 「Neptune 3」
- 「Neptune 3 Pro」
- 「Neptune 3 Plus」
- 「Neptune 3 Max」
他ブランドの3Dプリンターと比べても特大の造形サイズをもつ「Neptune 3 Max」など、注目の新機種が目白押しとなっています。
そんな今アツいELEGOOのFDM3DプリンターNeptuneシリーズについて、徹底解説・徹底比較していきます!
それでは見ていきましょう!
ELEGOO Neptuneシリーズとは

はじめに、ELEGOO Neptuneシリーズとはどんな3Dプリンターなのか、その特徴について確認しておきましょう。
ポイントを簡単にまとめると以下の通りです。
- ELEGOO唯一のFDM方式3Dプリンターシリーズ
- 本体価格2〜8万円台の低〜中価格帯モデル
- 2022年以降はNeptune 3シリーズが主流
コスパよく必要な機能がひと通りそろったエントリーモデルを探している方には、ぴったりのFDM3Dプリンターシリーズです。
【2023年版】ELEGOO Neptuneシリーズ3Dプリンター一覧
各モデルにどのような特徴があるのか、最新のNeptune 3シリーズを中心に詳細を確認していきましょう!
初心者におすすめの高コスパモデル【Neptune 3】
最初に紹介するのは、Neptune 3シリーズのスタンダードモデル「Neptune 3」です。
ひとことで言えば、過不足ない性能をもつ、初心者におすすめの高コスパFDM方式3Dプリンターです。

オートレベリングやPEIプラットフォームといった最近のミドルレンジモデルに搭載されている機能が3万円台前半という低価格で提供されています。

一般的な機能の他に、操作用タッチパネルが取り外し可能となっている点はユニークですね。操作性の向上に一役買ってくれることでしょう。
Neptune 3シリーズ最新3機種の一角!【Neptune 3 Pro】

2022年末、Neptune 3シリーズが3機種新登場することが公式発表されました。「Neptune 3 Pro」はその1つで、もっとも低コスト・コンパクトなモデルです。
先代の「Neptune 3」と比較すると、造形サイズやオートレベリングといったスペック・オプションはほぼ同等かマイナーアップグレード。一方で、
- ELEGOOのFDM3Dプリンターでは初のダイレクトドライブ式エクストルーダーを採用
- デュアルZ軸を新たに採用し、造形の安定性が向上
という点は要注目です。後述するNeptune 3シリーズスペック比較表を使って違いを確認してみてください。
造形サイズが大幅アップ!【Neptune 3 Plus】【Neptune 3 Max】
「Neptune 3」や「Neptune 3 Pro」の造形サイズでは物足りない!という方は、「Neptune 3 Plus」や「Neptune 3 Max」がおすすめです。両者とも、以下の画像のように大幅に造形可能サイズが向上した注目モデルです。


基本的に、スペックはどちらも「Neptune 3 Pro」と変わりません。主な変更点は以下の2点のみです。
- 造形サイズが大幅アップ
- オートレベリング点数が増加(Pro:36点、Plus:49点、Max:63点)
「Pro」「Plus」「Max」のどれを選ぶかの観点は、自分が求める造形サイズのみで考えればよいでしょう。以下のNeptune 3シリーズスペック比較表を参考にしてみてください。
モデル名 | Neptune 3 | |||
---|---|---|---|---|
本体イメージ | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
メーカー | ELEGOO | ELEGOO | ELEGOO | ELEGOO |
本体サイズ(LxWxH)[mm] | 442 x 452 x 530 | 475 x 445 x 515 | 533 x 517 x 638 | 658 x 632 x 740 |
造形サイズ(LxWxH)[mm] | 220 x 220 x 280 | 225 x 225 x 280 | 320 x 320 x 400 | 420 x 420 x 500 |
エクストルーダ | ボーデン | ダイレクト | ダイレクト | ダイレクト |
プリントスピード[mm/s] | - | 180 | 180 | 180 |
最大ノズル温度[℃] | 260 | 260 | 260 | 260 |
最大ヒートベッド温度[℃] | 100 | 100 | 100 | 100 |
組み立て | 半組み立て済 | 半組み立て済 | 半組み立て済 | - |
プラットフォーム | PEIばね鋼 | PEIばね鋼 | PEIばね鋼 | PEIばね鋼 |
オートレベリング | ○ | ○ | ○ | ○ |
フィラメントセンサ | ○ | ○ | ○ | ○ |
停電時自動回復印刷 | ○ | ○ | ○ | ○ |
密閉 | × | × | × | × |
ディスプレイ | タッチ式 | タッチ式 | タッチ式 | タッチ式 |
デュアルZ軸 | × | ○ | ○ | ○ |
データ入力 | SDカード オンライン | SDカード オンライン | SDカード オンライン | SDカード オンライン |
本体重量[kg] | 8.1 | 8.1 | 14.2 | 17.7 |
スライスソフト | - | - | - | - |
その他 | ディスプレイ取り外し可能 | ディスプレイ取り外し可能 LED搭載 | ディスプレイ取り外し可能 LED搭載 | ディスプレイ取り外し可能 LED搭載 |
出典 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
Neptune 3 Plus

Neptune 3 Max

最安クラスの家庭用FDM方式3Dプリンター【Neptune 2】

Neptune 2シリーズの基本モデルとも言える「Neptune 2」。
実勢価格は2万円台前半ながら、必要最低限の機能がそろったエントリーモデルでした。
2色のフィラメントを同時使用できる特殊モデル【Neptune 2D】

現在は公式サイト上でも掲載が終了した「Neptune 2D」。
2色のフィラメントを同時に使用してプリントできるという特徴がありました。
まとめ 〜最新機種が続々登場のNeptuneシリーズスペック一覧!〜
今回は、ELEGOO社のFDM3DプリンターNeptuneシリーズについて紹介してきました。
Neptune 2シリーズは徐々に品薄傾向にあるものの、最新機種が続々登場しているNeptune 3シリーズは要注目です。造形サイズはエントリーレベルから特大サイズまで幅広く、ダイレクトドライブ式のエクストルーダやオートレベリングを標準装備した優秀なシリーズとなっていることがわかりましたね!
紹介した注目ポイントを参考に、あなたにぴったりのNeptuneシリーズ3Dプリンターを選んでみてください!
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