こんにちは、管理人のウノケンです。
今回は、光造形3Dプリンターおすすめシリーズの1つである、Creality HALOTシリーズを徹底比較していきたいと思います。
CrealityはFDM・光造形方式の3Dプリンターを販売する注目企業。FDM(Fused Deposition Modeling, 熱溶解積層)方式3Dプリンターの「Ender-3」をはじめ、多数の機種が世界中の3Dプリンターユーザーに愛用されています。
そんなCrealityが展開する光造形3Dプリンターシリーズが「HALOTシリーズ」です。2023年4月に行われたCrealityの9周年イベントでは、新機種「HALOT-MAGE」「HALOT-MAGE PRO」が発表されたことで話題となりました。
注目の新機能を多数搭載する「HALOT-MAGE PRO」をはじめ、家庭用3Dプリンター界の雄Crealityが展開するHALOTシリーズには、いったいどんな3Dプリンターが揃っているのでしょうか?各機種の共通点と相違点がわかるようにスペック比較しつつ、徹底解説していきます!
- 最新機種「HALOT-MAGE PRO」「HALOT-MAGE」の詳細情報
- 現在入手可能な全HALOTシリーズの特徴・スペック比較
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それでは見ていきましょう!
【2023】Creality HALOTシリーズ 各機種の解説
驚異のプリントスピードとスマートレジンポンプに注目!【HALOT-MAGE PRO】

HALOTシリーズで最注目の最新8K3Dプリンターが「HALOT-MAGE PRO」です。
多数の魅力的な機能・スペックを備える「HALOT-MAGE PRO」の特徴の中でも、特に押さえておきたいのは、以下の2点です。
順に確認していきましょう!
驚異のプリントスピード170mm/h!
「HALOT-MAGE PRO」の最大の特徴は、そのプリントスピードです。Crealityの公式YouTubeでは、従来モデルと比べてどれくらい速いのかを早回しで確認できる動画が公開されています。
「HALOT-MAGE PRO」の「Dynaxモード」が叩き出す170mm/hという値は、他の一般的な光造形3Dプリンターの3〜5倍の速さとのこと(公式ページより)。

標準的なスピードは70mm/hで、170mm/hという値はCrealityの専用レジンを使用した場合の最大速度である点には注意しましょう。これでも一般的な3Dプリンターのプリントスピードである25mm/hと比べるとかなり速いことがわかりますね。
スマートレジンポンプ搭載でレジンの出し入れラクラク!

もう1つの特筆すべき点は、スマートレジンポンプの搭載です。スマートレジンポンプは、レジンを自動で充填したり戻したりしてくれるスグレモノ。これまで手間だったレジンの準備・後片付けをかなりラクにしてくれることが期待できますね!
上記2点の他にも、以下のようなハイエンド8K3Dプリンターにふさわしい機能を備えています。
- 超微細29.7umのピクセルサイズ
- ピクセル数はもちろん8K(7680×4320)
- 場所をとらないフリップ式UVカバー(片手でフタを開けられる!)
- 消臭機能付き
- Wi-Fi接続によるリモート制御機能
これ以上ないくらいの機能の充実ぶりですね!現時点では家庭用3Dプリンターとして最高峰の機能を誇る3Dプリンターと言っても良いのではないでしょうか?
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ほしい機能が凝縮された最新8K3Dプリンター!【HALOT-MAGE】

「HALOT-MAGE PRO」の造形サイズや解像度(ピクセルサイズ、ピクセル数)はそのままに、機能を絞ったモデルが「HALOT-MAGE」です。
「HALOT-MAGE PRO」にあって、「HALOT-MAGE」にはない機能は以下の通りです。
- Dynaxモード(高速プリント機能)
- リモート制御機能(「HALOT-MAGE」はUSB接続のみ)
- スマートレジンポンプ
「HALOT-MAGE PRO」ほどの際立った特徴はありませんが、価格を抑えて優秀な8K3Dプリンターを導入したい方は、「HALOT-MAGE」も検討の余地があるでしょう。後述するスペック比較表も参考にしてみてください。
リモート制御可能な4K3Dプリンター【HALOT-ONE PLUS】
HALOTシリーズには、「HALOT-ONE」の名を冠する3機種の3Dプリンターが存在します。
「HALOT-ONE PLUS」はその1つで、最も造形サイズ・ピクセル数の多い(4K)機種です。
Creality Cloudアプリを通したリモート制御が可能で、消臭機能も標準搭載された優秀な4K3Dプリンターです。
リモート制御可能な3K3Dプリンター【HALOT-ONE PRO】
「HALOT-ONE」の名を冠する3Dプリンターの2台目は、「HALOT-ONE PRO」です。
こちらは造形サイズやピクセル数がひと回り小さく、公式サイトでは「3K」解像度と記載されています。その他の機能は「HALOT-ONE PLUS」とほとんど同様で、4Kを下回る3Dプリンターには珍しくリモート制御も可能になっています。
2Kエントリーモデル【HALOT-ONE】
「HALOT-ONE」の名を冠する3Dプリンターの中では最も価格が安く、初心者にもおすすめしやすい機種が「HALOT-ONE」です。
解像度は2Kで、造形サイズも他社のエントリーモデルと同等の非常にコンパクトな仕様となっています。
3万円以内で光造形3Dプリンターの最初の1台を探している方にとっては、候補の1つになるのではないでしょうか?
【2023年版】HALOTシリーズ スペック一覧
ここまでHALOTシリーズ各機種の特徴について紹介してきました。各機種の詳細なスペックについても一覧で確認しておきましょう。
モデル名 | HALOT-ONE PLUS | HALOT-ONE PRO | HALOT-ONE | ||
---|---|---|---|---|---|
本体イメージ | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
メーカー | Creality | Creality | Creality | Creality | Creality |
本体サイズ(LxWxH)[mm] | 333 x 270 x 608 | 333 x 270 x 608 | 236 x 243 x 418 | 236 x 245 x 416 | 221 x 221 x 404 |
造形サイズ(LxWxH)[mm] | 228 x 128 x 230 | 228 x 128 x 230 | 172 x 102 x 160 | 130 x 122 x 160 | 127 x 80 x 160 |
Z軸精度[mm] | - | - | - | - | - |
積層ピッチ[mm] | 0.05-0.15 | 0.05-0.15 | 0.01-0.2 | 0.01-0.2 | - |
ピクセルサイズ[mm] | 0.0297 | 0.0297 | 0.04 | 0.051 | 0.05 |
ピクセル数(XY) | 7680 x 4320 | 7680 x 4320 | 4320 x 2560 | 2560 x 2400 | 2560 x 1620 |
プリントスピード[mm/h] | 170 | (1-5s) | (1-4s) | (1-4s) | 60 |
データ入力 | USB Creality Cloud WiFi RJ45 cable | USB | USB Creality Cloud WiFi | USB Creality Cloud WiFi | - |
本体重量[kg] | 13 | 12 | 6.8 | 6.9 | - |
スライスソフト | HALOT BOX LycheeSlicer CHITUBOX | HALOT BOX LycheeSlicer CHITUBOX | HALOT BOX LycheeSlicer CHITUBOX | HALOT BOX LycheeSlicer CHITUBOX | - |
その他 | 消臭機能付き リモート制御機能 フリップ式UVカバー デュアルZ軸 スマートレジンポンプ | 消臭機能付き フリップ式UVカバー デュアルZ軸 | 消臭機能付き リモート制御機能 | 消臭機能付き リモート制御機能 | 消臭機能付き |
出典 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
【まとめ】現状のおすすめは圧倒的に「HALOT-MAGE PRO」

今回は、光造形3DプリンターCreality HALOTシリーズ各種の徹底解説・徹底比較を行いました。
「結局どの3Dプリンターがおすすめなの?」という方のために、HALOTシリーズで光造形3Dプリンターを買うならコレ!!というおすすめの1台について紹介して締めくくりたいと思います。
現時点のおすすめは、圧倒的に「HALOT-MAGE PRO」です(2023年4月時点)。
すでに述べたように、「HALOT-MAGE PRO」がもつ「170mm/hのプリントスピード」と「スマートレジンポンプ」という2つの特徴は、HALOTシリーズに限らず他に類を見ません。
その他にも、リモートコントロール機能や、造形サイズと解像度を両立しているところなど、文句のつけようがない1台となっています。これだけの機能を備えながら、10万円以内で購入できるという点もうれしいですね!
今回解説した内容も参考にしつつ、お気に入りの1台をゲットしてはいかがでしょうか?
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FDM方式3Dプリンターの新フラッグシップ「K1シリーズ」については、こちらの記事をご覧ください。