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【Ferret Pro登場】Creality CR-Scanシリーズ徹底比較!【おすすめ3Dスキャナー】

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こんにちは、管理人のウノケンです。

今回は、

Crealityの3Dスキャナー「CR-Scanシリーズ」について徹底比較・解説

していきます。

立体的なモノの形を3Dのデータとして扱う上で欠かせない3Dスキャナー。ひと昔前は、企業における研究開発やリバースエンジニアリング、建築物やアートのデジタルアーカイブといった限られた用途に限定されていました。

近年では、3Dプリンターや3DCG、AR/VR、メタバースといった3D技術の発達により、一部の企業に限らない、広く注目される存在に。このような背景から、個人が使用できる家庭用3Dスキャナーが続々登場しています。

家庭用3Dプリンターで有名なCrealityが展開する3Dスキャナーが、今回紹介する「CR-Scanシリーズ」。現在までに4種類の3Dスキャナーが登場しています(2023年9月時点)。

この記事では、

「3Dスキャナーに興味がある!」

「Crealityの3Dプリンターは持ってるけど、3Dスキャナーを扱っているのは知らなかった!」

という方の参考になるよう、

  • 「CR-Scanシリーズ」全機種の特徴解説
  • 「CR-Scanシリーズ」全機種のスペック比較

行っていきます。最新機種を含めた全機種の特徴・スペックをイッキに把握して、ぜひ3Dスキャナー選びの参考にしてみてください!

それでは見ていきましょう!



Creality「CR-Scan」シリーズとは

「CR-Scanシリーズ」は、Crealityが展開する3Dスキャナーのラインナップです。

3Dスキャナーには産業向けの高価格帯モデルも多い中、「CR-Scanシリーズ」の性能・価格帯は家庭用(個人向け)として最適PCやスマホと接続して手軽に扱うことができ、4〜10万円程度という手の届きやすい価格帯も魅力です。

そんな「CR-Scanシリーズ」からは、現在までに以下の4機種が登場しています(2023年9月時点)。

  • CR-Scan Ferret Pro ← 2023年9月発表の最新モデル
  • CR-Scan Ferret
  • CR-Scan Lizard
  • CR-Scan 01

次の項目では、各機種の特徴や販売状況について詳しく解説していきます。



【2023】Creality「CR-Scanシリーズ」全機種の詳細解説

ここからは、Creality「CR-Scanシリーズ」各機種の魅力に迫っていきます。

初代3Dスキャナーから最新機種まで、それぞれどのような特徴があるのか確認していきましょう。

注目の最新3Dスキャナー【CR-Scan Ferret Pro】

出典:YouTube「CR-Scan Ferret Pro: Overall Upgrade Based on Standard Version」

「CR-Scan Ferret Pro」は、2023年9月に発表された「CR-Scanシリーズ」の最新モデル。「CR-Scan Ferret」にいくつかの機能が追加された上位互換機種となっています。

「CR-Scan Ferret Pro」の特徴である、「CR-Scan Ferret」との主な違いは以下の通りです(出典:公式ページ)。

  • 手ぶれ補正3Dイメージング技術採用による、スキャン成功率の大幅向上
  • 24ビットフルカラースキャン採用による、オリジナル色・細かいディテールの生き生きとした再現
  • スキャニングスプレーなしで黒色/金属物体をスキャン可能

どれも非常に魅力的ですが、特筆すべきは「スキャニングスプレーなしで黒色/金属物体をスキャン可能」という文言。3Dスキャナーが一般的に苦手とする黒色あるいは金属物体を、スプレーなしでスキャンできる点は要注目。他の機種にない差別化ポイントとなりそうです。

その他、サイズや重量を含めた基本スペックは「CR-Scan Ferret」とほぼ同様です。どちらを選ぶかについては、上記の追加機能の必要性をもとに判断すれば良いでしょう。後述するスペック比較表も参考にしてみてください。

4万円台のコスパ最強3Dスキャナー【CR-Scan Ferret】

出典:CR-Scan Ferret 3D Scanner

「CR-Scan Ferret」は、すでに発売中のモデルとしてはCrealityで最新の3Dスキャナー。

その特徴は以下の通りです。

  • 高速(最大30fps)
  • モード切替可能(小型対象物向け/大型対象物向け)
  • 軽量(本体重量105g)
  • 低価格(4万円台)

特筆すべきは、

  • 「Ender-3シリーズのような3Dプリンターと同等の価格帯」(公式ページより)を実現

している点です。個人向けとはいえ、10万円弱の価格帯が一般的だった家庭用3Dスキャナーの中では破格と言える価格帯。

「3Dスキャナーに興味があるけど、まだちょっと高い…」

と思っていた方にとってはうれしい選択肢なのではないでしょうか?



屋外使用も可能な高精度3Dスキャナー【CR-Scan Lizard】

出典:CR-Scan Lizard 3D Scanner - Creality 3D

「CR-Scan Lizard」は、「CR-Scan 01」からパワーアップした改良版です。赤外線を使用しているため、明るい日光のもとでも3Dスキャンすることが可能になっています。

もちろんマーカーなしで細部までスキャン可能です。最大0.05mmの精度を実現できる「プロ級」の3Dスキャナーです。

Crealityの初代3Dスキャナー【CR-Scan 01】※販売終了

出典:CR-Scan 01 3D Scanner Upgraded Combo

「CR-Scan 01」は、Crealityの初代3Dスキャナーです。

  • マーカーなしでカラースキャンが可能
  • 手持ちスキャンと三脚&ターンテーブルの両方に対応

という家庭用としてスタンダードな機能を備えています。

注意点は、光源にLED白色光を用いている点です。太陽光に埋もれてしまうため、屋外でのスキャンは難しいと思われます。公式サイトで明言はされていないようですが、使用環境は屋内限定ではないでしょうか。

屋外での使用も想定している方は、光源に赤外線を用いている機種を選ぶと良いでしょう。

「CR-Scan 01」は販売終了しているようです。公式サイトからも詳細ページが削除されています(2023年9月時点)。



「CR-Scanシリーズ」のスペック一覧!

以上、Crealityの3Dスキャナーを紹介してきました。各3Dスキャナーのスペックを一覧で確認しておきましょう。

モデル名CR-Scan Ferret ProCR-Scan LizardCR-Scan Ferret
本体イメージproduct imageproduct image
メーカーCrealityCrealityCreality
精度 [mm]0.10.050.1
点間距離 [mm]0.160.10.16
撮影領域(1ショット)[mm]560 x 820200 x 100560 x 820
スキャンボリューム [mm]150 x 150 x - 〜
2000 x - x -
15 x 15 x 15 〜
50 x 50 x 50 〜
動作距離 [mm]150 〜 700150 〜 400150 〜 700
スキャンスピード [fps]301030
本体重量 [g]105370105
本体サイズ [mm]120 x 30 x 26155 x 84 x 46120 x 30 x 26
出力形式-.ply
.obj
.stl
.ply
.obj
.stl
光源-LED+赤外光赤外光
屋外対応
対応OSiOS
macOS
Windows
Android
Windows 10
macOS
Windows 10/11
macOS
Android
その他手ブレ補正機能
スプレーなしで黒色/金属スキャン可能
撮影領域:距離700mm
出典公式サイト公式サイト公式サイト
画像、スペックは各社公式ページより引用。記載のない項目は”-“で示している。

「CR-Scan 01」(販売終了)のスペックは除外しています。



【まとめ】求めるスペックに応じて「CR-Scanシリーズ」を選ぼう

今回は、Crealityの3Dスキャナー「CR-Scanシリーズ」について解説してきました。

ひとくちに3Dスキャナーといっても、現在では無料で使えるスマホアプリから、100万円を超えるような工業用3Dスキャナーまで様々な製品が存在します。

表面の凹凸のような細かな形状が必要ないのであれば、100万円もするような3Dスキャナーは必要なく、誰でも使えるスマホアプリで十分です。一方、正確な形状のスキャンを要するのであれば、高性能な3Dスキャナーが欠かせません。

今回紹介した「CR-Scanシリーズ」は、どれも個人が導入しやすい価格帯で、かつ0.1mm以下の精度で3次元データを取り込むことができる優れた3Dスキャナーです。自身の用途と予算を考慮して、お気に入りの「CR-Scanシリーズ」3Dスキャナーを導入してみてくださいね!

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