こんにちは、管理人のウノケンです。
今回は、
Crealityの家庭用FDM方式3Dプリンター「Ender-3 V3シリーズ」について解説
していきます。
CrealityはFDM・光造形の両方式の3Dプリンターを販売する有名企業。
FDM(Fused Deposition Modeling, 熱溶解積層)方式3Dプリンターとしては「Ender-3シリーズ」が有名で、ユーザーからの評価がとくに高いラインナップとなっています。
そんな「Ender-3シリーズ」の最新ラインナップとして、2023年9月に初登場した3Dプリンターシリーズが「Ender-3 V3シリーズ」。
"CoreXZ"と呼ばれる構造を採用した最新の「爆速」3Dプリンター「Ender-3 V3」「Ender-3 V3 Plus」をはじめとする同シリーズには、いったいどんな3Dプリンターがそろっているのでしょうか?
- 「Ender-3 V3シリーズ」の特徴は?
- 他の「Ender-3シリーズ」との違いは?
- 「Ender-3 V3シリーズ」の販売情報は?

モデル名 | Ender-3 V3 | Ender-3 V3 Plus | Ender-3 V3 KE | Ender-3 V3 SE |
---|---|---|---|---|
本体イメージ | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
メーカー | Creality | Creality | Creality | Creality |
価格(サンステラ) | - | - | - | - |
価格(SK本舗) | - | - | - | - |
価格(Amazon) | ¥63,599 (2025-04-02 15:06 時点) | - | ¥49,999 (2025-04-02 13:25 時点) | ¥33,999 (2025-04-02 08:04 時点) |
価格(海外ストア) |
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Creality 「Ender-3 V3シリーズ」とは
まずはじめに「Ender-3 V3シリーズ」の特徴をざっと把握しておきましょう。
それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
目玉はCoreXZ構造採用の600mm/s機種「Ender-3 V3」
「Ender-3 V3シリーズ」の目玉は、やはり「Ender-3 V3」。
高速機種に多く搭載される「CoreXY」構造を、X軸とZ軸の2軸で採用した「CoreXZ」が特徴的な「Ender-3 V3」。
スペックの端々から2023年4月に登場した「K1」「K1 Max」を彷彿とさせます。
プリントヘッドやスクリーンにも「K1」の面影を感じますね(実際、スクリーンは「K1」と同じものだとローンチイベントにて言及されています)。
第1弾はスタンダードサイズ3機種

2023年9月に、「Ender-3 V3」を含めた第一弾の「Ender-3 V3シリーズ」が発表されました。
それぞれ一部の機能・仕様を共有していたり、似通っていたりするため、特徴をつかんでおく必要があります。
まず、上記画像に見られるように、3機種には以下の共通点があります。
一方で、「V3」と「KE」のみに共通する特徴もいくつか存在します。
同じ値ではありませんが、「V3」は600mm/s、「KE」は500mm/sと、それぞれ超高速なプリントスピードを実現している点が類似していますね(「SE」は250mm/s)。
3機種それぞれが異なる仕様をもつ部分も見られます。
例えば、軸の仕様は上記画像にあるようにすべて異なっています。
スペック・価格は「V3」>「KE」>「SE」
総合的に見て、3Dプリンターとしてのスペックと、それに比例する価格は
となっています。
第二弾の30cm超え機種「Ender-3 V3 Plus」が登場
2024年4月の10周年記念イベントにて、「Ender-3 V3 Plus」のリリースが発表されました。
が一番の特徴で、スタンダードサイズの「Ender-3 V3」と共通部分の多い「兄貴分」的存在です。
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Ender-3 V3シリーズ各機種の特徴レビュー
シリーズとしての特徴を理解したところで、
「Ender-3 V3シリーズ」各機種の特徴についてレビュー
していきます。各3Dプリンターの魅力に迫っていきましょう。
Ender-3 V3:CoreXZ採用の600mm/s爆速3Dプリンター
「Ender-3 V3シリーズ」の代表選手的存在が、「Ender-3 V3」です。
すでに述べた通り、目玉仕様であるCoreXZをはじめ、
「K1シリーズ」の要素を「Ender-3」ライクな密閉なしFDM3Dプリンターに盛り込んだ機種
と考えるとわかりやすいかもしれません。
といった最高レベルの仕様を盛り込んだ1台です。
Ender-3 V3 Plus:300×300×330mmの中型“V3”
2023年9月に予告されていた「Ender-3 V3 Plus」。
2024年4月の10周年記念イベントにて、ついにその詳細が公開されました。
「Ender-3 V3」と共通する
といったスペックはそのままに、
といった中型ならではの特徴を備えています。
「V3」が気になるけど、サイズがちょっと物足りない...
そんな方にとっては最適な選択肢の登場だと言えるでしょう。
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Ender-3 V3 KE:X軸リニアレールを採用した最大500mm/s機種
「Ender-3 V3シリーズ」における、スペック・価格面で中間的な立ち位置の「Ender-3 V3 KE」。
注目すべき特徴は、以下の通りです。
高い基本スペックや、エントリーモデルからは一歩進んだ仕様が光る「Ender-3 V3 KE」。
一方で、上位機種「Ender-3 V3」との違いとして、
あたりには注意したいところ。
3万円台という価格を考えると、超高速3Dプリンターとしてはかなり高いコスパを誇る1台と言えるでしょう。
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Ender-3 V3 SE:格安のCrealityエントリーモデル新定番
「Ender-3 V3 SE」は、
従来機種の不便さを取り除いた、最初の1台にふさわしい低コスト3Dプリンター
です。
その主な特徴は以下の通りです。
長らくエントリーモデルとして指示されてきた「Ender-3」のようなコスパを維持しつつ、オートレベリングや簡易な組み立て、高速化といった昨今のトレンドをしっかり盛り込んだ1台。
初心者向けの高コスパ3Dプリンターの新定番となりうる優秀モデルです。
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「Ender-3 V3シリーズ」全機種のスペック&価格を比較!
「Ender-3 V3シリーズ」の詳細スペックについて比較していきます。
各機種にどのような違いがあるか確認しておきましょう。
モデル名 | Ender-3 V3 | Ender-3 V3 Plus | Ender-3 V3 KE | Ender-3 V3 SE |
---|---|---|---|---|
本体イメージ | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
メーカー | Creality | Creality | Creality | Creality |
価格(サンステラ) | - | ¥94,600 (2025-04-02 19:20 時点) | - | - |
価格(SK本舗) | - | - | - | - |
価格(Amazon) | ¥63,599 (2025-04-02 15:06 時点) | - | ¥49,999 (2025-04-02 13:25 時点) | ¥33,999 (2025-04-02 08:04 時点) |
価格(海外ストア) | ||||
本体サイズ(LxWxH)[mm] | 358 x 374 x 498 | 410 x 445 x 577 | 433 x 366 x 490 | 420 x 366 x 490 |
本体重量[kg] | 7.83 | 11.5 | 7.8 | 7.12 |
構造 | CoreXZ | CoreXZ | ベッドスリンガー | ベッドスリンガー |
密閉 | × | × | × | × |
ヒートチャンバー | × | × | × | × |
組み立て | 半組み立て済 | 半組み立て済 | 半組み立て済 | 半組み立て済 |
造形サイズ(LxWxH)[mm] | 220 x 220 x 250 | 300 x 300 x 330 | 220 x 220 x 240 | 220 x 220 x 250 |
最大スピード[mm/s] | 600 | 600 | 500 | 250 |
推奨スピード[mm/s] | 300 | 300 | 300 | 180 |
最大加速度[mm/s²] | 20000 | 20000 | 8000 | 2500 |
最大押出流量[mm³/s] | - | - | - | - |
最大ノズル温度[℃] | 300 | 300 | 300 | 260 |
最大ヒートベッド温度[℃] | 110 | 100 | 100 | 100 |
対応フィラメント | PLA, TPU, PETG, ABS, PLA-CF, PETG-CF, CR-carbon | PLA, TPU, PETG, ABS, PLA-CF, PETG-CF, CR-carbon | PLA, TPU, PETG, ABS, ASA | PLA, PETG, TPU |
マルチカラー | × | × | × | × |
消費電力[W] | 350 | 350 | 350 | 350 |
ディスプレイ | タッチ式 | タッチ式 | タッチ式 | ノブ式 |
Wi-Fi | ○ | ○ | ○ | × |
内部ストレージ[GB] | ○ | ○ | ○ | - |
カメラ/リモートモニタリング | × | × | × | × |
スライスソフト | Creality Print | Creality Print | Creality Print Cura Simplify3D | Creality Print Cura Simplify3D |
その他 | デュアル斜め支柱 デュアルY軸モーター | プレート:PCばね鋼 | ||
出典 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
今度は、「Ender-3 V3」「Ender-3 V3 Plus」を、同じく最大プリントスピードが600mm/sの「K1シリーズ」と比較してみましょう。
モデル名 | Ender-3 V3 | Ender-3 V3 Plus | K1 | K1 Max |
---|---|---|---|---|
本体イメージ | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
メーカー | Creality | Creality | Creality | Creality |
価格(サンステラ) | - | ¥94,600 (2025-04-02 19:20 時点) | ¥99,000 (2025-04-02 10:10 時点) | ¥158,700 (2025-04-02 09:00 時点) |
価格(SK本舗) | - | - | ||
価格(Amazon) | ¥63,599 (2025-04-02 15:06 時点) | - | - | ¥130,899 (2025-04-02 09:00 時点) |
価格(海外ストア) | ||||
本体サイズ(LxWxH)[mm] | 358 x 374 x 498 | 410 x 445 x 577 | 355 x 355 x 480 | 435 x 462 x 526 |
本体重量[kg] | 7.83 | 11.5 | 12.5 | 18 |
構造 | CoreXZ | CoreXZ | CoreXY | CoreXY |
密閉 | × | × | ○ | ○ |
ヒートチャンバー | × | × | × | × |
組み立て | 半組み立て済 | 半組み立て済 | 組み立て済み | 組み立て済み |
造形サイズ(LxWxH)[mm] | 220 x 220 x 250 | 300 x 300 x 330 | 220 x 220 x 250 | 300 x 300 x 300 |
最大スピード[mm/s] | 600 | 600 | 600 | 600 |
推奨スピード[mm/s] | 300 | 300 | 300 | 300 |
最大加速度[mm/s²] | 20000 | 20000 | 20000 | 20000 |
最大押出流量[mm³/s] | - | - | - | - |
最大ノズル温度[℃] | 300 | 300 | 300 | 300 |
最大ヒートベッド温度[℃] | 110 | 100 | 100 | 100 |
対応フィラメント | PLA, TPU, PETG, ABS, PLA-CF, PETG-CF, CR-carbon | PLA, TPU, PETG, ABS, PLA-CF, PETG-CF, CR-carbon | ABS, PLA, PETG, PET, TPU, PA, ABS, ASA, PC | ABS, PLA, PETG, PET, TPU, PA, ABS, ASA, PC |
マルチカラー | × | × | × | × |
消費電力[W] | 350 | 350 | 350 | 1000 |
ディスプレイ | タッチ式 | タッチ式 | タッチ式 | タッチ式 |
Wi-Fi | ○ | ○ | ○ | ○ |
内部ストレージ[GB] | ○ | ○ | 8 | 8 |
カメラ/リモートモニタリング | × | × | × | ○ |
スライスソフト | Creality Print | Creality Print | Creality Print Cura Simplify3D PrusaSlicer | Creality Print Cura Simplify3D PrusaSlicer |
その他 | デュアル斜め支柱 デュアルY軸モーター | AI検知機能 AI LiDAR搭載 空気清浄機搭載 | ||
出典 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
\「V3」「V3 Plus」を“マルチカラー化”するキットが登場/
まとめ:「Ender」の新定番「V3シリーズ」から目が離せない!
今回は、CrealityのFDM3Dプリンター「Ender-3 V3シリーズ」について徹底解説・比較してきました。
人気の「Enderシリーズ」の最新サブシリーズである「Ender-3 V3シリーズ」。
Age of 3DPで公開している月間人気ランキングでも「Ender-3 V3 KE」が新定番になっているようです。
2024年に新たに販売開始となった「V3」「V3 Plus」のベッドスリンガータイプとは思えない爆速っぷりにも要注目ですね!
価格と販売情報
Ender-3 V3
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Ender-3 V3 Plus
Ender-3 V3 KE
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Ender-3 V3 SE
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