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【2025最新】3Dプリンターで副業!全て実践した稼げるおすすめ5選【注意点は?】

〜景品表示法に基づく表記:本サイトのコンテンツにはプロモーションが含まれている場合があります〜

こんにちは、管理人のウノケンです。

今回は

3Dプリンターに関わるおすすめの副業を5つ紹介

していきます。

3Dプリンターを趣味としている方の中には、

3Dプリンターを副業にできないかな…?

と考える方も多いのではないでしょうか?

実際、世の中には3Dプリンターに関わる副業で収益を上げている人は少なくありません。

この記事を執筆している筆者自身も、

  • 3Dプリンター開始から半年で月5万円以上の収益
  • 現在は3Dプリンター関連事業を拡大させて独立

しています。

今回はそんな筆者の視点から、「3Dプリンター ✕ 副業」 をテーマとしたおすすめのマネタイズ方法を厳選して5つ紹介していきます。

それぞれの副業の

  • メリット・デメリット
  • 稼ぎやすさ
  • はじめやすさ
  • 稼げる金額

について一気に解説していくので、ご自身のスタイルにあった3Dプリンター副業の参考にしてみてください!

Age of 3DPアイコン画像
管理人:ウノケン
この記事を書いているのはどんな人?
  • 3Dプリンター関連メーカー勤務経験
  • 3Dプリンター特許出願経験
  • 3Dプリンター39機種・3Dスキャナー6機種の使用経験
  • 3Dプリント品販売点数1,000個以上
  • 3Dプリンター関連動画をYouTube投稿中!

それでは見ていきましょう!


YouTube動画でもわかりやすく解説しています!

【保存版】3Dプリンター関連おすすめ副業5選!すべて収益化を達成した経験者視点でメリット・デメリットや収益化までの目安、どれくらい稼げるのか徹底解説!【ケース別ランキングも】



3Dプリンター副業は本当に稼げる?メリットと注意点

3Dプリンターを副業として活用するメリットは、なんといっても「オリジナリティあふれる作品やサービスで稼げる」こと。

大量生産品にはない独自の価値を提供できれば、副業とはいえ意外なほどの収益が期待できます。

一方で、

3Dプリンター副業は儲からない。。。

という声があるのも事実です。

作品が埋もれてしまったり、価格が安くなりがちだったり、そもそも3Dプリンターを使いこなすハードルが高い場合もあるでしょう。

こうした注意点とメリットをしっかり理解してから副業に取り組むことで、失敗しにくく、より安定した収益を目指すことができます。

3Dプリンター副業が「儲からない」と言われる理由

「3Dプリンター副業なんて儲からない」と耳にすることがあるのは、主に以下のような背景があるからです。

  1. 作品の単価が安くなりやすい
    試しに、メルカリやminne(ハンドメイドマーケットの1つ)などで、「3Dプリンター」をキーワードとして出品されているものを調べてみましょう。
    よくありがちな出品ジャンルである「クッキー型」や「小物」の値段は数百円〜1,000円台が多く、数をこなさないと高い売上にはつながりにくい面があります。
  2. 競合が増え、埋もれやすい
    コロナ禍以降、ハンドメイド販売やフリマアプリの普及・拡大によって、「3Dプリンター作品を売ってみよう」という人が増加。
    よほど独創的な作品や強いファン層がないと、埋もれてしまうリスクが高いというのが現状です。
  3. 機種や材料のコスト、プリント失敗によるロス
    低速な3Dプリンターだと時間効率が悪く、電気代や材料代も負担になります。
    また、失敗作の廃棄コストやトラブル対応によってトータル収支がマイナスになってしまうケースも少なくありません。

しかし、こうした“儲からない要因”を把握し先回りして対策できれば、月数万円の安定収益を生み出すことは決して不可能ではありません。

実際に筆者も3Dプリンター歴半年で月5万円超を達成しており、

副業として十分に見込みがある!

と感じています。

副業としておすすめできる理由・メリット

儲からない要因がある一方、以下のようなメリットも大きいのが3Dプリンター副業です。

  1. オリジナリティを出しやすく、在庫リスクが低い
    一度モデリングしたデータを使い回して受注生産すれば、在庫を抱える必要がほとんどありません
    さらに、独自のデザインで差別化すれば競合と戦う強みになります。
  2. 趣味と実益を両立しやすい
    「3Dプリンターいじり」や「フィギュア製作」等が好きな方にとって、好きなことを続けながら収入も得られるのは大きな魅力でしょう。
  3. 複数の稼ぎ方を組み合わせられる
    作品販売、3Dデータ販売、案件受注、情報発信など、さまざまなマネタイズ手法を同時進行することが可能。
    ストック型とフロー型の収益を組み合わせることで、安定感がアップします。

以上のように、3Dプリンター副業には「儲からない理由」と「稼げる理由」の両面があります。

要は、正しい知識・戦略をもって取り組むかどうかがカギです。

次の項目では、具体的な稼ぎ方を5つ紹介しますので、ぜひ自分に合った手法を検討してみてください。



3Dプリンター副業5選:稼げる方法と稼ぐコツ

ここからは、3Dプリンターを使って実際にお金を稼ぐための代表的な方法を5つ取り上げます。

どれも管理人のウノケンが実践してきた副業で、

  • どれくらい稼げるのか?
  • 稼げるまでにどれくらいの期間が必要なのか?

といったポイントを実体験で把握しています。

それぞれの副業におけるメリット・デメリットや稼ぎやすさ、具体的な収益目安もあわせて解説するので、

自分に一番マッチしているのはどの副業かな?

と、ぜひ比較検討してみてください。

作品を制作してメルカリなどで販売する

3Dプリンター副業と聞いて、多くの方がまず思いつくのが「3Dプリント作品の販売」でしょう。

  • フリマサイト:「メルカリ」「ラクマ」「Yフリマ」
  • ハンドメイド通販サイト:「minne」「Creema」
  • ネットショップ:「Booth」「Shopify」

といった個人が作品を販売できるECサイト・ネットショップに出品することで、日本中(あるいは世界中)の人々に自身の3Dプリント作品を販売することが可能です。

3Dプリンター作品で売れるものとは?

そもそも、どんな3Dプリンター作品が売れているのでしょうか?

その一例を挙げると、

  • 独自性があり、大量生産品では難しいアート性のある「花瓶・プランター」
  • 受注生産等にも対応して少量多品種生産を強みとする「クッキー型」
  • 3Dプリンターならではの複雑な3次元形状を生かした「アクセサリー」

などなど。

大量生産品との価格競争に挑むことなく、

  • 3Dプリンターでないと作れないもの
  • お客さんのニーズにあわせたカスタマイズ性

を強みにした作品が人気を博している印象です。

メリット・デメリット

そんな「3Dプリント作品製作・販売」のメリット・デメリットは以下の通り。

メリット

  • 一度モデリングしたデータは繰り返し利用できる
  • 在庫を大量に抱える必要がなく、受注生産に向いている
  • デザイン次第では高単価ジャンルも狙える

デメリット

  • 価格競争が激しく、単価が上がりにくいジャンルもある
  • 周囲に埋もれないためのアイデア出しやSNS発信が欠かせない
  • 成功するまでトライ&エラーを繰り返す根気が必要

上記のようなメリット・デメリットをしっかり理解した販売戦略が重要になるでしょう。

稼ぎやすさ・はじめやすさ・収益目安

最後に、「3Dプリント作品製作・販売」の「稼ぎやすさ」と「はじめやすさ」、目安の稼げる金額と期間について確認しておきましょう。

稼ぎやすさ★★★★☆
はじめやすさ★★★★☆
稼げる金額(目安)〜十数万円
稼げるまでの期間(目安)半年〜

「3Dプリンターで作品を制作して販売する」は、

  • 稼ぎやすくはじめやすい副業

です。

それなりの継続や作業が必要になりますが、軌道に乗ると安定した収益を上げることも可能。

今回紹介する中でもっともおすすめしたい副業です。



3Dモデリングしたデータを販売する(Cults/MakerWorldなど)

「Cults」を活用した収益化はYouTubeでも動画で解説しています!
【Cults】3Dプリンターで副業!モデリングした3Dデータのアップロード方法・収益化のコツについて解説!

作品そのものではなく、「3Dモデリングしたデータ販売」も1つの手です。

代表的なプラットフォームとしては、

  • Cults(有料モデルの販売)
  • MakerWorld(無料モデルでもポイント換金やギフトカードへの交換が可能)

などが挙げられます。

これまで、3Dモデリングしたデータを使った副業としては、「Cults」のような有料モデルを販売できるプラットフォームにアップロードし、これを購入してもらうシステムが一般的でした。

現在では、Bambu Labが運営する「MakerWorld」のようなプラットフォームを活用すれば、無料でダウンロードできる(=3DPユーザーがDLするハードルが低い)3Dデータでも「収益化」することが可能になっています。

「MakerWorld」は利用するユーザー数も非常に多いため、「3Dモデリングしたデータの販売」を検討している方には今オススメのプラットフォームとなっています。

MakerWorldポイントの仕組みについてはYouTube動画で解説しています。

メリット・デメリット

そんな「3Dモデリングしたデータの販売」のメリット・デメリットは以下の通り。

  • メリット
    • 在庫や発送が不要で、思い立ったらすぐに出品できる
    • 世界中の3Dプリンターユーザーが潜在顧客となり、ヒットすれば一気に収益拡大
    • 3Dプリンター本体を稼働させなくても、モデリングスキルだけあればOK
  • デメリット
    • 購入者は「3Dプリンターを使っている人」に限られ、市場がやや狭い
    • 他クリエイターとの差別化や英語での情報発信が必要な場面もある
    • 単価は数百円〜数千円程度が多く、大型の売上に繋がるまで時間がかかることも

「3Dプリント作品製作・販売」とは全く異なるメリット・デメリットだということがわかるのではないでしょうか?

作品販売は在庫・材料管理や発送・顧客対応が面倒かも。。。

と感じる人でも取り組みやすい副業スタイルでしょう。

稼ぎやすさ・はじめやすさ・収益目安

最後に、「3Dモデリングしたデータの販売」の「稼ぎやすさ」と「はじめやすさ」、目安の稼げる金額と期間について確認しておきましょう。

稼ぎやすさ★★☆☆☆
はじめやすさ★★★★★
稼げる金額(目安)〜数千円
稼げるまでの期間(目安)初月〜

3Dデータ販売の大きな魅力は、

  • はじめやすい
  • 在庫・材料不要

であることです。筆者自身、初月で3件の売上を発生させることができました。

一定以上の3Dモデリング技術をもち、かつ自身の作品の魅力をアピールできる人は、ぜひ挑戦してみましょう。



クラウドソーシングで案件を受注する(クライアントワーク)

出典:クラウドワークス

企業や個人からの案件を受注し、“3Dモデリングや3Dプリンターの技術を買ってもらう”ことも3Dプリンター副業の代表的な稼ぎ方です。

初期段階でもっとも取り組みやすいのは、クラウドワークスや「ココナラ」いったクラウドソーシング系サイトを活用して案件を受注することでしょう。

ただし、少なからず手数料が発生することや、単発の案件が多いというデメリットも。

そのため、実績を積みながらSNSで発信するなどして信頼を蓄積し、ゆくゆくは企業からの案件受注を目指すのが王道になります。

また、依頼を待つだけではなく、時に自分から営業をかけるといった積極性も求められる副業です。

メリット・デメリット

そんな「3Dプリント・3Dモデリング案件の受注」に関するメリット・デメリットもまとめておきましょう。

  • メリット
    • 依頼内容に沿って作業すればよく、オリジナル作品の製作コストがかからない
    • 1件あたりの単価が数万円〜十数万円になることも
    • 実績を積めば、企業との直接契約や大型案件の受注も可能
  • デメリット
    • 案件獲得までの営業活動(実績作り、SNS発信)が大変
    • 基本的に毎回新たなデータ作成が必要で、ストック収入にはなりにくい
    • 受注〜納品までのやり取りやクレーム対応が必要な場合も

創造性やオリジナリティは必要としない案件も多い一方で、技術力や営業力が必要になります。

社会人として培ったスキルが生きる(?)場合も少なくないでしょう。

稼ぎやすさ・はじめやすさ・収益目安

最後に、「3Dプリント・3Dモデリング案件の受注」の「稼ぎやすさ」と「はじめやすさ」、目安の稼げる金額と期間について確認しておきましょう。

稼ぎやすさ★★★☆☆
はじめやすさ★★★★★
稼げる金額(目安)〜数十万円
稼げるまでの期間(目安)半年〜

安定して案件を受注できるようになるまでは少し辛抱が必要になるかもしれませんが、SNS発信や案件探しはすぐにでも始めることができます。

SNSアカウントやクラウドソーシングサイトへの登録はどれも無料ではじめやすいです。

どんな副業をはじめようかな。。。

オリジナル作品の製作が難航している。。。

そんな方は、

  • SNSで実績・技術力を発信する
  • どんな案件があるか確認してみる

ところから始めてみましょう。



ブログやnote等で情報発信

3Dプリンターや3Dモデリングで製作したものを販売したり、納品するだけが3Dプリンター副業ではありません。

3Dプリンターに関するノウハウやレビューを文章でまとめ、ブログ収入やnoteの記事販売で稼ぐ」ことも可能です。

初心者向けの入門記事や、失敗談・成功談をまとめたコンテンツなどをコツコツ蓄積していけば、ブログやnoteが“資産”になり得ます

製作したモノを販売・納品して対価を得る「フロー収入型」の副業とは違った性質(=ストック収入型)をもった副業だと言えるでしょう。

メリット・デメリット

そんな「ブログ収入やnoteの記事販売」に関するメリット・デメリットもまとめておきましょう。

  • メリット
    • 趣味で得た知識や経験をコンテンツに変換して収益化
    • 一度書いた記事は繰り返し閲覧され、ストック収入(=資産)に繋がる
    • 在庫管理や発送作業等が不要で、手間が少ない
  • デメリット
    • 3Dプリンターの市場規模自体はまだ大きくなく、読者数が限られる
    • ブログは企業サイトとの競合が激しく、地道に積み重ねる努力が必要
    • 収益が出るまでに最低数ヶ月〜1年ほど時間がかかる

読者が集まれば収益につながるブログやnoteですが、そこに至るまでの過程が大変。

また、「3Dプリンター」というジャンルの記事にアクセスする読者の母数が少ない点にも注意が必要。「ガジェット全般に範囲を広げる」等の工夫も必要になるでしょう。

稼ぎやすさ・はじめやすさ・収益目安

最後に、「ブログ収入やnoteの記事販売」の「稼ぎやすさ」と「はじめやすさ」、目安の稼げる金額と期間について確認しておきましょう。

稼ぎやすさ★★★☆☆
はじめやすさ★★★☆☆
稼げる金額(目安)〜10万円
稼げるまでの期間(目安)1〜2年

ブログやnoteで収益を上げるまでには、ある程度の記事数や知名度が必要になります。

数ヶ月程度の間、まったく収益が上がらなくても更新を継続する覚悟は必要でしょう。

長期的に記事を更新できる方、文章を書くのが苦にならない方におすすめです。



YouTubeやTikTokで動画を投稿する

3Dプリンターによる作品の製作過程や製品レビューを動画として配信し、広告収入や企業案件で稼ぐ方法。

最新機種の紹介や造形のライブ配信など、映像ならではのアピールが可能です。

3Dプリンターを扱わない視聴者に対しては、バズるショート動画を投稿して再生回数を稼ぐという方法も。

とくにショート動画に関しては、発信対象が3Dプリンターユーザーに絞られがちなブログやnoteにはない母数の大きさも魅力です。

メリット・デメリット

「YouTubeやTikTokで動画を投稿する」副業のメリット・デメリットは以下の通りです。

  • メリット
    • 拡散性が高く、視聴者が集まりやすい
    • ブログ以上に「製作過程を見せる」「動くフィギュアを紹介する」など視覚的訴求力が強い
    • チャンネルが軌道に乗れば、企業からのレビュー依頼や案件で収入拡大も
  • デメリット
    • 動画撮影・編集に時間と労力がかかる
    • 3Dプリンターはニッチ分野で、大きな再生回数を狙うのは難しい
    • チャンネル登録者数や再生数が増えるまで半年〜1年以上かかることも

「ブログやnote」と同様のストック収入になりやすい性質があると同時に、「動画を投稿すれば相応の収益が発生するわけではない」という辛抱強さが求められる点も似た要素がある動画投稿。

腰を据えてじっくり取り組むべき副業だと心得ておきましょう。

稼ぎやすさ・はじめやすさ・収益目安

最後に、「YouTubeやTikTokで動画を投稿する」の「稼ぎやすさ」と「はじめやすさ」、目安の稼げる金額と期間について確認しておきましょう。

稼ぎやすさ★★★☆☆
はじめやすさ★★☆☆☆
稼げる金額(目安)〜十数万円
稼げるまでの期間(目安)半年〜

ブログやnoteと同様、YouTube・TikTokで収益を上げるまでにはある程度の動画本数が必要になります。

登録者数を増やして収益化に至るまで、あきらめずにコンテンツを生成し続けられるかがポイントになるでしょう。

管理人ウノケンがYouTube動画の1年間毎日投稿を実施した体験談も公開しています。


以上が代表的な「3Dプリンター副業5選」です。気になる副業は見つかったでしょうか?

どれを選べばいいかわからない。。。

という方は、あなたの得意分野や運用できる時間に合わせて、1つずつ着手してみるのがおすすめです。



副業用3Dプリンターの失敗しない選び方【3つの注意点】

この記事を読んで、

ますます3Dプリンター副業に興味が湧いてきた!

と思ったら、まず検討すべきは装置選びです。

「安いから」「昔から持っているから」という理由だけで機種を決めると、造形に時間がかかりすぎたり、サイズ不足で製品が作りにくかったりと、後々大きな壁にぶつかる可能性があります。

ここからは、3Dプリンターを副業目的で導入する際に最低限押さえておきたい3つの注意点をご紹介。

高速化・大型化が進む最新機種のメリットや生産性向上のカギを知ることで、稼げる3Dプリンター選びに近づけるはずです。

数年前の3Dプリンターは時代遅れ?最新機種のメリット

数年前に購入した3Dプリンターをそのまま副業に活用しようとしている方は、少し立ち止まって考えてみてください。

ここ数年の家庭用3Dプリンターは性能が劇的に進化しており、プリントスピードや造形サイズ、機能面で別次元になっているケースも少なくありません。

たとえば、「プリント速度が50mm/s」程度だった機種が、今や「300mm/s以上」を平気で出すモデルに変わってきています。

さらにWi-Fi対応やリモートモニタリング機能、マルチカラー(多色)に対応した機種も増えてきました。

もちろん価格との兼ね合いはありますが、副業で収益を狙う以上、最新機種の導入メリットは非常に大きいと言えます。

ここからは、同じブランドでもどれほどの進歩があったのか、例を挙げて比較してみましょう。

FDMプリンターの進化(例:K2 Plus Combo vs. Ender-3 S1)

まずはFDM方式の変化を見ていきます。

Crealityが2024年にリリースした「K2 Plus Combo」と2021年にリリースした「Ender-3 S1」を比較してみます。

モデル名K2 Plus ComboEnder-3 S1
本体イメージproduct image
メーカーCrealityCreality
価格(サンステラ)
¥319,000 (2025-03-07 06:30 時点)
-
価格(SK本舗)
¥310,000 (2025-03-07 08:52 時点)
-
価格(Amazon)
¥299,999 (2025-03-07 11:30 時点)
-
価格(海外ストア)
-
本体サイズ(LxWxH)[mm]495 x 515 x 916487 x 453 x 622
本体重量[kg]38.59.1
構造CoreXY
密閉×
ヒートチャンバー60
組み立て組み立て済み半組み立て済
造形サイズ(LxWxH)[mm]350 x 350 x 350220 x 220 x 270
最大スピード[mm/s]600160
推奨スピード[mm/s]-
最大加速度[mm/s²]30000
最大押出流量[mm³/s]-
最大ノズル温度[℃]350260
最大ヒートベッド温度[℃]120100
対応フィラメントPLA/ABS/PETG/PA-CF/PLA-CF/PET/ASA/PPA-CF
マルチカラーCFS
1台で4色
最大16色
消費電力[W]1200
ディスプレイタッチ式ノブ式
Wi-Fi
内部ストレージ[GB]32
カメラ/リモートモニタリング
スライスソフトCreality Print 5.0-
その他AIカメラ(×2)搭載
エアフィルター搭載
出典公式サイト公式サイト
画像、スペックは各社公式ページより引用。記載のない項目は”-“で示している。

どちらもその時点における最新機種ですが、そのスペックは大違い。

  • マルチカラー対応
  • 最大プリントスピードが大幅アップ
  • 造形サイズアップ
  • AI&リモート操作機能搭載

などなど、たった3年の間にアップグレードされた点は挙げればキリがないほどです。

光造形プリンターの進化(例:Saturn 4 Ultra 16K vs. Mars 2)

続いて、光造形方式の変化を見ていきます。

ELEGOOが2025年にリリースした「Saturn 4 Ultra 16K」と2021年にリリースした「Mars 2」を比較してみます。

モデル名Saturn 4 Ultra 16KMars 2
本体イメージ
メーカーELEGOOELEGOO
価格(サンステラ)
-
-
価格(SK本舗)
¥73,800 (2025-03-07 01:05 時点)
-
価格(Amazon)
¥96,999 (2025-03-07 01:05 時点)
-
価格(海外ストア)
¥80,000 (2025-03-07 01:05 時点)
-
本体サイズ(LxWxH)[mm]327.4 x 329.2 x 548200 x 200 x 410
造形サイズ(LxWxH)[mm]211.68 x 118.37 x 220129 x 80 x 150
Z軸精度[mm]0.020.00125
積層ピッチ[mm]0.01-0.20.01-0.2
ピクセルサイズ[mm]0.014 x 0.0190.05
ピクセル数(XY)15120 x 62302560 x 1620
プリントスピード[mm/h]Max 15030-50
データ入力USB
Wi-Fi
USB
本体重量[kg]16.16.2
スライスソフトSatelLite
ChituBox
ChituBox
その他チルトリリース
LED付きAIカメラ
レジンタンク加熱機能
ドリップトレー付属
オートレベリング
メカニカルセンサー搭載
フリップ式カバー
出典公式サイト公式サイト
画像、スペックは各社公式ページより引用。記載のない項目は”-“で示している。

こちらも、種々のスペックが大きく変化していることがわかるでしょう。

  • 造形サイズ大幅向上
  • ピクセル数大幅増&ピクセルサイズ微細化
  • プリントスピード大幅向上
  • Wi-Fi対応等利便性向上
  • オートレベリング&AIカメラ搭載
  • レジンタンク加熱機能搭載

などなど、短い期間で驚くほど性能が高い3Dプリンターに進化しています。

生産性を高めるカギは「高速印刷×中〜大型サイズ」

副業として本格的に取り組む場合、プリントスピードと造形サイズはとくに重要なポイントです。

スピードの遅い機種やサイズが小さい機種を使うということは、つまりプリント時間が長くなるということ。

シンプルに生産性が低く、結果として稼げる金額が制限されてしまいます。

FDM方式の場合、エントリー機種でも1辺250mm前後の造形サイズが標準ですが、光造形方式のエントリー機は造形サイズがかなり小さめ

大量生産や複数個同時出力を考えるなら、中〜大型サイズの光造形プリンターを選ぶことで、同じ時間内に多くのパーツをイッキに造形できるようになります。

光造形方式は「面」でプリントしていくので、同じものを1度に1個並べても10個並べても、プリントにかかる時間は変わりません。

また、FDM方式であっても、高速プリント可能なモデル1台を導入する方が、低速モデルを複数台並べるよりも安定したクオリティと効率が得られることが多いです。

スペースの確保やメンテナンスといった総合的なコストも踏まえ、できるだけ高速・大きめサイズ対応の最新モデルを検討してみると良いでしょう。



2025年版|副業におすすめの3Dプリンター3選

ここまで説明してきた注意点を踏まえて、

副業におすすめの最新3Dプリンター

を紹介していきます(2025年2月時点)。

  • FDM(FFF)方式
  • 光造形方式

の2種類から、それぞれ1モデルずつ(+α)を厳選して紹介していきます。

3Dプリンター副業に興味があるけど、まだ本体持ってないよ!

家にある3Dプリンターは古い機種だ。。。

という方はぜひ導入を検討してみてください。

FDM3Dプリンターのおすすめ:Bambu Lab「A1 mini」

「Age of 3DP」のYouTubeチャンネルにて、わかりやすく実機レビューしています!

【A1 mini】2万円台になったBambu Labのコスパ最強FDM3Dプリンターを徹底実機レビュー!初心者から上級者まで超おすすめ!【マルチカラーは不要】

副業におすすめのFDM3Dプリンターは、

Bambu Lab「A1 mini」

です。

2024年1月に日本リリースとなった、Bambu Lab「A1 mini」。

  • 密閉なしのBambu Lab家庭用ラインナップの1台
  • エントリーモデルとして最適な、組み立て不要・小型の本体(180×180×180mm³)
  • 「AMS lite」併用で最大4色プリントへの拡張も可能

という特徴を備えています。

リリースから時間が経ったこともあり、現在では2〜3万円台で購入できるというバケモノレベルのコスパに(2025年1月時点)。初心者から上級者にまでおすすめできるコスパ最強機種となっています。

\クーポン・タイムセールはAmazonページをチェック!/

注意したいのは、

  • 「A1 mini」の造形サイズはスタンダードサイズよりも小さい(180x180x180mm³)

であるという点です。フィギュアやちょっとした治具・パーツ程度のサイズであればまったく問題ありませんが、コスプレ用のグッズやヘルメットのようなサイズのモノをプリントするのは難しいです。

大きめサイズのプリントを検討している方は、Bambu Labのスタンダードサイズ機種である、「A1」「P1S」等を検討してみると良いでしょう。

光造形3Dプリンターのおすすめ:ELEGOO「Saturn 4 Ultra 16K」

「Age of 3DP」のYouTubeチャンネルにて、わかりやすく実機レビューしています!

【Saturn 4 Ultra 16K】ELEGOOの最新超高解像度光造形3Dプリンターを開封&徹底実機レビュー!レジンタンク加熱&AIカメラにLED搭載、滑りにくいビルドプレートに大幅パワーアップ!

副業におすすめの光造形3Dプリンターは、

ELEGOO「Saturn 4 Ultra 16K」

です。

2025年1月にリリースされたELEGOO最新機種で、基本機能は「Saturn 4 Ultra」から継続。加えて、

  • 16K(15120×6230)超高解像度
  • レジンタンク加熱機能
  • AIカメラにLED追加
  • ビルドプレートに滑り防止構造追加
  • Wi-Fi内蔵化(外付け不要)

などなど、

家庭用として導入しやすいコストでありながら、光造形にありがちな手間を極限までに低減。

まだまだ珍しいレジンタンク加熱も搭載されているなど、「解像度」「プリント失敗削減」「利便性」を兼ね備えた家庭用3Dプリンターの最高峰と言って良い1台でしょう。

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3Dプリンターを使ったビジネス拡大の可能性【スケールアップ事例】

3Dプリンター副業である程度安定した売上が出るようになったら、さらなるビジネス展開も視野に入ります。

3Dプリンター副業を拡大して、会社辞めたい!独立だ!

なんてことも可能です(現に管理人自身が身を持って実現しています)。

ここでは、副業レベルにとどまらずスケールアップを目指す事例を見ていきましょう。

オリジナルブランドを立ち上げ、複数販路で本格販売

副業からスタートして自分のブランドを立ち上げ、本格的な販売活動に移行するケースは珍しくありません。

例えば、独自デザインの3Dプリント雑貨を数多く展開し、メルカリやminne、BASE等で販売数を伸ばしていく方法です。

SNSを伸ばすことで、ユーザー数が桁違いに多いAmazonや楽天、ZOZOtownといった大手ECモールで販売できる機会が巡ってくることも(手数料には注意)。

オンラインだけでなく、オフラインのイベントやポップアップストアへの出店も知名度アップに貢献してくれます。

とくに、SNSが伸び悩んでいる場合や、オンラインではリーチしにくい層へのアプローチとして有用でしょう。

上記を中心として複数の販路を活用すれば、副業(月数万円程度)を大きく超えた収入も十分に実現可能です。

3Dプリントファームを立ち上げ、企業向け受注・大量生産

副業をレベルアップする上で、複数台の3Dプリンターを稼働させる「3Dプリントファーム」を構築すれば、企業からの大量受注を請け負うことも可能です。

たとえば、家庭の一室でも設置できる範囲として高速FDM機を数台用意した「ミニ工場」を作れば、数百個程度であれば対応できるようになります。

大量注文をこなせるとなれば、1件あたりの報酬がアップしたり、競合となる副業マンとの差別化になったりとメリットが多くなります。

「3Dプリントファーム」の可能性として、「Jinqi Toy Company」の実例は知っておく価値があるでしょう。

このプリントファームでは、家庭用レベルの3Dプリンターを駆使し、1日30,000個以上ものおもちゃを生産。アメリカやヨーロッパへ輸出するという事業を展開しています。

同社は2023年末の創業から急速に設備を増強し、わずか1年ほどで保有3Dプリンター数を500台から3,500台以上に拡大。2025年中には、さらなる増設で10,000台規模の大型ファームを目指すとのことです。

もちろん、個人が数千台規模の工場をすぐに立ち上げるのは簡単ではありません。

しかし、数台〜十数台程度のプリンターを稼働させて事業拡大を図る“ミニファーム”の取り組みは比較的ハードルが低いです。

企業向けノベルティや試作品の小ロット生産などで実績を積めば、大きな受注が舞い込むチャンスもあるでしょう。

高速機種を揃えて効率を上げ、SNSや展示会を通じて法人との接点を増やす

こうした地道な努力が功を奏せば、数年後にはJinqiのような“ビッグプレイヤー”へ駆け上がる可能性もあるでしょう。


これらの事例は、人を雇ったり、外注を組み合わたりといった立派な「事業」と呼べるものでしょう。

個人の副業という範囲は超えていますが、「3Dプリンター副業の先にある可能性」として意識してみると、作業のモチベーションにもなるのではないでしょうか?



よくある質問(FAQ)|3Dプリンター副業で稼ぐには?

ここでは、3Dプリンター副業にチャレンジする方からよく寄せられる疑問をまとめました。

スタート前に不安を解消し、スムーズに副業を始める参考にしてください。

Q1. 初期投資はどのくらいかかるの?

副業用途として使える3Dプリンターの価格帯はまちまちですが、最低ラインとして、

FDM方式であれば3万円台から、光造形方式であれば4万円台から

この程度を目安にすると良いでしょう。

加えて、フィラメントやレジンの材料費、後処理等に要する周辺機器(洗浄・二次硬化装置)なども考慮が必要です。

材料費は1kgあたり2,000円から(レジンの方が若干高額)、周辺機器は1台1万円前後

が相場でしょう。

総合すると、

合計5〜10万円程度で3Dプリンター副業は開始できる

と思っておけば大丈夫です。

とはいえ、最新機種ほど生産性や安定性が高く、トラブル対応の手間が大幅に減るため、結果的にコストパフォーマンスが良くなるケースが多いです。

予算内でできるかぎり性能の高いモデルを選ぶと、長い目で見てお得になるでしょう。

Q2. 本業と両立できるか不安…

副業で3Dプリンターを扱う場合、すでにデータや設定の決まったプリント作業であれば、ほとんど装置が自動で実行してくれます。

時間がかかるのは、データの作成や安定したパラメータを見つけるまでのプリント設定の調整作業。

こうした作業を、早朝や終業後、休日といった時間にこなし、あとは適当なタイミングで3Dプリンターを稼働させるのが基本の流れになります。

リモートワークのできる会社・業種であれば、平日の日中に3Dプリンターを稼働させることも十分可能

ちょっとしたトラブル対応程度で、基本的には3Dプリンターがどんどん生産を進めてくれます。

そういった意味でも、3Dプリンターを使った副業は本業との両立がしやすいジャンルだと言えるでしょう。

Q3. 需要が少なくて儲からないって本当?

確かに3Dプリンターの市場はまだ拡大中で、他の副業に比べてメジャーなものとは言えません。

しかし、逆に言えば差別化しやすく、独自アイデアを打ち出す余地も大きいです。

扱いやすい装置が増えているとはいえ、まだまだ万人に扱える装置というわけではなく、品質の高いプリント品を販売できるスキル自体にも大きな価値があります。

需要の見極め以上に注意したいのは、3Dプリンター製品に限定しても、すでに飽和した販売ジャンルがあるということ。

その典型が「クッキー型」で、評価や実績のたまっている先行したブランドに立ち向かうことは容易ではありません。

初心者でも比較的簡単にモデリング・3Dプリントできる単純な構造であることも、ジャンルの飽和に拍車をかけており、熾烈な価格競争に巻き込まれることは必至

需要のあるジャンルを探る作業は必須ですが、レッドオーシャン(=飽和した市場)に突入することも避けることをおすすめします。



まとめ|3Dプリンター副業を成功させるポイント

ひとくちに3Dプリンター副業と言っても、プリントして販売するだけではありません。

この記事で紹介したものを中心に、自身の3Dプリント・3Dモデリングスキルを生かした副業をぜひ探ってみてください。

3Dプリンター副業は、そんな副業ジャンル・機種・作るモノ・販路といった選択をしっかり練り上げれば、趣味の延長から本業を超える収益を狙うことも夢ではありません。

特に最新の装置は、家庭への導入も手軽な1ケタ万円台のコストで導入できるにもかかわらず、産業用装置顔負けのクオリティとなってきています。

本業や趣味で培った3Dプリンタースキルを活かせば、副業とはいえ大きな収入も実現しやすいジャンルでしょう。

3Dプリンター副業に本腰を入れたい!

という方は、ぜひこのAge of 3DPのWebサイトYouTubeチャンネルを活用して、自身の用途や予算にあった最新機種を導入してみてくださいね!

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