こんにちは、管理人のウノケンです。
今回は3Dプリンターに関わるおすすめの副業を5つ紹介していきます。
3Dプリンターを趣味としている方の中には、これを副業にできないかと考える方も多いのではないでしょうか?実際、世の中には3Dプリンターに関わる副業で収益を上げている方がたくさんいます。この記事を執筆している筆者自身も、3Dプリンターをはじめて半年以内で、月5万円以上の収益を達成しています。
今回はそんな筆者の視点から、「3Dプリンター ✕ 副業」 をテーマとしたおすすめのマネタイズ方法を厳選して5つ紹介していきます。それぞれの副業のメリット・デメリットはもちろんのこと、「稼ぎやすさ」と「はじめやすさ」、「稼げる金額」を含めて紹介していきますので、ご自身のスタイルにあった3Dプリンター副業の参考にしてみてください!
後半では、副業に使用するうえでおすすめの3Dプリンターについてもあわせて紹介していきます。
- おすすめの3Dプリンター副業にはどのようなものがあるのか知りたい方
- 3Dプリンターを使った副業のメリット・デメリットについて知りたい方
- 3Dプリンターを使った副業でどのくらい稼げるのか知りたい方
- 副業におすすめの3Dプリンターについて知りたい方
それでは見ていきましょう!
稼げる!3Dプリンターに関わるおすすめ副業5選
今回ピックアップするおすすめの副業は以下の5つです。
さっそく、おすすめの副業5選について、そのメリット・デメリット、稼ぎやすさとともに確認していきましょう。
おすすめ副業①:3Dプリンターで作品を制作して販売する

3Dプリンターを用いたもっとも一般的な副業は、「3Dプリンターで作品を制作して販売する」ことです。
ECサイトやネットショップでは、3Dプリンターで出力した自身の作品に価格を設定して、日本中(あるいは世界中)の人々に販売することができます。コロナ禍の巣ごもり需要を経て、個人が作品を販売できるECサイト・ネットショップに出品したり、購入したりすることが、ますます一般的なものとなりました。
「メルカリShops」のようなフリマサイトのみならず、「BASE」「Shopify」のようなネットショップ、「minne」「Creema」といったハンドメイド通販サイトなど、個人が作品を販売できるECサイトが多く存在します。クリエイター向けネットショップの「Booth」なども有名ですね。
これらの代表的なECサイト・ネットショップはアクティブユーザー数も多いです。需要のある作品を生み出すことができれば、副業として十分な収入を得ることが可能です。実際、筆者自身もこれらのECサイトを活用して継続収入が得られるようになっています。
「3Dプリンターで作品を制作して販売する」の概要について把握したところで、そのメリット・デメリットについて確認し、理解を深めていきましょう。
メリット①:3Dプリンターならではの競争力のある作品が生み出せる

ネットショップやECサイトで個人が売上を上げるために重要なポイントの1つは、「オリジナリティ」です。お客となるユーザは、そのショップでしか買えない作品を求めています。Amazonや街中のお店で購入できる品物は、見向きもされません。そのような品は、個人が作るよりも、企業が作ったほうが品質が良く、安価に購入できてしまいます。
その点、3Dプリンターを使った作品製作は有利です。企業による大量生産では3Dプリンターの活用は進んでおらず、3Dプリンターならではの機能やデザイン性のある作品は、個人製作との相性が非常に良いです。
3Dプリンターを使ったヒット作品の例としては、「クッキー型」が有名です。クッキー型は100均などでも安価で購入できますが、ハートや星型など、似たような形が多いです。一方、3Dプリンターでは自分が作りたい形状や、イラストをもとにしたオリジナルの型を製作することが可能で、かわいらしいデザインのクッキー型は非常に人気が高いです。
3Dプリンター製クッキー型のヒットを受け、クッキー型専用の3Dプリンターまで登場しています。
その他にも、変わった模様の花瓶やスマホスタンドなど、日用品のアクセントになるようなユニークな作品がヒットしています。
メリット②:一度モデリングすればデータを使い回せる
次のメリットは、「一度モデリングしたデータを使い回せる」点です。
3Dプリンターを使った作品製作過程のうち、時間がかかるのは3DCADや3DCGソフトを用いたモデリングです。一度売れる作品を作ることができれば、そのデータを使って何度も収益につなげることができます。3Dプリンターを稼働させるための手間は毎回発生しますが、時間のかかる作業を毎回省略できるのはかなりのメリットですよね。
後述する案件受注においては、基本的に毎回モデリングすることになります。「一度モデリングしたデータを使い回せる」というメリットはECサイト作品販売の特徴と言えるでしょう。
メリット③:在庫がほとんど不要
最後に挙げるのは、「在庫がほとんど不要」という点です。
物販におけるリスクの1つは、大量の在庫を抱えてしまうことです。売れない場合は不良在庫にもなり、保管スペースの問題や多額の損失につながります。また、在庫をもたずに受注生産という形を取ることもできますが、Amazonの翌日配送に慣れた現代人にとって、数週間〜数カ月後の発送を待つことは、よほど魅力ある作品でない限りは苦痛でしかありません。
一方で、3Dプリンターを使った作品製作の魅力は、在庫をほとんどもたずに済むことです。あらかじめデータさえ作っておけば、注文が入った段階で3Dプリンターを稼働させれば良いのです。材料をもっておくことは必要ですが、これは他の作品にも使えますし、自身の趣味に使ってしまうことも可能です。実質的には「在庫不要」と言い切ってしまっても良いほどです。
デメリット①:販売単価は低くなりがち
続いて、デメリットについても見ていきましょう。
1つ目は、「販売単価が低くなりがち」だという点です。
さきほど上げたクッキー型の例では、メルカリShopsでは1,000円未満、minneでも数千円が相場です。
スマホスタンドやアクセサリーのような作品も似たような価格帯が多く、販売単価は低いものが多いです。単価が低いと、数万円の収入を得るために何十個もの作品を販売することが必要になります。気がつくと自身の労働に見合った対価が得られていない!ということにもなりかねないため、注意が必要です。
とはいえ、花瓶のような大きめの作品では5,000円前後の作品も見られます。以上を踏まえ、おすすめの戦略は以下のようになります。
- 単価の低いものからはじめてファンづくりをし、徐々に単価を上げていく
- 花瓶のような大きめの作品・付加価値の高い作品で高単価を狙う
デメリット①:他の作品に埋もれない努力が必要
もう1つ注意しておきたいデメリットは、「他の作品に埋もれない努力が必要」だということです。
具体的には、他の作品にはないアイディアを生み出すことや、継続的な作品制作・SNS発信が重要になります。
メリット①とつながる点ですが、個人の作品販売においては、オリジナリティが必須です。3Dプリンターがその点で有利なのはすでに述べた通りですが、売れる作品作りのためには、さらにプラスαが必要です。というのも、すでにクッキー型や花瓶、スマホスタンドのようなジャンルでは実績を上げているショップも多いためです。
このような環境で収益を上げていくためには、既存の作品にはない機能・デザインとはどのようなものか?どのような作品が求められているか?についてアイディアを出していく必要があります。ここが乗り越えなければならない難関なので、売れる作品ができるまでトライアンドエラーを繰り返していきましょう。
とはいえ、売れる作品ができるまでにもできることはあります。作品制作の過程をTwitter・InstagramのようなSNSで発信することで、ファン作りをしていくと良いでしょう。立派な作品でなくても、そこからの成長を継続的に発信することで根強いファンができていきます。その中から、ネットショップで作品を購入してくれるお客さんができることも多いので、早い段階からSNS発信することをおすすめします。
「3Dプリンターで作品を制作して販売する」の稼ぎやすさ・はじめやすさ・稼げる金額と期間
最後に、「3Dプリンターで作品を制作して販売する」の「稼ぎやすさ」と「はじめやすさ」、目安の稼げる金額と期間について確認しておきましょう。
稼ぎやすさ | ★★★★☆ |
はじめやすさ | ★★★★☆ |
稼げる金額(目安) | 5〜15万円 |
稼げるまでの期間(目安) | 半年〜 |
「3Dプリンターで作品を制作して販売する」は、稼ぎやすくはじめやすい副業であると言えます。それなりの継続や作業が必要になりますが、軌道に乗ると安定した収益を上げることが可能で、今回紹介する中でもっともおすすめしたい副業です。
とはいえ、人によって向き不向きありますので、以下の副業についても引き続きチェックしていきましょう!
おすすめ副業②:モデリングした3Dデータを販売する
次のおすすめ副業は、「モデリングした3Dデータを販売する」です。Web上のプラットフォームにアップロードした3Dデータを、使いたいと思った人がダウンロードしてくれることで収益が発生します。
代表的なプラットフォームに、「DMM.make クリエイターズマーケット」や、「Cults」などが存在します。
DMM.make クリエイターズマーケット

「DMM.make クリエイターズマーケット」は、クリエイター参加型の3Dアイテム通販サイトです。出品者は手数料無料で出品・販売することができます。日本のサイトなので、海外サイトを使用した販売に抵抗がある人もチャレンジしやすいプラットフォームです。
クリエイターズマーケットには10,000点以上の商品が存在しています(2023年1月時点)。カテゴリは「フィギュア」や「雑貨・インテリア」、「アクセサリー」などさまざまで、自分の得意なジャンルで出品に挑戦することが可能です。
出品されている商品は、数千円〜10,000円程度が多いです。出品者に支払われる金額は、造形価格を引いた金額となることに注意しましょう。
Cults

「Cults」はフランスの3Dデータ共有・販売サイトです。68万以上の高品質な3Dデータが公開されており、約60%が有料で販売されています(2023年1月時点)。
英語のプラットフォームというハードルの高さはあるものの、世界中の3Dプリンターユーザが買ってくれる可能性があります。日本の3Dプリンターユーザーのみをターゲットとした場合に比べ、ヒットしたときの期待収益は大きくなります。実際に日本のクリエイターもCultsを通した販売活動で収益を上げています。
単体の販売価格は数十円〜数千円と幅広いです。日本円換算で販売額を確認できるため、気になる方はどのようなファイルがいくらで売られているのか確認してみると良いでしょう。
「モデリングした3Dデータを販売する」の稼ぎやすさ・はじめやすさ・稼げる金額と期間
最後に、「モデリングした3Dデータを販売する」の「稼ぎやすさ」と「はじめやすさ」、目安の稼げる金額と期間について確認しておきましょう。
稼ぎやすさ | ★★☆☆☆ |
はじめやすさ | ★★★★★ |
稼げる金額(目安) | 〜5万円 |
稼げるまでの期間(目安) | 〜半年 |
3Dデータ販売の大きな魅力は、「はじめやすい」「在庫不要」であることです。一定以上の3Dモデリング技術をもち、かつ自身の作品の魅力をアピールできる営業能力のある人は、ぜひ挑戦してみましょう。
おすすめ副業③:クラウドソーシング等で案件を受注する(クライアントワーク)
次に紹介する副業は、「クラウドソーシング等で案件を受注する(クライアントワーク)」です。
クラウドソーシングとは、「不特定多数の人の寄与を募り、必要とするサービス、アイデア、またはコンテンツを取得するプロセス」(Wikipediaより)のことです。「特定の技能をもつ人に対して、企業や個人が仕事を発注するシステム」と考えるとわかりやすいでしょう。
有名どころでは、クラウドワークスやランサーズ、ココナラといったプラットフォームが挙げられます。大きく分けて、「案件を受注するタイプ」と「スキルを販売するタイプ」のプラットフォームが存在します。以下、特徴を見ていきましょう。
3Dプリンター関連技術を生かした「案件受注」におすすめのクラウドソーシングのプラットフォームは、「クラウドワークス」と「ランサーズ」です。どちらもクラウドソーシングの業界最大手であり、初心者でも始めやすい環境が整っています。
クラウドワークス

ランサーズ

3Dプリンター関連の「スキルを販売」したい方には、スキルを売買できるプラットフォーム「ココナラ」がおすすめです。さきほども例に上げましたが、「オリジナルのクッキー型を作成します!」というスキル出品も多数見られます。
ココナラ

クラウドワークスやランサーズとの大きな違いは、「案件の獲得方法」です。クラウドワークスやランサーズでは基本的に依頼主の案件に応募する形であるのに対し、ココナラでは「スキルを出品」し、お客側がそれを購入するという形になっています(お客側の依頼に応募する形式も存在しますが、メインは「スキルの出品」です)。
- 3Dプリンターによる出力サービス・スキル
- 3DCAD、3DCGソフトを用いたモデリングサービス・スキル
このように、クラウドソーシングを用いた案件受注・スキル出品は、3Dプリンターを使ったフィギュア製作などの趣味を通して培った技術を副業に活かしたい!と考える方には特におすすめの副業です。
また、案件受注やスキル出品において強い味方になるのが、SNSによる情報発信です。SNSを用いて自身の技術力・ノウハウを発信していくことで、案件の発注者側(企業など)が依頼しやすくなるためです。
クラウドソーシングのプラットフォームでは、実績を積むまでの案件受注が難しくなりがちです。そこで、SNSに自身の実力を蓄積しておくことで、初めて〜初期の案件獲得の難易度を下げることができます。
「クラウドソーシング・SNS等を活用した、個人・企業からの案件受注」の概要について把握したところで、そのメリット・デメリットについて確認していきましょう。
メリット①:オリジナル作品考案・ニーズ分析が不要
1つめのメリットは、「オリジナル作品考案・ニーズ分析が不要」な点です。
おすすめ副業①「作品販売」との比較になりますが、案件受注やスキル出品においては、自分のオリジナル作品を考える必要がありません。依頼者側の依頼に沿って、モデリングや3Dプリンター出力を行っていくことになります。「オリジナル作品なんて思い浮かばない。。。」という方は案件受注のほうが適していると言えるでしょう。
メリット②:1回の受注で数万〜十数万の収入も可能
続いては、「1回の受注で数万〜十数万の収入も可能」だという点です。
作品販売の場合、1件販売できた場合でも利益は数百円〜1,000円程度です。一方で、企業が依頼する案件などでは、1件受注できれば数万円〜十数万の収入が得られるケースも少なくありません。実際、筆者自身にも同等の規模の依頼が過去数件ありました。
「1件数百円の利益のために作品販売なんてしていられない!」という方は案件受注を目指すべきでしょう。
デメリット①:案件受注までの営業活動(実績作り、SNS運用)が必要

デメリットの1つ目は、「案件受注までの営業活動(実績作り、SNS運用)が必要」な点です。
オンラインのプラットフォームを介したビジネスでは、何らかの形で依頼者に信頼してもらう必要があります。見ず知らずの他人に仕事を依頼するのですから、なんの実績や取り組みも知ることができない相手では敬遠されてしまいます。誰だって、まったく知らない人にお金を払って仕事をしてもらうことは抵抗がありますよね。
そこで必要になるのが、実績作りとSNS発信です。
クラウドソーシングサービスでは、案件受注を積み重ねることで過去の案件に対する評価や受注件数が蓄積されていきます。これは基本的に依頼者側から確認できるようになっており、過去の案件への評価が高かったり、受注件数が多い人ほど依頼者は安心して仕事を依頼することができるようになるのです。Amazonや食べログのレビューが多かったり、評価が高い商品・お店だと安心して利用できるのと同じですね。
案件受注をはじめたばかりの頃は、もちろん実績がありません。ここが最初の壁であり、小粒の案件をこなすなどして実績作りを進める必要があります。最初はなかなか案件受注が難しく、これを乗り越えられない人から副業レースから振り落とされてしまいます。
そこで力になるのが、さきほども述べたように、SNS発信です。自身のモデリングスキルや3Dプリンター利用ノウハウを対外的に示すことで、実績が少ない段階でも、案件受注のハードルを下げることができるのです。
ちなみに、実力がある人は、プラットフォームを介さずにSNS上で直接やり取りしていたりもします。
人によっては、このような地道な実績作り・発信活動を苦痛に感じるかもしれず、デメリットの1つと言えるかもしれません。しかしながら、うまくSNSを活用したり、コツコツ実績作りを続けていければ、徐々に大型案件も受注できるようになります。月に1件程度でも副業収入としては十分な案件もありますので、あきらめずに挑戦してみてください。
デメリット②:ストック収入になりにくい
デメリット2つめは、「ストック収入になりにくい」点です。
案件受注の場合、基本的に毎回モデリングが必要になります。一度売れる作品を作れば何度も同じ3Dデータを使い回せる作品販売との大きな違いであると言えるでしょう。帰宅後や休日の時間をガッツリ作業にあてることができれば、副業においてもフロー収入で良いかもしれません。
「クラウドソーシング・SNS等で案件受注」の稼ぎやすさ・はじめやすさ・稼げる金額と期間
最後に、「クラウドソーシング・SNS等で案件受注」の「稼ぎやすさ」と「はじめやすさ」、目安の稼げる金額と期間について確認しておきましょう。
稼ぎやすさ | ★★★☆☆ |
はじめやすさ | ★★★★★ |
稼げる金額(目安) | 5〜20万円 |
稼げるまでの期間(目安) | 半年〜 |
安定して案件を受注できるようになるまでは少し辛抱が必要になるかもしれませんが、SNS発信や案件探しはすぐにでも始めることができます。SNSアカウントやクラウドソーシングサイトへの登録はどれも無料です。「どんな副業をはじめようかな。。。」と迷っている方は、SNSで実績を発信したり、どんな案件があるか確認してみるところから始めてみましょう。
おすすめ副業④:ブログやnote等で情報発信する
続いて紹介する3Dプリンターおすすめ副業は、「ブログやnote等で情報発信する」です。
ここまで紹介した2つの副業とは異なり、何かしらの3Dモデリングや3Dプリンター出力による収入ではなく、3Dプリンター・3Dモデリングに関する情報や、取り扱いに関するノウハウの発信によって読者を集め、広告収入を得る方法です。
これらのメリット・デメリットについても確認していきましょう。
メリット①:趣味で得た3Dモデリング・3Dプリンターのノウハウが生かせる
メリットの1つ目は、「趣味で得た3Dモデリング・3Dプリンターのノウハウが生かせる」ことです。
趣味で3Dプリンターを扱ってきた経験の長い人には特におすすめで、これから3Dプリンターを使い始めたい人や、3Dプリンターの扱いが不慣れな初心者に対して、画像や記事の形でノウハウを発信することで収入を得ることができるのです。
「3Dプリンターを使い始めたいけど、何を揃えればいいのかわからない」、「うまく造形できないが、どうやって解決すれば良いのかわからない」という3Dプリンタービギナーのための情報発信は、人の役に立ちながら収入を得ることができる優良な副業だと言えるでしょう。
メリット②:ストック収入にできる
2つ目のメリットは、「ストック収入にできる」点です。
ブログやnoteの記事は何度も閲覧され、そのたびに広告収入を生み出します。案件受注のたびにモデリングしたり、作成が売れるたびに3Dプリンターを稼働させるフロー型の収入とは異なり、蓄積したコンテンツが資産になるのです。
何度も閲覧される優良なストックができれば、自身が寝ている間も記事がお金を稼いでくれるのです。自分の3Dプリンターに関する知識・ノウハウに自信があり、かつ情報発信に興味がある方にはぜひトライしていただきたい副業です。
デメリット①:読者の母数がそこまで多くない
続いて、デメリットについて確認していきます。
1つ目は、「読者の母数がそこまで多くない」点です。
3Dプリンターの普及が進んでいるとは言え、より一般的なエンタメや美容、金融のようなジャンルに比べるとかなり見劣りします。読者が少なければ収益を上げることはできません。
デメリット②:ブログは競合となる企業サイトも多数
2つ目のデメリットとして、「ブログは競合となる企業サイトが多数存在する」ことが挙げられます。
ブログで収益化するためには、Googleの検索結果で上位に表示される必要があります。このとき、SEO対策等の施策が必要になりますが、3Dプリンターのジャンルでは、メーカーや家電量販店の企業サイトが多数存在します。個人ブログでは、どうしても企業サイトよりも上位に表示させるのが難しいため、ニッチなキーワードを選定することになります。
どうしても検索上位を狙うことが難しいと感じる場合には、SNSからの流入を狙うなどの工夫が必要になります。
「ブログやnote等で情報発信する」の稼ぎやすさ・はじめやすさ・稼げる金額と期間
最後に、「ブログやnote等で情報発信する」の「稼ぎやすさ」と「はじめやすさ」、目安の稼げる金額と期間について確認しておきましょう。
稼ぎやすさ | ★★★☆☆ |
はじめやすさ | ★★★☆☆ |
稼げる金額(目安) | 5〜10万円 |
稼げるまでの期間(目安) | 1〜2年 |
ブログやnoteで収益を上げるまでには、ある程度の記事数や知名度が必要になります。数ヶ月程度の間、まったく収益が上がらなくても更新を継続する覚悟が必要になりますが、いずれストックされたコンテンツが収益を上げてくれる可能性があります。自分が手を動かさなくても収入が生まれる「不労所得」の獲得に向けて、チャレンジしてみる価値は十分あるでしょう。
おすすめ副業⑤:YouTubeで動画を投稿する

最後に紹介する副業は、「YouTubeで動画を投稿する」です。
3Dプリンターを扱う様子は、YouTubeとの相性も抜群です。3Dプリンターを扱うための初心者向けノウハウ動画や、最新機種の紹介動画など、近年は3Dプリンター系のYouTubeチャンネルが増加しています。3Dプリンターブランドからの依頼を受けて機種紹介を行うチャンネルも多数見られ、数万回〜数十万回再生されている動画も珍しくありません。
安定して数万回を超える動画を何本も生み出していくのは相当なコンテンツ作成能力が要求されますが、需要が増加しているジャンルということもあり、チャレンジしてみる価値は十分あるでしょう。
「YouTubeで動画を投稿する」の稼ぎやすさ・はじめやすさ・稼げる金額と期間
最後に、「YouTubeで動画を投稿する」の「稼ぎやすさ」と「はじめやすさ」、目安の稼げる金額と期間について確認しておきましょう。
稼ぎやすさ | ★★★☆☆ |
はじめやすさ | ★★☆☆☆ |
稼げる金額(目安) | 5〜20万円 |
稼げるまでの期間(目安) | 1〜2年 |
ブログやnoteと同様、YouTubeで収益を上げるまでにはある程度の動画本数が必要になります。登録者数を増やして収益化に至るまで、あきらめずにコンテンツを生成し続けられるかがポイントになります。半年〜1年程度はほとんど収益が上がらないことを覚悟の上でチャレンジしてみる必要があるでしょう。
副業におすすめの3Dプリンター
おすすめの副業について一通り確認したところで、副業におすすめの3Dプリンターについて簡単に触れておきます。「まだ3Dプリンターもってないよ!」という方はチェックしておきましょう。
筆者のおすすめは、3Dプリンター本体にお金をかけすぎないことです。というのも、3Dプリンターを稼働させるためには、材料(レジン、フィラメント)や消耗品、周辺機器といったランニングコストがかかるためです。
副業で収益を上げたいのに、そもそもの準備でお金がかかってしまっては元も子もありません。最近は低価格でも優れた性能の3Dプリンターも多数存在するので、筆者としてはこのような高コスパ3Dプリンターをおすすめしています。
家庭用3Dプリンターには、「FDM(FFF)方式」と「光造形方式」の2種類があります。それぞれ1モデルずつピックアップしていきます。
FDM(FFF)方式のおすすめ:MINGDA「Magician X」
FDM方式のおすすめ3Dプリンターは、MINGDA「Magician X」です。
- 半組み立て済みで、組み立てに時間と手間がかからない
- オートレベリング機能搭載
組み立てやすさや機能性と価格のバランスが良く、初心者の方にもおすすめしたい3Dプリンターです。
筆者自身も使用しており、レビュー記事に使用感を詳しく記載しています。詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください。
3Dプリンター副業において、比較的強度のあるモノや大型の造形物を作りたい場合は、FDM(FFF)方式のMINGDA「Magician X」を検討してみると良いでしょう。
光造形3Dプリンターのおすすめ:Anycubic「Photon Mono 4K」
過去、光造形方式のおすすめは、筆者自身も愛用するELEGOOの3Dプリンター「Mars 2」でした。格安であるにもかかわらず高速・高精細に造形できる高コスパモデルでしたが、ほぼ生産が終了しています。
現状、コスパと性能の観点では4K3Dプリンターの「Photon Mono 4K」がおすすめです。3万円前後で購入できる格安モデルながら、光造形の特徴であるなめらかさを際立たせる4K解像度を実現しています。
「どの3Dプリンターを選べば良いかわからない!」という方にも、とりあえずコレ!とおすすめできる一台です。
まとめ:3Dプリンター関連の副業にチャレンジしてみよう!
今回は3Dプリンターに関わるおすすめ副業5選を紹介してきました。
ぜひ自身と相性の良い副業を見つけて、トライしてみてください!