こんにちは、管理人のウノケンです。
今回は、CrealityのFDM3DプリンターEnderシリーズについて徹底解説・徹底比較していきたいと思います。
CrealityはFDM・光造形方式の3Dプリンターを販売する注目企業。FDM(Fused Deposition Modeling, 熱溶解積層)方式3Dプリンターとしては「Ender-3」をはじめとするEnderシリーズが有名です。
"Ender"の名を冠する3DプリンターはEnder-3だけではありません。Ender-2やEnder-5、Ender-7など数多くのEnderシリーズ3Dプリンターが存在しています。
複数の分類が存在し、機種の数も多いEnderシリーズ。「Ender-3シリーズは知ってるけど、他のシリーズは知らないな。。。」という方も多いのではないでしょうか?Ender-3以外の分類にはどのような3Dプリンターが存在し、どのような違いがあるのでしょうか?
この記事では、Creality Enderシリーズの全分類・全機種について、その特徴を徹底解説・徹底比較していきます。各分類が活躍する使いみち・用途についてもあわせて解説していきたいと思います!
それでは見ていきましょう!
- Enderシリーズ全分類(Ender-3、Ender-5等)の特徴
- Enderシリーズ全機種の特徴と詳細スペック
Creality Enderシリーズとは
はじめに、Creality Enderシリーズの基本的な特徴について解説していきます。
「『Ender-3』って機種名?分類(シリーズ)の名前?」
「EnderシリーズはすべてFDM方式なの?光造形方式も存在する?」
といった基礎的な情報を押さえておきましょう。
Enderシリーズは全5分類
現時点で、Enderシリーズには全5分類が存在します(2025年1月時点)。ここではEnder-X("X"には数字が入る)を1つの分類としています。
- Ender-2シリーズ
- Ender-3シリーズ
- Ender-5シリーズ
- Ender-6シリーズ
- Ender-7シリーズ
Ender-Xシリーズには、分類名と機種名が同一のものも存在しています。例えば、Ender-3シリーズには、「Ender-3」という機種名の3Dプリンターが存在しています。わかりやすいように、この記事では機種名のほうをカッコ書きしています。
Enderシリーズはすべて組み立て式のFDM(熱溶解積層)方式3Dプリンター

Enderシリーズは、すべて組み立て式のFDM(熱溶解積層)方式3Dプリンターです。
上の図は「Ender-3」が発送される際の、分解されたパーツです。かなり細かい部分まで分解されており、3Dプリントをはじめる前に自分で組み立てる必要があります。ブランドによっては「DIY」と表現されている場合もありますね。

Enderシリーズには、半組み立て済み(Quick Assembly)の機種も多く存在します。半組み立て済みの機種は、上の図のように本体がいくつかの大きなパーツに分解された形で納品されます。上の画像は「Ender-3 S1 Pro」の例で、96%組み上がった状態で納品されます。
細かい部品はユーザ側で組み立てる必要がないため、誰でも数十分程度の作業で難なく完成させることができます。
このように、Enderシリーズは基本的に組み立て式で、造形領域(中央部分)はむき出しになっています。「Ender-5 S1」や「Ender-6」といった一部の機種にはエンクロージャーと呼ばれる「囲い」のある密閉式の機種も存在しています。
最安は2万円台から。価格は手頃な低〜中価格帯がほとんど
Enderシリーズは、非常にコストパフォーマンスの良い3Dプリンターとして知られています。2017年の登場以来、80万台以上出荷されている大人気モデル「Ender-3」は、約2万円で購入可能です。
高価な機種でも、そのほとんどが10万円以下で購入できる低〜中価格帯の3Dプリンターです。その性能はもちろんのこと、価格の観点でも家庭用として購入する3Dプリンターとして最適なラインナップと言えるでしょう。
Enderシリーズ全5分類(Ender-2/3/5/6/7)の特徴

ここからは、Enderシリーズの全5分類(Ender-2/3/5/6/7)の特徴について解説していきます。
Ender-2シリーズ
現時点では、Ender-2シリーズは「Ender-2 Pro」のみの1種です(2025年1月時点)。
4.65kgの超軽量モデル!【Ender-2 Pro】

「Ender-2 Pro」は、軽くてコンパクトな3Dプリンターです。他のEnderシリーズとは一風異なる見た目をしており、Z軸方向の柱が1つしかないカンチレバー構造となっています。
重さはなんと4.65kgで、スタンダードな3Dプリンターである「Ender-3」の6.62kgと比べると、およそ30%も軽量です。上部には持ち手も付いていて、場所を変えて3Dプリントしたいときや、常設せずに頻繁に片付けるような使い方をしたいときに便利です。
組み立ても簡単です。90%組み立てられた状態で配送される5つのパーツを、たった7本のネジ締めするだけで完成します。

コンパクトなだけに、造形サイズは165mm × 165mm × 180mmと小さめです。フィラメント切れ検知機能やオートレベリング機能が搭載されていない点にも注意しましょう。
最低限の機能があれば良く、省スペースでコンパクトな3Dプリントをしたい方におすすめです。
モデル名 | Ender-2 Pro |
---|---|
本体イメージ | ![]() |
メーカー | Creality |
価格(サンステラ) | - |
価格(SK本舗) | - |
価格(Amazon) | - |
価格(海外ストア) | - |
本体サイズ(LxWxH)[mm] | 421 x 383 x 465 |
本体重量[kg] | 4.65 |
構造 | |
密閉 | × |
ヒートチャンバー | |
組み立て | 半組み立て済 |
造形サイズ(LxWxH)[mm] | 165 x 165 x 180 |
最大スピード[mm/s] | 100 |
推奨スピード[mm/s] | |
最大加速度[mm/s²] | |
最大押出流量[mm³/s] | |
最大ノズル温度[℃] | 260 |
最大ヒートベッド温度[℃] | 80 |
対応フィラメント | |
マルチカラー | |
消費電力[W] | |
ディスプレイ | ノブ式 |
Wi-Fi | |
内部ストレージ[GB] | |
カメラ/リモートモニタリング | |
スライスソフト | - |
その他 | |
出典 | 公式サイト |
Ender-3シリーズ

Enderシリーズにおいて、もっとも有名で人気が高いのが、Ender-3シリーズです。
Enderシリーズの中で一番機種の数が多く、現時点で14種類存在しています(2025年1月時点)。
Ender-3シリーズは、大きく分けて以下の3つに分類されます。各機種のスペックとともにざっと一覧で確認しておきましょう。
「V3」一覧
モデル名 | Ender-3 V3 | Ender-3 V3 Plus | Ender-3 V3 SE | Ender-3 V3 KE |
---|---|---|---|---|
本体イメージ | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
メーカー | Creality | Creality | Creality | Creality |
価格(サンステラ) | - | ¥94,600 (2025-04-01 18:11 時点) | - | - |
価格(SK本舗) | - | - | - | - |
価格(Amazon) | ¥63,599 (2025-04-02 02:40 時点) | - | ¥27,199 (2025-04-01 20:00 時点) | ¥49,999 (2025-04-02 00:50 時点) |
価格(海外ストア) | ||||
本体サイズ(LxWxH)[mm] | 358 x 374 x 498 | 410 x 445 x 577 | 420 x 366 x 490 | 433 x 366 x 490 |
本体重量[kg] | 7.83 | 11.5 | 7.12 | 7.8 |
構造 | CoreXZ | CoreXZ | ベッドスリンガー | ベッドスリンガー |
密閉 | × | × | × | × |
ヒートチャンバー | × | × | × | × |
組み立て | 半組み立て済 | 半組み立て済 | 半組み立て済 | 半組み立て済 |
造形サイズ(LxWxH)[mm] | 220 x 220 x 250 | 300 x 300 x 330 | 220 x 220 x 250 | 220 x 220 x 240 |
最大スピード[mm/s] | 600 | 600 | 250 | 500 |
推奨スピード[mm/s] | 300 | 300 | 180 | 300 |
最大加速度[mm/s²] | 20000 | 20000 | 2500 | 8000 |
最大押出流量[mm³/s] | - | - | - | - |
最大ノズル温度[℃] | 300 | 300 | 260 | 300 |
最大ヒートベッド温度[℃] | 110 | 100 | 100 | 100 |
対応フィラメント | PLA, TPU, PETG, ABS, PLA-CF, PETG-CF, CR-carbon | PLA, TPU, PETG, ABS, PLA-CF, PETG-CF, CR-carbon | PLA, PETG, TPU | PLA, TPU, PETG, ABS, ASA |
マルチカラー | × | × | × | × |
消費電力[W] | 350 | 350 | 350 | 350 |
ディスプレイ | タッチ式 | タッチ式 | ノブ式 | タッチ式 |
Wi-Fi | ○ | ○ | × | ○ |
内部ストレージ[GB] | ○ | ○ | - | ○ |
カメラ/リモートモニタリング | × | × | × | × |
スライスソフト | Creality Print | Creality Print | Creality Print Cura Simplify3D | Creality Print Cura Simplify3D |
その他 | デュアル斜め支柱 デュアルY軸モーター | プレート:PCばね鋼 | ||
出典 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
Ender-3人気の火付け役「無印」
モデル名 | Ender-3 | Ender-3 Pro | Ender-3 V2 | Ender-3 Max |
---|---|---|---|---|
本体イメージ | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
メーカー | Creality | Creality | Creality | Creality |
価格(サンステラ) | - | - | - | - |
価格(SK本舗) | - | - | - | - |
価格(Amazon) | - | - | - | - |
価格(海外ストア) | - | - | - | - |
本体サイズ(LxWxH)[mm] | 440 x 440 x 465 | 440 x 420 x 465 | 475 x 470 x 620 | 513 x 563 x 590 |
本体重量[kg] | 6.62 | 6.98 | 7.8 | 9.5 |
構造 | ||||
密閉 | × | × | × | × |
ヒートチャンバー | ||||
組み立て | 要組み立て | 要組み立て | 要組み立て | 要組み立て |
造形サイズ(LxWxH)[mm] | 220 x 220 x 250 | 220 x 220 x 250 | 220 x 220 x 250 | 300 x 300 x 340 |
最大スピード[mm/s] | 180 | 180 | 180 | 100 |
推奨スピード[mm/s] | ||||
最大加速度[mm/s²] | ||||
最大押出流量[mm³/s] | ||||
最大ノズル温度[℃] | 255 | 255 | 255 | 255 |
最大ヒートベッド温度[℃] | 100 | 100 | 100 | 100 |
対応フィラメント | ||||
マルチカラー | ||||
消費電力[W] | ||||
ディスプレイ | ノブ式 | ノブ式 | ノブ式 | ノブ式 |
Wi-Fi | ||||
内部ストレージ[GB] | ||||
カメラ/リモートモニタリング | ||||
スライスソフト | Cura Repetier-Host simplify3D | Cura Repetier-Host simplify3D | Cura simplify3D | Creality Slicer Cura Repetier-Host simplify3D |
その他 | ||||
出典 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
家庭用3Dプリンターにおけるハイエンド「S1」
モデル名 | Ender-3 S1 | Ender-3 S1 Pro | Ender-3 S1 Plus |
---|---|---|---|
本体イメージ | ![]() | ![]() | ![]() |
メーカー | Creality | Creality | Creality |
価格(サンステラ) | - | - | - |
価格(SK本舗) | - | - | - |
価格(Amazon) | - | ¥59,800 (2025-04-02 02:40 時点) | - |
価格(海外ストア) | - | - | - |
本体サイズ(LxWxH)[mm] | 487 x 453 x 622 | 490 x 455 x 625 | 557 x 535 x 655 |
本体重量[kg] | 9.1 | 8.7 | 10.25 |
構造 | |||
密閉 | × | × | × |
ヒートチャンバー | |||
組み立て | 半組み立て済 | 半組み立て済 | 半組み立て済 |
造形サイズ(LxWxH)[mm] | 220 x 220 x 270 | 220 x 220 x 270 | 300 x 300 x 300 |
最大スピード[mm/s] | 160 | 160 | 150 |
推奨スピード[mm/s] | |||
最大加速度[mm/s²] | |||
最大押出流量[mm³/s] | |||
最大ノズル温度[℃] | 260 | 300 | 260 |
最大ヒートベッド温度[℃] | 100 | 110 | 100 |
対応フィラメント | |||
マルチカラー | |||
消費電力[W] | |||
ディスプレイ | ノブ式 | タッチ式 | タッチ式 |
Wi-Fi | |||
内部ストレージ[GB] | |||
カメラ/リモートモニタリング | |||
スライスソフト | - | - | - |
その他 | LED搭載 | ||
出典 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
無印がオートレベリングを搭載して再登場「Neo」
モデル名 | Ender-3 Neo | Ender-3 V2 Neo | Ender-3 Max Neo |
---|---|---|---|
本体イメージ | ![]() | ![]() | ![]() |
メーカー | Creality | Creality | Creality |
価格(サンステラ) | - | - | - |
価格(SK本舗) | - | - | - |
価格(Amazon) | - | - | - |
価格(海外ストア) | - | - | - |
本体サイズ(LxWxH)[mm] | 440 x 440 x 465 | 438 x 424 x 472 | 516 x 582 x 590 |
本体重量[kg] | 7 | 7.8 | 10.3 |
構造 | |||
密閉 | × | × | × |
ヒートチャンバー | |||
組み立て | 要組み立て | 半組み立て済 | 半組み立て済 |
造形サイズ(LxWxH)[mm] | 220 x 220 x 250 | 220 x 220 x 250 | 300 x 300 x 320 |
最大スピード[mm/s] | 120 | 120 | 120 |
推奨スピード[mm/s] | |||
最大加速度[mm/s²] | |||
最大押出流量[mm³/s] | |||
最大ノズル温度[℃] | 260 | 260 | 260 |
最大ヒートベッド温度[℃] | 100 | 100 | 100 |
対応フィラメント | |||
マルチカラー | |||
消費電力[W] | |||
ディスプレイ | ノブ式 | ノブ式 | ノブ式 |
Wi-Fi | |||
内部ストレージ[GB] | |||
カメラ/リモートモニタリング | |||
スライスソフト | Creality Slicer Cura simplify3D | Creality Slicer Cura simplify3D | Creality Slicer Cura Repetier-Host simplify3D |
その他 | |||
出典 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
Ender-3シリーズだけでも、たくさんの機種が存在していることがわかりますね。詳細については以下の個別記事で徹底解説・徹底比較しているので、あわせてご覧ください。
Ender-5シリーズ

Ender-5シリーズは、ボックス状の堅牢なボディが特徴のラインナップです。振動を低減し、より高精度な3Dプリントを実現します。
Ender-5シリーズには、
- Ender-5 Plus
- Ender-5 Pro
- Ender-5 S1
の3機種が存在しています。各機種のスペックを一覧で確認してみましょう。
モデル名 | Ender-5 Plus | Ender-5 Pro | Ender-5 S1 |
---|---|---|---|
本体イメージ | ![]() | ![]() | ![]() |
メーカー | Creality | Creality | Creality |
価格(サンステラ) | - | - | - |
価格(SK本舗) | - | - | - |
価格(Amazon) | - | - | - |
価格(海外ストア) | - | - | - |
本体サイズ(LxWxH)[mm] | 632 x 666 x 619 | 552 x 485 x 510 | 425 x 460 x 570 |
本体重量[kg] | 18.2 | 11.8 | 12.1 |
構造 | |||
密閉 | × | × | オプションあり |
ヒートチャンバー | |||
組み立て | 要組み立て | 要組み立て | 半組み立て済 |
造形サイズ(LxWxH)[mm] | 350 x 350 x 400 | 220 x 220 x 300 | 220 x 220 x 280 |
最大スピード[mm/s] | - | - | 250 |
推奨スピード[mm/s] | |||
最大加速度[mm/s²] | |||
最大押出流量[mm³/s] | |||
最大ノズル温度[℃] | 260 | - | 300 |
最大ヒートベッド温度[℃] | 110 | - | 110 |
対応フィラメント | |||
マルチカラー | |||
消費電力[W] | |||
ディスプレイ | タッチ式 | ノブ式 | タッチ式 |
Wi-Fi | |||
内部ストレージ[GB] | |||
カメラ/リモートモニタリング | |||
スライスソフト | - | Cura Repetier-Host simplify3D | Creality Slicer Creality Print Cura Repetier-Host simplify3D |
その他 | デュアルY軸 | デュアルY軸 | デュアルY軸 |
出典 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
Ender-5シリーズも、Ender-3シリーズに続いて機種数の多いシリーズになっています。詳細については以下の個別記事をご覧ください。
Ender-6シリーズ
現時点では、Ender-6シリーズは「Ender-6」のみの1種です(2025年1月時点)。
エンクロージャー付きの高精度3Dプリンター【Ender-6】

「Ender-6」は、メタリックな質感のフレームをもつボックス形状が特徴的な3Dプリンターです。四方はアクリルプレートで覆われており、安定性が高く正確なプリントを実現します。
モデル名 | Ender-6 |
---|---|
本体イメージ | ![]() |
メーカー | Creality |
価格(サンステラ) | - |
価格(SK本舗) | - |
価格(Amazon) | - |
価格(海外ストア) | - |
本体サイズ(LxWxH)[mm] | 495 x 495 x 650 |
本体重量[kg] | 22 |
構造 | |
密閉 | ○ |
ヒートチャンバー | |
組み立て | 要組み立て |
造形サイズ(LxWxH)[mm] | 250 x 250 x 400 |
最大スピード[mm/s] | 150 |
推奨スピード[mm/s] | |
最大加速度[mm/s²] | |
最大押出流量[mm³/s] | |
最大ノズル温度[℃] | - |
最大ヒートベッド温度[℃] | - |
対応フィラメント | |
マルチカラー | |
消費電力[W] | |
ディスプレイ | タッチ式 |
Wi-Fi | |
内部ストレージ[GB] | |
カメラ/リモートモニタリング | |
スライスソフト | Cura Repetier-Host simplify3D |
その他 | |
出典 | 公式サイト |
Ender-7シリーズ
現時点では、Ender-7シリーズは「Ender-7」のみの1種です(2025年1月時点)。
最大250mm/sの高速プリントモデル【Ender-7】

「Ender-7」は、プリントスピードが最大250mm/sに達する高速プリントに特徴のある3Dプリンターです。
プリントスピードがどれくらい速いのか、スタンダードな3Dプリンターの代表格である「Ender-3」と比較してみましょう。
Ender-7 | Ender-3 | |
最大プリントスピード[mm/s] | 250 | 180 |
上記のように、「Ender-7」は「Ender-3」に比べて、およそ1.4倍高速に3Dプリントすることが可能です。
造形サイズが大きくなるほど、造形時間は長くなります。少しでもプリントスピードの速い3Dプリンターを探している方にはぜひ検討してほしい一台です。
モデル名 | Ender-7 |
---|---|
本体イメージ | ![]() |
メーカー | Creality |
価格(サンステラ) | - |
価格(SK本舗) | - |
価格(Amazon) | - |
価格(海外ストア) | - |
本体サイズ(LxWxH)[mm] | 430 x 460 x 570 |
本体重量[kg] | 17.2 |
構造 | |
密閉 | - |
ヒートチャンバー | |
組み立て | 要組み立て |
造形サイズ(LxWxH)[mm] | 250 x 250 x 300 |
最大スピード[mm/s] | 250 |
推奨スピード[mm/s] | |
最大加速度[mm/s²] | |
最大押出流量[mm³/s] | |
最大ノズル温度[℃] | 260 |
最大ヒートベッド温度[℃] | 100 |
対応フィラメント | |
マルチカラー | |
消費電力[W] | |
ディスプレイ | タッチ式 |
Wi-Fi | |
内部ストレージ[GB] | |
カメラ/リモートモニタリング | |
スライスソフト | Creality Slicer Cura Repetier-Host simplify3D |
その他 | |
出典 | 公式サイト |
まとめ 〜用途別のおすすめEnderシリーズは?〜

今回は、CrealityのFDM3DプリンターEnderシリーズの全分類・全機種について徹底解説・徹底比較してきました。大きく分けて5つの分類が存在し、それぞれ次のような特徴があることがわかりましたね。
- Ender-2:軽量でコンパクト。持ち運びや片付けを考えている方にオススメ!
- Ender-3:「V3」「無印」「S1」「Neo」に分類される大人気シリーズ
- Ender-5:堅牢なボディによる振動低減・安定造形を実現
- Ender-6:ボックスデザイン×エンクロージャが特徴的な高精度3Dプリンター
- Ender-7:最大250mm/sの高速造形3Dプリンター
造形サイズやオプション機能も機種によってさまざまで、FDM方式3Dプリンターの初心者〜中級者まで満足できるラインナップとなっています。
3Dプリンター選びの際には、機能と価格のバランスに注目しましょう。機能や使い勝手が充実するほど、どうしても価格は高くなってしまいます。
紹介した注目ポイントや、Ender-3シリーズ、Ender-5シリーズの個別解説記事も参考に、あなたのお気に入りのEnderを選んでみてください!
Crealityには、Enderシリーズ以外にも、CRシリーズやSermoonシリーズといったFDM3Dプリンターが存在します。以下の解説記事もあわせてご覧ください。