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【2024】Creality Enderシリーズ徹底比較!【Ender-2/Ender-3/Ender-5/Ender-6/Ender-7】

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こんにちは、管理人のウノケンです。

今回は、CrealityのFDM3DプリンターEnderシリーズについて徹底解説・徹底比較していきたいと思います。

CrealityはFDM・光造形方式の3Dプリンターを販売する注目企業。FDM(Fused Deposition Modeling, 熱溶解積層)方式3Dプリンターとしては「Ender-3」をはじめとするEnderシリーズが有名です。

"Ender"の名を冠する3DプリンターはEnder-3だけではありません。Ender-2やEnder-5、Ender-7など数多くのEnderシリーズ3Dプリンターが存在しています。現在公式サイトに記載のあるEnderシリーズは、なんと16機種も存在しています(2023年1月時点)。

複数の分類が存在し、機種の数も多いEnderシリーズ。「Ender-3シリーズは知ってるけど、他のシリーズは知らないな。。。」という方も多いのではないでしょうか?Ender-3以外の分類にはどのような3Dプリンターが存在し、どのような違いがあるのでしょうか?

この記事では、Creality Enderシリーズの全分類・全機種について、その特徴を徹底解説・徹底比較していきます。各分類が活躍する使いみち・用途についてもあわせて解説していきたいと思います!

それでは見ていきましょう!

この記事を読んでわかること
  • Enderシリーズ全分類(Ender-3、Ender-5等)の特徴
  • Enderシリーズ全機種の特徴と詳細スペック



Creality Enderシリーズとは

はじめに、Creality Enderシリーズの基本的な特徴について解説していきます。

「『Ender-3』って機種名?分類(シリーズ)の名前?」

「EnderシリーズはすべてFDM方式なの?光造形方式も存在する?」

といった基礎的な情報を押さえておきましょう。

Enderシリーズは全5分類

現時点で、Enderシリーズには全5分類が存在します(2023年1月時点)。ここではEnder-X("X"には数字が入る)を1つの分類としています。

Enderシリーズの全5分類
  • Ender-2シリーズ
  • Ender-3シリーズ
  • Ender-5シリーズ
  • Ender-6シリーズ
  • Ender-7シリーズ

Ender-Xシリーズには、分類名と機種名が同一のものも存在しています。例えば、Ender-3シリーズには、「Ender-3」という機種名の3Dプリンターが存在しています。わかりやすいように、この記事では機種名のほうをカッコ書きしています。

Enderシリーズはすべて組み立て式のFDM(熱溶解積層)方式3Dプリンター

出典:Creality「Ender-3」

Enderシリーズは、すべて組み立て式のFDM(熱溶解積層)方式3Dプリンターです。

上の図は「Ender-3」が発送される際の、分解されたパーツです。かなり細かい部分まで分解されており、3Dプリントをはじめる前に自分で組み立てる必要があります。ブランドによっては「DIY」と表現されている場合もありますね。

出典:Creality「Ender-3 S1 Pro」

Enderシリーズには、半組み立て済み(Quick Assembly)の機種も多く存在します。半組み立て済みの機種は、上の図のように本体がいくつかの大きなパーツに分解された形で納品されます。上の画像は「Ender-3 S1 Pro」の例で、96%組み上がった状態で納品されます。

細かい部品はユーザ側で組み立てる必要がないため、誰でも数十分程度の作業で難なく完成させることができます。

このように、Enderシリーズは基本的に組み立て式で、造形領域(中央部分)はむき出しになっています。「Ender-5 S1」や「Ender-6」といった一部の機種にはエンクロージャーと呼ばれる「囲い」のある密閉式の機種も存在しています。

最安は2万円台から。価格は手頃な低〜中価格帯がほとんど

Enderシリーズは、非常にコストパフォーマンスの良い3Dプリンターとして知られています。2017年の登場以来、80万台以上出荷されている大人気モデル「Ender-3」は、約2万円で購入可能です。

高価な機種でも、そのほとんどが10万円以下で購入できる低〜中価格帯の3Dプリンターです。その性能はもちろんのこと、価格の観点でも家庭用として購入する3Dプリンターとして最適なラインナップと言えるでしょう。



Enderシリーズ全5分類(Ender-2/3/5/6/7)の特徴

ここからは、Enderシリーズの全5分類(Ender-2/3/5/6/7)の特徴について解説していきます。

Ender-2シリーズ

現時点では、Ender-2シリーズは「Ender-2 Pro」のみの1種です(2023年1月時点)。

4.65kgの超軽量モデル!【Ender-2 Pro】

出典:Creality「Ender-2 Pro」

「Ender-2 Pro」は、軽くてコンパクトな3Dプリンターです。他のEnderシリーズとは一風異なる見た目をしており、Z軸方向の柱が1つしかないカンチレバー構造となっています。

重さはなんと4.65kgで、スタンダードな3Dプリンターである「Ender-3」の6.62kgと比べると、およそ30%も軽量です。上部には持ち手も付いていて、場所を変えて3Dプリントしたいときや、常設せずに頻繁に片付けるような使い方をしたいときに便利です。

組み立ても簡単です。90%組み立てられた状態で配送される5つのパーツを、たった7本のネジ締めするだけで完成します。

出典:Creality「Ender-2 Pro」

コンパクトなだけに、造形サイズは165mm × 165mm × 180mmと小さめです。フィラメント切れ検知機能やオートレベリング機能が搭載されていない点にも注意しましょう。

最低限の機能があれば良く、省スペースでコンパクトな3Dプリントをしたい方におすすめです。

モデル名Ender-2 Pro
本体イメージproduct image
メーカーCreality
本体サイズ(LxWxH)[mm]421 x 383 x 465
造形サイズ(LxWxH)[mm]165 x 165 x 180
エクストルーダボーデン
プリントスピード[mm/s]100
最大ノズル温度[℃]260
最大ヒートベッド温度[℃]80
組み立て半組み立て済
プラットフォームマグネットシート
オートレベリング×
フィラメントセンサ×
停電時自動回復印刷
密閉×
ディスプレイノブ式
デュアルZ軸×
データ入力-
本体重量[kg]4.65
スライスソフト-
その他
出典公式サイト
画像、スペックは各社公式ページより引用。記載のない項目は”-“で示している。

Ender-3シリーズ

各機種の画像はCreality公式ページより引用

Enderシリーズにおいて、もっとも有名で人気が高いのが、Ender-3シリーズです。

Enderシリーズの中で一番機種の数が多く、現時点で11種類存在しています(2023年8月時点)。

Ender-3シリーズは、大きく分けて以下の3つに分類されます。各機種のスペックとともにざっと一覧で確認しておきましょう。

Ender-3人気の火付け役「無印」

モデル名Ender-3Ender-3 ProEnder-3 V2Ender-3 V3 SEEnder-3 Max
本体イメージproduct imageproduct imageproduct imageproduct image
メーカーCrealityCrealityCrealityCrealityCreality
本体サイズ(LxWxH)[mm]440 x 440 x 465440 x 420 x 465475 x 470 x 620420 x 366 x 490513 x 563 x 590
造形サイズ(LxWxH)[mm]220 x 220 x 250220 x 220 x 250220 x 220 x 250220 x 220 x 250300 x 300 x 340
エクストルーダボーデンボーデンボーデンダイレクトボーデン
プリントスピード[mm/s]180180180250100
最大ノズル温度[℃]255255255260255
最大ヒートベッド温度[℃]100100100100100
組み立て要組み立て要組み立て要組み立て半組み立て済要組み立て
プラットフォームマグネットシートマグネットシートカーボランダムガラスPCばね鋼カーボランダムガラス
オートレベリング××××
フィラメントセンサ××××
停電時自動回復印刷
密閉×××××
ディスプレイノブ式ノブ式ノブ式ノブ式ノブ式
デュアルZ軸××××
データ入力SDカード
オンライン
SDカード
オンライン
-SDカードSDカード
USB
本体重量[kg]6.626.987.87.129.5
スライスソフトCura
Repetier-Host
simplify3D
Cura
Repetier-Host
simplify3D
Cura
simplify3D
Creality Print
Cura
Simplify3D
Creality Slicer
Cura
Repetier-Host
simplify3D
その他
出典公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト
画像、スペックは各社公式ページより引用。記載のない項目は”-“で示している。

家庭用3Dプリンターにおけるハイエンド「S1」

モデル名Ender-3 S1Ender-3 S1 ProEnder-3 S1 Plus
本体イメージproduct imageproduct imageproduct image
メーカーCrealityCrealityCreality
本体サイズ(LxWxH)[mm]487 x 453 x 622490 x 455 x 625557 x 535 x 655
造形サイズ(LxWxH)[mm]220 x 220 x 270220 x 220 x 270300 x 300 x 300
エクストルーダダイレクトダイレクトダイレクト
プリントスピード[mm/s]160160150
最大ノズル温度[℃]260300260
最大ヒートベッド温度[℃]100110100
組み立て半組み立て済半組み立て済半組み立て済
プラットフォームPCばね鋼PEIばね鋼PCばね鋼
オートレベリング
フィラメントセンサ
停電時自動回復印刷
密閉×××
ディスプレイノブ式タッチ式タッチ式
デュアルZ軸
データ入力SDカード
USB-C
SDカード
USB-C
SDカード
USB-C
本体重量[kg]9.18.710.25
スライスソフト---
その他LED搭載
出典公式サイト公式サイト公式サイト
画像、スペックは各社公式ページより引用。記載のない項目は”-“で示している。

無印がオートレベリングを搭載して再登場「Neo」

モデル名Ender-3 NeoEnder-3 V2 NeoEnder-3 Max Neo
本体イメージproduct imageproduct imageproduct image
メーカーCrealityCrealityCreality
本体サイズ(LxWxH)[mm]440 x 440 x 465438 x 424 x 472516 x 582 x 590
造形サイズ(LxWxH)[mm]220 x 220 x 250220 x 220 x 250300 x 300 x 320
エクストルーダボーデンボーデンボーデン
プリントスピード[mm/s]120120120
最大ノズル温度[℃]260260260
最大ヒートベッド温度[℃]100100100
組み立て要組み立て半組み立て済半組み立て済
プラットフォームカーボランダムガラスPCばね鋼カーボランダムガラス
オートレベリング
フィラメントセンサ××
停電時自動回復印刷
密閉×××
ディスプレイノブ式ノブ式ノブ式
デュアルZ軸××
データ入力SDカード
マイクロUSB
SDカード
マイクロUSB
SDカード
マイクロUSB
本体重量[kg]77.810.3
スライスソフトCreality Slicer
Cura
simplify3D
Creality Slicer
Cura
simplify3D
Creality Slicer
Cura
Repetier-Host
simplify3D
その他
出典公式サイト公式サイト公式サイト
画像、スペックは各社公式ページより引用。記載のない項目は”-“で示している。

Ender-3シリーズだけでも、たくさんの機種が存在していることがわかりますね。詳細については以下の個別記事で徹底解説・徹底比較しているので、あわせてご覧ください。

Ender-5シリーズ

出典:Creality「Ender-5 S1」

Ender-5シリーズは、ボックス状の堅牢なボディが特徴のラインナップです。振動を低減し、より高精度な3Dプリントを実現します。

Ender-5シリーズには、

  • Ender-5 Plus
  • Ender-5 Pro
  • Ender-5 S1

の3機種が存在しています。各機種のスペックを一覧で確認してみましょう。

モデル名Ender-5 PlusEnder-5 ProEnder-5 S1
本体イメージproduct imageproduct image
メーカーCrealityCrealityCreality
本体サイズ(LxWxH)[mm]632 x 666 x 619552 x 485 x 510425 x 460 x 570
造形サイズ(LxWxH)[mm]350 x 350 x 400220 x 220 x 300220 x 220 x 280
エクストルーダボーデンボーデンダイレクト
プリントスピード[mm/s]--250
最大ノズル温度[℃]260-300
最大ヒートベッド温度[℃]110-110
組み立て要組み立て要組み立て半組み立て済
プラットフォームガラスマグネットシートPCばね鋼
オートレベリング-
フィラメントセンサ-
停電時自動回復印刷
密閉××オプションあり
ディスプレイタッチ式ノブ式タッチ式
デュアルZ軸×
データ入力SDカード
オンライン
SDカード
オンライン
SDカード
USB-Cケーブル
本体重量[kg]18.211.812.1
スライスソフト-Cura
Repetier-Host
simplify3D
Creality Slicer
Creality Print
Cura
Repetier-Host
simplify3D
その他デュアルY軸
デュアルY軸
デュアルY軸
出典公式サイト公式サイト公式サイト
画像、スペックは各社公式ページより引用。記載のない項目は”-“で示している。

Ender-5シリーズも、Ender-3シリーズに続いて機種数の多いシリーズになっています。詳細については以下の個別記事をご覧ください。



Ender-6シリーズ

現時点では、Ender-6シリーズは「Ender-6」のみの1種です(2023年1月時点)。

エンクロージャー付きの高精度3Dプリンター【Ender-6】

出典:Creality「Ender-6」

「Ender-6」は、メタリックな質感のフレームをもつボックス形状が特徴的な3Dプリンターです。四方はアクリルプレートで覆われており、安定性が高く正確なプリントを実現します。

モデル名Ender-6
本体イメージ
メーカーCreality
本体サイズ(LxWxH)[mm]495 x 495 x 650
造形サイズ(LxWxH)[mm]250 x 250 x 400
エクストルーダボーデン
プリントスピード[mm/s]150
最大ノズル温度[℃]-
最大ヒートベッド温度[℃]-
組み立て要組み立て
プラットフォームカーボランダムガラス
オートレベリング×
フィラメントセンサ
停電時自動回復印刷
密閉
ディスプレイタッチ式
デュアルZ軸×
データ入力SDカード
本体重量[kg]22
スライスソフトCura
Repetier-Host
simplify3D
その他
出典公式サイト
画像、スペックは各社公式ページより引用。記載のない項目は”-“で示している。

現在、「Ender-6」はAmazonや楽天、SK本舗等では取り扱われていないようです(2023年1月時点)。

Crealityの類似3Dプリンターに「Sermoon D1」があります。以下の解説記事もあわせてご覧ください。スペック比較ツールを使用して比べてみるのも良いでしょう。

Ender-7シリーズ

現時点では、Ender-7シリーズは「Ender-7」のみの1種です(2023年1月時点)。

最大250mm/sの高速プリントモデル【Ender-7】

出典:Creality「Ender-7」

「Ender-7」は、プリントスピードが最大250mm/sに達する高速プリントに特徴のある3Dプリンターです。

プリントスピードがどれくらい速いのか、スタンダードな3Dプリンターの代表格である「Ender-3」と比較してみましょう。

Ender-7Ender-3
最大プリントスピード[mm/s]250180
出典:Creality

上記のように、「Ender-7」は「Ender-3」に比べて、およそ1.4倍高速に3Dプリントすることが可能です。

造形サイズが大きくなるほど、造形時間は長くなります。少しでもプリントスピードの速い3Dプリンターを探している方にはぜひ検討してほしい一台です。

モデル名Ender-7
本体イメージ
メーカーCreality
本体サイズ(LxWxH)[mm]430 x 460 x 570
造形サイズ(LxWxH)[mm]250 x 250 x 300
エクストルーダボーデン
プリントスピード[mm/s]250
最大ノズル温度[℃]260
最大ヒートベッド温度[℃]100
組み立て要組み立て
プラットフォームカーボランダムガラス
オートレベリング-
フィラメントセンサ
停電時自動回復印刷
密閉-
ディスプレイタッチ式
デュアルZ軸×
データ入力SDカード
USBケーブル
本体重量[kg]17.2
スライスソフトCreality Slicer
Cura
Repetier-Host
simplify3D
その他
出典公式サイト
画像、スペックは各社公式ページより引用。記載のない項目は”-“で示している。



まとめ 〜用途別のおすすめEnderシリーズは?〜

今回は、CrealityのFDM3DプリンターEnderシリーズの全分類・全機種について徹底解説・徹底比較してきました。大きく分けて5つの分類が存在し、それぞれ次のような特徴があることがわかりましたね。

  • Ender-2:軽量でコンパクト。持ち運びや片付けを考えている方にオススメ!
  • Ender-3:「無印」「S1」「Neo」に分類される大人気シリーズ
  • Ender-5:堅牢なボディによる振動低減・安定造形を実現
  • Ender-6:ボックスデザイン×エンクロージャが特徴的な高精度3Dプリンター
  • Ender-7:最大250mm/sの高速造形3Dプリンター

造形サイズやオプション機能も機種によってさまざまで、FDM方式3Dプリンターの初心者〜中級者まで満足できるラインナップとなっています。

3Dプリンター選びの際には、機能と価格のバランスに注目しましょう。機能や使い勝手が充実するほど、どうしても価格は高くなってしまいます。

紹介した注目ポイントや、Ender-3シリーズEnder-5シリーズの個別解説記事も参考に、あなたのお気に入りのEnderを選んでみてください!


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